2023年7月27日木曜日

Wharf HOUSEの変化を感じた

 
 
夕刻のマジックアワーな空を撮るべく立ち寄った山下公園では
暑さを避けているのか人もちょっと少なめに感じた。
 
陽が落ちてもまだまだ暑いし、夕食じゃなくてもビールくらいは飲みたくなる。
だけど、そんな時刻は早い夕食タイム。
夏休み真っ只中のこんな時間にすんなり入れる飲食店は、山下公園界隈では少ない。
 
入れるかなぁ・・・と思いつつ向かったのは「The Wharf HOUSE」。
夕食を食べた事がなかったのでどんな感じかも確認したくなったしね。
 
 
 
 
山下公園にある「The Wharf HOUSE」は
公園のレストハウスとしてはオーバースペックな飲食店としてオープンし、
誰でも気軽に立ち寄れる事を目論んで緩い管理でスタートした。
 
その結果、オープン当初はオペレーションに不具合があり、
加えて接客に慣れていないスタッフがいた事もあって、大混乱だったっけ。
 
「飲食するなら先にオーダーを」とスタッフに言われ、
オーダーを受付スペースへ行けば2つしか無い窓口の一つはテイクアウト専門で
店内飲食でのオーダーは店外へと列をなす事になる。
 
その列を見たら先に席を取るグループが出てくるが、
1人客な自分だとそれも不可能。
 
クソ暑いテラス席は公園から入ってくる飲食しない人達もいるしで、
オーダーしても座る席無しか?って不安になる。
しかも、料理をオーダーしても店内のモニターに出る番号を確認しないと
受け取る事ができないシステムだから、どうしろ?っていうことか・・と思うワケだ。
 
そんな事を感じた初めての時は、仕方無く2人客で4人がけテーブルを占領している人に
相席をお願いするしかなくなって、飲食店のオペレートとしては如何なものか?
と思ったのだね。
 
オーダーカウンターの奥はお土産販売コーナーがあって、
あの列をかき分けて買い物に行く人を阻害するし、
オーダーしたけど食べる場所が無い、という事態も多く起きたのだろうか。
いつの間にか、オーダー方法が変わっていた。
 
テーブルでオーダーできる、普通の飲食店のオペレートとなり、
店外のテラス席にはスタッフを呼ぶための機器も設置された。
これで、以前の様に「料理をオーダーしても席が無い」という状況にはならなくなった。
 
今日はそれなりに混んでて、店の外側にあるベンチにも人がいっぱい。
夜風を楽しみながら飲むビールは素敵だと思うけど、
この蒸し暑さの中で飲む気になれない私は必然的に中へ・・・。
 
 


 
まぁ、そこそこの客の入りですな。
 
スッタフの気の回らないところは相変わらずだけど、
少なくともテーブルでオーダーできるようになった事で、
店内に薄らとあった不満感は払拭されているように感じた。
 
と言う事で、何はなくともビールっす!
 
 
 
 
今日のチョイスはピルスナー。
汗をかいた後に飲むにはライトな感じが良いよね。
 
Wharf houseの気に入っているところは、このクラフトビールが楽しめるところ。
横浜らしさを各所に配置して、料理にも横浜らしさを見せる工夫があって、
観光地のレストハウスとしては申し分ないセッティングになっている。
 
ただ以前に訪れた時、テラス席はお犬様ご一行の占領状態になっていたので、
今日も夜風を楽しむためにテラス席に行こうとは思えなかった。
 
もちろん、犬は嫌いじゃない。
子供頃は犬を飼ってたし、あの全身で愛情を示すようなペットの可愛さは
得がたいものだってわかっている。
 
だけど、飲食スペースで人間と同じ様に扱い自分が食べる物を与えたりするような行為は、
何故かわからないけど不快に感じるのですよ。
 
だから、どんなに気に入った店でもペット同伴客がいて店がそれを認めているなら、
自然と避けるようになると思う。
 
って言うか、子供の入店も断るような格式あるレストランが
ペット同伴可ってのは普通あり得ないと思うんだけど、そこは自由な街横浜。
色々とユニークな店があって楽しみ方も幅広いので、
嫌なら避ければ良いって考え方も「横浜らしさ」なのかも知れない。
 
 
 
 
オーダーしたのは「グリルコンボ」
 
タンドリードラムチキン・ソーセージ・ブリスケットBBQに
ポテトとブロッコリーが乗ったセットになる。
 
何故だか知らないけど、ステーキは無い。
ペッパービーフカルビブロシェットなる牛の串焼きはあるようだけど
ステーキは無い。
 
味は値段なりで、まぁこんなもんだよねって感じ。
適正価格でビールのアテを楽しむってスタンスで頂きました。
 
それにしても暑いですな。
外に出るのが嫌になるくらいの暑さ、どうにかして欲しいですな。
 
次にここに来る時は、横浜らしさを意識したナポリタンを食べてみよう。
公園のレストハウスで食べる物は、カジュアルな物の方が良いと思うしね。
 
ごちそうさまでした。

2023年7月25日火曜日

プネウマカレー

dancyu8月号はカレー特集だった。
 
表紙を飾った写真に写ったカレーを出す店は知り合いの店だと気付いて、
久々にでかける事にする。
 
目指すは高田馬場。
新宿より先という距離にちょっと躊躇するも、
動かない事で落ち込む体力を考えて、ちょっと無理しつつ出かけてみる。
 
 
 
