この4月にオープンしたようで、まだまだ店のスタンスは見えて来ない。
良い店については周知されていないうちに行くのが良くて、
オープンしたばかりなら、オペレーションやスタッフの状況が見えやすく、
店の目指す方向を探りやすいメリットがある。
飲食店との出会いは「縁」とも言うべきものであり、
お互いが相手と縁を組みたいかを探るチャンスでもあるから、
そのタイミングは結構大事。
日々、多くの客が訪れる人気店に
今更ながらに訪れれば縁を結ぶだけの関係を築くのは難しい。
だからこそ店側がどんな客が来るかを探っているオープン当初に訪れるのは大事で、
店が最初に掴みたい常連の一員として認知されたなら、良い関係を構築するのは容易い。
以前、鰻を出す割烹だった店を改築し、
「下手な客は来るなよ」なオーラを放つ門構えを取ったこの店。
一見して、予約なしで入れる感じは無く
クオリティに相当自信がある意気込みを感じる。
「水綾閣」と書いて「すいりんかく」と読む。
総料理長は横尾博志氏。
ウェスティンホテル東京の「龍天門」でミシュラン1つ星を3年連続で獲得。
点心部門は同じく「龍天門」の点心師だった網野北斗氏が担当。
2人とも横浜生まれとの事で、食通からは注目される店だと言えるだろう。
初めて前を通った時、これは予約なしでの入店は無理だと判断し、
予約の上訪れたら案の定、予約なしで訪れて入店できないカップルが
フロントで断られているのを見せつけられた。
コロナの影響もあって飲食店での飲食が限られる今、
食事を楽しみたい客は「あわよくば」と突撃するのだろうけど、
それもこんな店では通用しないのだろう。
こんな時代だからこそ初めての店なら予約が必要で、
諸々の条件等も聞いておく方がお互いのためになるのだろうね。
割烹だった時と違って食堂は地下になっていたが、
その落ち着いた雰囲気はホテルの総料理長経験者が具現化したい
空間だったのだろうと邪推する。
オーダーしたのは「遐福-kafuku-」というランチコース(3300円)
まずは「焼き物入り前菜5種盛り合わせ」が登場する。
「下手な客は来るなよ」なオーラを放つ門構えを取ったこの店。
一見して、予約なしで入れる感じは無く
クオリティに相当自信がある意気込みを感じる。
「水綾閣」と書いて「すいりんかく」と読む。
総料理長は横尾博志氏。
ウェスティンホテル東京の「龍天門」でミシュラン1つ星を3年連続で獲得。
点心部門は同じく「龍天門」の点心師だった網野北斗氏が担当。
2人とも横浜生まれとの事で、食通からは注目される店だと言えるだろう。
初めて前を通った時、これは予約なしでの入店は無理だと判断し、
予約の上訪れたら案の定、予約なしで訪れて入店できないカップルが
フロントで断られているのを見せつけられた。
コロナの影響もあって飲食店での飲食が限られる今、
食事を楽しみたい客は「あわよくば」と突撃するのだろうけど、
それもこんな店では通用しないのだろう。
こんな時代だからこそ初めての店なら予約が必要で、
諸々の条件等も聞いておく方がお互いのためになるのだろうね。
割烹だった時と違って食堂は地下になっていたが、
その落ち着いた雰囲気はホテルの総料理長経験者が具現化したい
空間だったのだろうと邪推する。
オーダーしたのは「遐福-kafuku-」というランチコース(3300円)
まずは「焼き物入り前菜5種盛り合わせ」が登場する。
蒸し鶏、ピクルス、クラゲ、豚と煮豆、叉焼、オレンジのゼリー
という5種は、ヌーベルシノワの流儀にそって、個別にサーブされる。
ま、飲めってセットだね。
蒸し鶏は「隆蓮」の物に通じる美味さがあって、
この後の料理に期待ができそうと楽しくなった。
続いて出るのは「蟹肉入りフカヒレスープ」だ。
フカヒレって何故そこまで高級料理になるのかな・・と思う。
だってそれ自体に味は無いし、食感だって好き嫌いが出そうなものだ。
だが、その生産量が少ない事から希少性が出て高価となり、
それを美味しく食べる方法として上質なスープに仕立てる事を考え、
スープの美味さの上に成り立つ料理になったのだろう。
だから、こうやって蟹肉を入れるってのも
スープの美味さを出す上では大事だと思う。
勿論、かなり上質なスープだったけど、
フカヒレなんか使わずに美味い羹(ガン)=とろみスープを出せば?
って思ってしまう。
秋だったら蛇羹(蛇スープ)なんか良いよねぇ・・・
なんて思っちゃうんだけどね。
とは言えスープを佛跳牆にしたらどんだけ価格上昇するかわからんから、
例湯(ライトン=いつものスープ)と設定しておいて、
好きな具材を使って美味しいスープを出して欲しいと思いますな。
点心はオススメの2種。
蝦餃(海老蒸し餃子)と焼売って安易だけど、定番なので・・・
あ、これは美味いぞ!?
あ〜〜
ここまで美味いなら、飲茶コースって楽しいかも。
次回は飲茶コースを食べてみるのも良いかも知れない。
「海老のチリソースとマヨネーズソース」ってメニューにあって、
どうやって出るのかと思ったら、まんまだった(^_^;
上質だけど、想像を超える味では無い。
でもそれが安心感を与えてくれるってのは、地味に凄いって事なのかな。
「黒酢酢豚」ってあったけど、
黒酢の個性を上手く押さえていてかなり楽しい。
何も気になる事がないバランスが取れた味わいで、
それこそが高級店にしか無い美味さだと思う。
これ、夜のコースだとヤバい物が出てきそうな予感がするね。
「胡桃の担々麺」とあったこの麺は、
スープがかなりドロッとしたタイプで、胡桃好きな人にはたまらないだろう。
担々麺によく使われる擂った胡麻はあまり好きじゃ無い自分、
胡桃はそれを濃厚にした感があって、普通に雲呑麺だったら嬉しかったな・・
と思ったりした。
麺は細いけど香港の物のような固さは無く、
高級だな・・と感じさせる味わいがあった。
で・・・
後はデザートとなるのだけど、かなり満腹。
食えなくなったなぁ・・と思いつつも、
全般的に脂が多いとかコッテリ系な食材もあったから、
満足できる内容だったと思った。
あ〜〜
柔らかい系の杏仁豆腐だね。
上品過ぎる・・な感はあるけど、これまで料理を考えたらこうなるって感じ。
とにかく全般的にホテルの中華料理って味わいで、
現在の横浜ロイヤルパークホテルの「皇苑」より好きな味だ。
う〜〜む。
この味でこの価格ならコロナも乗り切れると思うけど、
有閑マダムが占領しそうな気配が濃厚でもある。
仕事柄、夜の営業時間に辿り着ける自信が無いので、
利用はランチタイムになるだろうけど、
それなりに忙しいので、次は何時来られるかわからないってのが悲しい。
顔なじみになりたい店なんだけどねぇ・・・
ま、いずれにしろ再訪します。
ごちそうさまでした。
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