2020年12月31日木曜日

横浜晋山で年越し蕎麦

晋山に出会った最初は、年越し蕎麦の予約だった。
 
中華街で見つけた時には和食系の店だと思ったけど、
メニューが外に出ていて蕎麦屋だと気付く。
 
だけど年の瀬が近い時だったので、
年越し蕎麦のセットを買って家で・・と思って入ったのだった。
 
そんな話を店主としたら、まだ席があるから・・と予約を勧められ、
そして食べたのは更科だった。
 
更科が美味いと気付かせてくれた「汐汲坂まつむら」は、
友人と密かに更科を楽しむ店としてかなり通ったけど、
いつの間にか会社のジジイどもに気付かれて居心地が悪くなって行かなくなった。
 
いや、もっと正直に言えば、浄水器のフィルターが死んでる事を伝えたら、
店主の反応が「何、文句言うんだよ」って態度に出たので、
それ以来、何が何でもそこで食べようって気が失せたって事なんだけど。
 
で、その後、どこでもダメダメな更科にアタックしては敗れるってパターンで、
晋山で食べて初めて、「まつむら」より美味しいんじゃないか?って思えたので、
年越し蕎麦としてたべた更科の破壊力は半端じゃなかったな・・と思い出す。
 
コロナ禍で飲食店全滅な様相が見える中、
晋山に限らず太い常連がいる店に限っては、それなりに営業が続いている傾向が強い。
 
観光地横浜だからこそ多かった、観光客や一見客目当てで薄利多売で頑張ってた店は、
常連がいても多売にはならないため、客単価も上げ辛い事から休店&閉店方向に向かった。
 
そして、夜遅くまで働くエッセンシャルワーカー達は晩飯を食べる店を失い、
かく言う私も自炊料理に逃げるしかない状況ではあるが、
晋山はその中では予約すれば辛うじて食べられるありがたい店になっていた。
  
 
 
 
いつもはオーダーしない天麩羅。
あったら大海老を頼むんだけど、今年は良いのがなかったらしい。
 
天麩羅専門店のものとはちょっと違うけど、蕎麦屋の天麩羅とも違う食感で、
かつ絶妙な脱水ができているので、たまに無性に食べたくなる。
  
今日は、穴子が特に楽しかった。
 
お浸しやこんな天麩羅で飲む酒は格別。
大将や奥さんと話す会話もコロナなぼやきが挟まりつつだが、
予約必然な店へと変わっていかざるを得ない状況を憂慮しているのがちょっとだけ見えた。
 
 
「お蕎麦、どうしましょう」
 
「いつも通りに更科ってのも芸が無いので、たまには汁蕎麦系で悩みます」
 
 
クラブの兄弟達と食べた108枚の蕎麦は、
海老天1本であとはひたすらもりを食べるパターンだったけど、
年越し蕎麦ならやっぱり汁蕎麦って思うのは何故だろう。
 
寒い夜に食べるなら身体が温まる汁蕎麦の方が良いし、
蕎麦が溶け込んだ汁を飲む楽しさはまた格別なものがある。
 
そういう意味じゃ一番に食べたいのが天麩羅蕎麦なんだが、
晋山に天麩羅蕎麦が無いので、次点の鴨南蛮蕎麦になるだろう。
 
ただ、そのためだけに海苔を仕入れる花巻蕎麦も捨てがたい魅力があるし、
玉子とじ蕎麦もヤバいほどの美味さだし、贅沢言わせてもらって月見蕎麦って手もある。
 
 
 
 
やっぱ、こうなりましたよ。
 
鴨南蛮蕎麦、美味いっす!
 
今年一年の災厄をぶっ飛ばすにはパワーが欲しいし、
ネギって確か厄払いに良いとか、魔除けとかって言われていたから、
そういう気持ちを込めての鴨南蛮チョイス。
 
それにしてもいつまで続く、この状態。
このBlogも毎日書くネタが少なすぎだし、そもそも自炊ネタって面白く無いし、
来年分も何本書けるやら・・ですわ。
 
と言う事で、今年一年お疲れ様でした。
来年もよろしくお願いいたします。
 
ごちそうさまでした。

 

2020年12月29日火曜日

ハンバーガー屋のステーキ

横浜もいつの間にか、ハンバーガー屋が増えてきた。
 
そもそも進駐軍が居た事で、アメリカンフードは多くあったハズなのに、
ハンバーガーやホットドッグといったジャンクな物は出回らなくて、
馬車道入口の「珈琲屋」がそれっぽい物を出していた記憶があるくらい。
 
そういう意味では、伊勢佐木町の野澤屋1階にマクドナルドが進出したのが
自分にとっての初めてのアメリカンフード体験だった。
 
ちゃんとしたハンバーガーとチェーン店のハンバーガーの境はどこら辺にあるか?
と言われれば、簡単に言えばコストだけどレストランのメニューに載るべき料理か
否か・・といったところ。
 
ギリギリで言うなら、デニーズコンボがそれにあたると思うけど、
要するにレストラン形式の店で食べるべきクオリティがあってはじめて
ちゃんとしたハンバーガーと言えるんじゃないかって思ってる。
 
デニーズコンボってデニーズジャパンが1984年に商標権を獲得するまでは
メニューにあったと思うけど、今思えばサイズが小さかったと思うし
皿に乗って出てくる姿はオープンサンドと言うか、料理の下にパンがある・・・
的なイメージで、ハンバーガー然としてなかった。
 
あれ、ハンバーガーのスタイルにして出したら人気出たって思うんだけど、
安くは無かったので売上は期待薄だったのかも。
 
 
 
 
アメリカンハウスのJO'S系ハンバーガー屋「バーガージョーズ」は、
前身はハワイアンフードの店だったが、いつの間にかハンバーガー専門店に変わっていた。
 
ちゃんとしたハンバーガーに属すべきクオリティがあるハンバーガーの他に、
ホットドッグやチキンフィンガーなんかもあって、アメリカンダイナーな雰囲気を味わい
ながらビールと一緒に楽しむのに良い店だと思っている。
 
 
 
 
「今日はアメリカンビーフのフェアをやってますから、ステーキは如何でしょうか?」
 
「ハンバーガーにしようと思ってたけど、そう言われたら食べたくなりますね」
 
「ステーキになさいますか?」
 
「はい、お願いします」
 
 
フェアで安いって言われても、
儲けが無いほど安いわけはないので期待はしないけど、
最近は脂が多い肉は避けたいので、安価なステーキ、ウェルカムなのです。
 
 
 
 
懐かしいよね。A1ソース
 
あ・・A1ソースって、ご存知ですか?
 
昭和時代、中区辺りでは多く流通してたけど、
それは間違い無く米軍の影響だと思う。
 
今でも米軍が駐留する沖縄じゃ広く使われているポピュラーなソースで、
進駐軍がいた頃は肉系料理を出す店じゃどこでも置いてあった様に記憶している。
 
ただこのソース、ケチャップ系の酸味があっていかにもアメリカ人が好きそうな味で、
自分としては味変のためにちょっと使えば良い感じ。
 
それにしてもA1ソースがあったってのは、ノスタルジックな気持ちにさせるよね。
そう言えばあの頃は・・・なんてね(^_^;
 
 
 
 
もう
王道のステーキな姿だね。
 
ちょっと焼きすぎな感もあるけど、ステーキにバターって反則的に美味いから
これはもう、喜んで食べますわ!
 
