2024年1月23日火曜日

一楽のランチ

中華街のランチシリーズ、自分的には楽しくて
過去にランチでは行った事が無い店に狙いをつけて回っていたりする。
 
職場が近かった時は帰社する時刻は自由ではあったけど、
長く昼休みすると、その分が残業に繋がってしまう。
 
年契の様な給与体系になってしまう管理職位だったから
残業代なんて出るワケも無く(だから昼休みの長さも自由だった?)、
自分の体調のためにも昼休みの時間は延ばせない。
 
結果的に職場から距離がある店には行かなくなってしまったから、
大通りの善隣門近い店に行く事は少なかった。
 
大通り沿いの店で良く行ったのは、「同發本館」で、
たまに行く店としては「海南飯店」があった位。
  両店とも、そこにしかない料理があったから行ったけど、
今はそんな条件が無いからこその、ツアーだったりする。
 
 
 
 
新旧の入れ替わりが激しい中華街で昔ながらな営業を続けている店の中で、
「この店が好き」という人が多いのが「一楽」
 
創業1926年、横浜大空襲で閉店するものの1946年に中華惣菜店として再開し、
1959年に中華料理屋としての再出発を果たす。
 
基本は広東&四川料理で玄人受けする珍しい料理もある
知る人ぞ知る名店とされているが、敷居は決して高くない。
 
中華料理の事をよく知らない人向けには定番ランチと称して
馴染み深い料理を出す一方、日替わりと週替わりの定食もある。
 
ちなみに定番ランチは
 ①特製四川麻婆豆腐
 ②エビのチリソース
 ③回鍋肉
 ④青椒肉絲
  ※各 ライス・スープ・漬物・デザート 付き
となっていて、全品950円の設定。
 
だけどね、そんな素人向けの料理なんて食べたくもないコッチとしては、
日替わりか週替わりの料理とライス・スープ・漬物&デザートといったヤツを選ぶ。
そして今日のランチメニューにはこうあった。
 
A(日替わり)あさりと豆腐の卵白煮込み
B(週替わり)エビと野菜のうす塩炒め
C(週替わり)豚肉のキノコの豆鼓ソース炒め
  ※A〜C ライス・スープ・漬物・デザート 付き
D(週替わり)炭火焼きチャーシューとえのき茸の辛味炒飯
E(週替わり)野菜たっぷりタンメン
  ※D・E スープ・漬物・デザート 付き

で、定番同様に全品950円の設定。
1000円でお釣りが来るってところが頑張ってる証拠?
本通り沿いの老舗が出すランチとしては絶妙な設定だと思う。
 
さて、本来なら日替わりを狙うとこだけどアサリには興味が無いので、
Bの「エビと野菜のうす塩炒め」&ビール(キリンだ!)をオーダーしてみた。
 
 
 
 
どこもそうだけど、最初にスープ・ご飯・漬物のセットが出てくる。
ご飯は専用の茶碗に盛られて出てきた。
 
ランチだとご飯はお代わり自由になっている店が多く、
お代わり前提なのかスープ用の椀にご飯を盛って出す店が多い。
 
一楽はちゃんとした大ぶりの茶碗なので、
私としてはお代わりなしでちょうど良いサイズなので嬉しかった。
(スープ用の椀だと小さくて、お代わりしようか悩むのだ)
 
 
 
 
こんなセットで950円なら、悪く無いよね。
 
ランチに限らないけど、セットや麺料理は最初にスープを味見する。
スープ自体のできと塩味のつけ方、具材などから店のスタンスが見えるからだ。
 
うん、優しい味わいだ。
これは期待できるね。
 
 
 
