2020年4月29日水曜日

金の直火焼ハンバーグ

毎年、この時期に訪れていた足利。
 
ココ・ファーム・ワイナリーのヴィンヤードウィークで
まだ暑くなる前の風を楽しみつつ、ココのワインを飲み倒す
という楽しみは、このコロナ騒ぎで中止せざるを得ない状況となった。
 
 

 
ココワインは1984年からスタートし、
沖縄サミットで田崎真也がセレクトした事で一気に有名になり、
最近のクオリティは輪をかけて素晴らしいと感じさせられている。
 
ただ、保管状態によってかなり味が変化する傾向が強く、
それがこのワインの評価を下げる一因になっていると気づいたのは、
ココから直接配送してもらったワインが素晴らしく美味かったから。
 
そもそも置いてる店が少なくて、
置いてあってもストックヤードでの扱いになるのか、
コスト以上の魅力を感じさせない個体にも多く出会っていた。
 
それなのに、ワイナリーで飲むワインは美味しくて、
不思議に思っていたわけで、季節によって送ってくれるセットを購入して
それを飲んだ時の衝撃は、目から鱗が落ちる気持ちにさせられた。
 
ワインや日本酒などは保管状態で味が変わって当然だけど、
メーカーは良い酒を造るだけじゃなくて、良い状態で売ってくれる店や
その配送方法にも力を入れないといけないのかも知れない。
 
クラフトビールメーカーが、
どういう状態で販売するかをチェックする、
という話をよく聞いたけど、時間をかけて磨ききった酒が、
ずさんな扱いで不当な評価を得るくらいなら、
良質な販売をする店にしか出さない、という考え方がよくわかる。
 
で、そんなセンシティブな物とは正反対に位置するものと言えば、
冷食やレトルトを思い浮かべるのは、間違いなんだろうか?
 
と、思ったのは、
今日の晩飯のおかずが、セブンイレブンの「金の直火焼ハンバーグ」だったから。
 
セブンイレブンの「金シリーズ」なかなか侮れない美味さがあって、
以前からノーマルのハンバーグと金のハンバーグの差が
価格差以上にあるのか気になっていたのだけれど、
このコロナ騒ぎのおかげでコンビニの冷食やチルド系惣菜も
かなり欠品する傾向が強かった。
 
で・・
見つけちゃったから、思わず買っちゃったんだけど、
200グラムのハンバーグが397円なんだから、
そりゃ、買いたくなっちゃうよね。
 
 

 
へ〜〜〜
かなりマトモだよ?
 
肉がしっかりしてるのと
機械で成型したような形がいかにもだけど、
ソースも美味しいし、ハンバーグその物も楽しい。
 
冷凍しておいたご飯と合わせてハンバーグライスとして楽しんだけど、
皿より丼にして、ロコモコ風にしちゃえば良かったかな?
って思った。
 
で、合わせるのは赤ワイン。
 
ココの農民ロッソとかあったら嬉しいけど、
今日はウッドブリッジのカベルネ。
 
ロバート・モンダヴィのウッドブリッジは
1000円以下で買えるカリフォルニアワインとしては
コストパフォーマンスが良く、好みの味わいなのでストック率が高い。
 
たまにロットで、プライベートセレクション(ウッドブリッジの倍はする)
を間違えて混ぜた?なクオリティの物が出ることあって、
そんな1本に出会えたら、慌ててそのロットだろう物を買いに走るくらい。
 
カリフォルニアとかワシントンのワインはヨーロッパのワインより好きで、
名前倒れなワインが目についたフランス産よりも、好んで飲んでいた。
 
でも考えてみれば、ココのワインじゃないけど、
かなり本来の味わいを落としていただろうヨーロッパのワイン。
 
赤道を越える航海によって日本に辿り着いた時には
既に瀕死な状態であったかも知れないワケで、
結局流通にどれだけ力を入れるかで、評価が分かれていく事には
変わりがないのだろうね。
 
仕事でもそうだけど、
「誰のための仕事なのか」を常に考えれば、
最良の方法は自ずと見えてくる。
 
目的と手段を間違える人が多すぎるけど、
それは自分の足下しか見ていない証明にもなるので、
コロナ騒ぎの中で色々と仕事を見直していたりする。
 
しかし、こんな晩飯、
いつまで続くんだろうねぇ・・・
 
ごちそうさまでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...