1994年に公開された映画「居酒屋ゆうれい」は
私の地元、横浜の反町にある居酒屋の話だ。
ショーケンと山口智子、室井滋、余貴美子、豊川悦司、三宅裕司、西島秀俊、
なんと大竹まことまで出ている凄いキャストで、しかも舞台は日頃暮らす町。
そりゃ、興味津々で見たんだけど、居酒屋の主人(ショーケン)が後妻(山口智子)と
寝ようとした時に病死した前妻(室井滋)が幽霊として登場する、という設定で、
そこに市井に生きる人達の人間模様を描いた作品であった。
その中で、幽霊が出た後の居酒屋で「おばけ」という料理が出ることになって、
「おばけあります」という張り紙をするシーンがある。
おばけって何?って思っちゃうのは食いしん坊な所以だけど、
映画の中では鯨だって説明がされていた記憶があるが、
その物を味わうチャンスは無く、わざわざ探し歩く気も無かった。
「この尾羽毛っておばけ?」
「えぇ、鯨の尾と身の間の部分なんですけど、食べます?」
「食べたい」
「辛子味噌で出すのですけど辛子味噌が終わっちゃったんで
ポン酢になりますけど良いですか?」
「お願いします」
晋山でおばけを見つけた時は、
長年食べてみたいと思っていた物が食べられる喜びで
ちょっとだけ震えた(爆)
「尾羽毛」
これがおばけか・・・
どれどれ・・・
へ〜〜
いたって淡泊な味わいで、
なるほど辛子味噌に合わせたくなるのが理解しやすい。
クセは無く、コリコリとした食感が特徴で、
それを楽しむ物かも知れないね。
鯨は捨てる場所が無いと言われていて
ひげはゼンマイの代わりに使われたと聞いているけど
昭和な自分にとっては、鯨は給食にも出た貴重名タンパク質で、
ステーキや竜田揚げ、フライなどの他、ベーコンとかも食べた記憶がある。
ただ、とにかく独特の匂いとクセがあって
好んで食べたいとは思わなかったっけ。
「鱧の柳川」
夏に鱧を食べられるようになったのは、何時からだろう。
関東で鱧を食べようと思ったら、京料理の店に行くしかなかった時代を経て
今ではちょっとした和食店では鱧が用意されている事も珍しくなくなってきた。
今日は、天麩羅か柳川かの2択だったけど、
捌いて骨きりして湯に晒す湯引きは時間勝負になるため
扱わないと主人が言っていた。
そう言われてみれば、
鱧の湯引きは京料理屋でしか食べた事が無いかもね。
と言う事で日本酒が進み、
シメの蕎麦が何時ものサイズでは入らない感じがあったので
少なめでオーダーしたのが「花巻蕎麦」
いや〜
香りが良いですわ(^_^)
晋山の花巻蕎麦は、
敢えて丼に蓋をして出してくれるんだけど、
その蓋を取った時の海苔の香りが素晴らしくヤバい!
シメに食べるのはこれくらいで良いかも・・な蕎麦の量で、
熱汁も腹に優しくて、酷暑の時にも温かい蕎麦って悪く無いと思ってしまう。
しかしこの暑さ、どうにかなりませんかね(-_-;)
ごちそうさまでした。
☆☆
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2018年7月24日火曜日
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