 
暑いわ・・・マジ。
 
オープンは10時45分なのでそれを目指して朝飯抜きで出かけたけど、
クラクラするのは腹が減っているだけじゃなく
寒すぎる電車内と外の気温差に対応できないからだろう。
 
 
 
 
鉄腕アトムは2003年4月7日に高田馬場にある科学省で生まれたとの設定があり、
手塚プロも高田馬場の馬場にあるからか、駅前にはこんな壁画が1998年に設置された、
との事。
 
JR高田馬場駅では鉄腕アトムのテーマ曲が発車チャイムに使われていて、
その音で手塚治虫の事を思い出し駅前でこんな壁画が見られると、
ファンとしては嬉しい限りだね。
 
でも、今日の目的はカレーなのだ。
 
 
 
 
横浜市の中心部では、歩き煙草も禁止されているエリアがあって、
道ばたで煙草を吸う人の数は随分減ってきているけど、
こんなステッカーが縁石に貼ってあるのは地域性の違いがあるのだろうか・・・
と思いながら店へ向かった。
 
 
 
 
早稲田通りから路地を入ると目指す「プネウマカレー」の看板が見えた。
「プネウマ」は息吹や風といった意味をもつ哲学用語らしい。
 
店主は凝り性で塩にハマった時期もあったと聞いているが、
この店で出すカレーもチキンカレー1種で伊吹島産鰯のアンチョビ(2年以上熟成)を
隠し味に調味し、トッピングでアレンジする形で営業していた。
 
 
 
 
11時過ぎ、既に先客がいて驚いたが、コスト設定にはさらに驚かされた。
ご飯普通(280グラム)580円、私が頼むご飯少なめ(230グラム)550円、
と破格に安い。
 
ゆで玉子60円とフライドオニオン50円をトッピングしても660円って
ちょっと安すぎ・・と思ったけど、店主としては700円ぐらいで満足できる設定で
やりたいから・・と頑張っているのだとか。
 
 
 
 
え〜〜〜
ちょっとこれ、マジ、美味い!
 
と言うか自分が好きな方向の味付けはスパイシー&トマト系の酸味のバランスに
アンチョビの旨みが意識させないレベルで全体を支えていて、ほんと楽しい。
 
辛さは控えめだから、卓上にあるチリペッパーをかけて調整するけど、
辛くするとさらに美味く感じるのは、チリペッパーの選び方が上手いのかも知れない。
(チリペッパーって種類によっては余計な香りがあったりする)
 
dancyuに載っても客の入りは変わらない・・らしいけど、
昼時はもともと満席当たり前の店なので、正直よくわかっていないようだ。
 
こんな店が家のそばにあったら週2で通いたいくらいに美味しくて、
また来たいとおもったが、交通費の方が高いほど遠方ってのが・・・
 
いや、また食べに来ると思う。
 
ごちそうさまでした。
 

プネウマカレー
東京都新宿区高田馬場1‐17‐10
080‐5434‐2626

[月〜土]
10:45~15:30
17:00~20:00(売り切れ次第終了)
※日曜日・祝日定休

2023年7月24日月曜日

割烹そば 神田

映画って高いって、以前は思ってた。
 
他人と一緒に大きな空間で、一時停止もできない動画コンテンツを楽しむ?
ベストポジションに座れない事も多々あるのに、2000円ってコストだよ?
・・と思ってたけど、還暦を迎えてその概念は変わった。
 
そう、シニア割があるんだな(^_^;
2000円のところが1200円程度で見れたりするわけで、
よく使う「ブルク13」は1300円になっちゃったけど、その差額でメシが食える(爆)
 
だけど、他人と一緒に見る環境は変わらないから、
映画館に行く時は映画館で見なければ楽しく無い作品のみにして、
後はレンタルビデオ屋でDVD等を借りて見る、というのがスタイルになっていた。
 
ところが最近は、レンタルビデオ屋が激減している。
横浜市神奈川区ではなんと0になってしまった。
 
つまりそれだけ、
ストリーミングやダウンロードで見る事が当たり前になってきた、
という事に他ならない。
 
実際、AppleTVやAmazonPrimeで再生しAirPods Proを使って空間オーディオで
視聴すれば、かなりの迫力で映画を楽しむ事ができてしまうのだ。
 
ちなみにAirPods Proは第一世代と第二世代の両方を持っていて、
加えてAirPods Maxもあるから、空間オーディオを楽しむ環境は整っている。
 
それにしてもワイヤレスイヤホンはコードが無い利便性が凄すぎで、
じっくり音楽を聴くためにB&OのBeoplay EX買い増したほど気に入ってしまった。
でも、街中での使用にはAirPods Proの方がノイズキャンセリング機能が優秀な分、
向いているように感じている・・・
と、イヤホンの話を書くとすっげ〜長くなるからやめるけど、
今日は「デッドレコニング」をIMAXで楽しむべく、「ブルク13」へ向かったのだ。
 
ちなみにIMAXとは大画面で高音質な上映ができるシステムで、
これじゃなきゃ楽しく無いだろ・・と思う作品はIMAXで見る事にしている。
 
例えばロングランした「TopGun Maverick」を見た時は、
ベストポジションで見たらその音像定位や視覚効果が凄すぎて、
2Kツインプロジェクターでも半端ないって思い知らされたっけ。
 
