2019年1月27日日曜日

花潮で二種盛り

主治医が医院を畳んでしまい、
持病の薬を処方してくれる医者を探した結果、
辿り着いた医院は石川町にあった。
 
以前は山下町や中華街に会社があった事もあって
どうしても知ってる医者となるとそこら辺になってしまう。
 
でも、その医者へ行った後の楽しみは
魅力的な食が溢れる地域でもあるので
専ら食べる事になるわけだ(爆)
 
今日は、そんな楽しみの中で見つけた蕎麦屋「花潮」へ顔を出して
蕎麦と蕎麦前を楽しむ事にした。
 
 

「鴨ねぎ」
 
表の黒板に書いてあったベタなネーミングに惹かれてオーダーしたものだけど、
ここのアテは想像と違う物が出てくるので、ちょっと面白い。
(前回は玉子料理でぶっ飛んだ)
 
フロアは私よりは若そうな女性が担当してくれるのだけど、
どんな料理?っ尋ねると、やっぱり答えられなくて店の奥から
店主らしき女性が登場して説明してくれる。
 
価格は町の蕎麦屋な感じで調整されているけど、
蕎麦だけは明らかに高級店のそれ。
 
要するに、アテと蕎麦とサービスのバランスが取れてないワケで、
でもそれも個性と納得させる空気があるのが面白い。
 
酒にも拘りがあるのか無いのかわからないのは、
基本は蕎麦を楽しめって事になるのだろう。
 
と言う事でアテと酒を早めに切り上げて
目的の二種盛りをオーダーする。
 
 
「すいません、今、福井在来種が終わっちゃってるので
 お待ち頂ければ打ちますけど、どうしましょう?」
 
「待ちます!」
 
 
急ぐワケじゃないので、
打ち立ての蕎麦を楽しませて頂こう。 
 
 

 
本山葵にすると+100円となってるので、
山葵に自信があるのだろう。
 
蕎麦を手繰る時にはネギも山葵も使わないんだけど、
ちょっとだけ山葵を楽しみたいって思ってしまって・・のオーダー。
 
確かに、この山葵、美味いです(^_^)
 
  

二種盛り(北海道早生・福井在来種)
 
あ〜〜やっぱり・・・
 
右側の福井在来種が打ち立てなんだけど、
「短くなっちゃいました、ごめんなさい」
と説明つきで出された意味は、一口食べてすぐわかった。
 
所謂、どうだ十割の手打ちだ〜と意気込んで作られ蕎麦に似て、
食感が悪いのだ。
 
だけど、北海道早生の方はちゃんと弾力があって、
かつ粘りもあるような強かな腰を持つ蕎麦だった。
 
 

 
これが美味いのですよ。
  
コストなりのセッティングではあるけど、
蕎麦その物の出来はとても良い。
 
当然の事として、
「同じ人が打ったと思えないほどの差は何故出るのだろう」
って思ってしまう。
 
で、以前に通ってた手打ち蕎麦屋でも
同じような経験した事を思い出した。
 
「蕎麦終わっちゃったので、今から打ちますから」
と言われて食べた時とそっくりだったのだ。
 
と言う事は、
蕎麦は切る前に少し置いた方がおいしいのかも知れない。
 
 
十割蕎麦を謳う店で出会うダメダメな蕎麦について、
一人前の更科をオーダーを受けて打ち、
絶品の仕上がりにする晋山の大将に質問してみたら
「基本は水分量と均一性」と言っていた。
 
蕎麦の中の水の調整が上手くできないと
切れたり弾力が出なかったりする・・と。
 
ググってみれば
打ち立ての蕎麦は水と蕎麦粉の馴染みが悪くて
上手く茹だらないケースもある、とあった。
 
水と蕎麦粉の状態でここまで変わるなら、
自分でも蕎麦を打つ研究したら楽しいと思うけど、
絶対やりたくないのは食べ物だから。
 
失敗作だってもったいないから食べるし、
作り過ぎちゃっても食べるから
今の私には無理なのです(^0^;)
 
ごちそうさまでした。

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