あ〜〜
楽し〜〜〜
 
ピータールーガーもウルフギャングもバターで揚げ焼きするような
ずるい焼き方をしてたっけなぁ・・・
 
なんて思いつつ、バターまみれなステーキ頂きました。
 
横浜と沖縄の食生活の違いは、
勿論、地理的な違いと文化の違いがあるにせよ、
米軍の影響があってどこかで似たような空気を感じる事がある。
 
A1ソースは今どこで買える?ってグーグル先生にきいてみたら、
沖縄のソウルフードだって記事が多数あって笑ったけど、
港町横浜はホントに種々雑多な文化が入り乱れ、食文化も多様性があったと思う。
 
それにしても年末年始しか6連休なんて取れない状況、
そろそろ嫌気がさしてきたね。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月28日月曜日

太源でニンニクカレーラーメンを

年末の仕事を終えたら、食べに行きたい物がある。
 
年越し蕎麦ならぬ、年末年始休暇入りラーメン。
それもガッツリとニンニクが入ったヤツだ。
 
明日から6連休なので、
多少(じゃないと思うけど)の匂いは気にする必要も無いしね。
 
 
 
 
コロナ禍でも頑張って営業していたこの店は、
知る人ぞ知る関内界隈で飲んだくれた後にシメのラーメンを食べたい客が集う有名店。
 
ごく普通のラーメンとラーメンにカレーをトッピングしたカレーラーメンがあって、
それがまた妙にクセになる味なのだ。
 
暖簾にカレーとラーメンが同列で載せているくらい、
店側としてもカレーを推しているのだろう。
(カレーライスもある)
 
そして嘘!って言うくらいに生ニンニクをぶち込んだニンニクラーメンもまた
この店ならでは魅力ある一杯として、根強い人気を誇っている。
 
 
 
 
何処も同じ苦労をしていると思うけど、
この店は座る事はできるけど客がいる場所では移動がしにくいくらいに狭いので、
寒空だろうとドアは開け放っていて、客も長居はしない。
 
だけど外には、相変わらずの順番待ちの人がいるわけで、
遅い時間に食べられる場所の少なさもあって、以前と何ら変わらない風景になっていた。
 
オーダーしたのは「ニンニク・カレーラーメン」
 
いつもは普通のニンニクラーメンを楽しむのだが、
今日はカレーの匂いにやられてしまったのだ。
 
カレーにはニンニクって合うだろうと思ってのオーダーなんだが、
ニンニクの粒を潰してドカドカと入れちゃうニンニクラーメンに
茶碗カレーという合わせ技も検討はした。
 
だけどそれって、間違い無くカロリー過多だから断念。
そして登場したのはこんなヤツだった。
 
 
 
 
うわ!
辛い!!!
 
カレーが辛いんじゃなくて、生のニンニクの辛さがドカンと来る。
美味いけど辛い。
ニンニクの味わいは楽しいけど、口が痛くなってくる。
 
あ〜
これはスープ飲み干しなんて無理だわ。
 
う〜む
過ぎたるは及ばざるがごとしってヤツだな。
 
ニンニクもその時々で当たり外れがあるのはわかってるけど、
今日のニンニクは下手な唐辛子なんかより遙かに辛いヤツだった。
  
いやいや、口の中がニンニクの辛さで痺れちゃって、まいったね。
同時に匂いが凄いので、次に来た時はニンニクをちょっとだけ乗せるヤツ
にしようと心に誓った。
 
コロナ禍でも明け方まで営業していたこの店も、今は3時で終了しているらしい。
夜中に食べられるところがほぼ壊滅の中で頑張っているのは凄いけど、
伊勢佐木町のディープな辺りとか福富町界隈は、常識が違う世界なのかも知れない。
 
今年一年頑張って仕事しました。
来年も年末にこれ、食べに来るのかなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

2020年12月27日日曜日

「ボールパークバーガー&9」で「&9バーガー」をテイクアウト

DeNAと言えば、インターネット関連企業としての認識しかなかったが、
横浜ベイスターズをTBSから買うとの報道を受けて、
2012年の開幕は興味津々だった事を思い出す。
 
モバイルコミュニケーション時代に波に乗って急成長したDeNAがプロ野球球団を
どう運営していくかが見ものであったが、球場に来る意味を観客に明確にわからせ、
特に女性客をターゲットにした戦略で、街中には観戦のためベイスターズの
ユニフォームを着る人が増えてきた。
 
地域を巻き込んでいくために地域産業とコラボする手法を色々とっていたが、
ベイスターズラガー等のオリジナルクラフトビールを手がけ、
それが飲める球場外レストランとして「ブルーバードカフェ &9」ができたのは
2017年のこと。
 
ZAIMという名で日本綿花の横浜支店跡を使っていた横浜市は、
プロポーザルで活用事業者を公募し横浜DeNAベイスターズが選定、
現在はショップやカフェ、シェアオフィスなどで使われている。
 
日本大通りに面しているので、通り沿いのテーブルでゆっくり飲むクラフトビールが
楽しく何度となくお世話になっていたが、フードが今ひとつ好みじゃなくて
ビール&ツマミな店という認識しかなかった。
 
だが今年秋、&9の支店という形で、ハンバーガー専門店ができた。
球場内でしか食べられないフードが多くある中、球場併設の形でオープンしたのは、
球場内へのデリバリー以外の客も広く取り込みたい、という戦略なのだろう。
 
 
 
 
球場内でも食べやすいように、テイクアウト用はこんなパッケージで供される。
ボールパークというアメリカ発のエンターテイメント性に注力した野球場は、
日本ではボールパーク構想と言う名で、地域振興の手段として取り組まれるようになった。
 
そんな名前をハンバーガーに付けちゃうあたりがDeNAの上手いとこ。
そして不人気球団であったベイスターズを盛り上げる中、
市民を楽しませる様々な工夫の中で、独自のボールパーク構想を持ったのだろう。
 
そしてそれは「コミュニティボールパーク化構想」という名で
横浜市ともガッチリと手を結んで地域振興へと繋がっていく。

もちろん、食い意地の張った私が、
そんな思いも込めたろうハンバーガーを食べないワケにいかない。
 
食べるなら、一押しであろう「&9バーガー」一択だ。
 
だが、問題が一つあった。
高い!・・のだ。
 
1900円って・・・(^_^;
 
その理由の一つは
ハンバーガー単体ではなくフレンチフライがセットになっている事。
 
 
 
 
球場内へのデリバリーを考えたら、この形は嬉しいね。
箱のサイズもハンバーガーを潰さない絶妙なサイズ感で、良いと思う。
 
新鮮な野菜と牛肉100%パティは当たり前として、
バンズは天然酵母を使っていてクラウンにはヒマワリの種がトッピングされている。
パティ以外にはチェダーチーズとカリカリのベーコンが入っていて、
所謂ベーコンチーズバーガーってヤツですな。
 
さすがは店名を冠すバーガーのセッティングであるが、問題は味だよね。
 
 
 
 
お〜
これはかなり美味いよ!
デリバリーにしてはかなりジューシー。
パッケージのおかげで店で食べるのと大差ない状態が、この美味さの秘密?
 
なんか、ポッと出のハンバーガーじゃないなって思うので調べてみると、
東京・本郷の東京大人バーガー「FIRE HOUSE」が共同開発しているとのこと。
 
いやいや、参りました。
そりゃ、美味いの当たり前だわ。
 
本家のベーコンチーズバーガーのアレンジだったら、これくらいのコスト当然だわ。
そしてビールって思ったら「&9」のクラフトビールも飲めるって・・・
 
なるほど、このコンセプト、よく考えられてるね。
球場内だけで売るデリバリー専門店にしなかったのもわかる。
 
野球に興味が無い人でも、公園の緑を楽しみながら店舗のカウンターで
ビール&ハンバーガーを楽しめるなら、人気が出ると思う。
 
コロナのおかげで当面はデリバリーが主になるだろうけど、
遅番の日にここでハンバーガー食べてから出勤って、ありかも知れないね。
 
コロナで休店に追い込まれたりしませんように・・と切に願いますわ。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月26日土曜日

台湾美食で魯肉飯とか

台湾料理は、その歴史から様々な中華料理が混じり合って昇華された料理。
 
ベースになっている福建料理や客家料理に北京・上海・四川・広東の高級料理が
加わって幅広い料理が揃うので、今や香港に並ぶ洗練さがあるとも言われている。
 
初めて台湾に行った時、親日な空気と味わいの素朴さに驚き、
同時に沖縄や八重山諸島にある料理にも通じる既視感もあって
あっという間に台湾料理が好きになってしまった。
 