ただ「ブルク13」にはIMAXはシアターが一つしかないので、
IMAX映画が同一日に2本あると、上映回数がその分減ってしまう。
そのため待ち時間が長いので、ゆっくり晩飯を食べてから・・の視聴になりやすい。
 
で、映画館と同じフロアにある飲食店を見回ったら、皆さん考える事は同じだった。
つまり、席が埋まっていて、店を選ぶとこじゃなかったワケだ。
 
どうしようかねぇ・・
と歩いていたら、ちょうど店から客が出てくるね。
 
蕎麦屋か・・・
「割烹そば 神田」
とあるね。
 
あぁ、饂飩の杵屋系列なんだね。
入口の看板に魅力的な写真があるねぇ・・・
 
ミニ天丼・お好みそばセットですか。
とろろそばも選べるなら、それでいこうかね。
 
 
 
 
え〜
まぁ、ありがちなパターンですな。
 
1580円という価格設定のワリにはチェーン店な感じの仕上がりで、
コストパフォーマンスはどうなんだ?
って感じがちょっとする。
 
 
 
 
ミニ天丼は、確かにミニ。
ただ天麩羅は写真とだいぶ違うよ?
 
エビがちょっとさみしい。
衣はガリガリなヤツ。
ご飯は美味しそうだね。
 
 
 
 
とろろそばは・・・
日頃食べてる物と比べちゃいけないわな。
 
ちなみに生卵はオプション追加なので、
セットにはついてきません。
 
なので、生卵をぶち込んで汁もかけ回して、
ミックスされて出来上がった味わいを楽しむ事にした。
 
ミニ天丼、できれば天つゆに漬け込んでから丼にして欲しかったね。
クリスピーな衣を楽しめるよう天つゆは後かけできるように徳利で出てるけど、
如何せん衣が固いんだわ。
 
エビ以外が衣が薄いのでまだ良いけど、天丼って言えば海老天が主役。
綺麗なデコレーションのためにしっかり衣つけて天つゆに浸さずに出すって、
自分の好みにはまったく合致しませんでした。
 
まぁ、良いです。
これから迫力ある映画を堪能するので、
この残念な気持ちも吹っ飛ぶでしょう。
 
そう言えば、美味い天丼って食べてないなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

2023年7月21日金曜日

横浜晋山で鱧の柳川とか

何度食べても、よくわからないのが「蕎麦の美味さ」。
 
いや、美味いって事はわかっては、いる。
ただ、美味い不味いの区別はつくけど「これが美味い」って思える明確な「味」が
未だによくわかってない、のだ。
 
自分なりの解釈だと「主食」として食べるものに共通する感覚で、
それだけだと「不味い」って思っても副菜と一緒に食べると楽しめるといった
「主食ならではの味わい」だから、わからないのだろう。
 
蕎麦は好きだけど、蕎麦のどこが好きか?って言われれば、
蕎麦単体じゃなくて汁や薬味、かやくなどの総合的な味わいが好きってだけで、
蕎麦その物が美味しくて好きだ・・とは言えない。
 
そんな味覚は、高度成長期に育った事で培われてしまったのだ、と思っている。
子供の頃は、とにかく「毎日食べられる事を感謝しろ」と親に言われ続け、
実際ギリギリの食生活であったのだと、今はわかる。
 
家で食べる米は一番安い物で、それだけで美味しいとは感じなかったけど、
ふりかけやマヨネーズなんかをかけて食べるのが楽しかったっけ。
 
だから「蕎麦その物が美味い」って感じられるようになれたのは、
「蕎麦本来の味わいは?」って疑問を持って食べるようになれてからだし、
良い蕎麦に出会うチャンスも多くなってきたから、だと思う。
 
 
 
 
赤茄子の煮浸しをアテに飲むのは「うごのつき」純米吟醸。
 
横浜晋山にある酒は女将のチョイスだと思うけどかなりマニアックで、
あったら飲んでみたい、と思わせるレアなものがコソッと用意されていたりする。
 
 
「あの『桃源邨』が立ち飲み系の店に変わるって、知ってます?」
 
「え?ローズホテル前の?」
 
「そうです。
 『のり蔵』のある通りにもスタンディングバーができるとかで
 最近の中華街、新しい店が増えてきましたね・・・」
 
 
カウンターで飲んでいると、女将が最新の中華街情報を教えてくれたりして楽しい。
で、こちらはそんな話を聞いたらチェックしに行くってのもパターン。
勿論、気に入ったら報告する・・・というのがお約束だけど、
カウンターで食べる楽しみの一つは、食にまつわる様々な話だと思ってる。
 
晋山に集う客はコロナ禍を経てほぼ常連になってしまった事もあってか、
「味の好み」が似ていて行く店も被る事が多いのだとか。
 
たしかにこの店は蕎麦屋とはちょっと違うスタンスの店で、
上質な小料理と酒を楽しんで、最後に絶品の蕎麦を食べるのがお決まりだから、
安いアテで酒を楽しみつつ最後に蕎麦を手繰りたい客にとっては、
馴染みにくいのだろう。
 
ただ、昔ながらの蕎麦屋での昼呑みは格別の楽しさで、
居心地の良い蕎麦屋が近所にあったら昼呑みに通いたい。
 
でも、最近の街の蕎麦屋は妙に格上げを狙う傾向が強く、
昼呑みに適した午後にアイドルタイムを取ったり、
高級居酒屋な気配をまき散らしてお通し代を取ったりするから、
知ってる店以外は行かなくなった。
 
