2024年10月29日火曜日

桃源邨で魯肉飯とか

「桃源邨」は経営が変わって台湾系な料理を出す店になったが、
よりフレンドリーになっただけじゃなく料理の味も良いので、
今や人気店の一つになっている。
 
ただ、古くからやってる台湾系料理店「青葉」の対面というのが
なかなかの強気なワケで、そういう意味でも台湾系な料理を色々食べたいワケだ。
 
 
 
 
今日は生憎の雨模様。
 
ま、駅から近いので特に問題は無いんだけど・・・
うん?
なんか店前に変なモノあるよ??
 
 
 
 
え〜っと・・・カニ?
だよねぇ(^_^;
 
実は「桃源郷」って、上海蟹が有名な店だった。
だから代替わり(オーナーチェンジ?)しても知らない人にとっては、
「桃源郷」の上海蟹料理を求めて来るってパターンは、あるワケだ。
 
名物料理を残すのは「店名ごと居抜き」で買う意味の中にあるのか、
はたまた「前オーナーの意思」か「居抜きの条件」なのかはわからないけど、
同様に中華街で店名を引き継いでいる複数の店では名物料理は残していて、
客もそれを求めて集まってくるのも事実。
 
ただ、そんな有名な上海蟹料理があっても、自分的にそこまでカニに執着は無い。
しかも上海蟹って食べる部分が少なくて、コストパフォーマンス悪いしね。
 
なので・・
スタッフが精一杯のアピールをしても知らんぷりで、
食べたかった「魯肉飯」(900円)をオーダーした。
(ビールとスープも頼んだけど)
 
 
 
 
付けてもらったスープはこんな感じ。
 
例湯(日替わりスープ)の仕様でその店の考えや力がわかるんだが、
ここのスープはかなり美味い。  
なので、魯肉飯も期待できるだろう・・と待っていたら、
こんなのが出てきた。
 
 
 
 
あ、これ・・・北部系の魯肉飯だ。
 
う〜ん、そうか〜〜〜
自分としては、ゴツイ豚肉の煮込みが乗った南部系の方が好きなんだわ。
 
ちなみに、魯肉飯って書くのは日本向けの当て字で、
私が食べたかった南部のヤツは、北部では控肉飯と言われて別な料理。
南部で北部の魯肉飯は肉燥飯と言う名で、現地の人でも混乱するんだとか。
 
で、日本だと、北部と南部が合体しちゃったようなヤツが多くて、
台湾の人が見たら悩むんじゃないか・・と思ったりもする。
 
うん、まぁ、肉そぼろご飯だよね、これ。
美味いっちゃぁ美味いんだけど食べたかった物と違うって事で、
そのガッカリ感が味わいに影響して、食べた感想は普通・・・(^_^;
 
いや、これ単品だと、ご飯ろ肉そぼろのバランスとしてご飯が勝ってるので、
他の料理と一緒に食べる事を前提としないとダメ、なパターンなのですな。
 
ま、クソ高い上海蟹を食べるなら良いかも・・だけど、
一番安いオスの170グラムでも3900円だから、財布的に無理!
(メスだと150グラムで4100円)
 
一番高い酔っ払い上海蟹の馬頭で5800円だから、
私は「双囍 上海本帮麺」の「上海葱油拌麺」の方が楽しいっす。
(やってるウチにもう一回食べるかも)
 
本当は、少し写真撮ってまわりたかったんだけど、
雨がパラついているので、寄り道しないで帰りますかね。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月27日日曜日

お可免寿しでちらし

選挙を終えて、ちょっと遅めのランチを食べようと思っていた。
 
以前だったら「櫻庵」で蕎麦か「菊家」で鰻って考えたんだけど、
「櫻庵」は日月定休の店になっちゃって、行きようが無い。
 
日曜の横浜駅なんて行く気にもなれんし、中華街なんてもっての他。
どうしたもんじゃろのぉ・・と悩んでいて目に入ったのは、この暖簾だった。
 
 
 