 
お〜〜
淡い味わいの中に素材の美味さがあって、
野菜への火の通し方の上手さからくる食感の楽しさも味わえる。
 
これは当たりだ!
スープと同様に優しく美味しい味わいは、実に楽しい。
 
塩味系の料理は料理人の腕前がわかりやすく、
だからこそランチで味わって店の傾向を知って、
自分好みなら夜にしっかり食べに来る、ってのが私のやり方なのだ。
 
勿論、昼と夜じゃ酒を飲ませるために顔つきを変える店もあるけど、
ベースに流れる味の傾向は変わらないから期待外れにはなりにくい。
 
毎日通う人ならAの日替わり定食一択で楽しむってのも有りそうだけど、
そこまで入れ込むにはまだまだ経験が足りないから、
当分は様々なお店のランチ探索で経験を積もうと思っている。
 
 
 
 
派手な塔を象った外観から観光客を寄せるのだろうけど、
店前で「このお店、美味しいのかしら?・・・」なんて会話する女性達に、
「間違いないですよ」とは助言しない。
 
中華街を楽しむには店選びも大切で、
だからこそ自分の判断が当たっているかどうかも楽しみの一つだから、
邪魔はしない方が良いと思うのですわ。
 
勿論、店から出て来た私に、
「このお店ってどう?」って投げかけるなら答えるけどね。
 
と言う事で、写真撮りながら帰りますかね。
 
ごちそうさまでした。

2024年1月20日土曜日

WOLFGANG'S STEAKHOUSE で CLASSIC BURGER

所用があって、六本木へ。
 
東京ってあまり好きじゃないけど、それはたぶん行くのに時間がかかるから。
そして体調に自信が無いから、電車で座れないまま30分・・なんて状況は
できるだけ避けたいのだ。
 
なので、スピードよりも乗換回数を少なくして
確実に座れる電車を選ぶようになった。
 
それでも中目黒で乗り換えたら、後ろから追い越されて空いてる席は皆無。
六本木まではそんなにかからないから良いけど、問題は帰りだなぁ・・
 
 
 
 
所用を終えて、向かったのはヒルズ。
ちょうど「キース・へリング展」が開催されていたけど、
正直言って魅力を感じないのでパス。
 
降ってきた雨が防滴防塵対策がされていないレンズに影響しないか・・と
ちょっとだけナーバスになりながら、note用の写真を数枚撮ってみる。
 
アートな感じのモニュメントのスケールが大きくて、
東京ってこけおどしが好きなのか?・・・なんて毒づいてみたりする。
 
それにしても腹が・・・減った。
 
 
 
 
フィルム時代にプロラボへ行くのに何回も来た六本木だけど、
何十年も前なので、当時の知識なんて意味無いし、
そもそも食事をする時は「吉野家」だったから
実際のところ知ってる店も美味しいのかどうか判断がつかない。
 
そう言えば、横浜にも支店があった「MALINS」で
フィッシュアンドチップスってのも良いね。
 
ヒルズだから「AS CLASSICS DINER」でハンバーガー?
あ・・・「BLT STEAK ROPPONGI」でランチステーキも良いなぁ・・・
 
やっぱどうせならステーキ?
BLTはヒルズからも近いぞ・・と訪れてみたら、
コストパフォーマンスが良いからかほぼ満員!
 
店からは、肉の焼ける美味そうな匂いが・・・
あ〜〜〜もう、頭の中に肉が浮かんじゃったじゃん?
でも、入れないじゃん?? 
 
どうするかなぁ・・・
 
ヒルズ戻るか。
でも、「AS CLASSICS DINER」はわざわざ食べに戻るレベルかどうか
微妙な価格設定からも判断に苦しむんだな。
 
だったら彼処、行ってみるか。
予約してないけど大丈夫だろうか・・・
と思いついたのは「WOLFGANG'S STEAKHOUSE」
 
流石にポーターハウスを食う勇気は無いけど、
ランチ価格のステーキはあったはずだ。
 
 
 
 
ステーキ・・・、ヒレしかないわ(T_T)
 
サーロインは2名からのセットで、ガッツリとコース。
でも良いんです!
狙いはもう一つあったのですよ。
 
そう、ハンバーガー!
 
