2019年7月13日土曜日

オールドインペリアルバー

今日は帝国ホテルで、人と会っていた。
 
初めて会う方が2名いたけど話が弾み、
相手方の次ぎのアポに合わせて参会。
 
そして・・・
せっかく痛い脚を引きずって
帝国ホテルまで来たんだから・・・と
メインバー「オールドインペリアルバー」へ足を向けた。
 
昼呑み&ランチを楽しむには
バーじゃ無い方が良いかも知れないけど、
都市伝説的に聞こえている情報が正しいのかも含め
ラウンジから席を押さえてもらっての入店となった。
 
 

 
最初は、メニューから見て
飲んでみたいと思ってオーダーしたミルトンダフ。
 
 
「OMCなんですね?」
 
「オフィシャルに拘らずに、色々と揃えています」
 
「最近はダグラスレインをあまり見てないですけど、
 まだあるんですね。
 それにしても結構残ってる。ミルトンダフって人気ないんですか?」
 
「お好きな方はいらっしゃいますね。
 このボトルは4月に入ったもので・・・
 だからこれくらいのペースですね」
 
 

 
帝国ホテル旧本館は、フランク・ロイド・ライトの設計で世界の建築芸術史上に傑作として
知られているものだけど、その意匠を残した店内は一見の価値があると言われていた。

その上、イヤーが入ったマッカランを毎年買い足していて、
「マッカランファンなら一度は行け」と凄く前に言われてもいた。
 
だから、今となっては一本数十万円という馬鹿げた価格で取引される
オールドマッカランがあるかどうかも確かめたかったわけだ。
 
 
「もう、随分前にストックは無くなりました。
 お客さまのボトルで残っている物はあるかも知れませんが」
 
「そうなんですね。
 ところでフードを頼みたいのですが?」
 
 
フードメニューには様々なフードがあって目移りするが
その中にステーキを見つけてオーダーしてみる。
 
バーで食べるステーキを
帝国ホテルはどう仕上げてくるかが、気になったからだ。
 
 

 
表面がほんの少しクリスピーなタッチを見せるものの、
中は見事に熱が入ってミディアムにちかいミディアムレアな焼き上がりで、
その食感のハーモニーが素晴らしい。
 
鉄板焼きでは出にくい食感なので、
グリルとオーブンを併用したのかも知れないが、
飲みながら食べる事を考慮して何かしているのか、
冷めてきても味が落ちない傾向が見られた。
 
見事だね。
このステーキはもう一回食べたいと思うし、
食べるならレストランで食べてみたいとも思った。
 
モルトを3杯飲み、ステーキも頂いて、
かなり気持ち良くなったのでお開きにしようかな・・・
と思っていたが、せっかくなのでバーテンダーに
最後の一杯を選んでもらう事にする。
 
 
「ウィスキーに拘らなくて良いので
 これを飲んでおけってヤツを選んでください」
 
「結構、色々飲まれてますよね。
 例えばラムなんかは如何ですか?」
 
「ラム、大好きです」
 
「ちょっとスパイシーですけどマルティニーク島の30年物で、
 年代的には最後の一本と言われた物があります。」
 
 

 
ヤバい
ヤバいヤバい
 
確かに最初にスパイシーさがあるけど
30年物らしからぬボディの素晴らしさと
ラム独特の風味がある上にフィニッシュが長い。
 
バーテンダーは東京で最後の一本でした・・と言うから
探しても見つからない可能性が大だね。
 
でもこの美味さは半端ない。
 
良質なワインやブランデーが買い占められた後、
現在はモルトウィスキーがほぼ買い占められた状況になってて
次に来るのはラムじゃないかと思ってたけど、
こんなの飲んじゃうと、マジに入手したくなる。
(その前に膨大なウィスキーストックを飲まないと)
 
ラ・ファボリット キュベ・スペシャル・デ・ラ・フリビュスト
と言うのがこのラムの名前のようだが、見つかるのだろうか・・・
 
それにしても、さすがは帝国ホテル、
という印象が全ての面で感じさせられるのは凄い。
 
同時に、ホームであるランドマークのロイヤルアスコットで感じる
落ち着き感が初めての訪問で感じさせられる事の凄さにも驚いている。
 
どこかのタイミングで、ちゃんとレストランでステーキを食べて
このバーで食後酒を楽しむ事を目標に、日々の仕事を頑張ろう!
 
しかし、1ショットが40ミリ以上で4杯って、
楽しくかったとは言え、飲み過ぎですな。
 
ごちそうさまでした。

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