 
そう言えば、この店には随分と顔を出してない。
現役だった頃は、自分が顔を出せる時間と営業時間が合わなくて
いつの間にか疎遠になっていた。
 
実はこの店、歴史は古く「横浜のれん会」の会員でもあって、
知る人ぞ知る老舗と言うべき店なのだ。
 
「横浜のれん会」は、横浜の伝統と味を守り続ける老舗店の会で、
昭和28年に結成された会員組織。
 
30年以上安定経営している事が入会条件だが、
入会する飲食店等は2010年に新規入会があった以降無く、
閉店による退会があるだけど聞く。
 
その伝統の味わいが楽しめる貴重な店との付き合いは、もう30年以上前の事。
まだまだお好みでカウンターで寿司が食えるような収入が無い若僧だった自分が、
「ちらし寿司」が美味いとの情報に誘われて入った事を、思い出した。
 
関東風の「ちらし寿司」は切り身を酢飯の上に並べたスタイルで、
切り身を食べながら酒を飲み、残った酢飯を食べて腹を満たす事ができる。
 
それでも足りなかったらにぎりを少しだけ食べれば良いし、
その食べ方なら高い会計にならないのだが、それでも若僧には過ぎた贅沢だった。
 
あぁ、久しぶりに「お可免寿し」の「ちらし」を食べたいな。
時間的に半端だけど運良く営業しているから、行くしかないよね?
 
 
「まだ良いですか?」
 
「どうぞ、どうぞ。
 お好きな所にお座りください」
 
 
 
 
迎えてくれた店主は、どうやら同年代。
 
当然だけど自分が通っていた頃の店主は先代で、
店主の顔には記憶が蘇らなかった。
 
女将がさらっとメニューを出してくれて、それを見て思い出した。
この「お可免寿し」では、「ちらし寿司」を「散らし」と書くのが決まりだった。
 
 
「えっっと、お酒を飲みたいのですが?」
 
「ウチは大関になりますけど、よろしいですか?」
 
「もちろん! 冷やはありますか」
 
「はい、ございます」
 
「では、それを。
 あと、ここに来たらやっぱりちらしなので、『上散らし』をお願いします」
 
 
「やっぱりちらしを」と言った瞬間、店主と女将が微笑む。
それはつまり、古くからこの店を知ってる人だと認識できたのだろう。
 
 
 
 
あ・・
これ、良いかも。
 
大関と言えばあまりに有名なワンカップだが、
手軽に酔っ払った感を味わえる仕上げが見事だと感じていて
コスパ良く飲むのにコンビニで買って帰った事もよくあった。
 
そんなワンカップのイメージとはかけ離れた味わいで、
スッキリと飲みやすく、ワンカップの様な甘味は無く、
魚料理との相性が良さそうだ。
 
 
「写真、撮られるんですね?」
 
「えぇ、以前は仕事でも撮ってました。」
 
「R6をちょっと無理して買ったら、MarkⅡが出てショックだったんですよ」
 
「あら、でもR6って良いカメラですよ?」
 
 
なんと店主はカメラマンだったようで、
休日には撮影旅行に行く事もあるとのこと。
 
聞けばフィルム時代からやっていて、
トライXの100フィートを買って手巻きしていた、なんて話も出て、ビックリ。
 
 
   
「上散らし」2530円
 
何故メニューに「散らし」と書くかはきかなかったけど、
見事に切り身を散らして組み上げる姿は、美しいとしか言いようが無い。
 
見ただけで刺身で一杯の方が楽しかったかな・・・と思うくらい、
綺麗で美味そうな切り身が乗っていて、嬉しくなった。
 
うん、これは美味いわ!
 
切り身を取り上げて、
山葵を乗せて醤油をちょっとだけつけていただき、酒を楽しむ。
 
食べていく様は美しく無いけど、この食べ方が自分流。
そして、酒のアテとして食べてしまう切り身の下にあるのは伝統の「おぼろ」。
ヒラメと海老だけで作っていると聞いているけど、これがかなり美味い。
 
酢飯には以前食べた時の気配があって、
伝統の味わいを保存しつつアップグレードしてきた仕事を、感じた。
 
 
「こちらへ顔を出してたのは、かなり若い頃だったので、
 ちらしを頼んで上を酒のアテにして、
 最後はこの美味しいそぼろで酢飯を食べるってのがごちそうでした」
 
「おぼろは人気ありますね」
 
「美味しいです」
 
 
あぁ・・
夜来て、ゆっくり酒のみつつ摘まみたい。
 
そんな思いがわき上がる一時ではあったけど、
飛び込んだ時間が遅めだったので、早々に切り上げる事にする。
 
外はポツポツと雨。
 
選挙の行く先を示すかの様な空に、
開票速報をどこかで楽しみにしている自分を見つけて、笑った。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月22日火曜日