例のプライムビーフ100%のパティを使ったハンバーガーは
マジに美味いって話を聞いていたので、一度食べたかったのですな。
 
で、パティの重さは何と280グラム!
(グーグル先生に教えてもらった)
 
ハーフポンド超えのパティって、
ハードロックカフェのレジェンダリー(ハーフポンド)より大きいって事。
 
あれ?
ちょっと待て。
 
ハードロックカフェのレジェンダリーバーガーは
ハーフポンドパティとベーコン・チェダーチーズ・フライドオニオンリングに
トマト&レタスなセットで2780円。
 
ウルフギャングのクラシックバーガーは
280グラムパティにチーズ、レタス&トマトで2640円。
しかもサイドにオニオンリング&フレンチフライがついてるから・・・
ハードロックカフェの方が高くない?
(サイドのオニオンリングを一緒に挟めば、ほぼ同じ構成になるよね)
 
そんな無茶苦茶な価格設定じゃないって事らしい。
 
ただ、食い切れるのだろうか・・という不安がよぎる。

いやね、レストランでハンバーグを頼んでも、
普通は150〜200グラムでしょ。
 
それが280グラムって・・・ねぇ。
 
 
 
 
あれ?
思ったより普通だよ??
 
やっぱり、こういうスタイルで出すのね。
普通にハンバーグステーキを頂くようなセッティングは、
デニーズコンボを彷彿とさせたけど、これがレストランとしてのスタンダードなのかも。 

このままナイフ&フォークで切って食べても良いかな?
ってちょっと思ったのは、目玉焼きを切って半熟の黄身を絡めたら
マジ美味そうって思ったから。
 
でもさ・・・
ハンバーガーってそんな食べ物じゃないよね。
 
バーガー用の紙袋も持ってきてくれた事だし
やっぱここは重ねてガブっと行くしかないね!
 
 
 
 
お〜〜〜〜〜
やっぱ美味い!!
 
プライムビーフ、伊達じゃないねぇ。
 
あれ・・・?
想像よりもかなりパティがデカいぞ??
 
バンズが凹んでてその厚みがわからなかったよ。
こりゃ、凄いボリュームかも。
 
一気にいけるかと思ったら然に非ず、
半分ぐらいまで辿り着いた時点で一休みしたくなった。
 
お見逸れしました。
ごめんなさい。
ここまでの迫力だとは思いませんでした。
 
それにして、プライムビーフ100%のパティは美味い。
肉の存在感が半端ない。
 
ただもう、まだ半分この肉を喰らう味わいが続くと思ったら、
味変したくなってきた。
 
と言う事で付け合わせ用のケチャップ、かけちゃおうかな。
いやここは、ケチャップにしか見えないウルフギャングのステーキソース、
かけてみたらどうだろう。
 
お〜〜〜い
これは、ヤバいじゃん!
 
普通のケチャップとは明らかに違うけど、
こういうケチャップだよって言われたら納得する味のソース。
 
アメリカ人にとっては当たり前な味わいなんだと聞いたけど、
ケチャップ系の味でステーキ食う感覚はわからないから
ステーキを食べる時に使わなかった。
 
でも、ハンバーガーには絶妙な味を演出してくれるのだ。
最初からかけちゃったら飽きるかも・・だけど、
味変用としては楽し過ぎると思ったね。
 
それにしても、ちょっと退く位のボリュームなんで
パティの半分は切ってハンバーグを食べるように楽しんで、
残りをスライスしてバーガー的に挟んだらどうだろう。
トッピングにベーコンもプラスして、スライスして薄くなったパティを
補完して厚みをつけたら楽しそう・・・
 
って、馬鹿な想像してますわ。
 
やっぱ、ハンバーガーはかぶりついてナンボでしょ!
そしてそれが一番美味しいってものなんです!!
 
飲み物にブルックリンラガーを頼んでたけど、
お代わりする勇気も無いほどの満腹感。
 
こりゃ、夜は液体のみで終了ですな。
 
ごちそうさまでした。

2024年1月17日水曜日

ケーブルカーでステーキとか

来週、友人と行ってみよう・・と行ってた「ウィンドジャマー」
今月28日で営業終了となるので、予約できたら・・と覗いてみた。
 
 
 
 
誰も並んでないじゃん?
余裕??
 
