2016年11月5日土曜日

暖簾

暖簾分けという言葉があるけど、
同じ屋号を付ける事は同等の能力があると認める事で、
暖簾を分ける方にもとって大変な事だと思っている。
 
和食系の店には結構ある話だけど、
地名を足して本店とは違う事をアピールしたり、
共同経営者が仲違いして、元祖とか本家とかを付けて競い合う事も。

蕎麦屋や寿司屋、鰻屋あたりには
地名を加えた店名を使う店が多いように思うけど、 
家系と言われるラーメン屋だと、地名が店名って事もよくあった。
 
ただ、家系の場合、本家と言える吉村家の弟子達が○○家と名乗った事から、
家がつくラーメン店名は吉村家の流れを汲む事の裏付けにも見え、
同じスタイルのラーメンを出す店はこぞって○○家と名乗ってしまう。
 
ただ、なんちゃって家系でも同じ様なスタイルのラーメンを出すので、
味が気に入れば客側としては文句無い・・・と(^_^;
 
な〜んて事をつらつら書いたのは、
鎌倉にある蕎麦屋の暖簾分け店に行ったから。
 
   
「いらっしゃいませ〜。
 お好きな席へどうぞ〜」
  
応対してくれた女性が金髪系に染めた髪だったので
少しだけ驚く。
 
似合ってれば良いのだけど、
日本人の金髪染めって何となく違和感を感じるし、
蕎麦屋という和の空間の中で見ると、特異性が強調されるんだよね。
 
「鴨せいろを」
 

まずは何も付けずに、食べてみる。
 
う〜ん
噛み応えがありすぎるね(^_^;

鏡のように綺麗な面を持つ蕎麦だけど、
腰の強さが小麦粉の量の多さを感じさせる。
 
香りは弱く、固い感じの蕎麦で、
かつ蕎麦の形が整いすぎているように見えるので、
手打ちとあったけど、熟練の技にしてもなんか違和感。
 
まぁ、
とりあえず鴨汁につけて・・・と
 
え?
なんか鴨汁、寂しくない??
 

写真じゃわかりにくんだけど、
量が少ない&鴨が情けない感じ。
 
合鴨だと思うけど価格が950円とちょっと安めな事もあるから、
こんな物なのかも知れないけど。
 
上手く表現ができないのが蕎麦の美味さなんだけど、
不味いと言う事は如実にわかるのも蕎麦の味。
 
ツルツルッと入るこの蕎麦だけど、
のど越しが良いと私には思えない。

不味いとは思わないけど楽しめる感が弱いから、
たぶん流儀が合わない、って事なのだろう。

だけどね、
鎌倉で頑張ってる本店から見て、どうなんだろう?

暖簾分けた店がこれなら、本店も推して知るべし
って事にならないのだろうか??
 
等と、余計な事を考えたりして(-_-)

 
今日は22時までの勤務。
がんばろう。
 
ごちそうさまでした。
 
52点(案外、汁蕎麦だと良いかも知れないので、もう一回試してみるかも)

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