「関内でビール飲んでるなら、焼き鳥バルに行かないか?」
「俺のインスタ見た?」
「たまたまね。
中華街に焼き鳥バルって店ができてさ。
気になってるんだけど、食いしん坊な君もどうかな?と」
「何時まで?」
「LOが22時だから、まだ間に合うぜ?」
外国語を日本流に変換するのは、日本人の特性なのだろうか。
本来の物とはかけ離れた物から
大合体型として新語を作ってしまうパターンもあって、
言葉は生きているな・・と思わされる事は多々ある。
後輩に連れて行かれた店が肉バルと称していて
本来のバルじゃないじゃんね?って思ったけど
広義で言うところの居酒屋っぽいものとしては正解?
って思ったのは最近のこと。
焼き鳥もバルをひっつける時代になったのか・・と
ググってみたら焼き鳥バルと称する店が複数ヒットした。
バールはイタリアの喫茶店&コンビニだけど。
バルはスペインのバー+喫茶店+食堂+コンビニと言った感があって、
要は焼き鳥メインの洋風飲み屋って事なのかもね。
「じゃ、店で集合という事で」
最近は、電話じゃなくてメッセンジャーでの会話が普通になったけど、
SNSのリンクが多様化して、様々なところから繋がるのは
便利なんだかどうなんだか(^_^;
焼き鳥屋で必ず頼むのは、ポテサラもしくは生キャベツ。
店によってはお通しになっている事もあるので
酒を頼んでお通しが出てからオーダーする。
(両方ともお通しの設定には無かった)
ま、標準的な感じだけど、クラフトビアバー上がりの自分は
腹減っている事もあって楽しく頂く。
ただね・・
オシャレな外観にバルっぽさを感じつつ期待して入ったら
ただの居酒屋なノリのうるさい飲んだくれ集団がいて
約束無ければ即離店!な状況だったのだ。
ならば、早いとこ酔って耳を馬鹿にしないと
「うるせぇ!」と叫びそうで恐い。
あ・・・
ビールがスーパードライのみかよ(T_T)
せめて瓶で良いからラガーとか黒生とか
置いて欲しいんだな。
ただ、スーパードライがあるならハイボールはブラックニッカ!
この場合はハイボール一択だよね。
ここで1つ、質問があります。
何時からハイボールはビアマグでカットレモン入りになったのですか?
マズいウィスキーをなんとなく飲ましちゃう手法として
どこかのメーカーが推奨したのかも知れないけど、
ウィスキーラバーとしてはガッカリするのよね〜
とわかってて頼んでみたんだけどね(爆)
メニューにピンチョスは無いけどスモーク合鴨パストラミとか
焼きカマンベールとかがあってバルっぽさを狙ってる感はある。
で、ヤツが来るまでにまだかかりそうなので、
焼き鳥屋では必ず頼むネギマをオーダー。
普通です。
はい、居酒屋決定!
それにしても狭い室内(客席20ほど)なのに、叫ぶように騒ぐ集団を
煽るベロベロおばさんが大声を出して、既に出たい気持ちになってきた。
あ、お店の人はとても丁寧で気持ち良いんだけどね。
「お待たせ〜
・・・うるさいね」
「ここ、日本人ダメな店かも」
「たまたまだろ?」
「そう思いたい」
そう、中国語 の怒声に近いノリのおしゃべりが
ちょっとオシャレに設えてある店の空気を、大衆酒場のノリに変えているのだ。
ボンジリ&ウズラの玉子+ソーセージ
ボンジリはまぁまぁな味わい。
「ここさ、鶏肉売ってる店がやってるんだってさ。」
「その割に、凄い鶏感は無いね」
「料理が素人っぽい」
「まぁ、家族経営ってとこじゃない?」
焼き鳥屋では必ずオーダーするもう一本がつくね。
店の考え方がわかりやすい物だし、そもそもミンチ系好きだしね。
あ・・
これはマトモだよ?
ってか、やっと焼き鳥屋の味わいな感じが出てきた感じ。
鶏肉屋経営とだから本店でここまで加工して販売している可能性はあるし、
当然、顧客からのフィードバックもあって進化しているはず。
それを焼いていたら、美味しくないと困るわな(^_^;
「中華街で、中華料理以外の飲み屋っていう立ち位置だと
有りなのかもな」
「焼き鳥屋だったら『侍』とか『友酒家』でしょ」
「侍、閉店の噂あるよ?」
「え、マジ?」
「行きつけの店で聞いただけだから確認してないけど」
それは確認しないと。
隠れ家的な店で、かなり美味い焼き鳥があるので
あまり人に教えない店の1つだったんだけど、
今の仕事になってからタイミングを外すので行けてないのだ。
「ま、こんなもんだよね。
シメに親子丼食わね?」
「ハーフサイズがあるのか」
「つくねの卵が美味いから、そこそこいけると思うよ?」
「いきますか」
これが町の蕎麦屋だったら美味い!と絶賛したけど、
焼き鳥屋が出す親子丼としては、材料の良さが楽しいタイプの
普通のでき。
でも、小さいサイズの親子丼があるのは嬉しいね。
店の装飾やバルっぽさの演出がそこそこ垢抜けているのに、
バルだよねって思わせる空気が薄いのは何故だろう?
スタッフのコックコートも黒だったりしてオシャレっぽいのに
料理が家庭的な上に、騒ぐ客をコントロールできないあたりが
素人っぽいのかも。
「もう一回来て、客層見るかなぁ・・・」
「俺、もう来ない」
「?」
「わざわざここまで来る魅力を感じないよ」
こうやって、客のリピート率が下がるなら、
客のコントロールとチョイスは、店の存続に関わるってこと。
でも、感情問題って難しくて、
決まりを優先させないといけない仕事をしていると
感情問題でぶつかる事が多いので、そう言われてドキッとした。
でもね、もう一つ感じているのは「お客様は神様じゃない」
ということ。
常連なんだからと無理難題を通そうとしたり、
料金をまけさせようとするのはおかしな事で、
無理を言う場合は必ず相談が先、だと思っている。
でも、頭ごなしに無理難題をぶつける人
多いなぁ・・と感じる、今日この頃。
とかくこの世は住みにくい、という事ですかね。
ごちそうさまでした。
BowjackMoore-Archive / http://wakao.info
メインで書いているページやブログのアーカイブです。
以下のページの一部を転載しています。
http://blog.wakao.info
http://photo.wakao.info
http://ameblo.jp/bj-m/
2019年1月23日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
BUILD A BURGER
人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。 プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。 イベント内容はnoteに書い...

-
白板と言われて、 ピンと来る人はどれくらいいるのだろう? あ、ホワイトボードじゃないっす。 勿論、食べ物の事です。 って言っちゃえば、 想像つくよね? そう 蒲鉾の白いヤツの事。 正月には 紅白の蒲鉾を用意する人もいると思うけど、 赤は魔...
-
歴史ある街で、美味しい物を出す飲食店が多い・・・ というのが麻布十番のイメージだが、訪れたのは何十年も前のこと。 地下鉄の出口から出て見える風景に記憶があるけど、 あのインターチェンジの辺りに仕事で行ったっけなぁ・・なレベル。 当然だけど、何か食べた事なんてなかった...
-
久々に中華料理を食べに行ったら 今まで我慢してた気持ちがさらに膨れあがってしまった。 なるべく外出はしないと決めていても、 フィジカルディスタンスを確保しながらの散歩は ある程度必要、という情報もある。 だったらそんな週末の様子 ちょっと偵察にいってみるか...
0 件のコメント:
コメントを投稿