2018年4月30日月曜日

花咲で日本酒&おばんざい

「今日、飲みに行かない?」
 
「遅番なんで無理かも」
 
「ちょうど横浜行ってるから、野毛で待ち合わせしようよ」
 
「22時に終われたとして、地下鉄が22時15分だから
 野毛についたら半回るよ?」
 
「大丈夫。
 行きたい店は24時までやってるから。
 この前、京都へ行っておばんざいをアテに飲んでたよね?」
 
「はい」
 
「野毛に日本酒とおばんざいの店があるのさ。」
 
「へ〜」
 
 
飲み友達からの誘いとは言え、
遅番終わりで知らない店に行くのは勇気が要るけど、
野毛でお番菜と謳うのは興味が湧く。
 
晩飯を食べてない事もあって誘いに乗って
久々に野毛へ向かったんだけど、野毛地区から道一本離れた場所に
オシャレな感じの佇まいで、その店はあった。
 
 

 
「どうよ、こんな店?」
 
「若者には受けそうだよね」
 
「雰囲気も味だって」
 
「そだね〜」

  

 
オーナーは唎酒師だとかで、
とにかく日本酒を飲ませたい・・という意思が、
メニューにしっかり現れている。
 
 
「じゃぁ、まずは伯楽星と、オススメにある鶏肉とれんこん・・と、
 鴨葱を・・・」
 
 
日本酒に拘りがある割には、
ラインナップにはナショナルブランド系の酒が多く、
そこそこ良いお値段でもあるので、2杯目はメニューに無いものを
頼んでみることにして・・
 
 
 
 
正しい1合徳利で出てきた酒は、
爽酒というカテゴライズされた中からのチョイス。
 
食中酒に良いとあったけど、
確かに上品で米の旨さも醸される優しい味わい。
 
 

「鶏肉とれんこんをたいたん」
 
 
あ・・・
小さ・・・(^_^;
 
わ・・
醤油が立ってる味付けだわ
 
 
「言わなくて良いよ。
 言いたい事はわかったから」
 
「ご飯くれって感じ。
 まぁ、アテとしてはこれくらい辛くないと
 野毛では通用しないかもね」
 
 

「鴨ロースと焼き葱」
 
 
これは、想像通りのクオリティで
良くも悪くも平凡だけどダメでは無い感じ。
 
おばんざいとか謳うからひっかかるのであって、
普通に日本酒飲むためのアテを選べば、不満は無いようだ。
 
 
「全体的に料理が小さいね。」
 
「小洒落た店として、正しいサイズなんじゃね?」
 
「やっぱり、白いご飯欲しくなるなぁ・・」
 
 
京都のおばんざいは、しっかりと出汁が効いてて
淡い味付けの中に旨味と素材の味がバランスされる美味さがある。
 
野毛で食べるおばんざいは、関東人にはOKでも京都を想像させるから
味を知ってる人には逆効果かも知れないね。
 
 
「すいません、牛スジ煮込みと守破離を」
 
「牛スジ?
 ・・って、大阪なイメージあるけど?」
 
「元町近くにある大阪出身の夫婦がやってるたこ焼き屋があってさ」
 
「うん」
 
「そこに4人しか座れないイートインコーナーがあって、
 アテとして焼きそばだったり牛スジ煮込みとかも出してくれるのよ」
 
「ほぉ」
 
「比べてみたくてね。」
 
「野毛のおばんざいと謳う店で?」
 
「意地悪?」

「興味は湧くね」



「牛スジ煮込み」
  
  
あぁ・・・
スジが固いわ(T.T)
 
  
「どうよ?」
 
「固いわ、塩辛いわ・・で、イメージ違うね」
 
「こんなもんじゃないの?」
 
「食べ慣れてる牛スジ煮込みって、
 けっこう甘い味付けなんでイメージ違うかも。
 でも、甘い日本酒に合わせるならアリかも」
  
「しかし、随分良いペースで飲むねぇ」
 
「最近、量を飲まなくなってきたのと、
 日本酒に好みの物が増えてきて、
 良く飲むようになったんだな」
 
「麦と葡萄以外はダメとか言ってなかったっけ?」
 
「そうだよ。
 だから3合も飲んだら記憶無くす」
 
「ってそれくらい飲んでないですか?」
 
「こうやって喋りながら飲んでりゃ大丈夫さ。
 黙って飲んでると2合でも爆睡するけどね」
 
 
最近、日本酒を飲む事が多くなったのは、
日本酒がワールドワイドな展開がされるにつれ、
古き悪しき習慣を捨てて、安価で良質な酒造りにメーカーがシフトし、
それがあのベタッとした下卑た味わいを払拭する事になったのだろう。
 
シャンパンと競争できるレベルに磨き上げた発泡酒を作り出すメーカーもあれば、
中取りや澱がらみなど酒が見せる様々な顔を抽出した製品も出てきたけど、
ワインと同じように使われる事を前提に、味の構成が変えてきたのだろう。
 
そういう意味でこの店は、
酒を楽しむ事を主眼に料理構成をしている気はする。
 

「で、京都はどうだった?」
 
「クラフトビール全盛でさ。
 たまたま泊まった宿の隣にオープンしたてのビアバーがあって
 日本茶を使ったビールがあって、楽しかったよ」
 
「写真を撮りに行ったんじゃないの?」
 
「今回は、食&飲み・・かな」
 
「相変わらずだね」
 
「ただ、しこたまクラフトビール飲んで気付いた事がある」
 
「え?」
 
「いや、朝はもう、習慣で6時前に目が覚めるんだけど
 京都では明け方に腹が痛くて目が覚めたんだよ」
 
「飲み過ぎ?」
 
「だと思ったんだけどさ、
 どうやら生きた酵母とかがバッチリ入ったビール飲みすぎで
 お通じが良くなっちゃったみたいなんだよ」
 
「そんな事あるのかなぁ」
 
「エビオスの飲み過ぎ・・・みたいなもんだと思えば、ね」
 
 
しかし、
話が落ちてくるのは酔っ払いの常だけど、
性的な方向へ行かないのは何故なんだろうね(爆)
 
ごちそうさまでした。

2018年4月29日日曜日

萬屋松風のカウンターで飲む

今日は視察があって、池袋に出向いた。
 
東京苦手な浜っ子にとって、
池袋とかって、地下道の歩き方さえわからない(爆)
 
でも、どうにか約束の時間には辿り着いて、用事は完遂!
 