五割蕎麦で昼呑みできるチェーンな蕎麦屋の方が
よっぽど蕎麦屋らしくて良いって思うのは、何故なんだろうね。
 
 
 
 
「鱧の柳川」があったので頼んでみた。
酒は「鍋島」特別純米に変更。
 
このクソ暑いのに柳川って・・・と思うけど、
大将の料理はかなり面白いのと鱧を使うというチャレンジに
興味津々で頼んでしまった。
 
あ〜〜〜
これは楽しいぞ〜〜〜
 
既に酔っ払いっす。
 
酒は一合を頼んでも女将が思いっ切り片口に入れてくれるので
「これって一合以上あるよね?」って思いつつの飲酒となる。
 
なので、二合も飲んだら出来上がっちゃうんですな。
 
 
「今日、お蕎麦はどうします?」
 
「疲れ気味なんで『つけとろ』を」
 
 
蕎麦の楽しさって、「かやく」(具)とのコンビネーションもあるよね。
蕎麦だけを味わう「もり」とは別の楽しさだけど。
 
「もり」と言えば「死ぬ前に一度、汁にドップリ蕎麦を浸けて食べたい」って
落語のマクラがあった。
 
南新二が作ったといわれるその小咄は、大して辛くもない汁なのに格好つけて
ちょっとだけ汁を浸けて啜る蕎麦っ食いを揶揄したようにもとれて、
有名な話になってしまったのだと思う。
 
夏目漱石は「吾輩は猫である」の中で「蕎麦は噛まずに飲み込め」と書いていて、
喉越しこそが蕎麦の味だと表明しているけど、それもどうかと思うんだな。
 
実のところ、タップリと汁に浸けて食べないと美味しくない蕎麦の方が多いのは事実で、
そんな蕎麦を出す店の汁は大して辛くなく、浸けこむ事を前提での味になっている。
 
でも、蕎麦を手繰る時にちょっとだけ浸けて啜ると、確かに蕎麦本来の味はわかりやすい。
鼻が鈍い私でも、香り高い蕎麦なら「お?」って思ったりもする。
 
逆に「並木藪」くらい辛い汁を用意する店だったら、
まだ水が滴っているような出たての蕎麦にちょこっとだけ汁を浸けて、
その水ごと啜る(これ大事)と、口の中でちょうど良い辛さになって楽しいのだ。
 
ただ、そんな辛い汁を出す店って、そうそう無いんだよなぁ・・・
 
 
 
 
晋山の並蕎麦は十割。
 
つけとろなのでとろろの上に汁を注ぎ、
その汁の部分にちょこっとだけ蕎麦を浸けて啜るのが最初の一口。
 
いや〜
何て言うか、ホッとする味なんだわ。
十割だけど歯ごたえは強めの蕎麦は香り高く、どこか甘いんだな。
 
蕎麦だけを味わった後、とろろと汁を混ぜて浸けて食べるけど、薬味は入れない。
その味わいを堪能したら味変で山葵を乗せたりするけど、それも気分次第。
 
蕎麦の味わいには山葵の個性も邪魔だと思うし、
葱なんて入れたらもう・・・ねぇ(^_^;
 
この蕎麦が凄く美味しいと思ってるワケじゃないんだけど、
他の店で食べるとこの味に届かない事が多く、
結局この蕎麦が欲しくなるんだから。自分にとっての「最上の蕎麦」なのだろう。
 
そう言えば随分と石川町の「木の芽」へ行ってない。
石川町へ行くと「鴻」へ行ったり「セントラルバーガーショップ」が気になったりして
ついあの店を通過してしまう。
 
なんか思い出したら、行きたくなってきた。
「冷やし焼き玉子蕎麦」が恋しいかも。
 
ごちそうさまでした。

2023年7月20日木曜日

ケーブルカーで300gステーキとか

「最近、元気ないって感じだけど、何かあった?」
 
「無いっすよ」
 
「なら良いけど・・」
 
 
結構な距離を走ってきた友人と入ったケーブルカー。
Wi−Fiに繋ぐために電波が一番強い入口付近の席に座って、
お決まりのギネスパイントを舐めていた。
 
 
 
 
「ここのステーキは、このコストとしては最高の味なんだよ」
 
「いつもここで?」
 
「コロナの時は、他に行ける場所が無くて来るの増えちゃった」
 
「自分、最近自炊癖がついちゃって・・・」
 
 
そうそう、
コロナ禍があんなに長い間続くなんて想像できなかったから、
最初のうちは冷食を試したりチルド系食品をコンビニで漁ったりしたけど、
自宅でなんとか食べるってのが当たり前になっていた。
 
多くの店が休業に追い込まれ、
ルールを守らずに生き抜こうとする店もあって、
それでも22時以降に食事ができる店はほぼ無くて、
仕方無しに牛丼屋でテイクアウトする事も増えたっけ。
 
 
 
 
「ケーブルカー」は「ウィンドジャマー」のアメリカ人オーナーが作った店で
サンフランシスコのイメージで店内を設えて、横浜じゃ一番長いんじゃないか?
って噂されるようなカウンターが有名な店でもあった。
 
オープン当初は職場が近かった事もあって通ったけど、
カウンターに座りきれない程の客が押し寄せていて、
カウンターの後ろにはスタンディングで飲んでいる客も多かった。
 
