「この時期になるとやっぱりこれが食べたくなるね」
「人気があって、材料が手に入るうちはレギュラー的に
出してます」
「新生姜のきんぴら」
初めて食べた時は、衝撃に近い驚きを感じたこの料理。
新生姜を水で晒してからきんぴらに仕上げるというシンプルな物だけど
味付けが絶妙な上に生姜の刺激が楽しくて、これだけで酒が進むという逸品。
「ちょっと味見してもらっても良いですか?」
「あ、嬉しいなぁ」
「ホタテ?」
「スモーク風にしてみたんですよ」
「へ〜」
お?
これは楽しいよ??
スモークな感じもありつつ、
刺身的な味わいもあって、山葵の有り無しでまた顔つきが違う。
「すいません、日高見の辛口を・・・」
飲んじゃうよね、こうなると。
「鴨の白煮」
もう、晋山に来たら、ほぼ毎回食べる鴨の白煮。
味付けの絶妙さと、白髪ネギ&山葵を鴨肉で巻いて食べた時の
食感と味の広がりが楽しすぎて、かなわんのですよ。
「昔まだ、本牧に米軍がいた頃、
7月4日は独立記念日で花火が上がってたよ」
「それは知りませんでした」
「じゃぁ、市バスのバス停の横に米軍バス用のバス停が並んでたのも知らない?」
「そうなのあったんですか?」
「Yナンバーは知ってるよね?」
「たまに見ることがあるくらいです」
若き店主から見れば、昭和の生き残りな人間に見えるだろうし、
実際のとこ、ここまで色々なものが変わってくるとは思わなかったけど、
同時に昭和な記憶も褪せることはなくて、酔いに任せて語れば
10代の頃に感じていた街の風や匂いが蘇る。
そして、その頃にも通じる何かがあるところが
やっぱり好きなんだと思う事も多い。
晋山に感じる物は、
どこか古き良き時代に味わった何かを思い出させる事が多くて、
それはきっと、きっちりと仕事をする、
それも和食の中に流れるスジを大事にしている事にあるのだと、感じている。
ここまで酒と肴を楽しんだら、
最後はやっぱり更科が良い。
この芸術的な白さは、
注文を受けたらその都度打つ、
というスタイルでしか成り立たないと説明されているけど
久々に見ると、やっぱり美しさと白さに、しばし言葉を失ってしまう。
美味いよね、ホント。
説明しにくいんだけど、
独特な味わいの中に蕎麦本来の魅力が浮き彫りになって、
汁との渾然一体となった美味さに昇華していく感じ。
香りはどうしても密やかになるけど、
腰はしっかりしつつ喉越しの心地よさも素晴らしい。
だからやっぱり、
ふらっと訪れたくなっちゃうんだな(^_^)
明日はちょいと撮影がある。
しかもその後に会議も。
頑張ろう。
ごちそうさまでした。
☆☆
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2018年7月4日水曜日
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