2024年1月25日木曜日

ミッドタウンBBQでデラックスチーズバーガーとか

友人と以前から
「ウィンドジャマーのが終わるまでに、もう一回キャプテンズバーガーを食べたいね」
と話していて、タイミングが合ったのが今日だった。
 
事前に偵察しても、オープン直後で既に満席だったので、
今日こそはと早めに中華街まで行くと、開店前なのに人が集まっていた。
 
と、スタッフが顔を出し
「30分前までは店前で待たないでください」
と悲痛な顔をして告げる。
 
そんな表情と声を聴いたら、
なんだかウィンドジャマーへの入店に拘る意味を疑う気分になった。
 
歴史ある店であり、ジャズバーとしても有名な上に、
そこでしか飲めないカクテルも出す希有な存在。
だから、閉店のお知らせが出てからは毎日が凄い集客で、
出演したいジャズメン達も有名なプレーヤーが押し寄せて
コントロール不能に陥ったのだろう。
 
 
「どうする? 待つ??」
 
「どうしようね」
 
「なんかさ、ちょっと可哀想な気持ちになっちゃったし
 河岸変えない?」
 
「そうだね、そうしようか」
 
「だったら、キャプテンズバーガーに負けない、
 美味いバーガーを食わせる店に連れてくよ」
 
「え〜 どこ〜?」
 
「関内」
 
「関内・・・」
 
「ミッドタウンBBQって店なんだよ」
 
「バーベキュー?」
 
「思いっ切りアメリカンな店で
 スタッフも客もほぼアメリカ系外国人。
 ここは日本か?って感じだよ」
 
「もうやってる?」
 
「大丈夫」
 
 
・・とそんな話をしながら、旧横浜市役所そばまで歩く。
 
 
(2020年撮影:現在スモーカーは置いてない)
 
 
「へ〜、知らなかったよ」
 
「スモークハウスってあるところが良いっしょ?」
 
「燻製所?」
 
「直訳するとそうだけど、バーベキュー専門店って意味なんだよ」
 
 
バーベキューと言うと、串焼きを炙ったものという概念が強すぎる日本。
アメリカでは伝統的な肉料理として認知され、ふっちゃけ言えば「肉の丸焼き」に相当する。
 
しかも直火で炙るのではなく密閉された空間で肉に熱を加える、
というやり方なので、大きな窯とも言うべきピットで燻製肉を作るスタイル。
 
なので「ミッドタウンBBQ」も店前にスモーカーを置いたりしてるけど、
もっと大きなスモークカーを設置していてるんじゃないかと思う。
 
 
「ハンバーガーだよね?」
 
「うん」
 
「色々あるけど、初めての君にはデラックスチーズがオススメかな。」
 
「へ〜・・トマト・オニオン・ピクルス・チーズなら、それだね。」
 
「じゃ、俺も同じ物にしようかな」
 
「後さ、ナチョスも食べたい。」
 
「え〜〜〜
 結構、量あるよ? 大丈夫??」
 
「大丈夫でしょ」
 
 
まぁ、男2人なら食えるかな・・・ 
と言う事で、まずはビール&ナチョスでスタート!
 
 
 
 
もう、ビール飲むしか無いって味だわな(^_^;
 
ハラペーニョの辛さが楽しい上に、結構かかってるチーズが
そのボリュームをボディーブローの様に効かせてくる。
 
そして、ハンバーガーが登場するタイミングで
2杯目のビールに取りかかる事にした。
 
 
 
 
「お〜〜〜、結構デカいね」
 
「良いっしょ〜?」
 
「良い!」
 
 
自分が好きで食べる物を友人に紹介するのって、結構楽しい。
喜んでくれたら、かなり嬉しい。
 
 
 
 
うん、美味い!
安定した美味さがあるけど、ここのはパティが美味いんだな。
 
 
「どうよ、これなら『キャプテンズバーガー』食えなくても許せるっしょ?」
 
「許す」
 
「実際、こっちの方が美味いと思うけど、
 『キャプテンズバーガー』は彼処の店ならでは空気もあって
 楽しいんだよなぁ・・」
 
「なんかね、長時間待ってまでって気にはなれなかったね」
 
「そうだねぇ・・・」
 
 
実のところ、こんな美味いハンバーガーが当たり前にある今、
「ウィンドジャマー」の「キャプテンズバーガー」の味はどうでも良くて、
単にその形を確認したい気持ちの方が大きかったと気づく。
 
 
ウィンドジャマー:キャプテンズバーガー/2011年撮影
 
 
今、思い返せば、ウィンドジャマーの「キャプテンズバーガー」の魅力は、
チャコールグリルによって調理されたパティの味わいだけだった。
 
バンズは特注の大型だったけどバンズ本体の美味さはそれほどでも無く、
オーソドックスなセッティングだったが故に、肉の美味さが際立ったのだろう。
 
ハンバーガーはチーズを挟む事でリッチな味わいになるけど、
肉本来の美味さは弱く感じてしまうと思っている。
だから「ミッドタウンBBQ」のハンバーガーも肉を楽しむなら
チーズはない方が良いのだけど、今日はセットメニューの魅力に負けたのだ。
 
 
「すげ〜腹いっぱいになった。」
 
「だからさ、ナチョスは要らないって言ったじゃん?」
 
「食べたかったんだよ」
 
「確かにね。
 と言う事でランドマークまで歩いて行くよ!
 腹ごなししないと酒飲めないっしょ?」
 
 
・・と言う事で、
食い過ぎなジジイが2人、モルトを舐めにフラフラと外に出る。
そとはまだ夕焼けな明るさ。
 
陽が延びたよねぇ・・・
 
ごちそうさまでした。

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