桂宮で葱油拌麺とか

前に来た時メニューに「葱油拌麺」があって、ずっと気になっていた。
 
以前から中華街には汁無し麺料理はそこそこあったけど、
大体が名前が違っていたので、敢えて葱油拌麺と謳うものは珍しい。
 
だからそれを食べようと思って、「桂宮」に行ってみた。
 
 
 
 
この前食べた時、料理は概ね良いと感じていたけど、
良質な材料を使うけど量は少ないというスタイルで、
コストパフォーマンスが良いと感じさせる仕掛けがある、と感じていた。
 
そこで、一番の目的である「葱油拌麺」の前に、
素性がわかりやすい青菜炒めをオーダーしてみる。
(原価率が低い料理で、調理技術がわかりやすい)
 
 
 
 
なるほど、
上手い事やってるよね。
そして案の定、量がかなり少なめだわ。
 
1人で食べる分には充分だけど価格的には2人分なカテゴリーになる料理なので、
青菜炒めとしては安いと思わせて、量は仕方無いと納得させるパターンだと思った。
 
 
 
 
へ〜〜
こう来ましたか。
 
黒くなった葱があるので葱油拌麺な気配はあるけど、
この葱が無かったらソース焼きそばに見えるよ?
(冷食の日清焼そばにそっくりかも)
 
う〜〜〜ん
これは葱油拌麺って料理じゃないかも。
 
どっちかと言えば上海焼きそばな気配を持つ油そば?・・な感じ。
日本名「上海式油そば」とあるから、正解と言えば正解かな。
 
そしてやっぱり、量が少なめなんだよね。
他の料理も食べて、ちょっと炭水化物も食べたいと思った時、
この料理が出て来たらベストマッチだとは思うけど。
 
で、この一皿で880円なら、
「双囍 上海本帮麺」の「葱油拌麺」880円の方が楽しいし量もある。
 
と言う事でこの料理、単品で頼んだらいけません。
 
こうなってくると、汁無し麺の探索も面白いかな?
・・なんて思いつつ、やっぱりちょっと物足りない気分を押し殺して、
クラフトビールでも飲みに行こうかなって思ってしまった。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月19日土曜日

上海蟹?

中華街にこんなノボリが出てくると、
秋深し・・と感じてしまうのは毎年のこと。
 
 
 
 
ただ、上海蟹って本当に美味しい?
滅茶苦茶高いだけじゃない??
って思うけど、好きな人にはたまらないのだろう。
 
中華街で上海蟹を扱う店では「大閘蟹」と書かれた紙が貼り出されたり、
店頭にノボリを立てたりするので、もうそんな季節か・・と感じてはいたけど、
海老好きだけど蟹にはあまり興味が無い自分としては、食べる気は起きなかった。
 
そもそも上海蟹ってモズクガニだから食べるとこ少ないし、
味だってモズクガニっぽい味で、特別感がわからない。
 
香港に行ってた時は季節物として1回だけ食べてみたけど、
一緒に出される生姜茶の方が美味しいって思っただけで、
高価故にその後食べる事はなかったっけ。
 
松茸もふざけんなって価格になってきたけど、上海蟹も同様なのだろう。
中国でも高価だから日本に持ってきたら洒落にならないワケで
「一楽」あたりだと活上海蟹の丸蒸しが1杯4500円なんて設定になっている。
 
だけどそれは丸蒸しだからの価格で、
小篭包、蟹味噌入り豆腐煮込み、炒めもの、煮込み麺、蟹味噌入り炒飯等々、
手軽に上海蟹の味わいを楽しめる料理を提供する店もあったりする。
 
例えば、蟹味噌と豆腐の餡をかける上海葱油拌麺なんて料理があったりすると、
気軽に上海蟹の風味を楽しめるから食べようって気にはなるのですな。
 
 
 
 
そんな料理を出すのは「双囍 上海本帮麺」。
「馬さんの店 龍仙」の姉妹店で、5月にオープンしたばかりの上海麺料理店。
 
葱油拌麺が美味い店として気に入っていて、
見た目より優しい味わいが人気店になる予感を生むのだけど、
私が行く時はタイミングなのか空いている事が多い。
 
で・・・
今日の目的は「上海蟹みそネギ油まぜ麺」(スープ付)1580円!
 
