秋を感じると、何故か親子丼が食べたくなる。
理由はよくわからないけど、
冬に向かって身体が鶏肉とか鶏の脂を求めるのだろうか?
で、そんな時の親子丼は、蕎麦屋のそれじゃなくて
焼き鳥屋のものであって欲しい。(肉が全然違うしね)
ただ、焼き鳥屋へ行って
親子丼だけ食べるってのが難しい。
酒好きの人間にとって、酒を飲まずして
焼き鳥を食わずして焼き鳥屋にいる事は、
罪深い行為だとどこかですり込まれているようだ。
だからこうなるよね(^_^;
アテは炭火で焼いた豚肉。
仙雲は鶏肉専門じゃない焼き鳥屋で、
こういったアテが結構楽しいのと、日本酒も良い物が揃っていて、
これだけで終わっても良い形は出来上がっているワケだ。
ネギマはタレで食べたいと思っていても、
つい「タレで」と言うのを忘れて塩で焼かれてしまう。
肉その物を味わうなら塩でってのはわかるんだけど、
タレで焼くと炭に落ちてなんか悪影響があるのかなぁ・・
と思うくらい、タレ焼きを拒む感はどの店でも感じられる。
ただね、自分にとってタレで焼いたネギマは
父親との唯一の思い出という感情問題なので、
できるだけタレで焼いてもらってる。(何回も書いてるけど)
で、色々と串を食べてると本来の目的を忘れそうなので、
今日は早々と親子丼をオーダーした。
玉子の良い香りがする親子丼。
仙雲は店ができた頃に入ってその塩の多さにコーションを出したけど、
それから何年経ったのかな?(焼き鳥も親子丼も塩辛くてまいったっけ)
お〜
楽しい(^_^)
やっぱり店が生き残っているのには
ちゃんと裏付けがあるんだね。
一時期山下町でも焼き鳥戦争があって、
「友酒家」が美味い・安い・気軽な店として名をなし、
「仙雲」は同等以上の焼き鳥を出していたけど価格も高く劣勢に回り、
そこへ関内でやってた「侍」が中華街入口に店を出し、
石川町には「鶏ロメオ」(美味しいけど一見には冷たいので行かない)
元町の裏には「たまや」が居酒屋チェーンなのに本格的な焼き鳥屋として
不動の地位を得ている、という状況があった。
そして新たに鶏肉を卸す肉屋が中華街で「ル コック」という焼鳥バルを出店!
という中で営業を続けている力は本物なのだと思う。
と言う事で、親子丼をたのしくいただけた夜、
家へ帰って即位礼正殿の儀をテレビで見たいという気分も盛り上がった。
ごちそうさまでした。
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2019年10月22日火曜日
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