それは多分、最初のイメージが悪かったのだと思う。
一皿の料理の量が少ない。
マナーがうるさい。
ソースが命と言うくせにしつこい味わいで楽しめない。
そして、高価!
とは言え、年を経る毎に食べる機会は増え(主に結婚披露宴だったりしたけど)
時代も変化して、今では気軽に行ける美味しい店も増えいる。
そんな中で、気づけば付き合いが長くなっている店の一つ
「レストラン アルティザン」は、脂っこいし味も強めだと公言し、
独自の魅力を携えた人気店と自他ともに認められる存在だ。
何事にも逃げずに戦う、というイメージ通り、
コロナ禍でも力業で乗り越えていくこの店には、
その豪快なイメージ通りに迫力ある料理が揃っているのだが、
食べ比べてみると魚系の料理の方が美味いという事にも気づく。
例えば、既に定番となってきたこんな料理が楽しかったりする。
「ウニとカニのコンソメジュレ マッシュルームのエスプーマ」
エスプーマは一世を風靡した料理法で、
アルティザンでも当たり前に登場するのだけど、
味わいは繊細で、素材の美味さを十二分に引き出している逸品だと思う。
そして、この前菜で奪われた気持ちは、
そのままさらに旨さの上乗せをされていくのだから、人気が出るのも当然なのだろう。
今日はちょっと魚系で行こうと決めていたので、
アラカルト(と言うかプリフィックス?)で料理を決めていた。
そして「筍、つぶ貝、ホッキ貝のマリネ ホタテのグリルのせ」が登場した。
美味い!
これは楽しい!
ホタテの加熱具合の良さと筍の味わいが、マリネというスタイルで上手く昇華している。
肉系の料理にすると豪快というイメージで押し切られてしまう美味さに翻弄されるが、
魚系はその美味さを穏やかに引き出す傾向が強くて、食べてて癒やされる気分になる。
今日の魚料理は、白身魚のソテーだった。
塩の加減とソテーの加減が絶妙で、魚その物の美味さを邪魔しないソースが
絶妙なバランスを見せて、毎度の事だけど驚かされる。
この身をほぐして、丼ご飯の上に散らしてこのソースをかけて食べたい!
って思わせるのだから、フレンチと言うよりも和食に近いセンスが
発揮されているのだろう。
「ウニといくらの乗ったドリア」
もう、これだけで良い!って思うほどの美味さ。
でも、ちょっとだからこそ耐えられる濃さもある味わい。
それでいて、ウニもイクラも殺されないバランスが見事で、
ワイン飲むのも忘れて食べてしまうった。
シメのご飯にドリアって・・って思ったけど、
量と味付けのセンスで成立しているのは凄いよね。
「フレンチとイタリアン、どっちが好き?」って問われたら、
間違いなくイタリアンと答える自分だけど、
それは、バターを豊富に使った昔ながらのフレンチの記憶が強いからだろう。
本格的なイタリアン(特にリストランテ)は、
素材の美味さを引き出しつつイタリアンの手法で美味さを追求するから、
自分としては好みなスタイルに感じられるのが大きい。
アルティザンの魚系料理は、そんなイタリアンの流儀と似ている気がするけど、
シェフはバリバリのフレンチで修行した本格派なので、
味のバランスを取る時の勘は出身の新潟で刻まれたものが作用しているのかも知れない。
そんな事を考えつつ思うのは、コロナの影響の大きさ。
もう、これだけで良い!って思うほどの美味さ。
でも、ちょっとだからこそ耐えられる濃さもある味わい。
それでいて、ウニもイクラも殺されないバランスが見事で、
ワイン飲むのも忘れて食べてしまうった。
シメのご飯にドリアって・・って思ったけど、
量と味付けのセンスで成立しているのは凄いよね。
「フレンチとイタリアン、どっちが好き?」って問われたら、
間違いなくイタリアンと答える自分だけど、
それは、バターを豊富に使った昔ながらのフレンチの記憶が強いからだろう。
本格的なイタリアン(特にリストランテ)は、
素材の美味さを引き出しつつイタリアンの手法で美味さを追求するから、
自分としては好みなスタイルに感じられるのが大きい。
アルティザンの魚系料理は、そんなイタリアンの流儀と似ている気がするけど、
シェフはバリバリのフレンチで修行した本格派なので、
味のバランスを取る時の勘は出身の新潟で刻まれたものが作用しているのかも知れない。
そんな事を考えつつ思うのは、コロナの影響の大きさ。
今の飲食業のキツさも自分の仕事における厳しさも、
全ては新型コロナウィルスによるもので、
予定が立たない不安な環境は、心を救う「何か」がないと保たないと感じている。
自分にとって「食」はその「何か」の一つなのだが、
それが手に入りにくい現状は、ホント厳しい。
あと1年、仕事をしたら何もしない予定だけど、
その頃には以前の様な生活が戻っているのだろうか?
きっと誰もが望んでいる未来だと思うけど、
敵は感染症なのでゴールは見えない。
ま、年金生活者になったら昼間に動けるのだから、
今よりは食環境が良くなると信じて、頑張るしかないね。
ごちそうさまでした。
全ては新型コロナウィルスによるもので、
予定が立たない不安な環境は、心を救う「何か」がないと保たないと感じている。
自分にとって「食」はその「何か」の一つなのだが、
それが手に入りにくい現状は、ホント厳しい。
あと1年、仕事をしたら何もしない予定だけど、
その頃には以前の様な生活が戻っているのだろうか?
きっと誰もが望んでいる未来だと思うけど、
敵は感染症なのでゴールは見えない。
ま、年金生活者になったら昼間に動けるのだから、
今よりは食環境が良くなると信じて、頑張るしかないね。
ごちそうさまでした。
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