 
「ギネス、好きですよね?」
 
「若い頃は、黒ビール系は全部ダメで、
 何故こんな飲み物が売れるんだろうって悩んでた」
 
「イギリス、行かれたじゃないですか。
 80年代でしたよね?
 現地ではギネスの類が主流でしょ?」
 
「当時のイギリスはユーロトンネルが繋がってなかったから、
 とにかく食べ物が不味かった。
 フィッシュ&チップスなんて30センチを超える魚フライが皿からはみ出てたりして
 味付けはテーブルにあるビネガーでって感じ。
 しかも、フライの衣が半分剥がれてたり油でべちょべちょだったりして人間の食い物か?  って思ったね」
 
「ビールは?」
 
「ビールは飲料水代わりなので税金が安い事もあって手軽に頼めたけど、
 パブで出てくるビールは、ほぼエール系。
 ギネスなんて比べものにならないくらいドッシリとした味のヤツが多くて
 すっきりとしたラガーは無いのか?って叫びたくなったね」
 
「それなのに何故?」
 
「正直言うと、ずっと黒ビールは好きになれなかった。
 でも、慣れって恐い。
 前に反町の『ロブロイ』へ連れてった事あったじゃん?
 あの店って、当時の横浜じゃ珍しくバスの生を置いてたんだよ」
 
「そうなんですね。
 ビールと言うよりウィスキー系の店だと思いましたけど」
 
「仕事が終わって夜中の2時とかに行くじゃん?
 そうするとマスターが今日はいけてない・・・な顔していたりして、
 で『とりあえずバス生ちょうだい』とかオーダーしてってやってたら
 最初の一杯がペールエールってクセがついちゃってさ、
 ケーブルカーにはギネス生があったから飲んでみたら好きになっちゃったのさ」
 
「で、今、飲まれているのは?」
 
「ブラック&タン。
 バス生とギネス生のハーフ&ハーフですな」
 
 
 
 
今でこそ、ギネスやバスの生ビールが飲めるのは当たり前になってきたけど、
平成に入った頃の巷では、外国ブランドのビールを生で飲める店はそうそう無かった。
 
だからロブロイのバス生は貴重品でもあって一部の人間にはヒットしたんだけど、
そもそもギネスもバスもラガーに慣れた日本人には受けが悪かった。
 
「あまり出ないんで、ひたすら自分で飲んでました」とマスターは笑ってたけど、
生は賞味期限が短いので、捨てるくらいなら飲むってとこだったらしい。
 
当時のロブロイはサーバーを特注して、各ビール会社の生を繋げられるようにしていて、
ある意味革新的な店でもあったのだけど、美味いビールを楽しむ土壌は
まだまだの出来上がっていない時代だったのだろう。
 
 
 
 
300グラムのステーキを、バーのカウンターで食べるってどうなの?
って思いつつも、今晩の気分は肉だったから欲望に従った。
 
チャコールグリルでステーキを焼くスタイルはアメリカの流儀なのかも知れないけど、
鉄板焼きに比べて脂が落ちるので好みではある。
 
あ〜〜
美味いわ〜〜〜
肉の塊を喰らいたい気分を満たしてくれる料理だわ〜〜〜
 
横浜へ訪れる友人を連れて行く店の一つでもある「ケーブルカー」は、
料理も美味いので、今でもよく訪れている。
 
3人しか座れない入口に近いコーナーカウンターは、
バーテンダーからも遠い事もあって、放っておいてくれるのにもピッタリ。
 
友人と話をするのにも、横に座る人を気にしないでいられるので、
行ったらソコに座ると決めているし、入口から見て席が埋まってたら
店に入るのをやめてしまうクセもついた。
 
コロナ禍が過ぎて、営業時間が以前のように戻っていたら、
終電が終わった時刻を過ぎての飲みを楽しめるかも知れない。
 
中華街で会食があった後に、二次会で訪れる人が一通り退けるのが23時頃で、
終電が終わる時刻にさらに店は空くわけで、そこある落ち着いた空気が好きだった。
 
でも今はもう、朝まで飲むって人も減っちゃったから、
客がいなくなったら閉めちゃうんだろうね。
 
1人で食べる晩飯も思い出の中に残っている友人との会話で、
思いのほか暖かい気持ちで楽しめた。
 
それにしても、お気に入りな店がどんどん消えていく傾向が強まっていて、
ケーブルカーがそうならない事を祈るばかり。
 
ごちそうさまでした。

2023年7月19日水曜日

台湾祭で食べた小籠包がアレだったので張記小籠包へ

GWに台湾祭りというイベントが東京スカイツリーで開催されていたのだが、
まだまだコロナ禍で染み付いた「人混みを無意識に避ける」クセが抜けていなくて
行くのをやめていた。
 
だが、台湾の独特の食文化は好きなので、
そのうちどこかでやるだろうと思ってたらなんと中華街で開催中だった。
 
だったら行くでしょ?
って思うワケで、家族と墓参りに行った帰りに中華街へ顔を出す。
 
 
 
 
関帝廟の隣の横浜中華學院グランドで開催中だったけど、
今日はちょっと風が強いのもあって、客の数はまばらだった。
 
 
 
 
 
あ、小籠包の店、あるねぇ。
鼎泰豊がある台湾だから、やっぱり小籠包は外せないのかな。
 
 
 
 
あ〜
そりゃそうだよね。
 
小籠包ではあるけど、中のスープは少なすぎで皮は固い。
鼎泰豊レベルが有るわけは無いとわかってたけど、
中華街の中でこれを喜ぶ人は少ないか中華街で食べられる小籠包を知らない人に限るかな。
 
