と、スタッフがぼやく今日は、
クリスマスイブ。
そう言えば昔、
この日にターキーの代わりにケンタッキーフライドチキンを食べようと思い、
仕事帰りに買おうとしたら、予約しないとダメと断られた事を思い出した。
やっぱり、鶏モモはクリスマスの定番だと思うけど、
同時にステーキ肉が並んでるってのが、今の常識なんだろうね。
自分にとってイブの夜に食べたいもの、と言ったら、
やっぱり肉料理になるのかな。
でも、友人と食事を楽しんできた記憶の中では、
中華料理だったり和食だったりする事が多かったかも。
ただ、ステーキという単語を聞いちゃったから、
肉スイッチが入ってしまったよ。
ただねぇ・・
イブの日にステーキ食える店で、席があるか？
って事が問題なんだよねぇ・・・(-_-)
「え？大丈夫？？
じゃぁ、後で行くのでよろしくです」
聞いてみるものです。
って言うか、その店は知る人ぞ知る店で、
ほぼ常連しか行かない店だから、
一見のカップル客なんてまず来ない。
だから電話してみたんだけどね(^_^;
今日はＡ３サーロインを２００グラム。
やっぱコレだよ(^_^)
いつの間にか、Ａ５なんて食べたくなくなったくらい、
ここＡ３は肉の旨味と脂の旨味のバランスが素晴らしい。
赤ワインをグラスでいただきつつ、
ステーキを堪能する。
そんな今日の店内は、イブなんて関係無い！って感じの客が多数で、
忘年会的な空気が流れていて、ちょっとうるさい。
世間様は連休だし、年の瀬なんだから、
騒ぎたい気持ちもよくわかる。
ま、こっちも酔っちゃえば良いんだしね（爆）
「すいません、予約してないんですが」
「２名様ですね？
こちらへどうぞ。」
行くあてが無くて、飛び込んできたのだろうか？
この店には来ないタイプの女性が、
私が座るカウンターの隣に座った。
そして私の斜め前に分厚い財布（ヴィトン風）とサングラスを
投げるように置き、スマホを開くやラインにアクセスする。
おいおい、食べてる目の前に物置くって、
ちょっと無神経だよ？
待ち合わせなのかな？
ちょうど二人分カウンターが空いてて良かったね。
でも、お互い気遣いって必要じゃん？？
「すいません、麦茶ありますか？」
「申し訳ありませんが、置いてません」
突然、彼女が無茶なオーダーをした。
真冬に麦茶って？？
「じゃ、緑茶はある？」
「緑茶も・・・」
「焼酎飲みたいの。
サワーとかないの？」
あ・・・
そうですか。
あなたにとってこの店は、
居酒屋なのですね。
「申し訳ありません。
焼酎のご用意はありますけど、
サワーはございません」
「じゃ、水割でいいわ」
この店、鉄板焼きの店でありつつバーでもあって、
イタリアワインはコストパフォーマンスに優れた物が多くあり、
ウィスキーやブランデー、ラム、テキーラなどの酒も揃い、
一通りのカクテルも出す横浜っぽい店なんです。
もちろんカウンターの端にはエンジンテレグラムがセットされ
それを動かしたら、店内全員に奢る、というローカルルールも生きていて、
おおよそ焼酎を楽しむ店ではないのです。
だから置いてある焼酎も、
ロックや水割りで楽しめるレベルが置いてあるだけなんだけど、
彼女にとっては、どうでもよい事だったのでしょう。
ゾンビグラスに入った焼酎の水割りが出されると、
彼女はそれを無造作に掴んで、半分ほど一気に飲み干す。
そして彼女は、間髪入れずにタバコに火をつけた。
あ、そうですか。
そりゃ、そうだよね。
こんな日に、女性が入れる店をやっと見つけるって、
面白く無いって思うよね。
乾いた喉を大好きな麦茶割で潤したかったのに、
焼酎が飲める雰囲気じゃなくて、居心地が悪かったよね。
だから、一服つけて、気を落ち着けて
リラックスしたかったんだね。
わかる、わかる。
でも、タバコの匂いで
一気に味わいが落ちたわ。
こういう時って、ある。
だから、クレームなんかしない。
でも、
すぐ横で食事してる人がいるんだから、
その人を無視したように自分の荷物を投げたり
無遠慮にタバコの煙をまき散らしたりすると、
どんなに着飾っても、素敵に見えないよ？
って思いました。(-_-;
クリスマスウィークに食事したければ、
ちゃんと個室を押さえて食べるか、
自炊に限るって事ですかね。
明日も朝が早い。
とっとと食べて寝ないとね。
ごちそうさまでした。
５７点（ステーキは美味しかったけど、あの客が横にいたからね）
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