今日は視察、という事で横浜美術館で開催されている
篠山紀信展を観覧した。
篠山紀信は、自分にとっては神様のような存在。
フィルム時代から現在に至るまで、
その世界観は揺るぎないものとして存在していて、
表現し続ける生き方には、憧れにも近い感情を持ってしまう。
彼がミノルタを使っていた事もあって
私も最初の一眼レフを選ぶ時ミノルタを選んだくらい、
柔らかい、だけど確実にそこにある空気が写っている写真に惹かれ、
自分としても、その場の空気を大事に切り取る事を目標に
今でも写真を撮っているのは、言うまでもない。
展示を見て驚いたのは、
とにかく個々の写真が大きすぎること。
美術館の壁半分を占有するくらいの大きさでポートレートが展示され、
プリントの質を見ようと近づくと、照明で光って見る事ができない(-_-)
それと、大きくプリントするためのスキャニングや後処理の関係か、
せっかくの柔らかい質感が弱くなるほどにカッチリとした画像になって、
それこそ、10メートルくらい離れてみるのが丁度良い感じになっていた。
でも、40年以上前からのポートレートがそこに再現され、
あの時代の空気がちゃんとある事を感じられる事は、凄い刺激になる。
勿論、彼がチョイスした写真は素晴らしい物ばかり。
そして「どうだ!」と彼が叫んでいるような写真の凄みは、
やはり昭和な時代の空気その物だとも、感じてしまう。
ただ、
展示がそんな感じだったので見る事ができた作品数は少なく、
距離が必要なだけに、ちょっと座るための椅子なども無かった。
さらっと見て、ロビーで腰掛け、
30年近く前にできた美術館の空気を味わう。
当時から無機質だったロビーの風景は、
丹下健三が仕掛けたままに生きていて、
時間が止まっているような気さえした。
まぁ、
昭和の空気を写真で感じ、
昭和な時代に仕掛けられた空間に身を投じれば、
当然、そういう気分にもなるって事なのだろう。
さて、
たっぷり昭和の空気を吸ったから、
身体にもなにか良い物を与えないと。
とは言え、
気候変動のせいもあって不調続きなので、
量はあまり食べたくない。
という事で選んだのは、コレだった。
「すっぽんうどん」と言われたけど、
稲庭うどんのような麺が出てきて、ちょっと拍子抜け(^_^;
すっぽんは、疲労回復や間接痛に効果があるとも言われるけど、
コースでちゃんと食べた事なんて無いので、正直わからない。
勿論、今日はたまたまこんなのがあったから食べられたんだけど、
今まで食べたすっぽんって、ネイティブな中華料理の物だったりするので、
基本、生臭いってイメージしか無かったりする(爆)
あ・・・
なんかちょっと、やっぱりクセがあるね(‥;
すっぽんは凄く小さい肉がちょっと入ってる感じで、
食べたって気持ちにはなれない。
味は上品な感じで、
何となく後を引くような魅力がある。
食べていくにつれ、どんどん美味さが増していく感じで、
汁を全部飲みたい欲望と戦うのが大変だった。
でもやっぱり
太いタイプのうどんが欲しいかも(爆)
明日も、
夜22時までの勤務だ。
早く寝なくちゃ。
ごちそうさまでした。
☆
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2017年2月4日土曜日
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