横浜中華街には台湾料理をメインとする料理店は多くない。
台湾系中国人が経営していても4大料理のどれかを選んでいたりするので
店からルーツを知る事は難解だ。
 
例えば、四川料理として有名な重慶飯店は、
台湾系中国人が四川料理人に調理を任せた事から四川料理店として名を馳せ、
ホリデイ・インのフランチャイズとしてホテルを興し、
現在はローズホテルとして確固たる存在として中華街にある。
 
現在でも、本国では地域格差で発展できない事を理由に日本で料理店を持つ人は多く、
横浜中華街でも従来の台湾系と広東系による協力体制とは別の勢力が
ジワジワとテリトリーを広げているのが現実だ。
 
 
 
 
台湾美食という料理店は、コロナ禍に揉まれながらも開店した店で、
中華街からちょっと外れたロケーションのためか、メチャ混みという状況にはならない。
 
だが、経営者の知り合いっぽい客が多いから、経営は安定するのだろうと邪推をしつつ、
そんな人達が料理を楽しんでいるならリアルネイティブな味わいが期待できるかも
知れない、と期待して訪れてみた。
 
 
 
 
知らない台湾料理店で、最初にオーダーするのは切り干し大根の玉子焼き。
玉子の焼き方で腕前はわかるし、味付けでその店の流儀もわかる。
なにより、その味わいが好きってのも大きい。
 
で、この店は、良く言えば穏やかな味付けの料理を出す、って感想を持った。
 
ならば・・と色々食べたいところだけど、
この玉子焼きを食べちゃうと、その後に肉料理とかをオーダーしたら、
炭水化物にはいけそうにない。
 
でも今日は目的があった。
「魯肉飯」が食べたいのだ。
 
「秀味園」という魯肉飯が楽しい店があって、
経営している人が計算が面倒だと、ほぼ全ての料理が500円な値付け。
中でも魯肉飯はタップリな盛りに加えて煮玉子などもまるっと乗っているので、
サラリーマンのランチに大人気であった。
 
だがある日、いつものおばちゃんが店にいなくて、
若い店員が店をさばいている。
 
息子?孫?親戚?・・とか思って尋ねてみたら、
何となく答えをはぐらかす。
 
そして出してくれた魯肉飯の味がちょっとボケた感じだった。
 
後日、知り合いの台湾料理店でそんな話をしたら、
店名ごと居抜きで買った人が経営している、との事。
 
以来、その店に行かずに、別のコスパ良い魯肉飯探しが始まったワケで、
この「台湾美食」もそんなリサーチのための来店だったのだ。
 
 
 
 
煮玉子、入ってないのか・・・と思いつつ食べると、
まぁまぁな味わいだけど、簡単に言えば「普通」。
 
でもその普通の味わいがホッとさせるってのもあるので、
たまに来ても良いかなって思った。
 
それにしても台湾料理店って、何故人気が無いのだろう。
 
これが台湾料理だってものが知られていないのは大きいと思うけど、
そもそも台湾料理を求める人が少ないのかも。
 
ミルク麺、食べてないなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

2020年12月25日金曜日

クリスマスだけどいつものランチ

ま、いつも通りです。
 
人様が楽しい催事を楽しむ時、
それを盛り上げたり提供したりする側にいるので
特に変わり映えの無い普通の1日です。
 
出勤時に、既にいちゃつくカップルや
昨晩から一緒にいただろうカップルとに当てられつつ
遅番に合わせて出勤するのでした。
 
 
 
 
いつも通り、職場近くのすき家でミニカレーに牛皿ミニと生卵をプラス。
 
牛あいがけカレーミニとカレーミニ+牛皿ミニだと明らかに肉の量が違うので、
肉多めで炭水化物少なめにするには後者の方が有利なんだよね。
 
それにしてもすき家のカレーって、
ほんと牛あいがけにしないとバランスが取れないね。
 
自分としては、タマネギの甘さがしっかり乗ってるカレーが好きなんで、
単に好みの問題なんだと思うけど、すき家カレーはこれ以外はどうでもよくなっちゃった。
 
と言う事で、出勤します。
なんか、パートナー企業のお偉いさんが年末のご挨拶に来るらしいので、
色々先に片付けておかないと・・・ね。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月23日水曜日

鴨だよね

先週、晋山で玉子とじ蕎麦を食べたあと、
やっぱり鴨南蛮は偉大だと感じた。
 
一杯で満足できるボリューム感、
鴨の味わいがベースとなって、蕎麦の美味さの別の顔を感じられるバランス。
 
やっぱ鴨だよねぇ・・
と何となく呟いてしまう。
 
ただ、晋山の蕎麦は何故だかわからないけど、
冷たい蕎麦として食べたくなる。
 
食感とか喉越しが気持ち良いからだと思うけど
鴨南蛮蕎麦を食べるつもりで鴨せいろを頼んでしまう事も多かったりする。
 
と言う事で今日は横浜晋山へ行って
鴨南蛮を頼む事にした。
 
 
 
 
寒い夜に、冷えた酒を楽しむにも良いふろふき大根。
素朴な味わいと暖かくも優しい食感。
 
で、ついつい飲み過ぎてしまうのは仕方無い。
 
こんな時は熱燗で・・という気分にもなるけど、
ここにある酒は冷たい方が美味しそうな酒なので諦めた。
 
鴨南蛮か鴨せいろか・・・
 
ほら、やっぱり鴨南蛮蕎麦じゃなくてせいろを考えている。
 
そうだ、つけ汁に蕎麦湯を足して飲む楽しさが半端ないから
鴨せいろが欲しくなるんだな。
 
鴨抜きで一杯・・なんて事をした事は無いけど、(天抜きは他の店でやってる)
鴨と葱の熱汁だと、どっしりとした味わいでいて辛口な酒じゃないと美味しく無いので、
今後も頼む事は無いだろうね。(般若蕎麦はやりそうだ)
 
 
 
このつけ汁が、半端なく楽しい。
丸は入れないスタイルだけど、自分的にも好み。
 
 
 
と言う事で、蕎麦を手繰って楽しんだら、
蕎麦湯でつけ汁を味わうために敢えて鴨と葱は少し残しておくのだ。
 
こうやって飲んだくれの夜は更けていくのでした。
 
ごちそうさまでした。

 


2020年12月20日日曜日

びっくり大判きつねうどん

ずっと気になっていた饂飩屋「小麦の翼」は讃岐うどんの店らしいが、
営業するのが週3日なんて縛りもあったので行けてなかったが、
徐々に営業日が多くなって、行けそうになった。
 
なので、遅番の日に早めに出て食べてみようと画策していて今日、
やっといける事になった。
 
お〜や、随分とお客様が多いねぇ。
そこそこ良い価格設定なんだけど、人気があるのかしら。
 
出勤時刻も決まっているので、
スルッと出てきそうな「びっくり大判きつねうどん」をオーダーした。
 
だが、なかなか出て来ない。
これだけ混んでるから仕方無いわな。
 
横浜でわざわざ行きたい饂飩屋ってそう多く無いけど、
ここは美味い〜って噂や、西小山から移転してきた名店とかの情報はあって
だから気になっていたのだけど。
 
 
 
 
おい、確かにびっくりだよ(爆)
 
