2020年2月29日土曜日

ヴェールで鹿とか


  
閏年にしかない2月29日。
この日に生まれた人は毎年の誕生日をいつ祝うんだろう?
って素朴な疑問を持っていたりする。
 
誕生日は親に感謝する日だって誰かが言ってたけど、
確かにその点では同意できる。
 
例え困った親であっても、
生んでくれなくちゃ今は無いんだからね。
 
なんて思うのは何故だろう。
 
毎年、古いモルトを1本開けるってイベントが
ジワジワとできない感じなっていて、コロナの馬鹿野郎〜
な気分にやられているからかも知れない。
 
って言うか、かなり仕事に影響が出ている上に
気持ちを和らげてくれるような人と会えないとか
美味い食事を楽しめないとか、気持ちが落ち込む事ばっかりってのがね。
 
それにしても、閉めたままの店とか
早じまいな店が多くて、マジ困ってるんだけど・・・
 
今日は夜中に食べられるフレンチとしては
マジ最高なんじゃないか?って店が開いてるってわかって
夜中な時間に食べに行こうって思ったのですな。
 
 

 
ヴェール(ヴェール・パール・ナオミオオガキ)は、
最近開発して行くようになってる深夜用レストランの中でも
驚くべきクオリティの店だと感じている。
 
続けて行ってもクオリティとサービスは落ちず、
メニューの幅はちょっと狭めであっても、
その時手に入る食材をアルザス料理をベースにしたフレンチとして、
またワインバー的にも楽しめる工夫があって、居心地が良い。
 
でも、何故ここまで美味しい店がここ?
って場所にあったりするのがかなり不思議。
 
 

 
根菜を温野菜的に食べつつ、飲むのはアルザスのピノ。
 
アルザス料理がメインのこの店では
ワインも勿論アルザスになるから、チョイスはスタッフに任せて
グラスで楽しむのが決まりになってきた。
 
 
「今日は、ちょっとフレッシュで楽しめる鹿がありますけど」
 
「あ、良いですね。
 パテ・アン・クルートに惹かれてたけど、そっちにしよう」
 
「フレッシュな焼き方で大丈夫ですね?」
 
「お願いします」
 
 

  
お〜〜
なるほど、レアな焼き上がり。
 
で・・・
 
やべぇ〜
美味ぇ〜〜〜
 
なんだろう、この赤身系な味わいの美味さ。
牛の赤身とは別物なんだけど、クセは無く美味さだけを抽出して
肉を食べた〜な気分にさせてくれる一皿なのだ。
 
蝦夷鹿とあったけど、
このクオリティの肉ってそう無いんじゃないだろうか。
 
最近は和牛の脂に対応しにくくなっていて、
だからアンガスとかオージーとかの肉を食べるんだけど、
この鹿食ったら、牛より鹿って記号が頭に刷り込まれそうだ。
 
 
「いつも、そんなカメラで写真撮るんですね」
 
「えぇ、スマホだと綺麗に撮れなくて。」
 
「あ〜、やっぱり全然綺麗ですね」
 
 
帰る直前に、シェフが挨拶に来てくれて
Rで撮ってる写真が気になっている風だったので
加工前だけどカメラのモニターで見てもらった。
 
コロナウイルスの影響はあまり感じていないと言うけど、
それは常連客が多い店に共通することで、
それでも例年よりは1〜2割は客足が落ちている、というのも同じ。
 
ただ、居酒屋や飲み屋はかなりやられているようで、
このまま続くとどうなるか不安だ。
 
ヴェールは、カウンターでワイン飲みつつアテを楽しむ
って食べ方もできるので、また来そうな予感がする。
 
さて、終電来る前に帰りましょう。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...