葱油拌麺に上海蟹の味噌と豆腐で作った餡をかけて食べる、
ってものなんだが、上海蟹の味わいとして大事な蟹味噌を堪能できるなら
価格設定として安い?って思ったら、興味が湧いてしまったワケだ。
 
 
 
 
調理にちょっと時間がかかるらしい。
とりあえずビールを飲みつつ待つ事にしよう・・と
青島ビールを頼んだら、缶ビールだった。
 
青島以外だとスーパードライしか無いので選んだんだけど、
飲んでる最中で、衛生問題で青島ビールが叩かれていた事を思い出す。
 
ま、今更気にしないけど・・・
 
 
 
 
あ〜〜
やっぱ軽いわ〜〜
 
最近、ボディが太めなビールが減ってきて、
全部同じ様な味わいにシフトしてる気がする。
 
キリンも新製品「晴れ風」を出してスーパードライに近づき、
新しくなった「一番絞り」もボディがソリッドになって、
最近はサッポロの黒星ばっかり飲むようになってきた。
 
キリンが頑張って提供してきた、あの奥行きある味わいはダメだった?
その手の味わいが欲しい人はスプリングバレーシリーズを飲めって事??
 
・・なんて毒づきたくなるけど、
それよりも今は、上海蟹みそネギ油まぜ麺!
 
 
 
 
こんな感じで登場!
葱油拌麺は上に餡をかけるので、焦がし長葱や干し海老なんかは乗ってない。
 
 
 
 
このまま食べてみたけど、麺が美味いのよ〜〜
今日の時点では、中華街で一番好きな葱油拌麺と言って良い。
 
そしてコイツに、この餡をかけて餡かけ拌麺に。
 
 
 
 
あ・・・蟹味噌が想像以上に入ってるかも。
ただ、蟹肉はやっぱり少なめだわな(元々少ないしね)
 
それにしても豪快に蟹味噌色。
では、かけてみますかね。
 
 
 
 
どうしよう・・・
餡が思ったよりネットリ系で、このまま混ぜながら食べると、
後で味がバラバラになっちゃう予感しかしない。
 
だったら、混ぜるしかないか。
思ったより餡の量が多いけど、気にしないで混ぜるんだ!
 
あぁ・・
人間の食べ物に見えなくなってきたかも・・・
 
ま、美味けりゃ良いんだけどね。
 
 
 
 
お〜〜〜〜〜
上海蟹な味わいが濃厚!
 
葱油拌麺の美味さと喧嘩せずに両立してて、
蟹好きな人は病みつきになるかもって位に上海蟹が前面にいる。
そして食べ応えがかなり・・・ある。
 
ビール、余計だったかな?
スープ飲めるかな??
 
とか思いつつスープ飲んだら、具として小さい雲呑が入ってて、
次回は揚げ雲呑とか雲呑スープを食べようかって気にさせられた。
 
葱油拌麺って妙な魅力がある。
そこに上海蟹の餡かけって、そりゃヤバいよ。
 
これ、あるうちにまた来ようかなって思ったけど、
まだ食べてない獅子頭(肉団子)を乗せた麺を食べる方が先かな。
 
と言う事で、週末で人が多いからそろそろ退散。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月15日火曜日

ミリーラフォーレでハンバーガー

ハンバーガーって何故、突然食べたくなるんだろう。
 
マクドナルドの戦略ですり込まれた味、なんだろうか。
それとも、所謂グルメバーガーと言われる高価格なハンバーガーの美味さが
自分にとって抗えない魅力になってしまったのか。
 
そんな思いは毎度の事なんだが、
円安になってハンバーガーの価格が総じて爆上がりして、
特別な一食の立ち位置になってくると、
チェーンなハンバーガーの方が割高に感じてくるから面白い。
 
 
 