でもこれ、食べにくいじゃん?
生卵追加したけど、お揚げの下に入れるしかないから
なんだかわからない姿になっちゃったね。
 
あ・・・
この出汁、なんか違和感。
語弊があるけど、化学調味料の様な濃い味なんだな。
 
饂飩は腰がしっかりしてるけど、
お揚げも悪く無いけど、なんかちょっと違和感がある。
 
店の入口には、化学調味料は使わず煮干しなどをふんだんに使って作った出汁で
濃厚な味わいが楽しめる・・・とあったけど、う〜ん・・・・な感じ。
 
量は多めだけど、コストもそれなりで、
天ぷらも楽しそうだけど他の客に出されるのを見ると大きめなセットなので、
自分的にはオーダーしないだろう。
 
もう一回来るかなぁ・・・
とか思いつつ、それでも貴重な饂飩屋なので、
頑張って営業を続けて欲しいと願いつつ、出勤する事にした。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月17日木曜日

横浜晋山で玉子とじ

寒い夜は、汁蕎麦が食べたくなる。
でも今は、遅い時間に開いている蕎麦屋が極端に減っている。
 
コッテリとした鴨南蛮や鰊蕎麦、
かけとか花巻も良いね・・・なんて考えていたら、
妙に蕎麦が食べたくなってしまった。
 
 
「すいません、今日なんですけど1人、席ってあります?」
 
「何時頃になりますか?」
 
「21時は回ると思います。」
 
「お待ちしています」
 
 
夜のみの営業の横浜晋山も、コロナ禍で予約客のみの対応となったが、
もともと人気店なのでいつでも事前に電話して席を確保するのが決まりだった。
 
で、当日電話だと最近は難しい事が多いから、
今日はラッキーだったと言うべきなのだろう。

  


 
焼いたネギって、何故こんなに美味しいんだろうね。
 
下仁田葱なら尚更だけど、コイツを肴にしながら日本酒を楽しみつつ、
汁蕎麦は何が良いかを考えるかな。
 
ここはかけか花巻か、とろろも良いし鴨南蛮も捨てがたい・・・
 
そう言えば、玉子とじ、あったね。
気付いてみれば晋山で玉子とじを食べた事が無かったかも。
 
玉子とじ蕎麦は簡単なようで高等技術が必要な蕎麦だと聞いていたが、
晋山、そんな技術が必要な蕎麦しかメニューに載せていないように思うのは
気のせいだろうか。
 
 
 
 
あ〜、これ良いかも!
 
フワッとしたとじ玉子が優しくて、汁蕎麦の汁の美味さがまた楽しくて、
かなり幸せな一杯ですわ。
 
たまにはさらっと食べて上がる、ってのも良いですな。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月16日水曜日

ハングリータイガー

 
 
横浜でハンバーグと言えば「ハングリータイガー」がブランドだった。
 
だった・・と言うのは現在は当時の勢いが無いから。
リピーター率80%、店舗数は33店舗と記憶にあるが、とにかく半端ない人気があった。
 
熱々の鉄板の上に乗って出てくるハンバーグはラグビーボール状で、
客は髪ナプキンの半分をテーブルに乗せ、手前の端を両手で持ってスタンバイする。
 
スタッフがそのナプキンを壁の様に持ち上げるよう言いながら、
ハンバーグを半分に切ると中はまだ赤い状態の切り口を鉄板の上に倒す。
 
そこでジュワッと音が上がるが、メインイベントはその後。
たっぷりとハンバーグにソースをかけると一気に脂と蒸気が立ち上り、
肉汁が爆ぜて食欲がさらに増すワケだ。
 
店舗は駐車場付きのロードサイド型が多かったが、
ファミレスより高額な料金設定でも、上質な接客やコストパフォーマンスの良い
ハンバーグやステーキが食べられる事から、週末は順番待ちの客が並ぶほどの愛され方だった。
 
しかし、2000年2月、O157による食中毒が発生、
生焼けなハンバーグにはしっかり火を通すように指示が出され、
客としては好みの火加減が楽しめなくなった事を嘆きつつも、
まだまだ店は頑張れてはいたのだが・・・
 
例のBSE問題が勃発。
銀行からの融資も止まり、店舗数は3つにまで縮小となった。
 
 
「ハンマーヘッドにハングリータイガーあるの、知ってるよね?」
 
「知ってる。6月に行ってみたらメチャ混みで断念した。」
 
「そんなに混んでるんだ?」
 
「なんか、その日は『本日の予定客数終了』とかでふられた。」
 
「じゃ、今もダメかねぇ。」 
 
「行ってダメならミケーレってピッツェリアがあるから、
 そこでデカいマルゲリータでも食べれば良いじゃん。」
 
「ハンバーグの代わりにピッツァはなぁ・・・」
 
「じゃ、アメリカンフードのキーズって店でサーロインのグリルって手もある」
 
「そっちの方が気になるな。」
 
「んじゃ・・と16日ってどう?
 この日なら昼間から自由に動ける。」
 
「16は・・大丈夫だ。ランチでどう?」
 
「その方が空いてるかもね。」
 
 
 
 
ふられた恨みが無かったわけじゃないが、
予約してまで行くレベルの店じゃないと思ってて人気に驚かされ、
今のハングリータイガーがどうなってるかって興味が湧いていたのだ。
 
ハンバーグもステーキも自分好みの店をみつけてから冒険しなくなったけど、
冒険しない=老化って方程式もあるので、ここはまず確認が必要かも。
 
 
 
リブロースコンボ
 
  
「豪快にいったね。」
 
「いくでしょ。
 ステーキも楽しかったから、両方確認しないとね」
 
「それにしても、随分しっかりと押しつけたよね」
 
 
そう、ハンバーグの最終調理は客前で、なハングリータイガー。
スタッフが半分に切ったハンバーグを、これでもか・・とばかりに熱い鉄板に押しつけていたのだ。
 
それはやっぱり、二度と食中毒は起こしたくない、という意思の表れなのだろうけど、
それにしてもなぁ・・・と思ってしまった。
 
 
 
 
このハンバーグを食べる時は、スペシャルセット(スープもしくはサラダ、
パンもしくはライス、飲み物)で頼むようにしている。
 
 
 
 
チョイスはサラダ&パン。
と言うのも、サラダのレタスとバンズ型のパンでハンバーグの半分を挟んで、
簡易型ハンバーガーを楽しみたいからに他ならない。
 
あ?
この店、レギュラーメニューにハンバーガーあるじゃん??
 
昔は一時期の本店にしかなかったハンバーガーだが、クォーターポンドのハンバーガーが
メニューにしっかりと載っているのだ。
 
でも、ソースがサウザンアイランドソースっぽい風情なので、
ここは初心貫徹でいこうかね。
 
あ・・・
ガチガチに火が通ってるじゃん・・・
 
う〜む、こんな味わいだったっけかね。
 
 
「こんなだったかな。」
 
「今、俺もそう思った。
 これ、火を通しすぎだよね。」
 
「って言うか、固いわ」
 
「なんか残念だな」
 

 
リブロースもしっかりと加熱されていた。
と言うか、鉄板で熱せられて火が入りすぎたのかも知れない。
 
 
「どう?ステーキは??」
 
「まぁ、コストなりの味わいだね。
 固いけど、アメリカ的なステーキで嫌いじゃない」
 
「サーロインとかを頼めば良かったんじゃ?」
 
「いやいや、ハンバーグを確認したかったからさ。
 ステーキメニューだとヒレとサーロインがメインだしヤングスターって多分ランプ、
 Tボーンは君を巻き込まないと食い切れないしね」
 
「リブロースって柔らかいんじゃなかったっけ?」
 
「本来はステーキ用に適した美味い肉なんだけど、
 日本ではサーロインより下に見られる事が多いと思う。
 で、柔らかいはずなのに固いのは、焼きすぎなんだな。
 こんなに脂が出てきちゃうほど加熱したらねぇ・・・」
 