あ・・・
満員なのですか。
 
17時オープンなので17時過ぎに来たんだけど、
もうすでにアウト?
 
・・と立ち尽くしていたら、
しばらくして店の人が出てきた。
 
 
「毎日、オープン前から並んで、
 ずっと満席なんです。スイマセン」
 
「大変なんですね。」
 
「今月、ずっとこうで、予約も受けられません」
 
「遅くに席が空いたりしますか?」
 
「ひょっとしたら演奏終わった21時過ぎに空くかもしれませんが、
 わかりません」
 
 
なんだか、悲惨な状態だけは伝わってきた。
今日は入る気は無かったけど、来週は開店前に来て並んでみようかね。
 
とは言え、17時過ぎって中途半端な時間だな。
となれば姉妹店の「ケーブルカー」へ行ってみるかな。
 
 
「こんにちは」
 
「いらっしゃいませ」
 
「ギネスをパイントで。
 フードってまだですよね?」
 
「18時過ぎからになります」
 
「じゃぁ、ゆっくり飲んで待ちますね。
 ところで『ウィンドジャマー』閉まるんですね?」
 
「そう聞いています」
 
「姉妹店ではなかったでしたっけ?」
 
「いえ、今は関係は無くなっています」
 
 
ケーブルカーは当時のチーフバーテンダーが引き継いで、
今は独自経営なのだとか。
 
そんな話をしている所へ、カップル客が入ってきた。
 
不思議な事なんだけど、私が空いている店に入ると
何故か客を呼んでしまう・というパターンが凄く多い。
 
今日も、客引いたなって思っているところへ、
さらに女性グループが入ってきた。
 
とは言え、ウィークデイの17時過ぎ。
いきなり飲む客はそう多く無いはずだ。
 
 
「フード、頼まれますか?」
 
「えぇ、ステーキを300グラムで」
 
「ちょっとお時間頂きますね」
 
「はい、それとギネスの後に『ジャックター』を」
 
 
「ジャック・ター」は「ウィンドジャマー」発祥のオリジナルカクテル。
 
ロンリコ151とサザンカンフォート、ライムジュースを合わせてシェイクし
クラッシュドアイスを入れたオールドファッションドグラスに注ぐ。
 
飲みやすいが、ロンリコ151だからアルコール度数はかなり高い。
だけど今日は「ウィンドジャマー」にちなんで飲みたいと思ってしまったのだ。
 
 
 
 
あ〜〜、やっぱ美味いわ〜〜
これって151じゃないと出ない味なんだよなぁ・・・
 
なんか、久々に飲んだら「イエローマン」も飲みたくなってきた。
イエローマンは151とグレープフルーツジュースが1対1だから現実的には
「ジャック・ター」より強いんだよねぇ・・・
 
とは言え、カスクストレングスのモルトをストレートで飲んでる自分としては、
アルコール耐性的には問題無い。
だけど、酒で酔うのはアルコールよりも材料のエキスによる部分が大きくて、
米・今・黒糖・麦・ジャガイモ・葡萄・サトウキビ・リュウゼツラン・・・など
その原材料で酔う酔わないが左右される。
 
 
 
 
来た〜
ステーキ300グラム!
 
相変わらずコストパフォーマンスが良いね。
だけど今日は、ちょっと肉質が好みじゃないかも。
 
でも、幸せだ〜〜〜〜
(ちょっと回ってますな)
 
 
「5人なんだけど入れる?」
 
「カウンターでよろしければ」
 
「おっけ〜
 ねぇ〜〜入れるってぇ!!」
 
 
なんか、騒がしい女子が2名入ってきて、
不穏な気配が漂う。
 
すると、オッサン1人と女子2名が続いて入ってきた。
 
なんか不思議なグループだ。
女子4人は何となくグループな感じでそれなりにお洒落をしているけど、
入ってきたオッサンは休日のゴルファーの様なスタイルで女子達とは
年齢的に釣り合わない。
 