台湾生ビールってヤツを一緒に楽しんだけど、
オリオンビールをやさしくしたような穏やかな味だけど、
自分としては物足りないって気分になってしまった。
 
 
 
 
物足りないよ。
って言うか、ちゃんとした小籠包が食べたくなっちゃったよ。
 
時間的にはまさに料理店が夜営業を始めるうだろう17時。
ならば、中途半端に食べちゃった腹を満たすべく、会場からすぐの張記に行こう!
・・・って事になったワケだ。
 
 
 
 
時間が早いせいか、特級点心師でもあるマスターの奥様が1人でお出迎え。
勿論、夜営業の一番乗りなので、次の客が来るまでは貸し切り状態となった。
 
 
「この前来た時は遅くて小籠包色々食べられなかったので、今日は早く来たよ!」
 
「アリガトー、小籠包、朝4時マデ包ンデタヨ」
 
「相変わらずの忙しさなんですね」
 
「眠クテ大変」
 
 
マスターは日本語が上手だけど、奥様はかなり日本語が怪しくて、
初めて張記を訪れた時はあまり会話が成立しなかったっけ。
 
でも今は、普通の会話は余裕でできるようで、
だからこそ1人で店番もできているのだろう。
 
 
 
 
これこれ!
こういう小籠包が食べたかったんだよ。
 
張記の小籠包は味が濃いので評価は分かれそうだけど、
大きめで餡もたっぷり入ってて、上海で食べた小籠包とテイストが似ている。
 
ビールを飲み直ししつつ、小籠包のスープを啜りつつ、
モチモチの皮を楽しんでいたら、予約に関するクレームっぽい電話がかかってきて、
奥様がかなりエキサイトしている。
 
聞くとはなしに聞いていたら、
前に予約をしたのにちょっと待たされた事についてのクレームと、
店に着いたら即座に座れない状況なら予約を取り消したい、と先方は言っているようだ。
 
長々と説明しても平行線なので予約を取り消す事になったら、
電話の主は名前は個人情報だから言えないと言い出したらしい。
 
 
「日本ノ法律ジャ、オ名前ハ言エナイッテ言ワレマシテモ、
 誰ガ予約シテイルカワカラナカッタラ、取リ消セナイジャナイデスカ・・・」
 
 
え?
予約した時に名前とか電話番号とかを伝えているんだよね?
 
あ・・・食べログの予約??
悪評高いアレかね。
 
予約しても席が無いとか連絡無しキャンセルすると予約できなくなる
って話が上がってて、多分その客も予約でトラブルがあって文句を言ったのだろうね。
 
ノーショー問題の解決には役立つだろうけど、
店が直接受ける予約とネットの予約の整理ってかなり大変だと思うから、
予約はネットしか受けない店以外は店に直接連絡するのが良いのは当たり前だし
確実なんだけどね。
 
とりあえず、羊と野菜のピリ辛炒めを食べながらビールを飲みつつ、
食べログ予約のトラブルをグーグル先生に色々ときいてみる事にした。
 
 
 
 
「なんか懐かしい味だよねぇ」
 
「子供の頃、タレに漬け込んだマトンのセット、ジンギスカンって言ってよく買ってたね」
 
「安かったんだよね。」
 
 
昭和な時代、食生活はかなり貧困で、
合い挽きと言えば豚と鶏だったし、肉の塊っぽいのはクジラだったし、
安いからと多くの家庭で買って食卓にあげたのは味付きの薄いマトンと
野菜のセットだった。
 
朝ご飯なんておかずが無い事も多くて、
海苔やふりかけがあれば上等で、無かったら醤油やソースをかけて食べたし、
たまに贅沢でバター乗せご飯やTKGってパターンだったね。
 
米だって標準米って言う一番安い米で、それにビタライスって黄色い米を
栄養あるからとちょっとだけ混ぜてたけど、味も素っ気もないってイメージしかなかった。
 
だから大人になって自分で稼いだ金で楽しんだ外食は
全てが美味しい夢の様な体験だったし、味に対する許容範囲は恐ろしく広い舌に
育っている事にも気付かされたっけ。
 
 
「サッキノオ客サン、ドウシテモ名前言ワナイノデ、
 ウチジャ予約キャンセルデキナイヨッテ言ッタラ怒ッテ電話切ッタヨ」
 
「ネット予約する時に名前って入れるなり登録するなりしてるから、
 名前言えば良いのにね。個人情報保護って言ったって名前だけじゃねぇ」
 
 
仕事している時は公共施設だったから、
名前とか電話番号とかの単一データでも漏洩したら大問題って言われてはいたけど、
同姓同名だからってマイナンバーカードの登録間違いも起きたりするんだから、
単一データを個人情報って言うのは未だに腑に落ちない。

ネット予約はそもそも有料・無料を問わずとも名前と連絡先は最低でも登録するから
予約した側はシステム的にわかってるだろうって思い込むのかな。
 
え?
食べログの予約ってただの連絡システムに過ぎないの??
それなのに予約確定メールが自動配信で出てる???
 
