すっかり南のカレーに慣れてしまったって事を。
北と南で大きく違うのは味の構成。
よく北はドロドロで南はサラサラとか言うけど
そんな事は無いように見せるのは日本人に受ける物を用意するからだ。
ただ、使うスパイスが違う事と、
南は味付けに酸味のある物を使うので(例えばタマリンド)
食べた時の味わいが凄く違ってくる。
初めて南系のカレーを食べた時は、
その酸味が強く脂が少ない事に物足りなさを感じた。
でも、自分が家で作るカレーは
トマト(ホール・ジュース・ピューレ)と柑橘系を使って
酸っぱさを出しているので、自分の流儀に南のカレーが合ってしまい、
気付いたら南系のカレーばっかり食べるようになっていたのだ。
そして北系のカレーを食べた時には
酸味が無い分物足りなさを感じた上に脂っこさが舌に残って
なんだか美味しく無いって思ってしまった、と。
食なんて実はそんな物で、
日頃食べてる物が規準になって美味しさを判断するだけで、
それよりも食べる時の環境や同席する人達との関係なんかで
味わいは変わってしまういい加減な物なんだろう。
でも、あの店のアレが食べたい!って思う料理はやっぱりあって、
今日訪れたナクシャトラでは「海老トック」という
海老の旨味がタップリとソースに入ってるカレーがそれにあたるのだ。
あ・・・れ・・・・?
メニューに海老トックが無い??
ちょっと待ってよ、それが目当てで
わざわざ食べに来たのに、それは無いよ〜(T_T)
海老マサラとかはあるけど・・・
「デキマスヨ、海老トック」
「あ、嬉しい。
でも何故メニュー落ち?」
「アンケート取ッタラ、辛イって意見ガ多カッタノデ」
「え〜、ちっとも辛くないじゃん?」
うん、ちっとも辛くないと思うんだけど・・・
え〜っと、海老トックだと言って出てきたコレは、
以前の海老トックとはだいぶ違う感じ。
なんかもっと、ネットリとした仕上がりだったけど・・・
↓
(去年撮影した海老トック)
まぁ、そもそもトックという料理がどういうやり方だかよくわかってないし、
記憶では揚げてから和えるという料理との事だったから、
急遽作ってもらったあので和えるカレーが以前の物とは違うのかも知れないね。
でも・・
美味いわ、やっぱ(^_^)
海老〜な味わいが、すっげ〜楽しい!
ナクシャトラは南メインだけど日本人受けする北のカレーも出してて、
南の料理はマークを付けてわかりやすくしてある。
そんな中で、ケララパラタという南のパンがあったのでオーダーしたら、
ぶ厚く焼いたお好み焼きの皮みたいなのが出てきて、ちょっと驚いた。
味は良いけど結構固いので、カレーとケララパラタの味が
融合しない感じがするのだ。
まぁ、そもそも南インドは米食な地域なので、
やっぱりレモンライスとかビリヤニとかを食べるべきだったかも。
関内にはボーディセナという本格的な南インド系料理店もオープンしてるので、
ナクシャトラとの違いを確認しに行きたいところ。
(問題は退勤時刻だが)
東京ではかなり南インド系料理店があると聞くけど、
横浜にもそんな風が吹きだしたのかも知れないね。
ごちそうさまでした。
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