「ハングリータイガーは、加熱不足で潰れそうになったから、
 そこはちゃんと加熱するってスタイルを守るんだろうね」
 
 
久しぶりのハングリータイガー、
O157&BSEの後遺症は大きかった。
 
そして、庶民のちょっとした贅沢を演出するだけのクオリティは
ちゃんと残っていたから、この盛況があるのだろう。
 
でも、わざわざハンマーヘッドまで来てハングリータイガーで食べる?
って質問されれば、「気分次第」と答えるしかない。
 
だってさ、アメリカンなステーキならミッドタウンやケーブルカーで食べた方が楽しいし、
コストパフォーマンスだって優れてるし、ハンバーガーなら横浜にはプレミアムな
ハンバーガーを出す店が多くある。
 
ちなみに、今日の私製ハンバーガーはこんな感じ↓
 
 
 
家庭的なハンバーグならセブンの金のハンバーグの方が楽しいし、
美味いハンバーグならステーキ屋の物の方が・・・・
 
と言う事で、
思い出というスパイスの効いたハンバーグ、
楽しくも寂しくも感じつつ、
焼きすぎなかった時代のハングリータイガーが懐かしいって思いました。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月15日火曜日

中盛り生卵乗せがスタンダードになった

変わり映えしないランチ。
でも、それでも外食は好きかな。
 
いつも通りの牛丼・中盛り+生卵トッピング。
 
牛丼御三家の中で、一番味わいが好きなのは吉野家。
すき家は牛丼のアレンジ物が多く面白いと思っていて、
松屋は牛丼屋から定食屋にシフトしているんじゃないかって思っている。
 
ただ、勤務地ではすき家の一択状態。
帰宅時にわざわざ吉野家に行こうと思わない限り
牛丼を食べるのはすき家になってしまう状況でもある。
 
そのすき家、季節で期間限定丼が出てくるんだけど、
その考え方が基本的に牛丼をベースに考えられているので、
結局最後は普通の牛丼が食べたくなるのが面白い。
 
自分の場合は、牛丼・カレー・期間限定牛丼・カレー・・・な
ローテーションになりがちだけど、カレーも必ず牛あいがけカレーにするので
牛丼その物の味付けに慣らされてしまったのかも知れない。
 
 
 
 
いつも通りのセッティング。
注文がタブレットになってからは更に提供にかかる時間が短くなった。
 
時間に余裕が無い場合は、牛丼一択でオーダーするんだけど
味が濃いので生卵トッピングは外せないのだ。
 
自分の中では、豪華なTKG的な位置づけにカテゴライズされるこの牛丼、
肉が多めであって欲しいからの中盛りも決まりになっている。
 
そしてこの店は汁多めなセッティングで出してくれるので
TKG的にご飯を混ぜる時にちょ度良い味の濃さになるのですな。
 
牛丼屋は庶民の食堂だから、たまたま同じ時間帯にいる他の客を見ると
その街の気配がよく見えて面白い。
 
吉野町店はスタッフが中国系で、客にもアジア系外国人が一定数いて、
次に見るのがランチセット&ビールなリタイア組。
 
ビールと牛丼セットを楽しそうに楽しんでいる爺さんを見ていると
細やかな贅沢タイムなんだろうか・・と想像したりするけど、
自分自身はそんな時間を楽しむかどうかは想像できない。
 
と言うのは、一時期すき家でビール&牛皿なセットで食べていたんだけど、
ビールがスーパードライ一択だから楽しめないと気付いてやめてしまった前科があるのだ。
 
大阪で飲んだスーパードライは美味しかったから、
水とか提供時間とかの関係でスーパードライも楽しいと思えるはずなんだけど、
横浜で出会うスーパードライはどうしても好きになれないのですよ。
 
なので、ちょっと楽しい餃子専門店とか粉物屋とか居酒屋とかで
ビールがスーパードライ一択な状況だと、2度と行かない気分になってしまう。
 
そりゃ、横浜では美味いクラフトビールを出す店が多くなってきたし、
キリンのお膝元だからキリンを置いてる店も結構あるし・・で
困らないって思うからなんだろうね。
 
と言う事で、食べ終わったので出勤します。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月13日日曜日

たこ焼き番長で

「大阪こなもん酒場 たこ焼き番長」という店が関内にあった。
 
粉物好きとしては一度は行きたい店だったけど、
コロナ下で居酒屋っぽい店はやっぱり避けたい。
 
だから派手な提灯が灯る店前まで行っても、
入店を躊躇していたのだった。
 
でも今日は、早上がりできて15時半って入店時刻。
まだまだ、飲んだくれが集まる時間帯でもないのですな。
 
 
「いらっしゃいませ〜
 当店は初めてですか?」
 
「はい」
 
「ご注文はこちらのQRコードをスマホで読み込んで頂いて、
 スマホで注文して頂けますか?」
 
 
ペラッと1枚、QRコードがプリントされた紙を渡される。
 
メニューも無いのか、と思ってしまう昭和世代。
スマホ持ってないヤツはどうしろって言うんだろう・・・
と突っ込まないけど、今の職場ではマジにスマホ持ってない客が一定数いて、
その対応に追われるからそう感じちゃうのかも知れない。
 
たこ焼きはプレーンとなる「そのまんま」が280円で、それ以外は330円。
たこ焼きは4個だから当然の価格なんだけど、
合わせて飲みたいビールは安価な酒場に多いアサヒのみ。
 
参ったなぁ・・・
ホッピーにでもするかなぁ・・・
生は特に嫌だなぁ・・・
 
と言う事で瓶ビールをオーダー。
スパードライってどうしても好きになれないんだなぁ・・・
 
たこ焼きは一個オーダーするとして
もう一皿いきますかね。
 
ビールのアテならポテサラか。
 
 
 
 
う〜む、1スクープかい。
300円だからこんなもんかね。
 
可もなく不可もなしな味わい。
これでビールがキリンとかサッポロとかだった嬉しいんだけどね。
 
ちょっと時間がかかるって言われたたこ焼きは
なるほどなかなか登場しない。
 
プレーンとソースマヨの2つを頼むかって考えたけど、
極力コストダウンする営業体制なので、まずはソースマヨをオーダーして
その味わいを見てから、追加でお好み焼きとか焼きそばを頼むかなぁ・・・
 
来ないねぇ・・
ビール、気が抜けちゃいそうだなぁ・・
 
と思ってたところに登場したのがコイツだ。
 
 
 
 
ソースマヨはやっぱり基本だよね。
 
え〜っと・・・
 
大阪こなもん・・とか店名にありますけど、
どこが大阪なんでしょうね?
 
極々普通の味わいでコストなりの満足感はあるけど、
これだったら、8個入り550円のテイクアウトの方が良かったかも、って思った。
 
ただ、たこ焼きのテイクアウトってかなり味わいが落ちるからなぁ・・・(^_^;
 
と言う事で、追加の粉物はやめて次へ行こう。
まだまだ飲食店、開いてる時間だしねぇ。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月12日土曜日

A3

 
 
もう随分とA5と称される牛肉を食べていない。
 
高価ってのは勿論あるけど、
それより何より脂に身体が対応できなくなっているのだ。
 
勿論、少量なら平気だし、
美味しさも感じるので食べていて幸せなんだけど、
その後の苦しさは半端ない。
 
それとA5って肉その物の美味さとは視点が違う感じで、
自分が求めているのは肉その物の美味さだと気づいてしまって以来、
サーロインよりランプとかが気になるようになってしまった。
 
昭和な時代に食べたランプステーキはどうしたらここまで硬くなる?ってくらいの代物で、
しかも肉の旨味なんてこれっぽっちも感じられなかったのに、
令和な時代のそれは、実に美味しいステーキに仕上がっている。
 
それって肉の扱い方が上達したって事なのか?
それとも火の入れ方とかの技術にブレイクスルーがあったのだろうか・・・
 
なんて思うけど、美味しい肉を作り上げるノウハウもつみ重なり、
素材も調理も進化した上に、ステーキとして焼く時に適したサイズも
客に受け入れられるようになってきたのだろう。
 