 
今日はそんな日だったが、頭に浮かんだのはローズホテルのハンバーガーだ。
 
1階のコーヒーショップ「ミリーラフォーレ」でハンバーガーを初めて出した時は、
1ポンドのステーキ肉をミンチにするため、2名でのオーダーが必要だった。
 
だが、その迫力と美味さが知れ渡り順調に売上があがったのだろうか、
いつの間にか1人でもオーダーできるようになって、普通な方向へ仕様変更。
 
でも、ハーフポンド相当の迫力パティはそのままで、
だからこそ、しっかり食べた・・な気分を味わいたい時は、ここに来るようになった。
 
 
 
 
ハンバーガーにナイフ&フォークってどうなんだろう?
でも、普通にナイフ&フォークで食べる人もいるらしい。
 
だからと言ってトライしたい気持ちは持てないけど、
上手くかぶりつけなくてばらけたら、必要になるのも事実。
 
と言う事で、ビール飲みながら待っていたら、コイツがやってきた。
 
 
 
 
卓上にあったキャンドル型のライトだと撮影が難しいかな?
って思ったけど、想像以上に撮りやすい。
 
以前は、オリジナルソースが3種あったり、
たっぷりチーズがかかってたり、パティを最上部に配置したり・・と
個性的なバーガーだったが、今はこんな風にオーソドックスな形。
 
 
 
 
お〜〜
やっぱこの感じ、好きだわ〜〜
 
ただ、ボリュームダウンしてる感はあるねぇ。
円安だし・・って勝手に納得するけど、
極普通のグルメバーガー的なヤツを食べてる感が強くなったね。
 
パティを一番下に配置して、レタスの上にトマトを置くのは定番のスタイル。
だが、どこかで食べたBURGERに良く似てる・・と思ったら、
ハニービーのバーガーにそっくりだった。(ハニービーはオニオン乗ってないけど)
 
ヒールに直接パティを乗せるオーソドックスタイプは、
肉の味が前面に出る味わいになりやすい。
だから、グルメバーガーなヤツは野菜の上にパティが乗ってるタイプが多く、
当然だけどバランス良く具材の個性を楽しめる。
 
で、この配置のバーガーは基本的にひっくり返して食べるのがオススメ。
当然だけどクラウンの方が厚みがあって汁を受けとめてくれるし
何より持ちやすく、野菜の味が先に来る事でバランスもよくなるワケだ。
 
グッと潰してひっくり返して食べるってやり方、誰に教わったんだっけなぁ・・
とか思いつつ、敢えてここまで来る理由の一番であるボリュームが弱くなったのは
残念な気分でもある。
 
多分ね、チーズの質や量が変わってるのが大きいんだよね。
と言う事で、味わいは好きなのでまた来るけど、
コレを食べるだけに来るってのは、相当に珍しい事になりそうだ。
 
え?
KAATの一階に新しいハンバーガー屋ができたって??
 
オイオイ、今そんな情報投げてくるなよ〜
もっと早くくれたらそっちへ行ってたよ〜〜
って友人からの調査依頼メールを見て愚痴る。
 
ま、バーガー好きとしては、
気になる情報なので近々行ってみるとしましょう。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月14日月曜日

九つ井

ちょっと戸塚方向へ行く用事が、あった。
 
あの渋滞が有名な原宿交差点近くが目的地なので、久々に車を出す。
(電車&バスじゃ時間かかってしょうがないっす)
 
だけど、原宿の交差点ってとっくに立体交差になってて、
さらには道もかなり変化していた。

どんだけ走り回ってないかって事だけど、環状線が色々と整備されてから、
昔覚えた抜け道ルートその物が変わってたりして、浦島状態に陥っている事は既知。
 
でも良いのです。
今日は、久々の戸塚方向なので、あの蕎麦屋に行こうと考えていた・・と。
 
 
 
 
横浜市栄区田谷町にある「九つ井 本店」
 
店名となった由来がある地「田谷」は、室町時代に居を構えていた豪族の
飲料水を得るための泉があった場所。
そしてその泉(井戸?)を守る番人を置いて管理していたとの事で、
それ故、九つ井と呼ばれるようになったようだ。
 
 
 