会社のグループにしてはオッサンと女子との距離が近いなぁ・・・
 
 
「ね、良いでしょ、両手に花で!」
 
 
とオッサン、バーテンダーに話しかける。
 
きゃはは!と叫んだような大きさで女子達が笑い、
シットリとした空気が流れていた店内は、途端に下衆な空気に染まっていく。
 
 
「このハンバーガーさ、4つに切れない?」
 
「切っても半分までですね」
 
「じゃ、いいわ。
 フレンチフライにしようかな。
 お前達食べるよな?」
 
「食べる〜〜」
 
「あと、ブラントンある?」
 
「ございます」
 
「じゃ、それ、ソーダ割りで」
 
 
とにかく騒いでオッサンの気持ちを良くしたいだろう女子達は、
必要以上に大きな声で喋って笑ってな乱行だった。
 
ステーキ食ってなかったら即座に出るところだが、
今は食欲に負ける自分がいる。
エアポッズプロを使ってノイズキャンセラーかけるかなって思いつつ、
バーテンダーの動きを見ていた。
 
「ケーブルカー」はオーセンティックなバーでは無いけど、
老舗でそれなりに格式あるカウンターバー。
 
だから、同伴客でも大人しく飲んでいるのが当たり前だし、
その空気の心地良さこそが魅力でもある。
 
そんな店に入った一見客がバーの持つ空気を無視し、
自分専用のエリアの如くに振る舞えば、店が客を制するかどうかを客は見る。
制さないのなら、場合によっては二度と来ない店として認定され、
店も常連を失う事にも繋がるので、ある意味店も試される事となる。
 
・・と、店内の冷ややかな空気に気づいたのだろうか。
一杯しか飲まず、一皿のフライドポテトを女子全員に食べさせると、
オッサンは突然言い放った。
 
 
「焼売食べに行こうよ。
 崎陽軒の焼売」
 
「いいね!崎陽軒の焼売、好き!」
 
「じゃ、ポテト食べたら行こうね」
 
「崎陽軒、行こう!」
 
 
多分、同席した人達全員、
下を向いて笑ってたと思う。
 
崎陽軒は弁当屋で、飲食店では無い。
飲食スペースがあるメインストリート端の店でも
ケーブルカーの1/4の奥行も無いカウンターか2人掛けのテーブルしかない。
そして置いてあるのは弁当に使うアレやその派生商品だから・・・
 
貧しいわ、ホント。

中華街に来て焼売が食べたいなら、
ちゃんとした飲食店でマトモな焼売を食べれば良いのに、
女子達にそんな提案もしないって、どんだけオッサン駄目駄目なんだろう。
 
ただ、バーで1杯しか飲まないのは
「2度と来ない」というメッセージになる。
 
そんな意味を知ってて出ていくのなら、
店と他の客の冷ややかな目線に対する精一杯の虚勢、だったのかも知れない。
 
いずれにせよ、嵐が通り過ぎたのは嬉しい。
 
静かになった空気を味わうために
アドベックのコリーブレッカンをオーダーした。
 
さっきの嵐よりも強い鬼婆の息(コリーブレッカン)を楽しめば、
より静けさを楽しく味わえるに違いないからね。
 
 
 
 
やっと、ゆっくり飲めそうだ。
 
バーの空気は客を選び、客は空気を選んで店を決める。
そんな「暗黙の了解」の上で、
一見客も常連と同様に空気も含めた味わいを楽しめるのだ。
 
だからこそ、1人で入る知らない店が面白い。
 
店との関係をどう作っていくかを考えながら、
店の流儀を探りつつ、客としてのワガママを通していくだけじゃなく、
コストやローカルルールの重さを知って合わせていくのが、楽しい。
 
