「え? どこ?」
「太田町ななんです。」
「すぐ、近くじゃないですか。
同じ様な料理を出されるんですか?」
「一応、オーガニック系料理を出すカフェ形式のお店です。
化学調味料や添加物不使用な料理をお出ししています。」
「営業時間は?」
「11:30スタートでラストオーダーが22時です」
「22時ですか・・って、ロッコさんはもっと早い21時半がラストオーダーですよね?」
「すいません、以前の様に遅くまでやってなくて。」
そんな話をしたのは、結構前のこと。
深夜までやっていた「オステリア・ロッコ」はアンガスビーフのリブアイステーキ400gが
食べたくて結構通っていたけど、コロナ禍では貴重な深夜営業店も客の激減に対応するため、
ランチ営業を始めると同時に店も22時半で終了となっていた。
運良く早く帰れる時とかに寄ってはいたんだけど、
1人で400gを食べ切る体力と自信がないと行けないため、
いつの間にかケーブルカーの300gステーキになっちゃったけど、
それでもその支店の事は気になっていたのだ。
仕事を離れた事で、歩くのも嫌だったくらいに疲れていた身体は調子が戻り、
気になっている検査も進んでいて、そろそろ放浪の旅に合わせて歩かなきゃ・・・と
今日も関内辺りをプラプラとしていた。
ウィークデイの午後、皆さん働いているのねぇ・・・と呟きながら、
今ひとつ撮りたいモチーフがなくて象の鼻地区まで出てみたけど、
今日は如何せん天気が悪い。
で、突然蘇ったのが、
オステリア・ロッコの支店の話だった。
17時ちょい前だし、
今なら夕食目当てに入る客も少なかろう。
・・と行ってみた。
あ・・・
ここ、以前ワインバーがあったとこじゃん。
隣の「寿司はま田」はまだ開いてないね。
さすがに17時ちょっと回ったくらいじゃ、他に客いませんね。
まずはビールだね。
まずはビールだね。
偏見だけど、ビールにハートランドのある飲食店って
料理にこだわりがあってクオリティが高いことろが多いと思ってる。
生ビールを置かないのもある意味誠実かもって思うのは、
巷にはどんなに良いビールを繋いでもタップの洗浄がいい加減で
せっかくの味わいを潰してるところが多いから。
サントリーのマスターズドリームを繋いでる(珍しい)のに、
2杯目を頼めない位ダメにしちゃってる店、知ってるしね。
あ、ラム肉のランプステーキ、ありますねぇ(^_^)
こうきたか〜なセッティングだけど・・・
美味い!
ちょっと歯ごたえあるけど、美味い!!
と言う事で、ビールがぼがぼといただきます。
で、シメに玄米炒飯かパスタを食べようと思うんだけど、
パスタは有機デュラムセモリナ粉のパスタとあるね。
で、あなたの好みで作ります・・ですと?
「パスタって、何でもできますか?」
「じゃぁ、ペペロンチーノ、頼んで良いですか?」
「はい。何かトッピングしますか?
それとも王道系で?」
「王道系で」
「うわ、プレッシャーですね」
「よろしくお願いいたします。」
こんな反応、ちょっと嬉しいっす。
ペペロンチーノってトッピングとかしちゃう店多いけど
それはアーリオ・オーリオで作るのが難しいから。
塩の加減、パスタの茹で方、アーリオ・オーリオの作り方だけで味が決まっちゃうので、
ベーコンやパンチェッタなどの個性あるトッピングを使って誤魔化すワケだ。
お〜〜〜
こうきましたね。
スパゲッティーニかな?
な太さのパスタは、かなり頑張って作っていて、美味しいね。
ただ、茹で汁で塩を決めちゃう作り方ではないので、
パスタ自体の塩が弱いのは仕方ない感じ。
ちなみに、胡椒は自分で振りました。
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノに胡椒を振るのは
自分としてはマストなんです。
そして外はマジックアワーなブルーに染まる時間。
窓際は足早に帰宅する人達が流れ、貸し切り状態の店にもやがて
客が来そうな気配になってきたので、そろそろ上がろうかね。
リタイヤって、結構楽しい。
誰かと話す時間はかなり減るけど、その分こうやって書けなかったブログを書いたり、
写真を撮ったり、ネットで映画を観たりとかなり楽しめる。
体力落とさないように外歩きももうちょっとしようと思っているけど、
ぼ〜っと寝坊するとそのままズルズルと引きこもりがち。
でも、こんな楽しみがあるなら出ないと損ですな。
ごちそうさまでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