サイズと言えば、自宅でちょっと焼いて食べようと思っても
大きいけど薄っぺらいパックが多すぎで、それらを焼くとろくな事にならない。

しっかりと厚みがある大きめな肉だと内部に入っていく火の加減がしやすくて、
素人でも美味しく焼けるんだけど、大きくて薄い肉は均一に焼く事すら難しいのだ。

で、専門店やオーダーカットを受け入れる店でしか出会えない厚い肉は、
そんな店を探す事から始めなくちゃ・・となるだけじゃなく、
総じてコストも高くなってしまうのですな。
 
と言う事で、中心温度を理想的に保ちながらしっかり焼くのは、
やっぱりプロに任せたい。
 
それも脂が少なめなA3サーロインだったらね・・・
 
  
「ご無沙汰してます。
 A3食べに来ました。」
 
「いらっしゃいませ。
 飲み物はどうします?」
 
「シュリンプカクテルも食べたいから、
 それに合うヤツを・・・」
 
  
オールドスタイルだけど、
ビフテキと呼ばれていた時代のステーキの前菜には
シュリンプカクテルが決まり、だった。
 
どうやらそのスタイルはアメリカ流。
そして進駐軍によってアメリカ文化が流れ込んだ横浜でも、
戦後はそのスタイルが基本となったのだろう。
 
シュリンプカクテルはシュリンプ(小海老)を使った前菜だけど、
ここのはプラウン(海老)と言うべきサイズとなるブラックタイガーが
ドッシリと登場する。
 
 
 
 
海老好きとしては外せない一品。
 
ここはビールでしょ?
って事で、すんなりとビールが出てきたけど、
敢えてクラフトビールを選ばないあたりが嬉しくなるポイントだ。
   
オリジナルのソースがちょっとピリ辛なので、
ビールとピッタリで合うのですな。
 
 
「焼き方、どうしましょう?」
 
「いつも通り、お任せで」
 
 
 
 
これですよ、コレ!
これが食べたかったのですよ〜〜〜
 
ウェルダンで焼いてもレアで焼いても美味いってのは
肉が良い証拠であり、調理技術も素晴らしい証拠。
 
自分じゃこうは焼けないんだよね。
(当たり前)
 
この店は、以前の様に激安では無くなったけど、
それでもコストパフォーマンスはかなり良く、
ここのステーキを食べたら、他の店で食べる勇気が無くなるのですね。
 
と言うのも、このクオリティを求めたら専門店では間違い無く1万円オーバーは覚悟だし、
しかもその肉の質や焼き方がこの店より勝ってない可能性も高いので、
別の店でこのレベルを求めるのは、マジ勇気が必要なのですな。
 
実際、ホテルの鉄板焼の店で食べて「何じゃこりゃ?」になった事もあったし、
同等以上だと感じたステーキの価格が倍以上だったって事もあった。
   
 
「また、皆でTボーン食べに行きたいですね。
 今度は六本木にあるエンペラー、行きませんか?」
 
「あ〜、あそこ気になってたんですよ。
 コロナが落ち着いたら、行きたいですね。」
 
「ウチはあまり影響受けない感じですが、
 飲食店は何かと制限があるので、ちょっと調べてみましょうね」
 
 
コロナは、風邪やインフルエンザと似たものでありながら、
罹患した時の危険性の高さが恐怖を生んで、
常連客や固定客がいない飲食店は大きな影響を受けてしまうのは仕方無い。
 
この店は連絡しておけば深夜帯でも対応してくれるのが嬉しいけど、
このままの状況は続けばどうなっていくかは想像したくない。
 
最近、ここに書くネタが激減しているのは、
選択肢が少なくなって、スーパーやコンビニで買う冷食やチルド食品にも
バリエーションが少なくなってしまったって事はあるのだ。
 
その上、こんな状況で食べた物の話を書くのもどうなんだろう・・・
と思ってしまう部分も大きいってのもある。
 
流石に、罹患したら死ぬって恐怖までは無いけど、
匂いがわからなくなったり、味がしなくなるような症状が出てしまったら、
どんなご馳走も命を繋ぐための補給になってしまうのだろうしね。
 
飽食の時代に起きた神の粛正ってワケでもないだろうけど、
色々考えさせられますわ。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月9日水曜日

牛スタミナカレーは外せない

バーグの今週のオススメで登場する牛スタミナカレー。

普通のスタミナカレーは豚肉だけどそれを牛に換えたのがソレで、
一度食べたらもっと食べたいって気持ちになった。
 
それ以来、遅番の日のランチを決める時には、Twitterのバーグ吉野町店の記事チェック。
牛スタミナカレーが上がってたらその週には絶対行こうって思ってしまうのだ。
 
ただ、バーグの今週のオススメは結構面白くて、
スタミナ&コロッケカレーとかガーリックステーキカレーとかの
思わず食べたくなるカレーがあったり、
ポークソテーカレーとかメンチカツカレーとかのスタンダード品?な物もあり、
さらには焼豚カレーとかカツカレー&ナポリタンといった変わり種もあったりする。
 
その中でも牛スタミナカレーは秀逸で、
あのスタミナ肉(と称される生姜焼き?)を豚から牛に換えるだけで
ここまで美味しくなるか?と思わされるのですな。
 
はい、
今週のオススメはその「牛スタミナカレー」ざんす。
 
 
「オススメ、ご飯少なめで肉多めにしてもらっていいですか?
 あ、味噌抜きで」
  
「は〜い」 
 

・・と頼んだら、スタッフがキッチンと相談。
なにやらちょっと会話してて・・・
 

「え〜っと肉多めって普通の肉乗せじゃないですよね?」
 
「可能なら、牛の方で」
 
 
バーグの場合、肉多めと頼む時の肉=豚のスタミナ肉なのですね。
だからキッチンはどっちだ?って悩んだのでしょう。
 
考えてみれば、両方楽しむってチョイスはあるわけで
後から豚と牛の食べ比べを楽しめば良かったと思ったけど、
食べたいのは牛のスタミナ肉。
 
それを多くして食べたい、というのが勝っていたのです。
 

 
 
なんか毎度の事なんだけど、
イレギュラーでトッピングとかを増やしたりとかすると
妙に料理が崩れて出てきたりするんですわ。
 
でも、無問題!
 
カレーは混ぜて食べるタイプなので
全然気にならないっす。
 
 
 
 
やっぱ牛のスタミナ肉の方が美味いわ(^_^)
 
これ、標準メニューに加えてくれないかなぁ・・・
と今回も思う。
 
バーグって安い方じゃないけど人気があって、
その多くは量をガッツリ食べるタイプだったりする。
 
だから標準サイズでも大盛りな感じの量で一時期ご飯半分とオーダーしてたけど、
味の濃いカレーに対応するにはバランス悪くて、ご飯少なめと頼むようになった。
 
と言うワケで、ちょっとばかり量が多いんだが、
反対側のカウンターでは平気で中盛りとか大盛りを食べている客を見ると
ついついつられて食べてしまって、後で苦しい・・となってしまう。
 
さて、腹が苦しくなったので、出勤しましょうかね。
 
ごちそうさまでした。

 
 


2020年12月8日火曜日

シュマッツでカリーヴルスト

通勤に使うバスの関係で、
ラクシスフロントSchmatzへ行く事が多くなった。
 
ドイツビールの店だけど、
クラフトビアバーと言うよりも観光地のフードコートな佇まいが
妙に居心地が良くて気に入っているのだ。
 
クラフトビアバーは、マジにビールラバーな人達が集うので
時に同席する人の知識を探ろうとするような行動が見えたりして
そのマウント行為にイラッとする事も結構ある。
 
店の人との対面で飲むのも楽しいけど、
そもそもクラフトビールをパイントで飲む場合はゆっくり飲むのが楽しいので、
そのボ〜っとした時間を失う会話を求められるような行為は避けたいのである。
 
 
 
 
そして何より嬉しいのは、
こんなフードがあるからに他ならない。
 
 
 
