毎月通ってみようと思っているイル・ネッソへ
行ってきた。
え?
ほぼ満席?
やっぱり、この味わいの楽しさとコストパフォーマンスの良さは、
こういう結果に繋がってくるのか・・・と
賑わっている店内を見て感じてしまう。
全8皿のコースが4800円。(サービス料込み 税別)
同地域に全10皿のコースで12000円(サービス料別 税別)
という強気の営業をする店もあるけど、
満足度で言えば、同格以上かも知れない。
となれば、どっちへ足が向くかは、
決まってしまう。
だってさ、
一人12000円のコースを食べてワインを飲んで、
10%のサービス料を払ったら、とんでもない価格になるじゃん?
(例えば二人だったら、ほぼ5万円になってしまう)
そんな店へ誰と行く?
って考えたら・・・ねぇ(爆)
という事で、
ざっとコースをアップしてみよう。

タラの芽のフリット
サヨリのカルパッチョ
リコッタチーズ、ニラ、ミントのバストンチーノ
ヤリイカとブロッコリーのスパゲッティーニ
地鶏とレンコン、セリ、トマトのパスタ
アンティとプリモで5皿。
豊かな香りと、食感のダンス。
味わいのハーモニーの楽しさに加えて
穏やかに優しく広がる味わいが、全ての料理に備わっている。
先月はセコンドへ向けての盛り上がりが楽しい構成だったけど、
今月は最初から食べ応えのあるパワーを感じる展開で、
パスタ二皿を食べた時点で、かなりの満足感が涌いていた。
そして、セコンドの2皿に対峙する。

<イトヨリのソテー キャベツとケッパーのソース>

<仔羊肩ロースのソテー ペコリーノソース 春菊を添えて>
イルネッソの料理で好きなところは、
食材の組合せで今までに味わった事がない美味しさを提案される事。
今回は、仔羊にペコリーノチーズで作ったソースを合わせ、
そこに春菊を散らした組合せが絶品で、
春菊のクセが仔羊の味わいの幅を広げる効果を演出していた。
という事で
ラストの皿はデザート、パンナコッタ。

デザートも秀逸で、美味しい。
飲み物はエスプレッソをダブルにしてもらったけど、
今回も、見事に楽しいコースになっていて、十二分に楽しめた。
イル・ネッソの料理は、
真面目に真っ直ぐに打ち込んでいる印象がある。
そこが良くて、眩しい感じさえするんだけど、
綺麗すぎて手が出しにくい感じも、伴っている。
だからそこに濃いめの色気が乗っかったら、
ある意味、天下無敵になるだろう。
でも、そうなったら周りはカップルだらけで、
アラ還な自分には居心地の悪さも感じてしまうのだろう、けど(爆)
料理店の魅力って
料理と環境・サービスによって非日常な感情を呼び起こす効果
に尽きる、と考えている。
そしてそんな空気は店だけでは作れなくて、
集う客の質によって醸成されるもの、とも。
だから面白いし
コストをかける意味も大きいし、
変わっていく姿を見ながら、変えていく自分を省みることもまた
楽しいのだろう。
これからのイルネッソがどう化けていくか、
当分目が離せない、と思っている。
来月、行けるかなぁ・・・
ごちそうさまでした。
「イル・ネッソ」
045-264-4969
横浜市中区元町4-179 ウィスタリア元町2F
12:00〜14:00(LO)
18:00〜21:00(LO)
月曜定休(日曜はランチ営業のみ)
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