2016年11月16日水曜日

ナポリピッツァ

今日は、早めに仕事が終了。
 
遅番が打合せから帰ってくるタイミングまでいたけど、
中途半端な時間になってしまって、どうしたものかと思案。
 
最近行けてない店へ行くか・・と考えると
数件候補があがる。
 
あ・・
水曜じゃん。
 
市場が休みだから、鮮度重視な物はアウト。
香箱が解禁になってるので海系に行きたかったんだけど、断念。
 
ならばバーに、でも行くしかないねって事で行きつけのバーに。
 
軽く飲んでアテもつまんで良い感じになったところで、
悪魔の誘いが・・・
 
  
「本物のナポリピッツァが食べられる店があるんだけど行かない?」
 
 
これからですか?
 
 
「もう9時過ぎちゃってるけど、大丈夫?」
 
「ラストオーダー22時! まだ間に合う。
 シシリヤ並って口コミが流れてるから、気になっててね。」
 
「俺、既に鴨とか喰って飲んじゃってるから、
 大量には食べられないけど良い?」

「味見できれば良いんだ。
 マルゲリータを半分食べてくれればおっけ〜!」
 
「どこで待ち合わせ?」
  
 
と言う事で、
馬車道にあるピッツェリアへ行く事に。
 
FBに飲んでる写真なんか貼ると、
こういう誘いが来たりするのね〜と呆れつつも
店に行くと、9時半を過ぎているのに客がいっぱい。
 
2階席には空きがあったので、滑り込みセーフな感じで入店できた。
 
メニューを見れば、
マルゲリータ・ブッファリーナが1280円。
 
ブッファラを使ってるにしては安いからちょっと不安だけど、
初めての店では必ずオーダーする事にしているから、迷わずオーダーした。
 
ただこの店、ラストオーダー間際って事もあるのだろうけど、
とにかくフロアが怠そうに動くのが気になって仕方ない。
  
 
「なんかさ、フロアスタッフお疲れな感じだよね」
 
「うん。
 来るなって雰囲気じゃないから、まだ良いけど」
 
「しかし、グラスワインどう思う?」
 
「安っぽいソーダガラスのグラスに注ぐ時点で期待してないけどね」
 
「そうだねぇ。
 それでいて一杯700円取って、カベルネ40%のセパージュにしては
 あまりに軽っぽいから、ワインは高めの設定なのかもね」
 
 
私にとって、
美味しい料理が楽しめる条件ってのが、いくつかある。
 
例えば

 ①フロアスタッフの質
 ②料理から良い香りがするか
 ③客を楽しませる工夫が料理にあるか
 ④コストパフォーマンスは適正か
 ⑤トイレは綺麗になっているか
 ⑥店の流儀を押しつけ過ぎていないか

という感じ。
 
言わずもがな、なんだけど、
フロアがキビキビと動くのは当たり前として、
「その店で働く事が楽しい」という空気を持てるフロアがいると、
プレゼンテーションも魅力的になるし、店の中が明るくなって
料理の味わいが何倍にも美味しく感じられるものなのだ。
 
だから、
怠そうだったり、つまらなそうだったり、
客がアピールしても気付かなかったりするフロアがいる店は、
料理が美味しくても楽しめない事が多くなる。
 
で・・
そんな空気が漂っていたので、
当然会話も、ネガティブな方向に行ってしまうワケだ。
 
でもまぁ、
一人だったら自分の中にしまって、
素早く食事を終える、もしくは途中で帰るかの選択をするだけ。
 
そういう意味では、話し相手がいる方が不毛なケンカしなくて良いけど、
求めるマルゲリータが届く前に、期待値はなくなっていた。
 
  
これが、ナポリの名店のピッツァですか。
 
どれどれ・・・
 
 
 
トマトソースの、酸味が強いね。
モッツァレラに特段の魅力を感じないね。
生地は・・・ダメだね。
  
二階席ってのもあるのだろうけど、薄い部分がへなっとしてて、
ウェブ上に流れる口コミ情報にあるクリスピーさなんて、欠片も無い。
 
一階のカウンターで食べないとダメって事なのかも。
 
切り分けられているピースが大きいのでナイフで切り分けようとするけど、
耳の部分が手強くて、上手く切れない。
  
だから諦めて手で食べるんだけど、
台に腰が無いので、とにかく丸めて耳と一緒に一気喰いするしかない。
 
なんか・・・
楽しくないね(T_T)
 
 
「これだったら、敢えてこの店に来る必要は無い感じだね」
 
「うん、まぁ、閉店間際だから、皆さんお疲れなのでしょう」
 
「この後、シシリヤでマルゲリータ食べる?」
 
「あの・・・
 既に私、鴨と軽く炭水化物も食べてるって、申告しましたよね?」
 
「そうでした」
 
「それよりここ出て、どっかで飲み直そうよ」
  
 
と言うワケで、
ネットに流れる情報は信じない方が良い、
という傾向を強く感じた夜でした。
 
ごちそうさまでした。
 
52点(一階カウンターで、有名な揚げピッツァを食べるために、
    もう一回は訪れるかも知れない)

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