昨年は行こうと思って出かけて、思いもよらない踏切事故による予約便運休で、
まだ行っちゃダメなんですかね?と泣きながら浅草を彷徨う事になって、行けなかった。
だからもう、電車が発車するまでは不安があって、
足利市駅を降りてやっと、久々に来れた〜と思う事ができたっけ。
運良く快晴。
変わらぬ姿見せてくれるワイナリーは、
以前のヴィンヤードウィークの様な派手な営業ではなく、
スケールダウンした形ではあった。
でも、樽出しワインの試飲が楽しめるなど、
ワイナリーならではの楽しさがあるので、ここはもう、飲むでしょ!
樽出しワインテイスティングは実験的なワインも多く出てくるし、
契約農家さんのブドウだけを使った産地限定ワインや長期熟成ワインもあるので、
ココファームのワインが好きな人には外せない。
今回堪能させてもらったのはカベルネ・ソービニョンの2種とピノ。
そして甲州F.O.S.の2種だった。
甲州F.O.S.、ヤバいっす。
コイツをココファームが作り出したのが2004年。
ヴィンヤードウィークで勧められて飲んでハマって以来、
ずっとストックする1本になった。
その頃巷では甲州種のワインなのに軽くないって言うと
ワイン好きには理解不能って顔をされた事を思い出す。
F.O.S.は果皮ごと醗酵という意味で、正に赤ワインと同じ様に作った甲州という
そのまんまなネーミングになるんだが、発売当時はまだまだ甲州オレンジは認知度が低く、
マンガ「マリアージュ〜神の雫最終章」で取り上げられて一気に知れ渡った。
だが、マンガで紹介された2019年より前の2014年・2015年に
JAL国際線ファーストクラスに採用され、その素晴らしさは富裕層から知れ渡っていて、
知ってて飲んでた方としては今更・・な感があったのも事実。
それにしても5杯も飲んじゃうともう楽しくて、
後は何でもOK〜な気分になってしまった。
ならば、レストランでカレーを食べようかね。
あれ?
なんかちょっと素っ気ない??
あれ〜こんなんだったかなぁ・・・
と思ったので、2019年に来た時の写真を探してみた。
そうか、サラダがちょっと寂しい感じになっちゃったんだね。
でもカレーは相変わらずの美味さ。
タレント勝俣州和氏がTV番組で紹介しちゃって客が増えたみたいだけど、
今回食べてもパワーダウンしていないのが嬉しかった。
このカレー、足利マール牛のモモをふんだんに使っていて、
野菜の旨みと上手くバランスされていて
どこか「横濱KAN」のカレーに通じるものがある。
(KANのカレーはトマトがタップリなんでもっと酸味があるけど)
そんなカレーをバゲットに浸けながら食べ、ワインを飲み・・・
と飲んだくれな時間は続くのだけど、コロナの影響か今回のヴィンヤードウィークは
いつものホールを開けてこれでもか・・と飲ませるような催事がなかったのが残念。
(もしかして休日はやってた?)
でもね、この緩い感じが良いのですよ。
贅沢な時間を過ごす事が一番の目的なんだから。
足利市駅から電車での帰路は、浅草での乗換が必至。
なので、いつも通りに浅草で寄り道。
やげん堀で特別調合の七味唐辛子を購入して、三定で天丼を食べるか・・・
と考えていたら、なんと三定は定休日。
仕方無く七味唐辛子だけ仕込んで、帰宅となりました。
こんな時間をあとどれだけ味わえるのかはわからないけど、
どこかへ行くとか、何かを食べるとかではない、時間という物を味わう大切さは
忙しすぎた日々の中で十二分に理解できている。
だから、毎日とは言わないけど、ユルユルとその日その時を大事にしながら、
明日は何をしよう・・と考えられる幸せを味わう事にしますわ。
ごちそうさまでした。
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