2018年7月10日火曜日

横浜晋山で並蕎麦

明日は歌丸師匠の告別式があるので、
その準備に走り回ってた。(喪服関係とか色々ね)
 
そうだ、
そう言えば献杯してなかったわ。
 
騒がしいところじゃなくて
しっとりしたところで、献杯したい。
 
だったらやっぱり和だよね。
 
・・・晋山に
行くしかないかな。
 
しっとり和食を楽しめる店って、気づけば少ない。
 
あったとしてもちゃんとした和食店になるので
気軽に行くわけにいかなくて・・のチョイス。
 
寿司屋も悪くはないけど、
運悪くタチ悪いおっさんと一緒になったり、
同伴カップルがいたりしたら献杯する気分も萎えてしまうしね。

だけど、昔は小料理屋って結構あったのに、
今はほとんど見なくなったのは何故だろう。
 
 

  
巻き湯葉と野菜を炊いた感じで、いただくのは月山の涼夏。
味のデータを出さない酒であるけど、夏用に冷やして飲むための味になっていて
すっきりとした中に強さが見える素敵な酒だった。
 
師匠にお礼の言葉を差し上げながらの献杯。
 
でも、未だに信じられない気持ちがあって、
少しだけ複雑な気分にもなる。
 
 

 
こんな日は、オーソドックスな並蕎麦が良い。
 
落語に蕎麦はつきもので、扇子を箸に見立てて手繰る姿は、
蕎麦屋の食べ方を教える教本のようでもるな、と思ったりもする。
 
最初は蕎麦だけを啜り、
次はちょっと汁をつけてから啜る。
 
するするっと喉を通る蕎麦の気持ちよさと、
口の中でできあがる蕎麦と汁のハーモニーの楽しさ。
 
そして、渾然一体となってしまう味わいが
ただ美味しいとしか認識できないほど蕎麦の味わいは繊細でもある。
 
 
蕎麦屋は昼間から酒が飲める店だと思ってたけど、
その分、夜は早仕舞いが常識だった。
 
最近は晋山の様に夜にしっかり酒を楽しめる蕎麦屋も増えてきて、
小料理屋や寿司屋の代わりに楽しむ事ができるのはありがたいね。
 
さて、明日は炎天下の中での告別式。
早く寝ないとね。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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