そしてそれが、酒飲みの遊びなんだと思ってるので、
バーに誘う友人は少ない方が良いと思うし、異性なら1人が限度だと思う。
 
誰かに気遣いながら店とのやり取りができるほど、
器用な人間じゃないから、そう思うんだろう。
 
・・と言う事で、色々盛りだくさんに酔いましたので、帰ります。
 
ごちそうさまでした。

2024年1月9日火曜日

中華街ランチで野菜炒め

横浜中華街には、平日に周辺勤務者や居住者向けにランチセットを用意する店が多い。
 
いや、多かったと言うべきかも知れないのは、コロナでそんな店が閉店し、
今では、正しい中華街ランチがある店が減っているのだ。
 
思い出せば、毎日の様に中華街でランチを食べていた時期が結構長く、
ある意味そんなランチセットメニューに慣れ、と言うか飽き?がきたりしつつも、
4人とかの食事には都合が良かったのでズルズルとランチを食べていたのだ。
 
当時のランチと言えば、
4〜6種のオカズを選んで、ご飯とスープつくリーズナブルなヤツ。
 
料理は大体が肉もしくは豆腐と野菜の炒め系、油淋鶏みたいなもの、
玉子系、魚系といった感じになり、単品で炒飯とか得意な麺物がラインナップされる。
ちょっと贅沢系な店だと、セットに点心とかデザートがつくんだが、
それだけで200円とか上がるのは質より量な若者にとって魅力にはならなかった。
 
勿論、四川料理の店へ行けば麻婆豆腐が入ってるし、北京系の店なら餃子、
台湾系なら魯肉飯があったりするけど、まぁ大体が似通ってしまう。
だから、4人とかが揃えばランチ、2人とかだったら単品というルールができ、
ランチの場合はなるべく多くのおかずを頼んで、皆でシェアするのが常だった。
 
でも、そんな日常から離れて十年以上経てば、
平日のランチを味わいたくなってくる。
 
町中華には無い中華街ならではの味わいがあって、
店の個性が出る料理は一期一会な量はかなり楽しいのですな。
 
 
 
 
そんな過去の記憶に揺り動かされて来た中華街、
久々に裏道を歩こうと思ったらなんか閉まってる店が多い・・・
 
あ!
今日火曜か。
 
中華街、昔は水曜定休が常識的だったけど、
元町が月曜定休なのでそれに合わせる店が一定数あった。
 
だけど、ニューカマー(最新の)達がマイペースで営業を始める頃から、
火曜を定休にする店も増えてきて、月〜水は休んでいる店が多い可能性が高いのだ。
 
と言っても今日は、特に行きたい店があるワケじゃない。
久しぶりの中華街ランチだからこそ、行き当たりばったりで入ってみようと思ってる。
 
ただ、昨日が成人の日で頑張っていた店が正月休みっぽく連休しているようで、
想像以上に開いてる店が無くて、正直途方にくれそうになっていた。
 
そして、ウロウロと歩き回った結果、こんな店に引き寄せられる。
 
 
 
 
「清香園」って、入った事無いけど、良いかな?
行っちゃうか・・ともう勢いで入る。
 
 
「いらっしゃいませ」
 
「ランチまだ大丈夫?」
 
「大丈夫です」
 
「じゃぁ・・・・とりあえずビールを。
 で、メニュー見て考えます」
 
 
はい、まぁ、パターンです。
 
で、今日のメニューは
 
 A:五目野菜炒め
 B:海老と玉子炒め
 C:白身魚の季節野菜炒め
 D:薄切り豚肉 四川風辛子煮
 E:海老のXOソース炒め
 F:薄切り牛肉のオイスターソース炒め
 
 ※ご飯・スープ・お新香・点心・デザート付き
  
とあった。
 
点心とは焼売とか春巻きとかだろし、お新香は搾菜の可能性大、
デザートは杏仁豆腐しか考えられないから、この中でバランス良さそうなのを
オーダーしよう。
 
BとかDは途中で飽きるしEとFは990円と高めな価格設定で、
どっちも味が濃い=単調になりそうだ。
 
となったら、王道の野菜炒め?
町中華でも食べられる野菜炒め??
 
