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2015年11月28日土曜日
変わっていく野毛
野毛という街は、
戦後の闇市があった頃からずっと、
良くも悪くも繁華街であった。
みなとみらい地区が開発された頃、
客足が消えてしまうのでは?と危機感が膨らんだ事もあったが、
安くて美味しい飲食店が若者を引き寄せたのか、
凄く賑わいがある街になっている。
「久々に野毛で飲まね?」
「野毛〜?」
「昔は行きつけとかあったじゃん?」
「あったんだけどさ・・
最近なんか閉めちゃってるんだよねぇ」
「違うな。
MMに行きつけがあるから、行かなくなっただけだな」
「決めつけないで欲しいね」
「ほ〜
じゃ、オススメの場所をあげてみろよ」
「・・・・
Rとか。」
「それ、MM卒業した人が跡を継いだバーじゃん?」
「ま、
昔ながらのお好み焼きでも食べようよ。」
今日は約束があって、野毛へ出ていた。
久々の野毛は、土曜というのに人通りが多く、
若者は店の外の簡易テーブルに座って、路上飲み会を楽しそうに行っている。
横浜でそんなスタイルが多く見られるのは野毛だけではないだろうか?
と、個人的には思っているけど、そもそも若者が集う飲み屋街に
私自身は足を向けないから、実際のところはわからない。
でも、みなとみらいの小洒落てコストの高い店で食べるより、
とにかく安くて、多少の粗相も多めに見てくれる街の方が、
気楽で良いと思うのは道理だろう。
そんな、若者が集う街なのに、
私達が入った昔ながらのお好み焼き屋では、
団塊の世代なオヤジ達がこれでもか・・と集って、
楽しそうに騒いでいる店だった。
考えてみれば、自分でタネをこねて鉄板に広げ、
最初から最後まで調理するスタイルのお好み焼き屋って
ここ10年以上、行った事が無い。
最近ではどこの店でも店員が焼いてくれるし、
その方が絶対美味いと思うほどその焼き方は理に適っていて、
見ていて感心する事が毎度の事だった。
「この、自分でこねて、自分で焼くってのは
関東風なんだろうか?」
「そんな事無いと思う。
俺が大阪で食べた時は、自分で焼く店だったな」
「そうなのか。
若い頃お好み焼き屋に行くと、
高そうな店ほど、自分で焼く店だったからさ。
『ぼてじゅう』とかの関西の店が来た時、
店員が焼いてくれるのが関西風なのかなって思い込んだのかもな」
子どもの頃食べたお好み焼きは
駄菓子屋の奥でm店のおばちゃんが丁寧に焼いてくれた物だった。
小麦粉を水で溶いた生地を薄く鉄板の上で伸ばして、
その上にキャベツを乗せ、天かす長葱、桜海老や紅ショウガ等を
ほんの少しだけ振りまいて、さらに生地をかけ回す。
そしてひっくり返して焼き上げたら、ソースをハケで塗って
青のりを振って、出来上がりだったそれが、実に美味しかった事を思い出す。
今日はさらっとお好みやと焼きそばを食べて、
ビールを楽しんだら、梯子をしようという事になっていたんだが、
ぎゃあぎゃあ騒いでるオヤジ達の声が何故か心地よく、
しっかり落ち着いて飲んでしまう形になった。
「不思議だよな。
バーとかで居酒屋と勘違いして騒ぐ小僧達の声は
凄く気に障るのに、このオヤジ達の笑い声には腹が立たないって」
「なんかさ、街の重鎮達の忘年会な感じがあるけど、
確かにイラッとしないのは不思議だね」
「もしかしたら、女が1人もいないからか?」
いや、そうじゃないな。
確かにオッサンしかいない店だけど、
その声質が、尖っていないからだろうな。
と、どうでも良い事を考えつつ食べるお好み焼き&焼きそばは、
関西系のソースとはちょっと違う辛みと酸っぱさが全面に出る味わいで、
どこか懐かしい味わいで、楽しかった。
でもね
ソース味だけってのは飽きるのだよね(爆)
「次、行こうぜ。
若い姉ちゃんが集うような店にさ」
「だから、最近の野毛って詳しくないんだってば」
「イタリアンとかクラフトビール屋とか、今風なところへ行けばいいじゃん?」
という事で、
昔ながら居酒屋の上に新たにできた、というイタリアンに行ってみた。
ゴボウの生ハム巻き
ワインのアテに頼んでみたけど、
これはアイデアの勝ち、料理だった。
県内産の野菜というゴボウの甘さが、
辛すぎない生ハムと上手く合って際立つ感じがあって、
ワインのアテとしても、ちょいと食べ過ぎた腹にもよいかも。
それとやっぱり、安い。
一般的なイタリアンに比べて、
10〜20%程度安い感じがする。
ワインもそこそこのワインがグラス500円で飲めるから、
人気が出るのがよくわかった。
ただ、やっぱり若者が多く、
女子率も高い。
その結果・・・
うるさい(爆)
「やっぱ、うるさいな」
「うん」
「静かなバーにでも行くか?」
という事で
久々に「週末、デブになる」を実践してしまった。
ごちそうさまでした。
ーーーーー
お好み焼き
ーーーーー
「みかさ」
045ー231ー0353
横浜市中区宮川町2-23
月曜定休
[火~金]17:00~23:30
[土]12:00~23:30
[日祝]12:00~22:30
ーーーーー
イタリアン
ーーーーー
「トラットリア・バジル」
045-241-3708
横浜市中区花咲町1-40 3F
無休
16:00~26:00(25:00 L.O)
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