あ〜だから悪評が高いのね。
ちなみに「お店と直接電話等で確認があって予約確定する」場合もあるって
注意書きに載ってるらしい。
 
それにしても食べログってえげつないねぇ。
掲載するのに月額1〜10万円のプランがあり、食べログからの予約成立したら、
1人あたりランチなら100円、ディナーなら200円の料金がかかるって・・・
 
月10万の広告料をポンと出せる店なら問題無いだろうけど、
高いプランほど目立つ位置に掲載されるならもう、
あの問題ある点数表示だって安いプランだと低くなってるって考えるわな。
 
ネットで割引クーポンなんか出したら、
クーポンが効く料理ばっかり出て儲けが少ないって悪循環を生みそうで恐いわ。
 
予約フォーマットを利用させるなら、
店が直接受けた予約との整合性を取れるようにした使いやすい物にして、
予約した人も店も困らない形で提案しなくちゃね!って思うけど、どうなんだろうね。
 
そんな自分、行きたい店は行く前に席があるか電話してってパターンだけど、
最近、予約してまで行って食べる事が殆ど無いんだなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。

2023年7月12日水曜日

夏になると食べたくなる

鰻夏になると出てくる重慶飯店の「鰻叉焼麻辣丼」(1,300円)
 
本店の売店で買うと、受注生産になるのでご飯の量とかの調整が可能で
撮影で中華街方向へ行ったりする時は、ついつい買ってしまうものだったりする。
 
 
 
 
この鰻がね、かなり楽しいんだよね(^_^)
 
今時、千円台で出す鰻としてはかなり大きい上に、
中華街ではかなり美味しい叉焼が入っているのでボリュームもある。
 
麻辣とあっても辛いワケじゃなく、山椒がちょっと花椒系?って思うくらいで
普通に鰻&叉焼の乗ったお弁当といった感じ。
 
中華街で食事をする気になれないほどの観光客がごった返す今、
こんなヤツを手に入れたら即座に家に帰って、ビールとかと一緒に頂く方が
かなり幸せになれるってものです。
 
今年は何回、これを買うんだろうね。
 
ごちそうさまでした。

2023年7月7日金曜日

チミチュリバーガー

スマッシュバーガーへのマイブームは去り、
今は単純に美味しいバーガーが食べたい気分だった。
 
桜木町へ行けば、バーガーショップは山ほどある。
バーガーキング・モスプレミアム・シェイクシャック・テディーズビガーバーガー・
マクドナルド・フレッシュネスバーガー・・・とチェーン系は多いし、
バビーズやハードロックカフェ、アメリカンハウスにTGIフライデーズなどの
レストラン系の店もある。
 
でも、今日はそんな有名バーガー店の物を食べたいワケじゃない。
ユニークなハンバーガー店のオリジナルなヤツ。
 
そんな店は東京だったら多くあるだろうけど、
横浜というとそうそう多く思い浮かばない。
 
で、数少ない知ってる店の中から選んだのは、この店だった。
 
 
 
 
コカコーラのライセンス商品等を販売するペニージャパンの湯浅社長の夢には、
大好きなアメリカンダイナアーの具現化があったが、実現せずに他界。
次男である直人さんがその夢を継いでオープンした「ペニーズダイナー」。
 
ご覧の通り、アメリカでも珍しいオールドスタイルなダイナーだが、
その希有な世界観が話題を呼んで、インスタグラマーな人達が集う事になったのは
想像に難くない。
 
ヒット曲「香水」を歌った瑛人がバイトしていた事もあってファンも誘引した結果か、
現在は「ワンドリンク・ワンフード」前提の営業になっていて、
写真撮るだけな客がどれだけいたのだろうか・・と邪推したりする。
 
 
 
 
ここに来たら飲むBlueMoon。
オレンジの香りを楽しみながら飲み、オレンジを搾って味変を楽しむライトなビールは
ハンバーガーに合わせるにはちょうど良いと思っている。
 
オーダーするのは、ここでしか食べた事がない「チミチュリバーガー」だ。
チミチュリはアルゼンチン発祥のソースで肉料理にかけられるワインビネガー系のもの。
 
レシピはワインビネガー・オリーブオイル・パセリ・ニンニク・パプリカ・
ハーブ(オレガノ・ペッパー等)・唐辛子等が合わさっているとされるが
そもそも万能ソースとして広く使われているので、オリジナルレシピは多くあるのだろう。
 
 
 
 
これだよ〜これ!
この味が欲しかったんだな。
 
やっぱ美味いわ〜〜
  
パティは150グラムのUSビーフを包丁でチョップしたミンチを使い、
赤身肉らしいゴツイ食感が持ち味の一つ。
 
バンズは新宿の峰屋製と言われているけど、
酒種バンズはそれだけでもかなり楽しい。
 
で、ハンバーガー用紙袋にぶち込んでひっくり返さないで食べる。
 
あ?
ひっくり返さないのは何故かって?
 
ハンバーガーってひっくり返して食べる方が食べやすい&崩れにくい。
自分は普通、ひっくり返して食べる派なんだけど問題はパティの位置。
 
通常、パティはヒール側に置かれ、その上に野菜関連を重ねて
クラウンを乗せる形になっている。
 
そのため、そのまま食べると肉を強く感じ野菜関連の味は弱くなるのだが、
ペニーズダイナーのセッティングはパティが上なので、肉の存在の強さを
そのセッティングでバランスしているのだ。
 
食べやすさから言えばひっくり返したいのだけど、
味わい的にはひっくり返さない方が楽しいとわかっているし
せっかくのチミチュリソースの味わいは店の意図するバランスで味わう方が
絶対に楽しいって思うワケだ。
 
安いチェーン店で出すバーガーはパティが薄いため、
肉の存在感を出すためにもパティは一番下にセットする。
(野菜関連の水分をパティの脂でバンズに染みこませない効果も期待できる)
 
