この時期になってくると食べたくなるのは、暖かい蕎麦。
蕎麦はせいろ(もり?)しか認めない、と言う硬派な人もいるけど、
しゃっきりとした食感や香りも楽しみやすいけど、
かけ蕎麦にはまた別の楽しさがあると知ってしまうと、
寒い時期には暖かい蕎麦が欲しいと思うようになってしまった。
蕎麦の命は、もちろん蕎麦粉。
その蕎麦粉を蕎麦切りにする技術にこそ腕が問われるんだけど、
蕎麦粉と水の質、そして調理技術の全てが出やすいせいろは
店も気を遣って出すので、美味しくて当然なのだろう。
実際、天せいろを食べて、ちょっと足りないからとせいろを追加したら、
さっきの天せいろは何だったんだ?
ってくらい、蕎麦のクオリティが違う店もあったっけ。
「一見の客がせいろを頼むと緊張する」
と、行きつけの蕎麦屋が言ってたけど、
「かけ蕎麦の汁も日によって塩辛さや濃度を調整する」
のだそうだ。
そんな事を言われて、かけ蕎麦を食べてみたら、
蕎麦を食べきった後に汁が美味しい事に気付かされた。
以来、寒い時期は暖かい蕎麦にはまった・・と(^_^;
蕎麦粉が溶けた温汁の美味さは格別だし、
そして花巻蕎麦のように種物の風味で彩られた温汁も楽しい。
蕎麦の香りがわからない・・とか通ぶるのも良いけど、
種物の蕎麦の楽しみも、やっぱり蕎麦屋の魅力だと思っている。
で・・
鴨南蛮。
やっぱり、種物蕎麦としては最高峰だと思う。
また、鴨と称する肉はどんな物を使ってるか、
南蛮と称される長ネギはどんな形で出すのか、
はたまた「鴨南蛮」とオーダーしたら黙って蕎麦を出すのか、
みたいな自分流のチェック項目があったりもするけど(爆)
ここの蕎麦は、設えが良いよね。
特に、長葱の姿が美しくて嬉しい。
下手すると、焦げた面が全面に出た
痩せた感じの長葱になりやすいけど切り口を主に炙るやり方で、
こんな姿にしてくれる。
鴨は、所謂合鴨。(と言うか家鴨)
鶏肉じゃないからおっけ〜な感じで楽しみます。
でも、真鴨だったら、
どんだけ高くなるんじゃろ(爆)
ジビエとかで本物の真鴨を食べると、
身の赤さや、皮の固さ、肉質のしっかり感などに驚かされるし、
あの固めな肉を蕎麦の種に使ったら、さらに固くなって困るかも。
さて、
世間様は3連休。
そして、クリスマス商戦で
巷はごった返すのであろう。
酔ったところで、
早いとこ寝る事にします。
ごちそうさまでした。
おやすみなさい。
57点
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2016年12月22日木曜日
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