 
その名を冠した蕎麦も出す料理店と陶器販売(自家工房)をする店を出し、
美味しい蕎麦を食べるために良く来ていたのだが、それはも何十年も前のこと。
 
横浜駅にも支店があるため、交通手段の関係から本店に行かなくなって久しいが、
せっかく原宿交差点近くに行くんだったら、やっぱり味わいたくなるのですな。
 
 
 
 
自家工房で焼いた陶器が至るところにあるのはご愛敬。
離れやテラス席もあるけど、まずは受付をしないと・・と帳場がある母屋を目指す。
 
 
 
 
案内されたのは、結構客が入っているメインダイニングだった。
しかも、店内スタッフに案内スタッフが「この後団体が入るのに・・」と愚痴る。
 
「外でも良いのだけど・・」と案内スタッフに伝えたが、
「こちらで」と通されたのは柱がある狭めの席だった。
 
座った席の後ろにはもう少し広いテーブルがあったが、
そこにはきっと、その団体客が入るのだろうね。
 
 
 
 
久しぶりなので「ざる」とかでいこうかと思ったけど、
そもそもここの蕎麦&料理は高め。
 
車で来ているからアテを楽しんで飲んだくれるワケにも、
一品で味わい尽くすものは・・・とメニューを見て選んだのは
「天ざるそば」(車海老バージョン/2800円)だった。
 
普段だったら頼まないコスト。
だけど、ひょっとしたら最後の訪問になる店での食事なのと、
海老好きなのでのチョイスだったのだ。
(かき揚げバージョンだと2100円)
 
 
 
 
お〜〜
海老二本使ってますぜ〜なアピールで
頭が2個ついてきたのは嬉しい。
 
だけどこれで飲めないのは、ある意味拷問。
 
味としては、良い食材ですねって味わいで、
蕎麦屋の天麩羅にありがちなガリガリな揚がり方じゃなかったのが嬉しかった。
 
そして、蕎麦が登場!
 
 
 
 
うん、こんな味わいだったよ。
 
美味しいと思う。
と言うか、「ざる」だったら900円という設定の蕎麦としては
かなり頑張っていると思う。
 
でも、わざわざ交通費かけて来る?って考えると、悩ましい感じ。
 
面白いよね。
 
思い出は美化されるって言うけど、
味の思い出もそれなりに美化されちゃって、あれ?って思う事は多い。
 
当然だけど、色々食べてきて味に対する記憶が増えていって、
より美味しい物を食べてきたら、昔の味わいはこんなものだったって思い知る。
 
勿論、老舗が大事に守ってきた、今では貴重な味わいだって多くあるけど、
材料も技術も進化&変化してきた中で、客の嗜好の変化に対応するって
それは無理ってものだと思う。
 
良いのです。
 
この店で一緒に食べた誰かの事を思い出したり、
当時のボロ車で行った色々ば場所の事を思い出したりするのが、
久しぶりな店での食事なのですよ。
 
美味しい料理と、横浜では珍しい自然が溢れる地域ならでは空気は、
多くの人を魅了して、この日も店はほぼ満席。
 
美味しゅうございました・・と支払いを済ませて、
田谷の洞窟とかを覗いてみようかな・・と思って走ったら、
広い田園があった場所に巨大な立体交差が建築中だった。
 
あの風景、写真に撮っておけば良かったなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

2024年10月9日水曜日

桂宮

 
 
「徳記」のオーナーが「桂宮」のシェフ、という情報があって、
ずっと気になっていたのだけど、大通り沿いの店って知らないと行きにくい。
 
何故なら、多くの人が通る道にあるが故に、玉石混交の感があるからだ。
 
最近は大通りでも食べ歩き用料理を出す店や占い店が増え、
味がわかっている老舗は数が減ったり代が変わったりで仕様変更が多く、
行ってみたら以前とは全然違うって驚かされる事も少なからずある。
 
そんな中、店構えが新しくなって注目されるようになった「桂宮」。
「徳記」のランチがあの美味さなら、試しても良いかなって思ってでかけてみた。
 
 
 
 
今時の、お洒落な店舗ですな。
5時過ぎのまだ客が入らない時間に入った事もあって、店内は空いている。
雨がちょっと降っているってのもあるのかな。
 
 
 
 
まずはビールだよね。
アテはベーシックな軽めの料理にしてみよう。
 
 
 