でもまぁ、久しぶりだし、中華街の野菜炒めってどんな感じ?
って興味に負けた。
 
 
 
 
点心は「春巻き」でしたね。
お新香は「中華なます」だ。
スープは野菜系の穏やかな感じだけど、ご飯は盛ってきちゃうのか。
 
って言うのは、昔はお櫃が出てきて「好きなだけ食え」な感が普通だったのよ。
だからこうやってこれだけ・・な感じで出されると、ちょっと時代を感じちゃうのだね。
 
 
 
 
オカズの「五目野菜炒め」来ました。
 
やっぱちょっと、中華街な気配があるねぇ・・・
 
あ、まぁまぁな楽しさ。
全般的に味付けが優しいのがありがたい。
これだったら990円のヤツにも興味が湧くね。
 
でも、こうやって中華街ランチ食べるのは楽しい。
 
この店行ったらコレを食べなきゃって固定観念も、
それが通用する店が減っちゃったから、
あらためて中華街ランチを調査するのも良いかも知れない。
 
え?
隣に座ったおっさん、ラーメン丼みたいなやつに山盛りご飯だよ?
大盛りって頼むとあれだけご飯出ちゃうって事??
 
デフォルトのご飯が少ない・・なんて言いません。
お櫃で出せなんて言いません。
 
ってか、昔の「お櫃に入ってたご飯」の量とほぼ同じに見えるんだけど、
おっさんは見た目は私より年上に見える細いタイプなのに、
あれ、全部食べるのだね。
 
恐れ入りましたよ、ホント。
毒気抜かれたので、ちょっと写真撮りに回りますかね。
 
ごちそうさまでした。

2024年1月4日木曜日

牛バラ肉のカレーNo.142

横浜中華街には、カレーを出す店が複数ある。
 
中華料理店でカレー?って思う人もいると思うけど、
そもそもは賄い料理だったけど、常連客がスタッフが食べるそれを所望し、
いつの間にかメニューに無くても出してくれる料理に落ち着いたようだ。
 
そんな経緯を踏襲して未だにメニューには無いけどカレーを出す店としては
「同發」があまりに有名で自分も何度かこのBlogで書いているが、
他には「鳳林」が同様に裏メニューとしてカレーを扱っている。
 
「何故、賄いにカレーを出したのか?」という疑問には、
「中華料理にはカレー粉を使うものがあったから」ってのが答えになるのだろう。
(排骨とかね)
 
具材を炒めて、スープにカレー粉を溶いて合わせ、
トロミをつければカレーになっちゃうという手間いらずだから、
スパイスたっぷりなカレーとは真逆な味わいになるけど、
それをちゃんとメニューに載せるとなると、店の個性を出したくなるらしい。
 
「保昌」は牛腩飯をカレーにアレンジした「牛ばら肉カレーご飯」を出すし、
「北京飯店」はヒレ肉を使った「牛ヒレ肉の中華カレーライス」を出している。
・・と書き出すとキリがないけど、正月早々に中華街まで出てきたのにはワケがある。
 
「重慶飯店別館」のランチにあった「牛バラ肉のカレーNo.142」が
「重慶茶寮」で数量限定で食べられる事を知ったからだ。
 
 
 
 
15時である。
 
今日は仕事始めじゃないのか?
・・なんて思うのは古い人間だからだろうけど、
メインストリートは相変わらず進入したくないレベルで混んでいる。
 
でも何故15時?
それは「重慶茶寮」が予約必須な店になりつつあって、
確実に食べたいから電話してみたら「15時じゃないと席が無い」と返されたからだ。
 
と言う事で、料理も席も予約して来たのだけど、
立ち食い料理を買う人の列に加えてそれを食べている人達によって、
メインストリートの端にあるこの店に辿り着くにも苦労した。
 
 
 
 
店に入ってみれば席はそこそこ空いているけど、
フロアスタッフは2名しかいなくて、入店しても少し放置されてしまう。
 
これって、客数をコントロールしてるんじゃないか?
・・なんて邪推しつつもとりあえずビール。
そしてオーダーしてあったカレーを待つ事になった。
 
 
 
 
登場!
いやぁ・・・凄い具だくさん。
 
と言うか、ご飯は別盛で出てきたので、
今ひとつカレーに見えない。
 
と言う事で、ご飯をドカンと乗せてみた。
 
 
 
 
やっぱさ、これがカレーのビジュアルだよね(爆)

 
あ!
うわ・・・
 
結構辛いよ!!
 