ただどうにも半端な時間なので、
軽く飲んでから帰ろうと思うのだけど、
良き店もよう知らんので・・と目についた居酒屋へ飛び込んだ。
 
 

  
明るいうちなのに、テーブル席で既にできあがっている若者2名、とかいて、
とりあえず飲ませろ・・なオーラを出したらカウンターに座らせてくれた。
(と言っても、調理場が見えるわけじゃない)
 
 

 
一合は無いよね・・な徳利から、まずは一杯。
 
アテはこんなのをオーダーして・・・
 
 


 
酒を黒龍に変えて、空豆となすの田楽を楽しむ。
 
米なすって書いてあったけど、これ長なすだよね?
とか突っ込みつつ、野菜だけで終われるワケはないので、
一緒に白身魚の刺身3点盛りを頼んだのだけど・・・
 
来ない(T_T)
 
スイスイと徳利は空になって、
もう一杯黒龍。
 
そんな間に、次から次へと客が来て、
皆さん2階へ誘導されて・・・
 
人気店なのかしら?
 
 
「この前、会社の名刺に英語表記しなくちゃいけなくて
 肩書きにヴァイスプレジデントって書いて出したらそのまま通っちゃってさ」

「副社長?」
 
「そうそう。何も見てね〜し」
 
 
後ろに座ってるできあがった若者二人は
4人がけのテーブルを占領して飲んだくれているが
でかい声故に聞こえてしまう会話はかわいいもの。

役員じゃなきゃ、部長か課長ってレベルだよ〜と
思わず突っ込みを入れたくなる誘惑と笑いを必死に堪えて飲んでいたら
やっと刺身3点盛りが登場した。
 
 

  
丁寧に作っている感じがするけど、
白身魚としての旨味は出切っていないかな。
 
敷いてある海草がちょっと塩辛い。
まぁ、酒を飲むにはちょうど良いかもね。
 
そういえば最近、
寿司屋へ行けてない。
 
だからこんな刺身が
食べたくなっちゃうんだろうけどね(^_^;

忘れられないうちに、顔出しに行きますかね。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月28日土曜日

ミラノ風カツ・サブサンド

5D4に35ミリを付けて、
開放付近で撮る実験を実施中。
 
次の中級編は、単玉や撒き餌レンズを遊び尽くす・・
な感じで仕上げるつもりで、貯まったポイントを使って
またもや1本、単玉を導入していたのだ。
 
 

EF35mm f/2.0 IS USM
というレンズなのだが、一段絞ったf2.8で撮ったら、
これもまた面白いようにボケてくれる。(当たり前だけど)
  

 
ポイントでもらえる低価格レンズだからたかが知れてるんだけど、
思いのほかマトモで、かなり驚いている。
 
実はこいつ、Kissの標準レンズとして使おうと思っていたんだけど、
IS付きだから夜の風景を撮るのに5Dで使っても面白いかも知れないね。
 
当面、これで遊んで、講習用素材を各種撮ってみて、
やっぱりArtラインだよねぇ・・・と思うなら
その時シグマを導入するかを悩もうと考えている。
 
で、今日もろくでもないコンビニランチなんだけど、
当然このレンズの洗礼を受けるのワケで(^_^;
 
 

開放でここまでピントが薄いと、かなり楽しめそう。
で、食べ物ブログ的にはこんな感じになる。
 

 
しかし・・・
ミラノ風カツって言いながら、
肉屋の安い薄いトンカツっぽく見えるのは、
この衣の見た目がまさにそうだから・・だよね(爆)
 
で、ち〜っともミラノ風カツな味わいは
ありませんでした(~o~)
  
コンビニランチの多くは求めませんが、
レンズテストに使ったりしてますが、
久々の揚げ物サンドな意気込みで食べたのに・・・
  
  
でも、「満足」って不思議だなって思う。
  
こんなサブサンドでも揚げ物を食べる喜びは大いにあるし、
コスパで言うなら文句無しとくれば、やっぱり満足なのですよ。
 
レンズにしたって、
一般品と高級(高価格)品との差がほんの少にしか感じられなかったりするので、
Lレンズとかを使うのは、サービス問題抜きにしたら所有欲を満たすためだけ・・
な気さえする。
 
仕事で使うワイドズーム(Lレンズ)が5D4が買えそうな価格なのに、
その1/4以下の価格の単玉ワイドの純正品の方が、
写りが良かったりする事もあるので、余計にそう思うのかも知れない。
 
と言う事で、レンズ沼にはまらないように
自制しようと誓ったランチでしたとさ(^^ゞ
 
ごちそうさまでした。

2018年4月27日金曜日

バーグ吉野町店でスタミナカレー(生)ご飯少なめ

昨日、ファストフード店で見かける客の事を書いてて
バーグには高齢者が少ない事にちょっと触れたけど
そうしたらマジ、頭の中にスタミナカレーが浮かんで消えてくれない。
 
たまに食べると美味しいけど間違いなくオーバーカロリーなので
遅番で食べたら夕食抜きは必至。
 
その上やっぱりウェイトに影響するのでここ数ヶ月は避けていたんだけど、
あのB級グルメ的な美味しさは禁断な物を食べる誘惑に満ちているので、
一度頭に浮かんだら消すことは難しかった。
 
 
「生、ご飯少なめで」
 
「は〜い」
 
オーダーしてから、タイミング良ければ1分以内で出てくる
バーグのスタミナカレー。
 
あまりの早さにストップウォッチを押す癖さえついていて、
今日のタイムは2分16秒。
 
たまたま、ハンバーグ定食をオーダーした客がいて、
そこに定食を出したあと、普通のスタミナカレーを別の客に出しての
私へのサーブ。
 
その間に、スタミナの大盛りをオーダーした客と
普通のカレー大盛りに生卵だけ乗せる客のオーダーを受け、
大盛りオーダー2名かよ・・とあきれているところへ
こんなのが登場した。
 
  

 
以前はご飯半分とオーダーしていたけど、
さすがにそれだと、かなり味が濃いカレーだけが残ってつらいので
ご飯少なめにするようになって・・・・で、この量ざんす(^_^;
 
 

 
相変わらずのドッシリとした食べ応え。
 
脂身しかない?って言いたくなるような三枚肉の生姜焼きと
こってり&しょっぱい系なルーが、もう楽しくってたまらん(爆)
 
あ〜〜〜
これから仕事だって言うのに、
ビール飲みてぇぇぇ
と心の中で叫んでしまった。
 
写真撮ってるうちに隣にサーブされた大盛りのスタミナカレーは
今は無き横浜中央卸売市場の市場食堂を思い出させる量。
 
あそこのご飯は小が250グラム、中が450グラム、大が650グラムで
特大が1.3キロあったような記憶があるけど、その感覚で言えば大?

