2019年10月2日水曜日

同發で排骨カレー

働き方改革とかでとにかく有休を取れとうるさく言われるので、
会議で出張する日をオフにして、取るならちゃんと取りたい有休を消化する。
 
働き方改革って、所詮上目線のデスクワーカーがつけた名前だよね?
 
実際は、スタッフが足り無い分を残業や休日出勤とかで補って、
ぎりぎりでバランスしてるような企業の場合、物理的に休めない事も多く、
現場を知らずに上から物言うなって、スタッフ側は思うはず。
 
本来は、そんな企業が適正数なスタッフを雇わせないといけないんだし
それこそ「働かせ方改革」が企業に必要なんだと思うけど。
 
・・と、会議終了後に中華街でランチでも、と足を延ばしてみたけど、
何も売らない占い屋や、美味しいワケが無い食べ放題店が増えていて、
しかも今日が水曜だったために多くの老舗店も休み、というオマケまでついた。
(中華街の古い店でじゃ水曜定休が多い)
 
 

 
そしてアジア系外国人も多くいて、ちょっと見ここはどこ?
な気配すらあるわけで、チラッと写真撮って驚いたのはちゃんとした中国語で看板が
結構多くおいてあったりしたって事。
(画面左下の看板にある二人世界って、2名様用セットという意味の中国語)
 
もともと横浜は港町で、様々な国の人が生きる町でもあったけど、
中国文化が色濃く出てきたのはここ数年のこと。
 
北京や上海では商売させてもらえない福建とかの人達が
差別が多くない日本で商売するようになってきてからという事もあるのだろう。
 
それにしても、わざわざ中華街まで来て
目当ての店が閉まってるって悲しい。
 
南粤美食は相変わらずの行列状態だし、
ローズホテルでハンバーガー食うのもアレだし・・・
 
あ!
そうだ!
 
久々に同發でカレー食べてみよう(^_^)
 
ちなみに、横浜中華街におけるカレーライスは
もともと賄いとして食べられていて、メニューには載らない物だった。
 
ランチや炒飯などに付けるスープに、玉ねぎとか肉をぶち込んで煮込み、
カレー粉で仕上げてご飯にかけた簡単な料理。
 
でも、あの暴力的とも言える香しいカレーの匂いは魅力的で、
その上中華料理店では普通に客席でスタッフが賄いを食べている事もあって
そのカレーを見た客が食べたいと所望する。
 
で、食べたいと言える常連だけが、メニューに無い賄い料理を楽しむ、
という文化が出来上がってしまったわけだ。
 
北京飯店や保昌のようにメニューにカレーを載せた店もあるけど
同發は未だに裏メニュー扱い。
 
そして普通のカレーライスと排骨を乗せた物が、
言えば普通に出てくるワケだ。
 
 
「すいません、パイコーカレーできますか?」
 
「できますよ」
 
「じゃ、ご飯少なめでお願いします」
 
  

 
来たよ〜
これだよ〜
 
この薄い黄色のカレーは同發だけの独特のもの。
そして排骨はカレー風味の唐揚げのような物なので
これまたカレーに合うわけで。
 
衣はちょっとガリガリ系で、
肉は薄いけど歯ごたえある適度な厚みがあって
排骨&ご飯も楽しめるようにカレーをかけてないセッティングが心憎い。
 
揚げ物&脂身付きの肉なんて普通は避けるものだけど、
これをオーダーしたのは排骨でビールを楽しみたかったに他ならない(^_^;
 
 

 
いや〜
懐かしい味(^_^)
 
カレーその物は穏やかと言うしかない刺激が少ない物で、
豚肉とタップリ入った玉ねぎが作り出す味わいは
他の店のような塩辛くスパイシーでドッシリとした味わいとは
明らかに違う楽しさがある。
 
ただ、今の人達の感覚から言えば
ちょっと薄味?て思うかも。
 
ところで、このカレーを食べると思い出すのは、
事務所が中華街にあった頃、仲閒とランチを中華街で食べてて、
同發でカレーを食べた日に取材を受けたこと。
 
当時発刊してまだそんなに長くなかった横浜ウォーカーが、
皇帝への道と題して中華街の食べ物コラムを載せていたのだが、
裏メニューの調査で同發に来て、実際に食べてる人にインタビューする企画だった。
(仲閒2人と一緒に写真載っちゃったのは秘密)
 
ただ、中華街の裏メニューって常連じゃないと出してくれない物なので、
彼らも取材に困っていたので相談に乗って、数件紹介するようになったっけ。
 
で、その時横浜ウォーカースタッフから「皇帝」というあだ名を
いただいてしまう、という付き合いにもなってしまい、
困ったら皇帝に聞けという流れもあったらしい(^_^;
 
今はネットでいくらでも情報が出てくるけど、
当時はまだまだ足で情報を集めていた頃。
 
そんな努力が記者の実力の1つでもありリアリティの裏付けでもあったから、
雑誌の小さな記事でも価値が大きかったのだと思っている。
 
それにしても、中華街もラグビー観戦できた外国人が多いね。
頼むからビールを飲み干さないでほしいわ(爆)
 
ごちそうさまでした。

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