2016年4月8日金曜日

小龍包

毎年この時期、
脚と言うか左半身と言うべきか、
とにかく身体の奥底が全体的に痛い、という状態になる。
 
季節の変わり目に古傷が痛む、という人も多いと思うけど、
何故そうなるのか、不思議でたまらない。
 
脚が痛む前は、折った部分がどんより痛んだり、
腰がジワッと痛むくらいで済んでいたんだけどね。
 
という事で休日となった今日は、 
ひたすらゴロゴロとして、筋肉を休める事にしていた。
 
でも頭に浮かぶのは・・・

こんなんです(^_^;
 

小龍包
 
この単純にして不思議な食べ物は、
グルメ漫画で有名になるまではあまり注目されていなかった。
 
勿論、中華街にほど近い場所に会社があった関係で
私自身はよく知っていたのだけど、敬遠がちだった。
 
理由は色々だけど

まず高い!
そして、食べ難い!!
さらに・・・失敗すると服を汚すか、口の中を火傷する(爆)
 
もちろん、熱々のスープが中に仕込まれているような点心だから
作る技術も手間も必要で、その分コストがかかるのはわかっていた。
 
食べ方も、レンゲを上手く使って、中のスープを楽しみつつ
針生姜をちょっと合わせたりしてアクセントをつけて、
適度な温度になった頃合いで、がぶりといく事も覚えていた。
 
それでもやっぱり、高いよねって思っちゃったのは、
他にもっと楽しい料理が多くあったから、だと思っている。
 
そんなイメージが変わったのは
台湾で鼎泰豐の小龍包を食べてから。
 
極薄の皮の中にはたっぷりのスープが入り、
箸でつまんでもその皮は破れない。
 
だから、意を決してそのまま食べてみたら、
なんとも優しい皮の食感があり、そして奥行きのある適温のスープの旨味が
口の中いっぱいに広がって、餡の味わいがしっかりと主張しつつ
渾然一体となる味わいが待っていた。
 
その時思ったのは、鼎泰豐の小龍包が絶品である事を理解しつつも、
日本で食べている小籠包も、決して悪くない、という事だった。
 
以来、よく行く店でも小龍包を食べるようになり、
同時に中華街の各店で出される小龍包も食べるようになる。
 
で・・・
高島屋の社長の娘が、台湾から鼎泰豐、香港から糖朝を連れてきて
子会社を作って営業展開するという荒技を見せたけど、
横浜高島屋にできた鼎泰豐の小龍包は、正直言って中華街のソレに負けていた(^_^;
 
 
写真の小龍包は、特級点心師が作ったもの。
  
台湾系の物では無く大陸系の物だけど、
大陸系の小龍包の方が皮が厚めでモッチリとしてて、
個人的には趣味なんですわ。
 
この店も、一時期コストダウンから皮の味が落ちてしまい、
それにつれて足が遠のいていたんだけど、
日々研究を怠らない店なので復活しているだろう・・と思って行ったら、
コストパフォーマンスに優れた物になっていたワケだ。
 
という事で最近は、
たまに顔を出しているんだけど、
人気が出ちゃって席が埋まっている事が多い(>_<)
 
とは言え、商売繁盛何よりです。
 
 
書いてたら、食べたくなってきた(爆)
 
でも明日は早番。
早く寝なくちゃね。
 
 
ごちそうさまでした。
おやすみなさい。
 
59点

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...