市場食堂では、トラックドライバーが洗面器みたいな器に
山盛りになったご飯(特大)を平気で食べてた事を思い出させるような風景で
大盛りスタミナカレーを、スイスイと平らげていく。
 
たくさん食べられるって、ある意味幸せな事なのかも・・・
 
いやしかし、苦しいわ。
ご飯少なめでも苦しいわ。
わかってたんだけど、食べ過ぎだわ(T_T)
 
でも、1ヶ月も経つとまた、
ここのジャンクな味が欲しくなるんだろうなぁ・・・
 
 
ごちそうさまでした。

2018年4月26日木曜日

すき家で牛丼中盛り

京都で贅沢したので、
日常ではコストダウンを大事に食事する。
 
コンビニランチは上手くセットすれば
飲料水込み600円未満でコントロールできるので
それに合わせると牛丼屋も候補にあがってくる。
 
 

 
牛丼好きなんで、全然苦じゃ無い(^_^;
 
吉野家があったらもっと嬉しいけど、
たまに食べるならすき家の方が慣れていてホッとする。
 
牛丼屋のカウンターは
その他の客の生態を観察するのに適してて、
ローカルな風が吹き荒れるのが、ちょっと面白い。
 
南区はダウンタウンだから余計に様々な客がいるんだけど、
今日は年金生活者的な男性が多く、一様に並だけを頼んで
ゆるゆると食べていた。
 
350円で食べられるってのが大きいと思うのは、
バーグでカレーを食べる時に彼らの姿を見ないから。
 
ベーシックなカレーで620円となり、
その量は間違いなく牛丼大盛り分はあろうか・・というバーグ。
 
庶民的とは言え、ターゲットはたくさん食べたい世代であり
大盛りなんて頼んだら誰か食べるんじゃ?って思うくらいの量で
肉体を酷使する仕事に就かれている系な客がオーダーしたそれを、
横目で見てゾッとするのが決まりだったりする。
 
でも、そんな高齢者達の中には
ごくたまにバーグに登場する人たちもいて
彼らのオーダーを見ると、定食物が多かったりする。
 
牛ヒレステーキ定食を1000円で食べられるなら
たまにはステーキだって思って訪れる人もいるのだろうね。
 
あ・・
そう言えば最近、ちっともバーグに行ってない(爆)
 
明日は遅番だし、
久々にスタミナカレーでも食べてみようかな(^_^;
 
ごちそうさまでした。

2018年4月25日水曜日

Kiで肉じゃがとか

地下鉄吉野町駅近くにあるKi(気は心)
 
独特な料理を丁寧に作ってくれて
かつ財布に優しいありがたいお店として
たまに晩飯を食いに行く事が結構ある。
 
とは言え、最近ちょっとご無沙汰だったので、
会議後のメンバーとでかけてみた。
 
 
「こんな店があるなんて・・」
 
「ウチのスタッフの知り合いで、
 ロベンフォードの時もここで打ち上げをやったのよ」
 
「変わった料理って言うけど、メニュー見てもあまり感じませんが?」
 
「まぁ、まず『肉じゃが』でも食べてみてよ」
 
  

 
肉じゃがは基本的に煮てある物、という概念を覆して、
豚の角煮とジャガイモを炒めたような料理が登場。
 
 
「なるほど・・・面白い。」
 
「でしょ?」
 
「美味しいです」
 
「でしょ〜?」
 
 
ビールはサッポロ黒ラベルの小瓶しかなく、
酎ハイやホッピーは亀甲宮焼酎を使う・・という
ある意味しぶい店でもある。
 
 

  
がんもどきをオーダーしたら、豆腐の水抜きから始めた自家製がんもどき。
店主の性格が出ているような優しい食感で、実に楽しい。
 
 
「なんか、いつもより小さいレンズ使ってません?」
 
「あ、これ? 50ミリ一番安いヤツなんだけど、
 開放で撮ると面白い写真になるので、ちょっと遊んでるのよ」
 
「カメラ、換えました?」
 
「退職金出るから、それをあてに更新したのよ。
 でも、技術の進化に驚かされるわ、
 撮ってて楽しいわ・・で、メイン機なのに持ち歩いてる」
 
「今、よく宣伝されてるミラーレスってどうですか?」
 
「ある意味理想的なカメラだよね。
 ミラーが無いからシャッターによる振動も弱いし、
 レンズ設計にも余裕が出るし、何より小さく軽いから持ち運びに楽。」
 
「なのに、そんなデカい一眼を買ったと?」
 
「レンズ資産の問題と、まだ撮像板がフルサイズじゃないのでね」
 
 
最近、50ミリ&5D4のセットで遊びすぎ。
 
そろそろKissに戻そうと思っているけど、
久々にカメラを手に持ったまま歩く事を楽しんでいて、
5D4の完成度とワクワク感を演出する造りに驚いてもいる。
 
本当はKissをミラーレスにシフトしたいんだけど、
今使ってるレンズを気に入っているので、当面日常撮りは今のまま。
 
ただそれでも、
5D4で撮る事は増えそうではある。
 
 
「ごちそうさまでした。」
 
「美味しゅうございました」
 
「支払いは?
 ・・・え?こんなもの??」
 
「だから懇意にしちゃうのよ」 
 
「吉野町で飲む事あったら
 ここに来ますわ」
 
「気に入っていただけて、何よりです」
 
 
ごちそうさまでした。

2018年4月24日火曜日

栖園で琥珀流し

京都ネタはまだ続く(^_^;
 
昨日書いたランチネタの続きで、
自分としてはかなり珍しく甘味処へ行ったので・・・
 
 

 
茶の湯を楽しむところには、必ず茶菓子を提供する店があり、
その選び方で格を見られてしまう事もあるのだから、
京都には、格別の美味さと伝統美を兼ね備える菓子が多くある。
 
当然、舌が肥えた人たちが愛する甘いものも
出来が変わってくるのは必然で、
甘味処で食べるものもひと味違うのは当然の帰着だ。
 
豆乳鍋を食べた後に、冷たくて甘いものが欲しくなっていて、
何を食べようと考えていてグーグル先生と相談。
 
すると、何とも涼しげなヤツがヒットした。
 
 

 
地下鉄烏丸御池駅から歩いて5分の場所にある
「太極殿本舗六角店」は老舗の和菓子屋。
 
その中に併設される甘味処「栖園」に
その気になるものが存在する。
 
帰りの新幹線を既に予約しているので、
ゆっくり甘いものを食べる余裕が微妙に無い感じはあったけど、
気になるものを食べないでは帰れない。
 
と言う事で急いで行ってみたら、
あまり混んでいない(^_^)
 
ラッキーとばかりにウェイティングリストに名前を書いて待つ事10分。
無事、着席できました。
 
 

「琥珀流し」
 
寒天ゼリーに蜜をかけたもので、
強いて言うならみつ豆的な物と言えなくもない。
(豆無いけど)

