2023年5月31日水曜日

丸の内って言ったら、やっぱウルフギャングで肉だよね


 
東京には行きたくないって思うのは、何故だろう。
色々と考えて気付いたのは、電車に乗る時間が長いからって事。
 
多分それは、幼い頃に乗った激混みな東海道線での思い出が
トラウマになって残っているのかも知れない。
 
今でも、電車とバスがあったらバスを選ぶほど電車の中にいる事が不安で、
さらには「座れない」事が恐怖であったりもする。
 
だからそんな自分が東京まで出るってのはかなり大事な用事があったり、
大事な誰かと会うとかの約束がある時なんだが、
今回は以前から気になっていた「ヘラルボニー」の展覧会があるので
興味に負けて出かけてみた。
 
 
 
 
SMBCアース・ガーデンで開催されている展覧会「ART IN YOU」は、
「障害」は個性の「違い」に過ぎないことを示し、
社会の見方を変えようとして設立された「ヘラルボニー」の展覧会。
 
「障害者アート」が厚労省によって定義や範囲を示す等、既にカテゴリーとして認識されている
現実はあるけれど、アートという分野において分ける必要が無いと感じている自分には
カテゴライズ=差別になりかねない事を認識しビジネスモデルを作り上げた
「ヘラルボニー」へのリスペクトと契約作家の作品に対する興味があったのだ。
 
 
 
 
表現活動の中でアートに属するものが間接的に社会に影響を与えるのなら、
個性を前面に出して表現し、受け取る人に何らかの感情を喚起させるものでなくては
ならず、だからこそ映像による表現をしたい自分にとっては、ビジュアルに訴える作品は
見たいと思う。
 
 
 
 
写真を表現の道具にする人達の中には、誰かのモチーフを構成の中に取り入れる人もいて、
だからこそ多くの絵画や写真などを見ておきたいと以前から思っていた。
 
そして、純粋に感情のままをアウトプットする様な作品にこそ、
異彩というべき感触があると知っているからこそ、この作品展に行く価値を感じている。
 
 
 
 
 
ビジネスモデルにしていくには数多くのハードルがあったと思うが、
ここまでの作品をちゃんと販売できるためのルートを作り、
株式会社として成り立たせているのは凄い事だと思うし、
作品展を見ても感動と尊敬の気持ちしか湧いてこない。
 
 
 
 
そんな眼福な時間を過ごしていると、案の定だけど腹が減った。
(孤独のグルメじゃないけど・・・)
 
 
丸の内で、何を食べる?
あまりに門外漢な自分としては、選択肢に上がる店が少なすぎる。
 
なので、今の気分で食べたいものは・・・と思ったら
目玉焼き乗せハンバーグが頭に浮かんだ。
(富士山を書いた絵の太陽が目玉焼きに見えちゃっただけのこと)
 
 
 
 
ま、でも、路上のテーブルでテイクアウトした何かを食べるのは
日常的にこの街にいる人達に任せるとして、
せっかくだからここに来た意味ある物が食べたい。
 
となると・・・
やっぱ「ウルフギャング」だよね。
 
 
 
 
ウルフギャングはあのピータールーガーで働いた人が
独立して開店したステーキハウス。
  
料理はほぼ同じと言われ、その神髄はポーターハウスを食べないと・・・と
言われたりするがTボーンステーキよりフィレの部分が大きい&全体重量も多い
ポーターハウスを1人で食うのは夢のまた夢。(850グラム程度あるらしい)
 
ウルフギャングの1人前は1ポンド相当という話もあるので、
今回はウィークデイランチコースでステーキを食べる事にした。
 
ウルフギャングサラダ
サーロインステーキ
マッシュポテト&クリームスピナッチ
 
のシンプルなコースだ。
 
 
 
 
ウルフギャングサラダは、野菜より肉&エビが多い?って感じもあるけど、
カリカリっぽく表面を焼いたサイコロ状のベーコンの食感がかなり楽しい。
 
ステーキはバターで揚げ焼きされた様なスタイルで斜めに置かれた皿に置かれ、
皿の端に貯まった溶かしバターをスプーンですくってかけ回してから皿に提供された。
 
 
 
 
マッシュポテト&クリームスピナッチは、皿にポットから1スクープずつ乗せられる。
その見た目から少ないかな?って思いがちだけど、これがまたコッテリ系なので
テイスト的には飽きがきて全部食べ切った事が無い。
 
 
 
 
いや〜
やっぱ美味いわ〜〜
 
アンガスのエイジドビーフって事もあってか、脂がしつこくない。
サイズ的には1ポンドはいかないと思ったけど、それでもかなりの量。
 
バーカウンター限定だけどハンバーガーorステーキサンドって手もあったかなって
思うけど、この肉なら1ポンド弱なら余裕で食えるね(^_^;
 
ここに来たら食べたいポーターハウスは4人とかいないと無理だけど、
フィレ部分は溶かしバターをかけててもあっさりなので、
味の好みで言えばサーロインだけで良いとも思う。
 
加えてここまで充分なサイズだったら、サーロインやリブアイステーキでも良いかもね。
 
ちなみに、ウルフギャングのオールドファッションソースってのがテーブルにある
んだけど、これってアメリカ人にとってのステーキソースであって、
日本人にとってはケチャップとしか思いつかない味だったりする。
(アメリカ人には区別がつくらしい)
 
A1ソースも酸っぱい系でステーキにかけるから、ケチャップに近い酸味あるソースが
オリジナルソースとして人気があるのは食文化なのだろうね。
 
そう言えばニューグランドで生まれたスパゲッティナポリタンは、
米軍兵士が茹でただけのパスタにケチャップかけただけの物を食べてて思いついたって
話だったから、ケチャップ系の味が好きなんだろう。
 
A1ソース同様、オリジナルソースで食べるステーキは高い肉には思えないほど
ソースが勝っちゃうので味変として使うのはともかく、肉を楽しみたい人には勧めない。
 
これだけバター使ってるから塩の代わりに醤油をちょっと垂らしても美味しいと思うけど、
やっぱ、ステーキには塩&胡椒です!・・という確認をした贅沢ランチでした。
 
ごちそうさまでした。
 

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