2023年7月19日水曜日

台湾祭で食べた小籠包がアレだったので張記小籠包へ

GWに台湾祭りというイベントが東京スカイツリーで開催されていたのだが、
まだまだコロナ禍で染み付いた「人混みを無意識に避ける」クセが抜けていなくて
行くのをやめていた。
 
だが、台湾の独特の食文化は好きなので、
そのうちどこかでやるだろうと思ってたらなんと中華街で開催中だった。
 
だったら行くでしょ?
って思うワケで、家族と墓参りに行った帰りに中華街へ顔を出す。
 
 
 
 
関帝廟の隣の横浜中華學院グランドで開催中だったけど、
今日はちょっと風が強いのもあって、客の数はまばらだった。
 
 
 
 
 
あ、小籠包の店、あるねぇ。
鼎泰豊がある台湾だから、やっぱり小籠包は外せないのかな。
 
 
 
 
あ〜
そりゃそうだよね。
 
小籠包ではあるけど、中のスープは少なすぎで皮は固い。
鼎泰豊レベルが有るわけは無いとわかってたけど、
中華街の中でこれを喜ぶ人は少ないか中華街で食べられる小籠包を知らない人に限るかな。
 
台湾生ビールってヤツを一緒に楽しんだけど、
オリオンビールをやさしくしたような穏やかな味だけど、
自分としては物足りないって気分になってしまった。
 
 
 
 
物足りないよ。
って言うか、ちゃんとした小籠包が食べたくなっちゃったよ。
 
時間的にはまさに料理店が夜営業を始めるうだろう17時。
ならば、中途半端に食べちゃった腹を満たすべく、会場からすぐの張記に行こう!
・・・って事になったワケだ。
 
 
 
 
時間が早いせいか、特級点心師でもあるマスターの奥様が1人でお出迎え。
勿論、夜営業の一番乗りなので、次の客が来るまでは貸し切り状態となった。
 
 
「この前来た時は遅くて小籠包色々食べられなかったので、今日は早く来たよ!」
 
「アリガトー、小籠包、朝4時マデ包ンデタヨ」
 
「相変わらずの忙しさなんですね」
 
「眠クテ大変」
 
 
マスターは日本語が上手だけど、奥様はかなり日本語が怪しくて、
初めて張記を訪れた時はあまり会話が成立しなかったっけ。
 
でも今は、普通の会話は余裕でできるようで、
だからこそ1人で店番もできているのだろう。
 
 
 
 
これこれ!
こういう小籠包が食べたかったんだよ。
 
張記の小籠包は味が濃いので評価は分かれそうだけど、
大きめで餡もたっぷり入ってて、上海で食べた小籠包とテイストが似ている。
 
ビールを飲み直ししつつ、小籠包のスープを啜りつつ、
モチモチの皮を楽しんでいたら、予約に関するクレームっぽい電話がかかってきて、
奥様がかなりエキサイトしている。
 
聞くとはなしに聞いていたら、
前に予約をしたのにちょっと待たされた事についてのクレームと、
店に着いたら即座に座れない状況なら予約を取り消したい、と先方は言っているようだ。
 
長々と説明しても平行線なので予約を取り消す事になったら、
電話の主は名前は個人情報だから言えないと言い出したらしい。
 
 
「日本ノ法律ジャ、オ名前ハ言エナイッテ言ワレマシテモ、
 誰ガ予約シテイルカワカラナカッタラ、取リ消セナイジャナイデスカ・・・」
 
 
え?
予約した時に名前とか電話番号とかを伝えているんだよね?
 
あ・・・食べログの予約??
悪評高いアレかね。
 
予約しても席が無いとか連絡無しキャンセルすると予約できなくなる
って話が上がってて、多分その客も予約でトラブルがあって文句を言ったのだろうね。
 
ノーショー問題の解決には役立つだろうけど、
店が直接受ける予約とネットの予約の整理ってかなり大変だと思うから、
予約はネットしか受けない店以外は店に直接連絡するのが良いのは当たり前だし
確実なんだけどね。
 
とりあえず、羊と野菜のピリ辛炒めを食べながらビールを飲みつつ、
食べログ予約のトラブルをグーグル先生に色々ときいてみる事にした。
 
 
 
 
「なんか懐かしい味だよねぇ」
 
「子供の頃、タレに漬け込んだマトンのセット、ジンギスカンって言ってよく買ってたね」
 
「安かったんだよね。」
 
 
昭和な時代、食生活はかなり貧困で、
合い挽きと言えば豚と鶏だったし、肉の塊っぽいのはクジラだったし、
安いからと多くの家庭で買って食卓にあげたのは味付きの薄いマトンと
野菜のセットだった。
 
朝ご飯なんておかずが無い事も多くて、
海苔やふりかけがあれば上等で、無かったら醤油やソースをかけて食べたし、
たまに贅沢でバター乗せご飯やTKGってパターンだったね。
 
米だって標準米って言う一番安い米で、それにビタライスって黄色い米を
栄養あるからとちょっとだけ混ぜてたけど、味も素っ気もないってイメージしかなかった。
 
だから大人になって自分で稼いだ金で楽しんだ外食は
全てが美味しい夢の様な体験だったし、味に対する許容範囲は恐ろしく広い舌に
育っている事にも気付かされたっけ。
 
 
「サッキノオ客サン、ドウシテモ名前言ワナイノデ、
 ウチジャ予約キャンセルデキナイヨッテ言ッタラ怒ッテ電話切ッタヨ」
 
「ネット予約する時に名前って入れるなり登録するなりしてるから、
 名前言えば良いのにね。個人情報保護って言ったって名前だけじゃねぇ」
 
 
仕事している時は公共施設だったから、
名前とか電話番号とかの単一データでも漏洩したら大問題って言われてはいたけど、
同姓同名だからってマイナンバーカードの登録間違いも起きたりするんだから、
単一データを個人情報って言うのは未だに腑に落ちない。

ネット予約はそもそも有料・無料を問わずとも名前と連絡先は最低でも登録するから
予約した側はシステム的にわかってるだろうって思い込むのかな。
 
え?
食べログの予約ってただの連絡システムに過ぎないの??
それなのに予約確定メールが自動配信で出てる???
 
あ〜だから悪評が高いのね。
ちなみに「お店と直接電話等で確認があって予約確定する」場合もあるって
注意書きに載ってるらしい。
 
それにしても食べログってえげつないねぇ。
掲載するのに月額1〜10万円のプランがあり、食べログからの予約成立したら、
1人あたりランチなら100円、ディナーなら200円の料金がかかるって・・・
 
月10万の広告料をポンと出せる店なら問題無いだろうけど、
高いプランほど目立つ位置に掲載されるならもう、
あの問題ある点数表示だって安いプランだと低くなってるって考えるわな。
 
ネットで割引クーポンなんか出したら、
クーポンが効く料理ばっかり出て儲けが少ないって悪循環を生みそうで恐いわ。
 
予約フォーマットを利用させるなら、
店が直接受けた予約との整合性を取れるようにした使いやすい物にして、
予約した人も店も困らない形で提案しなくちゃね!って思うけど、どうなんだろうね。
 
そんな自分、行きたい店は行く前に席があるか電話してってパターンだけど、
最近、予約してまで行って食べる事が殆ど無いんだなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

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