昼前から東京に出かけていた。
気がつけばライフワークとなっているその記録は、
一期一会の大切な時間を切り取る行為なのだが、
事前に下見をするべきかは、毎度悩むところ。
動きがわかっていない方が素直な視点を得られやすい反面、
演出が大事にしている部分を撮り落とす可能性も高い。
下見をしておけば演出が拘る部分を理解して対処できるが、
そのイメージが邪魔してその場で醸成される空気を掴み損ねる
という事もまた、事実なのだ。
でも今日は下見をして、正解だと感じた。
動きを覚えずに、練り上がる空気だけど感じて、
現場での化学変化を予想できる実感があったからだ。
そんな感触を記憶した後は、
せっかくの東京なので友人と待ち合わせて、
ワインとこんなアテを楽しむ事にした。

<和牛のステーク・アッシェ 赤ワインソース>
ステーク・アッシェを直訳すると、みじん切りのステーキ。
フランス版ハンバーグとも言えるこの料理、
ハンバーグと違うのは100%牛肉で作られているところで、
ハンバーガーのパテに近いと言えば、想像しやすいか。
(玉葱等の野菜やパン粉・玉子などを入れない)
コイツは、かなり粗挽きな和牛を使っていて、
食感はゴツゴツした感じもあるもの
肉その物の美味しさが際立つ楽しさがあった。
合わせるのは、安価だけどバランスが良いランドック地方のワイン。
フランスのニューワールドとも言われるこの地方は規制も緩く、
自分の思い通りのワインを作りたい醸造家が進出するなど、
コストパフォーマンスに優れたワインも多くあるのだ。
東京での飲食は、
競争が激しいだけあって、クオリティもサービスも素晴らしく、
総合的に言えばコストパフォーマンスに優れていると思う。
今日訪れた店も、
主にワインを楽しむ店、というスタンスが見えたが、
ワインもフードも、コスト以上のクオリティがあって、
想像以上に満足する事ができた。
明日もまた、
約束があって東京へ。
脚は痛むけど、
動けるうちに動かないと・・・ね(^_^)
ごちそうさまでした。
58点
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