月替わりで蜜の味を変えるとのことで、
4月は桜蜜となっていた。
 
で、この寒天ゼリーの食感が実に優しくて、
フワッとした独特の舌触りが甘すぎない蜜と
ほのかに香る桜の香りが出しゃばり過ぎないバランスで
ほかに例を見ない仕上がりになっていた。
 
人気があるとグーグル先生は教えてくれたけど、
実際、後から入ってきた客のオーダーは100%琥珀流し。
 
わらび餅やぜんざいも素晴らしいとの事だけど、
夏のような暑さの今日は、目にも涼しい琥珀流しが欲しくなるのだろう。
 
1月「白みそ」 2月「ココア」 3月「甘酒」 4月「桜蜜」
5月「抹茶小豆」 6月「梅酒蜜」 7月「ペパーミント」 8月「冷やし飴」
9月「ぶどう」 10月「栗」 11月「柿」 12月「黒豆」

と、変わっていく「琥珀流し」は、毎月食べに来たい気持ちにさせる。
 
さて、食べたので
地下鉄に乗って京都駅に行こう。
 
晩飯にはつだのお弁当が欲しいけど、
さすがに16時近いから売り切れだろうね。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月23日月曜日

豆八離れで豆乳鍋

昨日に続いて京都ネタ(^^ゞ
 
そう、日曜日もやっぱり予約無しでは飯が食えない状態は続き、
電話をかけまくって結果、オープン時刻からなら大丈夫と言ってくれたのが
先斗町にある豆腐料理店の支店となる「豆八 離れ」
 
ただその店、
ランチはコースで、しかも2つのみ。
 
豆乳鍋か厚揚げのコースになり、
どっちもお番菜が付いてくる感じだ。
 
厚揚げとお番菜じゃ足りないと思って
京都もち豚も付く豆乳鍋コース(2,700円)をオーダー。

なんとこの店、一乗寺ブリュワリーは系列にあるようで、
ランチコースを楽しみながらクラフトビールが飲めるのだ。
 
 

 
聞けばこの店、以前は肉バルとして経営していて、
豆腐料理専門店として3月にリニュアルオープンしたばかり、とのこと。
 
それなのに、予約しないと席が無いのは驚きだけど、
こんなお番菜という名の八寸が出てくるあたりが洒落ている。
 
一乗寺ブリュワリーのゴールデンエールを飲みながら
12種類の料理を楽しんでいると・・・
 
 

 
豆腐鍋の登場!
 
出たよ、紙鍋。
豆乳がたっぷりあるので燃えない事はわかっていても、
なんとなく不安を感じてしまう。
 
ここの紙鍋は耐水コートされた物を使ってる感じがあるけど、
本当はコート無しの方があく取りをやってくれて良いのだよね。
 
ただ、かなりの量が入ってるので、柔い紙だとこぼれちゃうかも・・・
 
 

 
豆乳だから湯葉ができるかと思ったけど、
ち〜っともできないので豆乳成分はかなり少ないのかも。
 
もち豚はしゃぶしゃぶのようにっして食べたけど、
全体的に上品な味わいで、そろそろ肉に飢えてきそうな気配(爆)
 
で、ビールも終わって、ご飯物が欲しい気分になってきたら、
残った豆乳をかけて豆乳茶漬けに・・とご飯を持ってきてくれた。
 
 

 
あ・・
これは美味しいかも(^_^)
 
多めの出汁に味が付いてて野菜や肉の味も溶け込んでいる上に、
豆乳が良い感じに円やかさを演出して、良いバランスになっているのだ。

へ〜
これはちょっと面白いね。
 
でも、食べ足りない感が・・・
 
まぁ、甘い物でも食べに行けば良いかね(^_^;
 
 
ごちそうさまでした。

2018年4月21日土曜日

わらじ亭で大皿料理を

「只今、予約のお客様でいっぱいです」
 
「その後に席はありますか?」
 
「後にも予約が入っています」
 
 
そもそも、
今回の旅行は突然行こうと思い立ち、
いきあたりな感じでやってみようと思っていて
食事の予約をしていなかった。
 
超がつく高級店でも
1ヶ月以上前から押さえないと席の確保は難しく、
ましてや週末となれば数ヶ月前からの予約が必然。
 
で、そんな店に行けるほど財布は健康ではないので、
最悪は居酒屋で・・と思いつつも、京都らしい料理は食べたいので
グーグル先生の意見を聞きながら探すのだけど、
とにかくどこも、予約客でいっぱい。
 

「7時半過ぎだったら、カウンターで良ければ席がございます」
 
 
何度か電話をした後にやっと予約が取れたのは、
もう日が傾く頃だった。
 
と、これは昨晩のこと。
 
久々にちゃんと料理を食べてるので、
ちょっと書いてみようかな・・と思ったワケで(^_^;
 
ただ、とにかく悩んだのですよ。
予約が取れた店へ行く前に時間を潰そうと
キリンがやってるクラフトビアバーへ行っても
「予約はありますか?」とやられてしまい、
喫煙場所付近の縁側席ならある・・と言われて待つ事10分。
 
キリンシティのクラフトビール版だと思ってた自分は
京都の予約文化に恐れを抱きつつ、京都限定醸造のクラフトビールを
電子たばこの匂いの中で飲む事になった・・と(爆)
 
 
勿論、京都には一見さんお断りな文化があるのは知ってて、
その排他的な文化があったからこそ京都の食は独自性を保ち、
商業ベースに飲まれずに生き続けたのだろう。
  
京都が一番と信じて疑わない生き方は、
独善的ではあるけど揺るぎないブランド構成力となるし、
だからこそ、居酒屋の料理だって楽しいと思えるから、
時間を潰して宿からも遠い場所にある居酒屋に予約を取ったのだった。
 
 

 
夕闇が終わり、漆黒の空が来る前あたりに辿り着いた店は、
犬矢来が無ければどこにでもある居酒屋な風情だった。
 
店内は、小上がりに座卓があり、大きなカウンターもあり、
2階にも客席がある大きめの店ではあったが、
そのカウンターの空き席には、すべて予約席の札が置いてある。
 
カウンターには大皿料理がズラッと並び、
好きな物をそこから指定して出してもらうスタイルになっている。
 
 

 
こんな感じで色々と食べつつ、飲む!
 