 
照明がいやらしい。
こういう当て方はデートとかには効果的。
 
いつもはきっちり絞って撮るグラスも
敢えて開放気味に絞りを開けて被写界深度を浅くすると
気持ち良いボケを纏ったジョッキが撮れた。
 
で・・
アテに選んだのは「蒸し鶏のネギスース」(1280円)。
 
今は無き隆蓮の物と比べてはいけないけど、
この一品は鶏の扱いがわかる料理なので、食べたくなってしまった。
 
 
 
 
あ〜〜
まぁまぁ頑張ってる感じだ。
 
これは楽しいセッティングで悪く無い。
 
で、メインは「和牛の黒胡椒炒め」(2380円)を。
 
 
 
 
メニュー写真とはだいぶ違うが、まぁまぁ悪く無い。
 
だけど和牛と謳うほどの肉かな?って思うのも事実。
あと、量が少なめってのも気になるが、コストから見れば和牛なのだろう。
(使ってる肉のランクか部位の問題?)
 
鶏の扱いは悪く無いからスープ系は美味いと思うけど、
この炒め物はメインストリートにある店としては平均的な味だと感じた。
 
さて、初見の中華だと必ずと言って良いほど頼むモノがある。
 
それは「青菜炒め」と「炒飯」なのだが、
今日はアテに「蒸し鶏」をオーダーしちゃったので、
「青菜炒め」はパスしていた。
 
と言う事で「自家製チャーシューと桜えびの炒飯」いってみよう!
 
 
 
 
お〜〜
桜海老だわ(^_^)
 
自家製チャーシューと謳ってるわりにはどこにある?って感じはあるけど、
その物足りなさをしっかり桜海老が補って楽しい。
 
ただこれも、抜群とは言い難い仕上がりなので、
調理技術としては平均的なレベルなのだろう。
 
でも、1280円というコストは同發本館の1210円と、ほぼ同じ。
コストが上がりすぎないように量で調整しつつ、コストパフォーマンスの良さを
感じさせる戦略が透けて見えるけど、総じて安い部類には見える。
 
あ・・・
オススメに「上海式油そば(葱油拌面)」880円があるな。
 
今度ランチタイムに来て、試してみようかな。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月2日水曜日

キャプテンロルフでローストポークとか

今日もあのオクトーバーフェスト用ビールを求めて
やってきた「キャプテンロルフ」。
 
今日はそこまで混んでない感じの客入りで、同じ席に案内される。
まぁ、この席、2人で座るのに丁度良いサイズなので、
家族連れとかには向かないのだろう。
 
とにかく、目的のビールっす。
今日もありがたくいただきます。
 
 
 
 
あ〜〜
なんて言うか、この穏やかな味わい、妙に惹かれるんだな。
美味いわ〜〜
 
でも、ボトル(500ml.)で1400円ってのは、ちと痛い。
ただ赤レンガ倉庫でやってるオクトーバーフェストに行くと、
こいつが1600円だったりするから、高いとは言えないか?
(あっちは生だけど)
 
でも、入場料500円払ってまでこのビール飲みには行かないわな。
 
と言う事で、アテはやっぱりカリーヴルスト。
 
 
 
 
これだけでもう、充分に幸せなんだけど、
今日は気になっていたローストポークも食べてみた。
 
 
 
 
肉の厚みがちょっとゴツイ(^_^; 
そして、食べたかったマッシュポテトがたっぷり。
 
カリーヴルストが余計だったかも・・
と反省しつつも、とりあえず食べてみよう。
 
 
 
 
肉、硬いわ(爆)
やっぱりこの硬さに仕上げるのは、ここのスタイルだね。
 
そして案の定、マッシュポテト&ジャーマンポテトで腹がきつくなった。
 
って言うか、ビール1リッターとか飲んだら、
それだけで腹が膨れるじゃんねぇ・・・
 
と言う事で、この店でもう一つ食べてみたい料理「グーラッシュ」は、
次回に持ち越しにするけど、今まで食べてきて料理に幅が無い事がわかった。
 
と言うか、肉を美味く食べさせようというスタンスじゃなく、
「シーキャッスル」で出していたもろドイツな料理を保存する事が大事で
その伝統を味わって欲しいってスタイルなのだろう。
 
なので、ランチは「ソーセージランチ」
ビールのアテは「カリーヴルスト」
そして珍しいドイツの生ビールをたっぷり楽しむのが正しいと思う。
 
それにしても、ビールのサイズがちょっとおかしい。
S・M・LとあるんだがLになると1リッターでっせ?
 
