2016年5月1日日曜日

ワンタンスープ専門店

「実は、3年間研究して、
 やっと納得のいくスープができたんですよ。」
 
「3年?
 どんなスープ?」
 
「鶏スープなんですけど、
 鶏ガラではどうしても納得がいかなくて・・」
 
「でも、店では鶏スープなんて出してないじゃん?」
 
「えぇ、この店のものじゃなくて、
 ワンタンスープ専門店を出したんですよ。」
 
「え?
 あの長者町バス停近くにある謎の??」
 
「謎って(爆)」
 
「いやぁ・・・
 バスに乗ってると見えるんだけど、
 すっごい気になってたんだ。
 雲呑麺ならいざ知らず、ワンタンスープだけでやってるって
 どんだけチャレンジャーなんだろうなって、ね」
 
「化学調味料、一切使わずに仕上げて、
 ワンタンの皮も餡もスープも、全部納得いく形になったんで、
 今年の2月にオープンしたんです。
 是非1度、食べてみて、感想頂けば嬉しいんですけど。」
 
「行く行く!」
 
 
という会話を行きつけの店で聞いて、
ならば・・と、その「ワンタンスープ専門店」へ行ってみた。
 

 
ミックスワンタンスープ塩
 
雲呑は餡が肉だけのオリジナルと、海老入りの物があるんだけど、
このミックスはそれぞれ5個ずつ入ったもの。
 
スープは塩と醤油があるんだけど、
鶏スープって言ったら塩だよね・・とオーダーしてみる。
 
イメージとしては上湯だったんだけど
どっちかと言えば白湯だね。
 
 
「こちらのスープ、醤油の倍、鶏を入れてるんです。」
 と店長の説明を聞きつつ食べてみると・・・
 
 
美味い(^_^)
 
あ、でも・・・
 
これって、化学調味料漬けの料理を食べている若者には
あまり受けが良くないかもしれないね。
 
ただ、鶏の滋味がたっぷりなのと雲呑の皮の心地よさが楽しく、
雲呑の餡は適度に食感を残してある感じになっているので、
味に敏感な世代なら、支持する人も一定層いると思う。
 
自分的には、中華街で懇意にしている名店の絶品スープに近い感触があるし、
この白湯っぽいスープの鶏の量を考えると、リーズナブルなのでは?
って思ってしまった。
 
これ、清湯(醤油スープ)の方も食べないとダメだね。
 
これだけスープがしっかりしてれば、
清湯の方もかなり楽しいはず。
 
上海料理の店でよくやる海苔を散らして食べてみたいな・・・
と思ったりするけど、3年も研究してから出しているなら
今の状態が一番バランスが良いのだろうと、想像できる。
 
鶏そぼろご飯もあるって?
 
小さいお椀に雲呑一個か二個入ったスープとセットがあったら
それとビールで楽しんでみたいね。
(ちょっと通ってから提案してみるかな)
 
 
という事で、
出勤(遅番)前に食べたスープの事を書いてみたけど、
こういう味わいで勝負をしようとする若い世代がいる事って、
ちょっと嬉しくなる。
 
ファストフードで濃い味や化学調味料の味で慣らされた若い人達は、
食材の美味さや香りの楽しさ、食べた後の気持ち良さを理解できる回路が
育ってない事が多い。

だから、若い世代を連れて食事をする時は、
無化調な料理を出す店は避ける傾向が、私にもある。

美味しいけど物足りないって感じを受ける事は想像に難くないし、
説明しても食習慣の強さが勝つことも知っているので、ね(^_^;
 
ただ、自分がご馳走する場合は別(爆)
 
自分が美味しいと思ったものを食べるし、
自分が美味しいと思うからご馳走するんだしね(^_^)
 
 
ごちそうさまでした。
おやすみなさい。
 
61点(久々の60点超え)

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