出汁が命な味付けだけど、素材の良さを生かした料理で
若竹煮を食べた時は、その香りが生かされた楽しさがあって、
お番菜で飲む心地よさを再認識した。
 

出汁が美味いなら絶対美味いよな・・と頼んだ「大根炊いたん」
美味しいわ(^_^)
  

「きずし」
要するに「しめ鯖」だけど、醤油は付けずに食べるヤツ。
 
調理の技がしっかりしてて、鯖の旨味だけが出ていて
これがまた日本酒に合うのですわ。
 

 
タケノコを入れたさつま揚げ。
魚のすり身は鰯かな。
 
と言う事で、がっつりと食べて飲んだんだけど、
料理は全般的に家庭的でありながら、基礎がちゃんとしていて
どれを食べても美味しかったので、いささか食べ過ぎた(^^ゞ

予約席に訪れるのは地元の人で、
食事をしに来る家族やお一人様が多い。
 
家族で来た客は、大皿から好きな物を頼んで
ご飯と味噌汁で普通に食事。
 
で、あっという間に退店してしまう・・・から
カウンターに席を予約できたのかな?と邪推する。
 
ただ、飲みたい酒があまり無いので、
宿へ戻ってどこかで飲む事にして・・・
 
まさかバーも予約しないとダメ?(?_?)
 
とか思ったけど、
宿の隣にあったビアバーには、
予約無しですんなり入る事ができましたとさ。
 
ごちそうさまでした。

 

祇をん萬屋でつのだ(とり肉入り)を


 
都をどりは京都の4月を、独特の提灯などで彩る風物詩。
 
祇園甲部歌舞練場で行う踊りは4月いっぱい開催されてきたが、
耐震工事のため去年から京都芸術劇場春秋座で24日までの開催となっている。
 
でも、今回の京都行きの目的は踊りじゃない。
 
非日常を感じるための時間と環境を求めてのことなので、
横浜とは別世界な町並みや食べ物などを十二分に味わうのが目的だ。
 
 

 
京都らしい町並みにある「犬矢来」
 
家の壁を汚さないための工夫のようだけど、
境界を守る意味でも使われる「駒寄せ」と一緒に
京都の町屋独特の意匠だと思う。
 
でも、今の目的は饂飩!
それもミシュランガイドに載ったという有名店。
 
行列必至でしかも運が悪ければ締切(売り切れご免)となるらしい。
 
だから12時前に並びましたよ(爆)
 
 
あ・・・
見事に皆さん「ねぎうどん」(1300円)を食べてますな。
 
京都に行って丼物食べれば?って提案も受けていて
メニュー見たら「きつね丼」の他に「きぬがさ丼」「木の葉丼」「なっとう丼」
と結構色々あって面白いんだけど、ここへ来て丼物は食べないよねぇ・・・(^_^;
 
で、よくよくメニューを見てみると、
関東の蕎麦屋と一緒で、うどんとそばの両方が選べるらしい。
 
ただ、皆さんは関東の蕎麦屋的な使い方をしないので
しょうがないから、夏のような日差しで消耗した身体に
ビール(中瓶)を奢ってやって・・・の、饂飩を食べる事にする。
 
 

 
「つのだ」という名前の饂飩。
 
どっさりな九条ネギと鶏肉、薬味におろし生姜が乗る
実にシンプルな饂飩ではある。
 
これで1700円という設定には若干退くのだが、
そうそう食べに来れるわけではないので、
食べたい物を食べてみるワケで・・・・
 
あぁ・・・
出汁が美味いわ(^_^)
 
九条ネギがまた良い感じで、
青臭さは無く旨さと甘さだけが汁に溶け込み、
細めの饂飩とのバランスも良く、
乗せられた鶏肉も出しゃばらない見事な味わいだった。
 
ねぎうどんが1300円で
鶏肉が乗ったら1700円というコストは
この味わいを作るために必要なコスト、という事なのだろう。

横浜晋山と似たテイストがあって、
価格的にも似たようなライン。
 
つまり、そのレベルに達するためには必然で、
逆に言えば、その価格帯ならこのレベルじゃないと許せん
って事なのかも知れない。
 
でも、同時に、
横浜晋山は出汁文化の京都でビブグルマンに載る店より
自分的には美味しいって思わせてくれるんだ、って事にも気付いた。
 
そう、正直に言えば、
饂飩が細身で、饂飩本来の美味さが弱いと言うか
素っ気ない感じがあって、物足りない気分になった。
 
でも、わからないね。
饂飩が出しゃばったらこのバランスは無いのかも。
 
さて、食べ終わったから
すぐ席を空けよう。
 
今日は暑くて、外で並ぶのも大変だからね。
 
と会計して出てみたら、
さらに行列は延びていた。
 
ごちそうさまでした。

 

2018年4月20日金曜日

横浜晋山で鴨せいろ

この前の蕎麦屋呑みで
最後に食べた蕎麦がアレだったので、
好みの蕎麦を食べたくなっていた。
 
で、昨日行こうと思ってたら
時間が押しちゃって行けなかった・・と。
 
だから今日はリベンジ。
食べるのは勿論、鴨せいろ。
 
 

 
やばい・・・
美味い・・・
 
何だろ、この破綻の無い仕上がり。
 
蕎麦も汁も鴨の味わいも、
とにかく嫌なところは感じられず
素材の美味さと出汁の美味さが見事に調和され
上質な蕎麦にふくよかな食感を足していくような味わい。
 
まぁ、間違い無く出汁の質が良いって事くらいは
素人な自分にもわかりすぎるくらいなんだが、
さて、出汁文化の京都へ行ったら、こんな味わいが待っている?
 
そうだ、京都行こう!
って強引だけど、実は明日からちょいと京都へ。
 
前回、諸々な事が折り重なって
京都へは行ったけど、弾丸ツアー状態になって
まともな物を何も食べる事ができなかったのだ。
 
だから、リベンジ。
(今日もリベンジだけど)
 
明日は、ミシュランにも乗った
饂飩屋に行こうかと・・・
 
 
ごちそうさまでした。
☆☆

2018年4月19日木曜日

こんな日もある

「今日も遅番ですか?」

「早番だったんだけど、資料作ってたら22時」
 
「大変でしたね」
 
「昔に比べりゃ、楽になってるんだけどね」
 
「今日はどうしましょう?」
 
「ハンバーグとナチョスかな」
 
 
肉が欲しかった。
間違いなく体がそう叫んでいた。
 
だから22時に終わりで中華街まで行って・・・
の鉄板バー。
 
だけどステーキじゃなくてハンバーグにしたのは
メニューを一新して世間相場に近い価格設定になった頃から、
ハンバーグはオーダーを受けてから肉を包丁で細かく切って作る
贅沢なスタイルに変化していたからだ。
 
 
「なんか、ネギトロみたいなの作ってない?」
 
「あ、これですか?
 筋に沿った肉が美味しいので、
 ネギトロ用のすき身を取るのと同じ感じでやってるんです」
 
「いつもそうだっけ?」
 
「その日の肉によるんですけど、
 今日のはこうした方が絶対美味しい感じなんですよ。」
 
  

  
やばい・・・
このまま食べても美味そうだ(^_^;
 
ウィークデーという事もあってかたまたまか、
今日は貸し切り状態な感じなので、
調理担当も手間を惜しまずに時間をかけて料理してくれるのだろう。
 
とにかく鉄板の上に乗ったパティは、
見るからに美味しそうな気配を漂わせている。
 
 
「ハンバーグって、A3とA5の比率を決めてるの?」
 
「肉によるので色々ですけど、
 例えば8:2でとかオーダーあれば、合わせて作りますよ」
 
「A3だけでも良いんだけどね」
 
「焼き方はどうしましょう?」
 
「お任せします」
  
 

     
目玉焼きが乗ってしまうと
いつもと変わらない景色になる。
 
でも、目玉焼きが無いのは許せない自分としては、
見た目重視な調理なんて望まないのだ。
 
 
!!!
 