さすがは四川料理の重慶飯店。
カレーの上に辣油が浮いてるじゃん。
(ってそれをすくって食べちゃったら辛いわ)
 
これ、かなり美味いかも。
 
肉も野菜もゴロゴロと入ってて、しかも大きいのでソースの量は少なめになる。
でもそのソースがかなり辛いのでバランスが良くて、ご飯と一緒に食べると楽しい。
 
「同發」のカレーがカレー風味なあんかけご飯だとすれば、
これは麻婆豆腐の様な辛さがガツンと来る超辛口カレーと言うべきか。
 
って言っても激辛じゃないので、
子供には食べさせるのを躊躇するレベルの辛さって事で認識して下され。
 
あ〜〜
汗出てきたわ〜〜
 
おでこの上辺りからかなり汗が出る。
頭頂部から出る感じじゃないので唐辛子系なんだろうなぁ・・・
 
花椒ちょっと振りたい気分になってくるけど、
さすがに汗が洒落にならないほど出そうだから、欲しいとは言わないでおこう。
 
 
「牛バラ肉のカレーNo.142」の142とは、
「重慶飯店別館」の住所が山下町142だったから。
 
食材が多いのは中華料理店らしく賄い料理に贅沢する傾向があったからだと思うけど、
肉と野菜をバランス良く短時間で食べられるから、合理的でもあったのだろう。
 
昔ながらの料理店で常連になると賄い料理を勧めてもらえるようになって、
どの店とは言えないけど、贅沢具材たっぷりな炒飯とか、ピリ辛な湯麺とか、
食べた事が無い独特の食材を使った焼きソバみたないものとかを色々食べたっけ。
 
そう言えば叉焼等の焼き物の店「金陵」の食堂では
今でもネパールカレーって食べられるんだろうか?
 
スタッフのネパール人が賄い料理で作っていて、
一時期は知る人ぞ知る本格的なスパイスカレーとして楽しめたんだけど・・・ 
 
えぇ、カレーフリークな自分、
カレーを食べたのに別のカレーの事を考えちゃうし、
腹と相談だけど続けて食べるのも平気なんす。
 
と言う事で2024年最初のカレーが、
四川料理系カレーとなりましたとさ。
 
ごちそうさまでした。

2024年1月2日火曜日

雑煮

正月最初のアップは雑煮。
毎年の様にアップしているけど、今年も雑煮。
 
そしてひたすら半枚の伸し餅を食べ続ける日々が続くだろう。
でもそれは、結構幸せな事でもあるよね。
 
 
 
 
以前は、元旦はすまし汁、2日は味噌仕立てにしていたけど、
最近はそんな事も考えなくなった。
 
正月早々に大地震があって食事もままならない人も多いと思うと、
食べられる事に感謝しかない。
 
去年は「あと3ヶ月を切った・・」と思ったけど、
今年は「あっという間に1年が過ぎた・・」と思うだけ。
 
それでも、4日に出勤しなくちゃ・・・な不安感だけはどこかにあって、
どれだけ自分が仕事に毒されてきたかを再認識。
  
それでも、仕事でFBに書く事が終了して余裕が出たので、
このBlogはこれからもボツボツと書いていきます。
 
2021年3月以降現在までの過去記事を適宜書いているので、
必ずしも新しい日時の記事が最新とは限らないけど、よろしくです。
 
 
自身は一病息災というスタンスで生きていくしかない身。
どこまでやれるかなぁ・・な気持ちも楽しんでいます。
 
ごちそうさまでした。

飲食店に求めるもの

山下町にあったクラフトビアバー「リビング」が閉店し、 大事な生き場所を失った喪失感にやられていた頃、 常連だった人がクラフトビアバーを新たに立ち上げると宣言して、 SNSとかにアップしていた。   日本中、飲み歩いて気に入ったクラフトビールを繋ぐ、 というコンセプトか...