2020年12月27日日曜日

「ボールパークバーガー&9」で「&9バーガー」をテイクアウト

DeNAと言えば、インターネット関連企業としての認識しかなかったが、
横浜ベイスターズをTBSから買うとの報道を受けて、
2012年の開幕は興味津々だった事を思い出す。
 
モバイルコミュニケーション時代に波に乗って急成長したDeNAがプロ野球球団を
どう運営していくかが見ものであったが、球場に来る意味を観客に明確にわからせ、
特に女性客をターゲットにした戦略で、街中には観戦のためベイスターズの
ユニフォームを着る人が増えてきた。
 
地域を巻き込んでいくために地域産業とコラボする手法を色々とっていたが、
ベイスターズラガー等のオリジナルクラフトビールを手がけ、
それが飲める球場外レストランとして「ブルーバードカフェ &9」ができたのは
2017年のこと。
 
ZAIMという名で日本綿花の横浜支店跡を使っていた横浜市は、
プロポーザルで活用事業者を公募し横浜DeNAベイスターズが選定、
現在はショップやカフェ、シェアオフィスなどで使われている。
 
日本大通りに面しているので、通り沿いのテーブルでゆっくり飲むクラフトビールが
楽しく何度となくお世話になっていたが、フードが今ひとつ好みじゃなくて
ビール&ツマミな店という認識しかなかった。
 
だが今年秋、&9の支店という形で、ハンバーガー専門店ができた。
球場内でしか食べられないフードが多くある中、球場併設の形でオープンしたのは、
球場内へのデリバリー以外の客も広く取り込みたい、という戦略なのだろう。
 
 
 
 
球場内でも食べやすいように、テイクアウト用はこんなパッケージで供される。
ボールパークというアメリカ発のエンターテイメント性に注力した野球場は、
日本ではボールパーク構想と言う名で、地域振興の手段として取り組まれるようになった。
 
そんな名前をハンバーガーに付けちゃうあたりがDeNAの上手いとこ。
そして不人気球団であったベイスターズを盛り上げる中、
市民を楽しませる様々な工夫の中で、独自のボールパーク構想を持ったのだろう。
 
そしてそれは「コミュニティボールパーク化構想」という名で
横浜市ともガッチリと手を結んで地域振興へと繋がっていく。

もちろん、食い意地の張った私が、
そんな思いも込めたろうハンバーガーを食べないワケにいかない。
 
食べるなら、一押しであろう「&9バーガー」一択だ。
 
だが、問題が一つあった。
高い!・・のだ。
 
1900円って・・・(^_^;
 
その理由の一つは
ハンバーガー単体ではなくフレンチフライがセットになっている事。
 
 
 
 
球場内へのデリバリーを考えたら、この形は嬉しいね。
箱のサイズもハンバーガーを潰さない絶妙なサイズ感で、良いと思う。
 
新鮮な野菜と牛肉100%パティは当たり前として、
バンズは天然酵母を使っていてクラウンにはヒマワリの種がトッピングされている。
パティ以外にはチェダーチーズとカリカリのベーコンが入っていて、
所謂ベーコンチーズバーガーってヤツですな。
 
さすがは店名を冠すバーガーのセッティングであるが、問題は味だよね。
 
 
 
 
お〜
これはかなり美味いよ!
デリバリーにしてはかなりジューシー。
パッケージのおかげで店で食べるのと大差ない状態が、この美味さの秘密?
 
なんか、ポッと出のハンバーガーじゃないなって思うので調べてみると、
東京・本郷の東京大人バーガー「FIRE HOUSE」が共同開発しているとのこと。
 
いやいや、参りました。
そりゃ、美味いの当たり前だわ。
 
本家のベーコンチーズバーガーのアレンジだったら、これくらいのコスト当然だわ。
そしてビールって思ったら「&9」のクラフトビールも飲めるって・・・
 
なるほど、このコンセプト、よく考えられてるね。
球場内だけで売るデリバリー専門店にしなかったのもわかる。
 
野球に興味が無い人でも、公園の緑を楽しみながら店舗のカウンターで
ビール&ハンバーガーを楽しめるなら、人気が出ると思う。
 
コロナのおかげで当面はデリバリーが主になるだろうけど、
遅番の日にここでハンバーガー食べてから出勤って、ありかも知れないね。
 
コロナで休店に追い込まれたりしませんように・・と切に願いますわ。
 
ごちそうさまでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...