なんか凄いぞ、このハンバーグ!
 
 
表面がカリッとクリスピーな感じに焼いてあって、
中はジューシーなレアに近い焼き上がり。
 
しっかり火を通す感じの焼き方が好きではあるけど、
この食感のハーモニーはかなり楽しい(^_^)
 
 
「今日は、表面をきつく焼いてから
 じっくりと中に火を入れてみました」
 
「これ、好きだよ」
 
「ありがとうございます」
 
 
ナチョス(S)とビールでエネルギーを補給し、
たんぱく質をしっかり採ったら、ちょっと元気が出てきた。
 
明日は今日の積み残しを仕上げないといけないので、
エネルギー補給したかったのだ。
 
今週末は久々に連休。
ちょっと行方不明を予定しているので、
ここで疲れ切るわけにはいきません。
 
と言う事で、早く寝ないと・・・
ってもうすぐ12時じゃん(>_<)
 
ごちそうさまでした。
☆☆

2018年4月18日水曜日

くぬぎ屋でワンタンスープ

ワンタンスープ専門店としてスタートした「くぬぎ屋」。
ご主人に「何故ワンタンスープなの?」と質問した事がある。
 
「雲呑、好きなんですよ」
というシンプルに答えるその顔には秘めた拘りがあると
想像できる表情があった。
 
麺を入れたらもっと人気が出るだろうと想像できるのに、
頑なに麺を排除するそのスタイル。
 
でも、営業時間を延ばし、
飲んだ後にちょっと飲みたい人のためのスープや、
雑炊などをメニューに加えるなど、
街のニーズには応えていたりする。
 
 

 
おつまみワンタン+ビールは、
くぬぎ屋で私が定番にしているオーダー。
 
卵黄と醤油を使ったタレは、
使わなくても美味しい雲呑だけど、
ビールに合わせる時にはちょっと楽しいアクセントになるので、
つけたりつけなかったり・・・(^_^;
 
 
カウンターメインの店だから気兼ねなしに飲食できるのが好きで、
スタッフの醸す空気がフレンドリーで、妙に居心地が良いのも気に入っている。
 
 
「ごちそうさまでした。」
 
「ありがとうございます。 こちらは初めてですか?」
 
「えぇ、出張で名古屋から来て、ワンタンスープ専門店とあったので
 ふらっと入ってみたんですよ。」
 
「名古屋から。ありがとうございます。」
 
「今まで食べた雲呑の中では一番美味しいって思いましたよ」
 
 
カウンターの向こうで、サラリーマン風の男性が
スタッフと話をしている。
 
くぬぎ屋のスープは、ちょっとヤバイもんね(^_^)
 
で、
そんな会話をしてたら、無性にスープが飲みたくなってしまった。
 
小ワンタンスープ(塩:ミックス)、久々に頂きますかね。
 
 

  
素材の味が、素直に出ているスープ。 
 
材料を知っているから味の組成がわかるけど、
化調を使わず滋味だけを抽出するスープだから
穏やかで優しくも美味しい、と感じられる魅力がある。
 
以前とはバランスが違うけど、
飲みきる人にとってはジャストな設定。
 
ワンタンは、海老のプリプリが楽しく、
皮のフワッとした食感も良い。
 
だけど、中華街で飲む雲呑スープとは明らかに違う個性があって、
独自の個性が確立されてきた感じがあるね。
 
 
でも、おつまみでワンタン食べちゃってから、
小とは言えワンタンスープ飲むと、今の私にはかなりの量(爆)
 
鶏そぼろご飯は諦めて、
もうちょい飲みますかね。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月17日火曜日

ペペロンチーノにポーチドエッグ

たまにやりたくなる
なんちゃってポヴェレッロ。
 
ニンニク&オイルで味付けしたパスタに
目玉焼きを乗せ、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる・・という
シンプルなパスタのくせに妙に美味い。
 
だから自宅でもたまにやるんだけど
目玉焼きを2個作って、一個はパスタに混ぜて
もう一個は最後に乗せる・・なんて上品な作り方は
面倒でやりたくない。
 
だから、イタリアンレストランに行って、
ペペロンチーノにポーチドエッグをトッピングしてもらって
そのポーチドエッグを崩して半熟状の黄身をパスタに絡める
という、なんちゃってポヴェレッロをテーブル上で作ってしまうのだ。
 
 
  
 
この後の姿は、おおよそ見苦しいので見せないけど、
このシンプルなペペロンチーノに玉子を絡めると美味いのよ〜(^_^)
 
半熟の黄身が綺麗にパスタをコーティングして
その濃厚な味わいとペペロンチーノ特有の香りの合唱が、
ここまで風味豊かな姿になるかと、毎度驚いてしまう。

この店は、チェーンのパスタ屋だけどそれなりの本格派。

なのに何故かペペロンチーノだけは480円、
ポーチドエッグは150円の設定だから、
ハウスワインの一番安価な物を6oz(170ml)飲むより安くなってしまう(^_^;
 
自分としては、
飲食店の味につぃては、サービスも1つの調味料、
と思っている。
 
客単価が上がれば上がるほどそれに見合う味と環境が求められ、
客が望むレベルを満たして当たり前で、超えれば人気が出て、
満たさなければ、客足はどんどん遠のいていくものだ。
 
そしてこの店は、
サービスマンの質でリアルに味わいが変わってしまう典型
のような店なのだ。
 
チェーン店の強みだと思うけど、
売上が落ちてくるとスタッフが入れ替わり、
同じ料理のはずなのに、全然味わいが変わるほど
ブラッシュアップされてしまう。
 
そして安定的に客が訪れるようになると
その立て直し部隊はするっと抜けていって
気付けばまた、ただのチェーンのイタリアンに変わってしまうのだ。
 
でも、その中でコアとなるスタッフは居続けているようで、
そんなブラッシュアップを経験する事で、ベースのクオリティは上がっていくんだけど
それでもフロアスタッフの質の違いは歴然だから、波がある。
 