 
カリーヴルストをオーダーするとこんな感じで出てくるんだが、
このソーセージがそこそこの迫力で、もっとカレー粉を・・と言いつつも
これはこれで楽しんでいる。
 
これが自炊だとフレンチフライは無しだし、
ソーセージはジョンソンヴィル製になるのでここまで太くない。
 
だけどかけるケチャップにカレー粉はタップリかけられるので、
自宅でのカリーヴルストもかなり好みだ。
 
一度ドイツへ行って、屋台で売られているカリーヴルストを食べてみたい・・・
と思っているうちにコロナ禍。
 
海外旅行なんて夢のまた夢になってしまったけど、
リタイヤしたら行きたいと思っているので、コロナが沈静化する事を祈ってしまう。
 
それにしてもオンタップなビールが減ってきたなぁ・・・・
 
ごちそうさまでした。

2020年12月6日日曜日

INDUで鯖カレー

 
 
今日はちょっと早く帰れたので元町のINDUへ向かう。
 
南インドカレーを食べさせてくれる店としては
ここを外すワケにはいかなくなった店ではあるけど、
他の飲食店同様に夜遅くに食べるのは難しくなってしまった。
  
飲食店に罪は無いけど、とにかく夜遅くの営業はダメという感じになって、
行政の言う事をぶっち切る店も長い規制に敗色が濃くなると
休業補償をもらって閉めるか廃業か、という選択になるようだ。
 
その結果が客側にも浸透して、夜遅くに出歩く人が一気にいなくなる。
 
困るんですよ、マジ。
エッセンシャルワーカーとしては、以前と同様に23時台に晩飯が食えないのは
生死に関わる問題にもなってくるのです。(大げさ)
 
だから今日は自炊では食べられないものを食べようと思ったワケで、
色々考えたけど、一番食べたかったのがカレーだった、と。
 
 
 
 
南インドはシーフードカレーが美味しいので、
INDUでは反射的にオーダーする事が多い。
 
と言うか、はカレーの種類はそう多くないので、
肉か魚かを選んで頼む感じになるんだけど、なんと今日のフィッシュカレーは鯖だった。
 
鯖かぁ・・・
と一瞬思ったけど、食べた事が無いのでチャレンジ。
 
合わせるのは勿論、ケララライスだ。
 
 
 
 
あ〜〜〜
やっぱり〜〜〜〜〜
 
鯖の独特の風味が勝っているね。
鯖カレーだから、そうじゃないとダメなんだろうね。
 
でも正直に言うと、鯖の風味って好きじゃないんですわ。
思いっ切り魚臭いあの風味は、カレーの力を持ってしてもダメなのかな。
 
ただ、味はさすがに良いのですよ。
南インドカレーは日本人にも馴染みやすい味付けで、
フィッシュカレーに至っては出汁が入ってる?な感じさえあるです。
 
そしてINDUの凄いところは、
普通に用意されているケララライスや、カレーの中に入っているカレーリーフの存在。
 
あまり日本に入ってないスパイスや食材も普通に使われているので、
南インド料理が好きな人が驚く店ではあったけど、
自分自身もケララライスを食べたのはINDUが初めてだった。
 
食べてみると凄く軽いご飯で、特徴的な香りがあるわけでもないのに、
食感が楽しく、カレーとの相性も良いのですよ。
 
そう
INDUの料理は、絶対自炊じゃ無理ってものばかりで、
だからこそ敢えて来る価値があるのですな。
 
それにしても、いつまで続くこの状態?
エッセンシャルワーカーの愛の手を・・・・
 
ごちそうさまでした。

2020年12月5日土曜日

鹿とか

深夜に美味しい料理が食べられる店は、
コロナ禍前から限られていた。
 
東京だったら苦労しないだろうけど、ここは横浜。
元より夜が早いってイメージがある街なのだ。
 
それでも、深夜から開く焼鳥屋とか
明け方まで普通に営業している中華料理店。
 
夜通し営業していた人達が朝ご飯というか晩ご飯とかいうべきかの
一食を食べに来る洋食屋やお粥専門店なんてのがあったのだが、
東日本大震災をキッカケに、深夜営業はやっちゃいけない業務カテゴリーに
強制シフトさせられた感があった。
 
それでも、そんな無風地帯に活路を見いだす希有な店は少数あって、
そんな店を晩ご飯用に利用させてもらっていたのだが・・・
 
コロナが憎い。
そして、狙い撃ちされた飲食業は廃業に追い込まれる店を出すほど
大きな痛手を受け続けている。
 
表面的な補助では一般業者は動かないと見れば
働かなくてもどうにかなるレベルの補助に切り替えて対応させ
気づけば早く帰るのが当たり前な習慣づけがされてしまったらしい。
 
自分は所謂エッセンシャルワーカーだ。
 
コロナなんて関係無しに毎日の様に出勤し、
22時まで働けば晩飯を作る気力を失う事も多い。
 
だから、22時以降にまともな食事ができる店は貴重だったのに、
コロナ禍のおかげでその殆どを失った感はある。
 
 
「今日はエゾ鹿がありますよ」
 
「あ〜、じゃぁパテは諦めて鹿にします。
 ワインはグラスで赤を。」
 
「ピノとカベルネがありますが」
 
「カベルネで」
 
 
23時に近い時間に、アラカルトでフレンチを楽しめるなんて
あまりに貴重な店「パール・ヴェール・ナオミオオガキ」は
変わらぬスタイルで営業を続けていた。
 
深夜なのにそれなりに客がいるのは他に店が無いという事もあるだろう。
だけど以前と明らかに違うのは、ワインボトルをテーブルに並べて
バカ騒ぎするような非常識グループが消えた、という事。
 
  店には申し訳ないけど、食事をゆっくり楽しめる時間が得られて
自分としては嬉しく感じてしまう。
 
 
 
 
美味い・・・・
と、思わず声が漏れる。
 
鹿はちゃんと処理されていれば臭みも無く
上質な赤身肉として楽しめるのはわかっていても、
ここで出てくる鹿は一味違うのだ。
 
いや、鹿だけじゃなくて
肉料理全般が美味いと感じている。
 
 
 
 
今日は「海老のスペッツェル」。
 
この店はフレンチと言ってもアルザス&プロバンス系なので
特徴的な料理としてこのスペッツェルがある。
 
パスタに分類されるけど、アルザスと南ドイツに共通する地域料理であり、
ご覧の様なショートパスタであって食感は水団(すいとん)とかニョッキに近い。
 
水団は小麦粉で作った団子で汁物の具になって出る事が多く、その食感は竹輪麩に似て
饂飩の塊の様でいてもう少し柔らかい?・・な記憶がある。
 
そんな水団、子供の頃に母親が年に1回くらい作ってくれたが、
食べる度に戦時中の厳しい環境の話をしていた事も思い出す。
 
戦争中の食糧難で、米の代わりに水団を食べた人達は多く、
ググってみたら材料は小麦粉に大豆やトウモロコシ、
コーリャンの粉やぬかを混ぜて作っていて、湯に落として団子状に固めたものを
調味料も無かった事から味付けなしで食べていた、とあった。
 
確かにその料理とも言い難いものを、
しかも燃料不足故の生煮えで食べていた記憶が蘇ったら、
今どんなに美味しく作っても、感情が嫌ってしまうのは仕方ないだろう。
 
真夜中にこんな炭水化物を食べちゃダメじゃんねぇ・・・
と自嘲しつつも美味い&楽しいので止まらないっす。
 
明日もまた暗いうちから起きなくちゃ・・なのに
日が変わる時刻までユルユルと食べてしまうのは
こんな時間が少なすぎるから。
 
酒には罪は無いんだけど、
酒と上品につきあえない人が多すぎるから・・・の政策、
間違っちゃいけないけど、エッセンシャルワーカーの食環境を圧迫していること、
気づいて欲しいと思ってしまう。
 
