2020年4月1日水曜日

横浜晋山で玉子とじとか

「結構、恐い感じになってきました」
 
「閉めてる店、多いですよね」
 
「12日までは皆で休もうって事で動いていますけど、
 それもどうなるかわからないですね」
 
「ここは相変わらず?」
 
「いえいえ、やっぱりいらっしゃるお客様、減りました。
 大将は、仕入れの数で悩んでたりします」
 
「こうなったら、京都方式で予約のみとか・・ね。
 前にも言ったけど。」
 
「人数制限とかは考えた方が良いかも知れないですね」
 
 
お気に入りの店へ行く運動中の自分、
今日はまた横浜晋山へ顔を出したけど、
常連が着席する事が多いカウンターは賑わっていても
テーブル席には空きがあった。
 
 

 
烏賊のヅケをアテに鍋島を飲んでいたけど、
ここが無くなったら困ると感じている客が多いのか、
他の店とは違う様相があるのは不思議。
 
決して安い店では無いけど、
コストパフォーマンスは良いと感じさせてくれる事と、
大将と女将の人柄が、常連客を惹きつけているのだと想像する。
 
京都は、その長い歴史の中から、作法や常識が育ち、
その結果は、余所者を入れない暗黙の了解も出来上がったのだと思う。
 
そのため、紹介が無いと入れない店は増え、
普通の店でも予約しないと入店を断られるケースが多く、
そこを突破する楽しみもまた、色々あるのだけど、
所詮は関東の田舎者の浅知恵でしかない。
 
ただ、晋山のような店で食べていると、
予約のみにした方が客も店も安定できると感じてしまうし、
そう考えるべきとも思うようになった。
 
店の正面には蕎麦屋とは書いて無いけど、
外に出すお品書きには蕎麦と料理とその価格が書いてあって、
飲み&蕎麦の店という事は自ずとわかる。
 
そして価格設定がある程度防波堤になっているので、
観光客が入ってくる事は殆ど無いのだが、
蕎麦喰いが勘違いして入ってくる事はあるのも事実。
 
そして何時の頃からか、
行く前に必ず電話するクセがついた。
 
 

 
久々の鴨の白煮。
やっぱ、この味つけのバランスは楽しいね。
 
白髪葱と鴨肉で巻いて食べると、
鴨の美味さが引き立つ気がする。
 
今日はこれを食べるって決めてたから、
蕎麦は鴨を避ける。
 
と、カウンターの常連が玉子とじをオーダーしていたので、
自分も食べたくなって、ハーフサイズでオーダーした。

  

 
出汁とかえしの美味さがあるから、
汁蕎麦故に蕎麦が柔らかくなっても楽しめる。
 
そんな事を汁蕎麦を食べる度に確認させられるけど、
蕎麦をメインに楽しむなら、やっぱり更科が欲しくなる。
 
寒い夜、腹の底から温めたい時にだけ食べる汁蕎麦。
食べつつ思ったのは、白煮諦めて鴨南蛮にすれば良かったなぁ・・・
ということ(^_^;
 
それにしても、
こんな蕎麦が食えなくなったら嫌なので、
一日でも早い、コロナの収束を願うばかりです。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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