で、今回はどんな感じだろう・・と行ってみて、その変化を楽しんでいる。

今日は、ちょっと良い状態が保たれている感じだった。(^_^)
 
本当は、メニューに無い物をオーダーしたいけど、
そんなワガママが通用するほど、顔なじみなスタッフが何時もいるワケじゃなく、
クオリティを守るが故のスタッフチェンジが恨めしくもある。
 
ま、今日は、
コスパの良さだけで満足できちゃうんだけどね(爆)
 
ごちそうさまでした。

2018年4月16日月曜日

蕎麦屋で飲む

こう、気温が変化すると
身体がついていきませんね(-_-;)
 
あわててジャンパーを着て出社したけど、
とにかく寒い。
 
こんな日は、
内側から温めないといけないから・・・
 
蕎麦屋で飲むか(爆)
 
と言う事で、
久々にご無沙汰していた行きつけの蕎麦屋で
酒&蕎麦を楽しむ事にした。
 
 
  
「黒むつのお造り」
 
ま、こんなアテで今日はスタート。
 
この蕎麦屋は、コスパが良くて
かつ回る日本酒を取りそろえているので
2合も飲んだら間違いなく昇天(^_^;
 
 
  
「山かけ豆腐」で2合目を楽しみつつ
女将と山歩きの装備の話を繰り広げていた。
 
 
「私は、温泉とお酒があるから行くんだけど、
 今回は本格的に丹沢登るって言われているので悩んでるのよ」
 
「いつもはどのレベルへ行ってます?」
 
「高尾山」 
 
「やめなさい、丹沢は」
 
「行ったことあるの?」
 
「あるよ〜
 仕事で登ったのが3回。
 もう、二度と行かないって思ったっけ」
 
「ユニクロで筋力サポートしてくれるスパッツ買って、
 靴も買ったのよ」
 
「ワコールのヤツの方が良いよ」
 
「ワコールって・・持ってるの? 
 高いのよ?」
 
「うん。
 筋肉痛とかの問題より、マジ素人は歩けなくなるから
 そういう物をケチっちゃダメだよ〜」
 
 
酔っ払ってたのに
酔いが醒めそうな気分になる。、
 
素人が丹沢に登ることを軽く見ている感じがあって
心配でたまらなくなったのだ。
 
自分が丹沢に登った時、
空気が薄くなっていく中で足が上がらない状態になりつつ、
まるで動けなくなったADをそこに放置して、
ゆっくり頂上を目指した事を思い出していた。
 
 
「まぁ、空気が薄い状況では、無理しないようにね。
 動けなくなったら皆について行く事なんて諦めて、
 ゆっくり下山して、下で飲んじゃう事を勧めます」 
 
「あ、それ良い! そうしよう。
 ところでラストオーダーだけどお蕎麦食べますか?」
 
「あ〜、じゃぁせいろを」
 
 
  
 
そうだった、
ここの蕎麦って・・・(^_^;

 
まぁ、ヘロヘロに酔っ払ったまま手繰る蕎麦としては、
許せるレベルではあるけど、
なんか弾力性があるのに切れやすい不思議な食感が
あるんだよね。
  
水分が多いのかなぁ・・・
 
あと、
蕎麦猪口に最初から汁を入れてくるのも
実は好きじゃない。
 
蕎麦猪口の底が隠れるくらいに少し入れて、
物理的に蕎麦が汁に浸からないようにする事で
口の中でベストな味わいにバランスしたいのに・・・
 
入れ過ぎだっての(T.T)
 
やっぱりこの店、
妙にフレンドリーな女将と
漫才的な会話のやりとりを楽しみつつ
酒とアテで終わる店なんだね。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月15日日曜日

塩ダラのフィッシュ&チップス

主にジャズを扱うライブスペースがあって、
知り合いが出演する、と言うので視察に行ってみた。
 
ミュージックチャージと飲食代を含めると
一人7000円は超えるレベルの店なので、
音楽&酒をガッチリ楽しむ気で臨む。
 
ポルトガルのマルケシュ・ダルメイダが
ハウスワインであるって・・やるねぇ(^_^;
 
アメリカのワイン雑誌が2010年のランク付けとして
マルケシュ・ダルメイダ・ティント・レゼルバ2007が
トップ100の中で9位を取っていて、コスパ抜群なワインだ。
 
2000円台(実売では1500円以下か)のワインなのに、と
一時期話題になったけど、なるほど、フルーティーでタンニンもあって
楽しいワインだと感じる。(400mlデキャンタで3200円だった)
 
で、アテは・・・
悩んだ末にこの前書いちゃったフィッシュ&チップスを選んでみたら・・・。
 
 

 
おい!
これはフィッシュ&チップスって料理なのか???
 
あ・・そうか
塩ダラってもしかして、切り身を使ってる?
バカラオとか?? 
 
食べてみたら確かに鱈ではあったけど、
自分の中でのフィッシュ&チップスとは
あまりにかけ離れた姿なので、
食べるまで信じられなかった(^_^;
 
美味しいんだけど、味はフィッシュ&チップスなんだけど
なんか違う(爆)
 
でも、今日の主役は演奏。
食べ物は二の次でワインが上質なだけ幸せと、思う事にする。
 
たまには、こういう時間も大事ですね。

ごちそうさまでした。

2018年4月14日土曜日

オフのブランチ

いつの頃からか酒量が減って、
最近は、休みの朝、起きたらすぐビール
というのをやらなくなっている。
 
と言うか、マジ2合も呑めば爆睡だし、
あれだけ好きだったウィスキーも毎日のように呑まなくなっている。
 
ただ、ウィスキーは最近の物は楽しくなくて、
飲みたい酒自体が減ってしまった、ってのが一番の理由。
 
過去の味の記憶は常に理想化の道を辿るので、
最初から味が変わらない今の酒では、その奥行き感や
変化の楽しさを望めなくて、がっかりするくらいなら飲まない・・・
というスタンスになってしまった。
 
で、行きつけのバーでは、
ちびちびと残してあるオールドモルトの瓶を空にしながら
ゆっくり楽しむだけなんだけど、閉店時刻が早くなってからは
何かと行きづらいのだ。
 
そんな事を考えるのは、
今日がオフで、ブランチなんぞを楽しみたい・・という気持ちがあって、
でも面倒&無駄な出費と考える現実的な自分に負けそうで、
冷蔵庫まで行ってビールを持った時、そう言えばこうやって飲んでないな・・
と気がついちゃっただけのこと。
 
 

