2024年1月23日火曜日

一楽のランチ

中華街のランチシリーズ、自分的には楽しくて
過去にランチでは行った事が無い店に狙いをつけて回っていたりする。
 
職場が近かった時は帰社する時刻は自由ではあったけど、
長く昼休みすると、その分が残業に繋がってしまう。
 
年契の様な給与体系になってしまう管理職位だったから
残業代なんて出るワケも無く(だから昼休みの長さも自由だった?)、
自分の体調のためにも昼休みの時間は延ばせない。
 
結果的に職場から距離がある店には行かなくなってしまったから、
大通りの善隣門近い店に行く事は少なかった。
 
大通り沿いの店で良く行ったのは、「同發本館」で、
たまに行く店としては「海南飯店」があった位。
  両店とも、そこにしかない料理があったから行ったけど、
今はそんな条件が無いからこその、ツアーだったりする。
 
 
 
 
新旧の入れ替わりが激しい中華街で昔ながらな営業を続けている店の中で、
「この店が好き」という人が多いのが「一楽」
 
創業1926年、横浜大空襲で閉店するものの1946年に中華惣菜店として再開し、
1959年に中華料理屋としての再出発を果たす。
 
基本は広東&四川料理で玄人受けする珍しい料理もある
知る人ぞ知る名店とされているが、敷居は決して高くない。
 
中華料理の事をよく知らない人向けには定番ランチと称して
馴染み深い料理を出す一方、日替わりと週替わりの定食もある。
 
ちなみに定番ランチは
 ①特製四川麻婆豆腐
 ②エビのチリソース
 ③回鍋肉
 ④青椒肉絲
  ※各 ライス・スープ・漬物・デザート 付き
となっていて、全品950円の設定。
 
だけどね、そんな素人向けの料理なんて食べたくもないコッチとしては、
日替わりか週替わりの料理とライス・スープ・漬物&デザートといったヤツを選ぶ。
そして今日のランチメニューにはこうあった。
 
A(日替わり)あさりと豆腐の卵白煮込み
B(週替わり)エビと野菜のうす塩炒め
C(週替わり)豚肉のキノコの豆鼓ソース炒め
  ※A〜C ライス・スープ・漬物・デザート 付き
D(週替わり)炭火焼きチャーシューとえのき茸の辛味炒飯
E(週替わり)野菜たっぷりタンメン
  ※D・E スープ・漬物・デザート 付き

で、定番同様に全品950円の設定。
1000円でお釣りが来るってところが頑張ってる証拠?
本通り沿いの老舗が出すランチとしては絶妙な設定だと思う。
 
さて、本来なら日替わりを狙うとこだけどアサリには興味が無いので、
Bの「エビと野菜のうす塩炒め」&ビール(キリンだ!)をオーダーしてみた。
 
 
 
 
どこもそうだけど、最初にスープ・ご飯・漬物のセットが出てくる。
ご飯は専用の茶碗に盛られて出てきた。
 
ランチだとご飯はお代わり自由になっている店が多く、
お代わり前提なのかスープ用の椀にご飯を盛って出す店が多い。
 
一楽はちゃんとした大ぶりの茶碗なので、
私としてはお代わりなしでちょうど良いサイズなので嬉しかった。
(スープ用の椀だと小さくて、お代わりしようか悩むのだ)
 
 
 
 
こんなセットで950円なら、悪く無いよね。
 
ランチに限らないけど、セットや麺料理は最初にスープを味見する。
スープ自体のできと塩味のつけ方、具材などから店のスタンスが見えるからだ。
 
うん、優しい味わいだ。
これは期待できるね。
 
 
 
 
お〜〜
淡い味わいの中に素材の美味さがあって、
野菜への火の通し方の上手さからくる食感の楽しさも味わえる。
 
これは当たりだ!
スープと同様に優しく美味しい味わいは、実に楽しい。
 
塩味系の料理は料理人の腕前がわかりやすく、
だからこそランチで味わって店の傾向を知って、
自分好みなら夜にしっかり食べに来る、ってのが私のやり方なのだ。
 
勿論、昼と夜じゃ酒を飲ませるために顔つきを変える店もあるけど、
ベースに流れる味の傾向は変わらないから期待外れにはなりにくい。
 
毎日通う人ならAの日替わり定食一択で楽しむってのも有りそうだけど、
そこまで入れ込むにはまだまだ経験が足りないから、
当分は様々なお店のランチ探索で経験を積もうと思っている。
 
 
 
 
派手な塔を象った外観から観光客を寄せるのだろうけど、
店前で「このお店、美味しいのかしら?・・・」なんて会話する女性達に、
「間違いないですよ」とは助言しない。
 
中華街を楽しむには店選びも大切で、
だからこそ自分の判断が当たっているかどうかも楽しみの一つだから、
邪魔はしない方が良いと思うのですわ。
 
勿論、店から出て来た私に、
「このお店ってどう?」って投げかけるなら答えるけどね。
 
と言う事で、写真撮りながら帰りますかね。
 
ごちそうさまでした。

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