2019年10月16日水曜日

消費税増税で値上げ?→バーグの場合

消費税上がるとこうなるのね・・・
と感じたのはコンビニでランチを買った時。
 
軽減税率&キャッシュレス決済での割引があったりで
いつもより安く買ってる気分になってしまい、
レシートを見てわけわからんと思ったのも事実。
 
ただ、増税後に飲食店で食事をしても、
税金合算後の金額しかわからなかったりすると
増税を見越した値上げだけが目立つようにも感じる。
 
つまり、値上げした?
ってシンプルに思うわけですよ。
 
で、実際、このタイミングで値上げする店もそこそこあって
増税分だけじゃなくて、コスト設定を変える店もチラホラ。
 
これを便乗値上げと言うべきかは別として、
値上げしたらクオリティもあげて欲しいと消費者としては感じるワケで。
 
で、遅番の今日、バーグ吉野町店へ行ってみたら、
スタミナカレー、値上げしてました。
 
770円(税込)→800円(税込)
 
これね、原価は713円弱だったものを727円に値上げした
って事になるのです。(それぞれに8% 10%の税を加えてみればわかる)
 
こういうの、仕事柄即座に計算できちゃうのが悲しいけど、
増税分だけを上げたら784円余で、端数切り上げで785円にするのがフェア。
 
代金の授受が面倒だから800円にしちゃう気持ちもわかるし、
本店の杉田より安いから文句言うなって言いたくもなるだろうけど、
便乗値上げした〜って気分にさせられる客としては、面白く無い。
 
で、原価14円程度の差は料理に出るわけもないだろうけど
とりあえずオーダーしてみるワケで。
 
 

 
安定の風景だよね。
味はどうだろうね?
 
 

 
安定の味だよね。
 
仕入れ原価も上がってるからキープするための値上げ、
という感じだね。
 
しかも今日は、ちょっとソースが薄い感じ。
でもこれはソースのローテーションの問題だとも思うので、
同じレシピで仕入れ価格上昇分も加味した値上げだと主張するのかな。
 
ちなみに、会計的に言えば、
消費税というのは物を買った時に預かり、支払う時期に一括して支払うもので、
消費税を抜いた本体価格で収支を見るのが原則になる。
 
つまり、仕入れ価格の上昇も消費税分だけだったら
本体価格は変わらないので、実は税込価格で判断するのは
ちょっとおかしいって事になる。
  
だってさ〜上がった分の消費税増税分が仕入れでも増えるじゃん?
って言う人もいると思う。
 
でも消費税を支払う時は
乱暴に言うと、売上などで預かった消費税額から仕入れ等にかかった消費税額を引いた額
を納付する事になるので、上がった消費税分はそこで清算されるのですよ。
 
もっとも、前々年度の課税売上が5000万円以下の事業者が簡易課税制度を選択していると
仕入れにかかる消費税額をみなし仕入率で算出する事ができるので、
飲食店の場合は課税売上から預かった消費税額から、売上消費税額の6割を引いた額が
納付税額になる優遇が受けられるので・・・
 
難しい?
  
簡単に説明すれば、100万円で仕入れた材料を200万円で売るとして
売上の消費税は20万円で、仕入れの消費税は10万円となるから
消費税の納付額は10万円だよ
 
って言うのが通常の計算。
それを優遇を受けた場合は
 
売上の消費税額20万から飲食業の場合はみなし仕入率60%を引いた額=
12万円を引いて消費税の納付額は8万だよ
 
って事になるわけ。
 
とは言え、仕入れ以外にも費用は色々かかる上に人件費(最低賃金)が
毎年3%弱アップしている今は、これくらい上げないとやってられない
って事なんだと思ってしまう。
 
経営上は、仕入れ以外にかかる費用の増大の方が悩みどころで、
消費税増税よりも、人件費を上げる流れの方が恐い、と思う。
 
な〜んて考えだすと消化不良起こしそうだから、
とっとと出勤しよう(爆)
 
ごちそうさまでした。

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