2019年10月31日木曜日

エルゴビバムスでダークマイルドとか

エルゴビバムスがマイクロブリュワリーとなってからは
作る物が面白くて、寄るタイミングが多くなった。
 
最初は店主が好きなヘイジーで、その次にはダークマイルド。
 
特にそのダークマイルドは、苦みもアルコールも弱いエールで
性格的には、食後のお茶代わりに飲まれるような黒ビール。
 
で、こいつは相当に黒ビールが好きじゃないと
たぶん飲んだら「なんじゃこりゃ?」と言っちゃいそうな
なんとも不思議なビールなのですよ。
 
おまけに薄いビールだから劣化も早く輸入するのも難しいわけで、
だから作っちゃったってのが店主の説明だった。 
 
ただ、そんなエールを誰が飲む?っていう事になるわけで、
日本で作る人はそう多くないと思うし、リアルにイギリスのパブで
黒ビールやエールあたりを飲んでないと想像もつかないテイストだから
自分としては凄く興味があるワケで。
 
とは言え、そんなエールを最初から飲むのは
既にどっかで引っ掛けてたり飯食っちゃった後じゃないと無理だから、
まずはソーンブリッジのジャイプールをスターターにした。
 
  

 
乱立気味のマイクロブリュワリー&クラフトビアバーだけど、
それなりに棲み分けができてくると、さらなる個性化は結構難しい。
 
にわかファンがクラフトビアバーに訪れたら
黒ビールは格好つけて飲むくらいが関の山で、
IPAや白ビール、ヘタすりゃピルスナーを飲んで満足
となる傾向はやっぱりある。
 
そんな中でエルゴビバムスのタップリストは
最初から指向性を感じていたけど、
イギリスやベルギー、勿論アメリカのビールも繋がっていて、
一杯の量が少なめな設定である事が残念ではあるけど、
明らかに他の店とは違う流れを感じていた。
 
 

 
そんな店で出てくるアテに拘りが無いわけはなく、
ちょっと変わったものがボードに書いてあったりするけど、
それも数は多く無いので、定番であるソーセージを食べる事が多い。
 
六角橋にある肉屋の物と聞いているけどこれが本格的な物で、
このソーセージを食べるだけで来ても良いくらい。
(それですむわけは無いけどね)
 
 
で、お目当てのダークマイルド!
 
 

 
この店、実はグラスにもかなり拘りがあって、
メーカーで出してるオリジナルグラスを用意してくれる事が多い。
 
ビールもグラスでかなり味わいが変わるので、
そこは飲む方にとってもありがたいのだけど、
さすがにダークマイルドは自家製で専用グラスを作る事は無いのだろう。
 
だからこうやってギネスのグラスで出してくれたんだけど、
違うブランドだからね!って事でロゴが見えないように置いたのかも。
 
あ・・・
懐かしい・・・
 
この優しい味わいは、知らない人でも受け入れると思うけど、
黒ビールの美味さのモトみたいな味がしっかりあって、
黒ビール好きなら間違い無くやられちゃうエールになっている。
 
WRCに挑戦するISUZUチームに同行して2週間イギリスにいた時、
ランチや夕飯後の飲みにパブに訪れて、見た事もない銘柄のビールやエールを
水代わりに飲んでいた事を思い出した。
 
あの時飲んだ味が蘇るって、つまりこのダークマイルドは
ちゃんとイギリスの風を再現できているって事なんだろうね。
 
誰も作らないから作る、という差別化は
乱立ぎみなマイクロブリュワリーの中でも大事な動きだと思う。
 
そしてそんな挑戦を見せてくれる店がある事は
自分としてはかなり楽しい。 
 
え?
次はドルトムンダー??
エクスポートケラーという名で繋ぐの???
 
また、ここに来ちゃいそうですな(爆)
 
ごちそうさまでした。 

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