 
横浜では相変わらずパンケーキ戦争が続いているけど、
最近は、ホットケーキ対出来損ないのシフォンケーキの様相を示してきた。
 
固い物を食べなくなった世代が大人になって、
歯ごたえのある食べ物よりフワ系な食べ物の方がもてはやされるのか、
このしっかり焼いた系のパンケーキは、今ひとつ人気が無いようにも感じられる。
 
勿論これは、妄想食堂の一皿だけど、
スクランブルエッグとハッシュドポテト、グリーンサラダとパンケーキ2枚の
ブランチセットは、ハワイアンビールと一緒に楽しむには、
ちょいとカロリー過多なセットに見えてしまう。
 
この程度じゃ全然足りないって思ってた時代は遙か昔。
ここ10年くらいは、パンケーキは1枚で充分だしポテトは残そう・・
とか、普通に思うくらいに、食べない生活になっていた。

パンケーキは、メープルシロップ&バターで楽しみたい。
スクランブルエッグは嬉しいけど、ポテトより炒めた野菜だったらもっと嬉しい。
 
この店では、ハンバーグ&ライスのロコモコ系ブランチプレートもあったけど、
自分じゃ焼かないパンケーキを食べるに決まってるから、頼んだ事が無い(^_^;
 
でもさ・・
パンケーキって、結局焼き上がりの具合と
パンケーキミックスの調合で独自性を出しても、
食べる時にシロップだったりクリームだったりを乗せたら
味はそれに引っ張られる。
 
だからきっと、出来損ないのシフォンケーキ系のパンケーキが
その食感の特徴による個性を店の個性と勘違いしてもらえるのだろうね。
 
山下町にあったフワ系なパンケーキ屋が閉店し、
さらにフワ系なパンケーキ屋が中華街にできた後、
元町にもフワ系なパンケーキ屋がオープンしたと聞く。
 
そのうち行く・・と思わないな、自分(爆)
 
そんなんで、ビール&2エッグスターンオーバーで済ます午前。
オフは今日だけだからゆっくりしようって思いつつ、
軽い酔いも楽しんでいる。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月13日金曜日

丼物

学生時代、友人に誘われ(騙され?)酒屋のバイトをした事がある。
 
港湾労働者が住まう町の小さな酒屋で、
配達が主の商売だったから、軽トラが運転できる若者が
忙しい時だけ欲しかったのだろう。
 
こっちも、ボロ車のガス代が欲しかったから、
暇な週末に何回か関わったんだけど、
思い出すのは、その時食べた丼物。
 
港湾労働者の家庭が利用するマーケットの中に
その蕎麦屋はあって、ごく普通の蕎麦料理の他に様々な丼物が揃ってた。
 
天丼、カツ丼、親子丼、玉丼、きつね丼、たぬき丼・・・

蕎麦屋の丼物と言えば、天丼やカツ丼を思い浮かべるけど、
自分が好きだったのは親子丼。
 
なぜなら、天丼やカツ丼は高額な上に油で揚げているから
店によってはもたれる事もあるし、カツ丼は場合によって
ふざけんなよ?って言いたくなるような薄い肉だったりするので、
安定の親子丼や玉丼を食べる事が多かったのだ。
 
 

 
当時食べていた親子丼は
こんな上品な景色を見せてはいなかったけど、
今もやっぱり親子丼は好きで、よく食べる。
 
で、何故そんな若き日の事を思い出したかと言うと、
その店にあったきつね丼とたぬき丼が妙に心に引っかかって、
未だにちょっと食べたい気持ちがあるからだ。
 
きつね丼とたぬき丼は、親子丼やカツ丼の具にあたる物が、
甘辛く煮たお揚げか天かすになっているだけなんだけど、
その時は、ご飯の上に油揚げが乗ってるだけなんじゃないか?
って思い込んで、食べる気にはなれなかったワケで・・・(^_^;
 
でも、興味だけは生き残っていて、
今だって、そんな料理がメニューにあったらオーダーしてしまうだろう・・
と思うのに、何故かそんな丼物が置いてある店に行けてない。
 
ひょっとしたら、蕎麦屋に入った途端に呑みモードになって、
最後に蕎麦を手繰る事を前提にアテを考えるから
そもそも、丼物のラインナップなんて見てないのかもしれないけど(爆)
 
 
久々に親子丼食べたら、
ふと、その疑問が頭に浮かんで慌ててメニューを見ても、
きつね丼もたぬき丼も載ってなかった。
 
まぁ、食べたところで、
だよね〜な感想しか持てない事も想像できるけど
一回はどっかで食べてみたいな・・と思っている。
 
ごちそうさまでした。

2018年4月12日木曜日

セントラルグリルの生姜焼き

神奈川県庁そばに「セントラルグリル」という洋食屋があった。
(残念ながら過去形)
 
官庁街だから、ランチ時には席の奪い合いになるくらいの人気店で、
良くも悪くも昭和な洋食屋テイストで、量もかなりある嬉しい店でもあった。
 
カレーとかトンカツとか色々とあるんだけど
その店でしか食べられないだろう・・と思う料理がある。
 
それは、豚の生姜焼きだ。
 
いや、変な味付けだったり、
イメージする生姜焼きとかけ離れているワケではない。
 
だけど、これって豚の生姜焼きなんだろうか?
って思う料理でもあったのだ。
 
 

 
ポークチョップ?
って、初めてこれを頼んだ時、思った(*_*)
 
とにかく肉が厚いのよ。
 
普通の生姜焼きって、薄い豚肉が数枚出てくるんだけど、
ここのはロース?って思うようなポークチョップ状の切り身が一枚。
 
でも、そのボリュームで、丼飯が食えてしまうのだから・・・・
 
これね、
たまに無性に食べたい料理の一つだったのよ。
 
でも、ある時、
調理担当だろうスタッフが高齢(70歳)を理由に退職し、
建物も築50年と老朽化していた事から、閉店となってしまったのだ。
(2011年7月末)
 
あ・・・
野毛のセンターグリルとは関係無いですから、お間違えなく!^_^;
 
宝くじ売り場とタバコ屋の間に入り口がある間口が狭い店に見えて、
中に入ると結構広く、調理場を隔てる壁には料理名が書かれた紙が貼られて、
なのに、ちょっとレストラン風に小綺麗な気配もある健全な店。
 
エビフライカレーも美味しかったけど
その写真は見つかっていないんだよなぁ・・・
 
生姜焼きって最近食べてないな・・と思ったら、
こんな写真を見つけちゃって、夜も寝られずに働いていた頃の事が
フラッシャバックしてしまったってこと。
 
あの頃、働き方改革って言葉があったら・・・って思ってしまう。
(リアルに月160時間〜200時間近い残業をしていた)
 
良い時代になったものです。
 
ごちそうさまでした。

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...