ごちそうさまでした。

2020年12月1日火曜日

山東餃子

さてさて、12月に入りました。
 
もうね、日々の食を切り取って・・という前提が
そろそろヤバいって思い出して久しい状況っす。
 
仕事柄、どうしたって食事をする時刻は遅くなるんだし
そもそも店がやってないって事も多くて
結果的に自炊モードになってしまう。
 
でもって、自炊に慣れてくると
当然だけど販売されるものも購買層が興味を持つ物から効率の良い物へとシフトし、
販売される物が単一化されていって、冷食なんかも「またコレかよ?」って思わせる
そんな物しか並ばなくなってくるのだろう。
 
で、仕方ないから、リアル自炊モードにシフトして
冷蔵庫の中には自炊ローテーションな食材が並んでいくのです。
 
そろそろあの野菜食べちゃわないと・・という前提で
作る料理の幅が狭くなって、食事が楽しみから補給という感情にシフトされ
ここに書くものも、食事と関係ない物になってきた。 
 
いかんよね〜
つまらないよね〜
 
日々出会う、袖すり合うも多生の縁な一期一会を楽しみつつの
どうでも良い与太話を書くって楽しみが無いと、
書く気力が失せるだけじゃなくて、気持ちまでネガティブになりやすい。
 
だからどうしよう?って話なのですよ。
 
 
 
 
ちょっとね、早めに上がれた今日は
そんな食材ローテーションを頭から追い払って
自分じゃ作らない(作れない?)物を食べる事にした。
 
ミシュランの評価指標ビブグルマンとは
5000円以下で食事ができるおすすめレストランに与えられる称号で
そこに載ってしまった横浜の店で知っているのは中華街の「山東」と「鶏喰」
 
「鶏喰」は行列必至な店なので、職場に近いけど立ち続けが難しい自分としては
基本的に訪れるのを諦めていたため、2015年の横浜版ミシュランガイドに載っても
食べに行く選択肢には無かった。
 
ただ、「山東」はもう、クラブの深夜食堂的な意味合いもあった頃からの付き合いで
現在の地に移転してからもよく通っていたけど、
ビブグルマンに載ってから妙に小洒落た感じにシフトした&観光客が増えた事から、
以前ほど訪れる事は無くなっていた。
 
でもね
たま〜に、あの独特のココナッツ風味なタレで食べる水餃子、
食べたくなるんですな。
 
 
 
 
そうそう、コレよコレ!
 
コイツが食べたかったんだよ〜〜
 
水餃子ってやっぱり皮のモチモチ感が大事で、
その存在感に負けない餡の美味さが無いとバランスが取れないんだけど
この店の場合はそこにさらにオリジナルなタレが乗っかってくる。
 
それは、醤油ダレに入っているココナッツなんだけど、
この風味が山東の水餃子ってイメージで、それを真似する店も無いわけじゃない。
 
山東が知る人ぞ知るな店だった頃は
タレに入っているココナッツの量が半端なかった。
 
小皿にお匙で取ると嫌でもたっぷり盛る感じになって、
そのココナッツの粒をモチモチな皮と一緒に食べる時の食感は
エスニック料理なのか?って思わせるハーモニーも演出して
たまらなく美味かった。
 
だけど今は、一生懸命底をさらうように取らないと写真の様に
ココナッツたっぷりな感じにはなっていない。
 
もちろん、その頃の味わいや食感を知らない人だったら
ココナッツ風味のタレをちょいちょいってつけて食べて
山東の水餃子を楽しむ&記憶するのだろうけど
オールドカスタマーな自分には許しがたい状況ではある。
 
でも、以前のスタイルだとココナッツ多すぎでタレが少ないので
多くの客からそれを指摘された故の変更だったら納得せざるを得ないかな。
 
何事もそうだけど、
変化があった場合には理由がある。
 
それを想像する事で理解が進むけど
その変化を受け容れるかどうかはその都度、
自身の判断を求められるのだろう。
 
受け容れられないなら以前の状態を求めるか離れるかしか無く、
そういう意味では関係性の深さだけがその行為を円滑にできるのだろう。
 
関係性の深さには信頼が必要で、
その信頼を保っている鍵を壊されたと感じた時、
信頼は形を変える。
 
私の場合は、結構「口頭による約束(契約か?)」が鍵になっていて
その言葉に縛られて悩む事が多かった。
 
大した事じゃ無いですよ。
たかが料理の話ですよ。
 
と、ただ食べに行く店での事は自分的ランクを落とす事ができるし、
離れる事に抵抗も起きない。
 
でもこれが、個人的に関係する社会の中での事であれば
信頼の形が変わった瞬間に「離れないと自分が壊れる」
と感じる事もあって、敢えて距離を取る事も多かったりする。
 
・・・と
こんな感じで書き出すと止まらなくなるので、
このブログ、どうしようって考えてしまうわけです。
 
コロナ禍によって失われた物の大きさを書いても、
自分としては空しくなるばかりだしね。
 
と言う事で今後は、
外食した日とか書きたい事があった日のみのアップで
更新もユルユルといこうかなって思っています。
 
ごちそうさまでした。

2020年11月30日月曜日

違和感

帰り道、ちょっと素敵な月が出ていたので、1枚撮る。
 
仕事でFBを書くようになってから写真の用意が大変になっていて、

こうやって見つけたら、撮らずにはいられなくなってきた。
 
 
 
 
コロナ禍によって自主事業の開催が難しくなり、
本来伝えたいものが極端に少なくなってくると、
ここに書いている様な事も少しは盛り込んでいかないと続かない。
 
でも、食べ物の話はここと被るので、極力避けていて
こっちのブログはネタ的に余裕だろうと思っていたのも大きな間違いで、
外食の機会がグンと減ってきたので悩ましい。
 
自炊モードと言っても、そうそう凝った物なんて作れないし、
そもそも帰宅時間が遅いので、作る気力が無いわけだ。
 
だからその分、たまに早く帰れる日は外食しようと必死になるし、
食べる物には過大な期待をついついしてしまう。
 
そんな今日は珍しく早上がり。
だから新規開発を兼ねて、北仲ブリック&ホワイトにある焼肉屋系列の
肉BARへ行ってみた。
焼肉屋ってやっぱり肉の専門店だから、安くて美味い肉料理を期待しちゃうよね。
 
そんな思いを抱きながら入った重厚な設えの店で見たメニューに
違和感を感じる記載が多数・・・
 
え?
ラムの香草焼きが1100円??
国産熟成肉のサーロインが100グラム1480円ですと???
 
いやまてよ・・・
ランプが100グラム1880円って何故サーロインより安い?
 
嫌な予感がする。
鉄板ステーキとあるメニューにはリブロースが150グラム1600円、
牛ハラミが同じ量で同額の1600円。
 
どうなってんの?
サーロインがランプより安く、リブロースがハラミと同じ価格って
意味不明、理解不能、選択困難で意気消沈・・・っす。
 
ま、ハラミステーキと同額のリブロースでも食べてみますかね。
 
 
 
 
おい!
これリブロースか??
 
何故、肉の真ん中にスジがある??
 
んが〜〜〜〜〜
なんじゃこりゃ・・・
 
そりゃ、100グラム1000円程度の肉だから覚悟はしていたけど
この固さと真ん中のスジは意味不明だわ。
(リブ芯取った後の端じゃないよねぇ・・・)
 
しかもさ、ソースは別に選ぶと160円取るの?
(追加すると・・だと思うけど)
 
いやぁ・・・
これだったら肉買って自分で焼いた方が納得できるわ。
 
ってか、アテンドもなんだかいい加減だし、
店の造りと料理のバランス悪すぎだし、
ランチで食べるのなら許すけど、ちゃんとした料理に飢えてる私には
不愉快になる要素しか見えなかったのですな。
 
もっと早く仕事上がれたら、
まともな肉が食える店に行けたのかなぁ・・・
 
悪いけど、系列の焼肉屋には絶対行かないからね。
 
ごちそうさまでした。

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...