だから食べる時にひっくり返して食べると、
野菜関連の食感やソースの味わいなどが楽しめるワケで、
パティの位置が下のバーガーはほぼ全部ひっくり返して食べるクセがついてしまった。
 
ペニーズダイナーのハンバーガーは
全部パティが上部にセットされている。
 
だから自分としてはいつもセッティングで食べるためにも
ひっくり返さない・・・と、なるのだね。
 
しかし、こう暑いと誰も外で食べようとはしないもんだね。
 
なんとなく店の中に漂う「居づらい空気感」も気にはなるので、
外でゆっくり・・とは考えたんだけど、暑さには勝てないっす。
 
ごちそうさまでした。

2023年7月5日水曜日

いっぺこっぺ石川町店でカツカレーを食べた

以前の職場近くに豚カツ屋があった。
居酒屋だった店舗を居抜きで使っている店で、店名は「椛」。
 
食べる事が好きなスタッフが行ってみたらかなり美味しかったと言うので、
私もでかけてみたら、普通の豚カツとはレベル違いのカツに圧倒された。
 
「椛」は蒲田にある行列店「檍」の系列店だとの事。
支店?と思うくらいに料理は似ていて(当たり前か)林SPF豚を使っている。
 
ただ、いかんせん量が多い。
そして当然だけど凄い人気で、ランチタイムに出かけて待たされたらアウトなので
遅番の日の12時前に入店するような工夫が必要ではあった。
 
卒業したので、カツだけ食べに行こうと思ったら既に井土ヶ谷へ移転していた。
で、本家の「檍」は関内に支店があるのもわかった。
 
行くか・・・「椛」
あの豚カツ、また食べたいんだよなぁ・・・
 
なんて思ってたら、「檍」の豚カツを使ったカレー店「いっぺこっぺ」の支店が
石川町駅そばに開店している、とのこと。(6月11日)
 
カツカレーかぁ・・・
最近食べてないしな。
 
 
 
 
「檍」のセカンドブランドとも言うべき「いっぺこっぺ」は
カツカレーがメインな店ではあるけど、豚カツ定食もあるという。
 
そんな前情報を元に行ってみたら、
以前は飲み屋だった店を使っていた。
 
「椛」もそうだったけど、店舗にはあまり金をかけないスタイルなんだろうか。
 
 
 
 
一階は厨房のようで席は無く、2階で食べるようになっていた。
カウンターの他にテーブルもあって店員の勧めによってテーブルに座れたのはラッキー!
 
以前、関内にある南インド料理店で「1人だからカウンターで」って頼んだら、
壁にカウンター設置された席に通された事があった。
 
入口から見える店員や厨房が見えるカウンターには常連らしき人が1人だけ座っていたので
彼処でって頼んだつもりだったんだけど、一見客はそこで食べろって言われた気さえする。
 
仕方無くコンクリートの壁を見ながら食べたんだけど、
カウンターの奥行きはそんなにないので灰色の壁はかなり近く見え、
しかも照明は背中側から当たっている上に薄暗いので料理の見栄えも悪く、
歓迎されてない気持ちに包まれて悲しくなったと。

この店のカウンターは流石に壁に直付けじゃないから圧迫感は無いけど、
それでもあまり座りたくないって思うんだよね。
 
料理はカツカレーとカツ定食のみだが、カツには「檍」と同じ様にバリエーションが豊富。
ロースは並・上・特と3種類、リブロース・肩ロースの他にヒレは並と特、
そしてロース&ヒレのラインナップがあるが、定食のロースは何故か無い。
 
また、おつまみメニューもあって飲む客もターゲットにしているのがわかるが、
蒲田本店にあるカツ丼やささみカツは無く、カツのみのオーダーはできるようだ。
カツカレー専門にしないで豚カツ定食も用意した結果、豚カツのみになったのだろうね
 
初見だし、「椛」で食べたイメージとどう違うかを確認したいし・・で
オーダーしたのはロース&ひれかつカレー!(1800円也)
 
 
 
 
え?
カツカレー頼んだに、いきなりカツのみが登場??
・・・と、驚いているところへカレーが登場!
 
 
 
 
あ〜〜
このカレー、「椛」で食べたのと同じ感じだわ。
 
カツは・・・
うん、普通に美味い!
 
豚肉は日本SPF豚協会のものを使っているのだろうけど、
「檍」や「椛」の様にレアな感じの揚げ方ではなく、ミディアムな揚がり方だった。
 
多分カツカレーに合わせるためだろう。
本家の様な肉の美味さがドカッとくる感じでは無く、
カレーやソースと共に楽しむ感じに仕上がっていた。
 
だけど、テーブル上には本家の様に塩で食べるように3種類の塩があり
カツのボリュームもしっかりあるので、正直言えばカレーが余計?と感じるほどの満腹感。
 
今度来る時は、ランチタイム限定のランチカレーでも食べてみるかな。
豚カツのみで食べるならやっぱ関内の「檍」へ行った方が良いだろうしね。
 
それにしても揚げ物ってこんなにも魅力たっぷりでおまけにカロリーもたっぷり。
食べる事を強い意志で避けてきた料理だからか、食べた後に後悔感が襲ってきた。
 
ま、良いのです。
食べられるウチに食べておくしかないんです。
 
という事で開き直って終了!
ごちそうさまでした。 

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...