専用のジョッキあります・・とか見せてくれたけど、
どっしりとしたドイツビールの生を1リッターで飲んだら、結構な迫力ざんす。
 
なのでいつもはMで2種飲むのがパターンで、
もうちょっと飲みたくなったらSをオーダー。
 
なのでほど、ここに来たら1リッターはビール飲んでるって事になり、
当然だけど腹ガボガボなパターンに陥る、と。
 
さて、腹が苦しいのでユラユラを散歩しつつ帰ります。
 
ごちそうさまでした。

2024年10月1日火曜日

餃老伯では餃子&ビールがオススメ

コストパフォーマンスが良くて気に入った「餃老伯」。
なのでずっと、ウィークデイランチのクオリティが気になっていた。
 
何故ランチ?と思うかも知れないけど、
ウィークデイランチはその店の体質を知る上で、大事なポイントなのだ。
 
乱暴に言えば、ランチは観光客よりも地元民や常連に向けたサービスであり、
近隣で働く人達がランチ利用をしてくれるかどうかが、経営的にはキモ。
 
要するに、ランチが普通ならその店ならではの物が何かがわかるし、
その何かによってターゲットが見えてくる。
 
勿論、ランチが普通と言っても、提供速度がメチャ早いとか、
量が多くて安いとか、ランチタイムの混み方なんかも大切な要素で、
その店に行く価値がどこにあるかってのを、把握したいと思っていたワケだ。
 
 
 
 
ランチタイムなのに、ハイボール280円とか看板に書いてある(^_^;
ま、ビールは飲むとしてランチは・・とメニューを見ると、
 
 1 ニラレバ炒め   750円
 2 麻婆豆腐     750円
 3 鶏肉と玉ネギ炒め 750円
 4 豚角煮の煮込み 1100円
 5 ラーメン・炒飯  750円
 6 ラーメン・餃子  750円
 
1〜4 スープ・お新香・デザート付き 大盛無料
 
とあった。
 
この選択肢だと3番かな。
4番も気になるけど1000円オーバーだからパス。
6番にも惹かれたけど、ベーシックな料理を食べてみないと・・・ね。
 
 
 
 
所謂、中華街ランチセットな感じ。
お新香って書いてあっても搾菜だったり酢の物だったりするけど、
ここのは漬物?な感じのオーソドックスなモノだった。
 
でも、ランチセットって、同時にデザートまで出てきちゃうのが・・ねぇ。
 
 
 
 
と言う事で「鶏肉と玉ネギ炒め」はこんな感じ。
 
 
 
 
ま・・・普通でしたわ(爆)
 
取り立てて美味くも無く、
ボリュームはそれなりにあって、ランチセットで750円という安さが魅力。
 
これなら、5番に餃子つけるとか、
6番でビール2杯とかって方が楽しいのかも。
 
 
 
 
え?ハッピーアワーあるの??
15時〜17時、なんと生ビール300円!
 
こりゃ、ニラ(もしくはセロリ)入り焼き餃子(5ヶ)が440円だから、
餃子セット(生ビール+焼き餃子:5ヶ)750円より10円安くなる?
 
遅めのランチには、敢えて15時過ぎに来て餃子&ビールを楽しむのが良いかも。
10種の焼き餃子が858円だから生2杯飲んでも2000円超えないって・・・
 
はい、もうこの店、
千ベロを楽しむタイプの中華料理店って事で良いでしょう。
安さと量に優れているけど、餃子&ビールを楽しむのに最高!なんですわ。
 
それにしても、ハッピーアワーでこれが300円って、かなり安い。
 
 
 
 
グラスは一番搾りって書いてあるけど、入ってるビールはどうかわからない。
ただ、繋がってるタンクにはキリンのステッカーがあるし、300円なら文句無いっす。
 

と言う事で、ビール飲みたくなったら「餃老伯」に行くしかない?(爆)
 
ごちそうさまでした。

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