2018年4月21日土曜日

祇をん萬屋でつのだ(とり肉入り)を


 
都をどりは京都の4月を、独特の提灯などで彩る風物詩。
 
祇園甲部歌舞練場で行う踊りは4月いっぱい開催されてきたが、
耐震工事のため去年から京都芸術劇場春秋座で24日までの開催となっている。
 
でも、今回の京都行きの目的は踊りじゃない。
 
非日常を感じるための時間と環境を求めてのことなので、
横浜とは別世界な町並みや食べ物などを十二分に味わうのが目的だ。
 
 

 
京都らしい町並みにある「犬矢来」
 
家の壁を汚さないための工夫のようだけど、
境界を守る意味でも使われる「駒寄せ」と一緒に
京都の町屋独特の意匠だと思う。
 
でも、今の目的は饂飩!
それもミシュランガイドに載ったという有名店。
 
行列必至でしかも運が悪ければ締切(売り切れご免)となるらしい。
 
だから12時前に並びましたよ(爆)
 
 
あ・・・
見事に皆さん「ねぎうどん」(1300円)を食べてますな。
 
京都に行って丼物食べれば?って提案も受けていて
メニュー見たら「きつね丼」の他に「きぬがさ丼」「木の葉丼」「なっとう丼」
と結構色々あって面白いんだけど、ここへ来て丼物は食べないよねぇ・・・(^_^;
 
で、よくよくメニューを見てみると、
関東の蕎麦屋と一緒で、うどんとそばの両方が選べるらしい。
 
ただ、皆さんは関東の蕎麦屋的な使い方をしないので
しょうがないから、夏のような日差しで消耗した身体に
ビール(中瓶)を奢ってやって・・・の、饂飩を食べる事にする。
 
 

 
「つのだ」という名前の饂飩。
 
どっさりな九条ネギと鶏肉、薬味におろし生姜が乗る
実にシンプルな饂飩ではある。
 
これで1700円という設定には若干退くのだが、
そうそう食べに来れるわけではないので、
食べたい物を食べてみるワケで・・・・
 
あぁ・・・
出汁が美味いわ(^_^)
 
九条ネギがまた良い感じで、
青臭さは無く旨さと甘さだけが汁に溶け込み、
細めの饂飩とのバランスも良く、
乗せられた鶏肉も出しゃばらない見事な味わいだった。
 
ねぎうどんが1300円で
鶏肉が乗ったら1700円というコストは
この味わいを作るために必要なコスト、という事なのだろう。

横浜晋山と似たテイストがあって、
価格的にも似たようなライン。
 
つまり、そのレベルに達するためには必然で、
逆に言えば、その価格帯ならこのレベルじゃないと許せん
って事なのかも知れない。
 
でも、同時に、
横浜晋山は出汁文化の京都でビブグルマンに載る店より
自分的には美味しいって思わせてくれるんだ、って事にも気付いた。
 
そう、正直に言えば、
饂飩が細身で、饂飩本来の美味さが弱いと言うか
素っ気ない感じがあって、物足りない気分になった。
 
でも、わからないね。
饂飩が出しゃばったらこのバランスは無いのかも。
 
さて、食べ終わったから
すぐ席を空けよう。
 
今日は暑くて、外で並ぶのも大変だからね。
 
と会計して出てみたら、
さらに行列は延びていた。
 
ごちそうさまでした。

 

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