2023年6月24日土曜日

ゼイティンでキョフテ

以前は、美味しいのに人気が出ない不思議な店だったゼイチン。
最近は1週間以上前に予約しないと夜は入れない店に変貌していた。
 
だが、ランチタイムは予約を受け付けないので、
営業開始時刻に行けば大丈夫だと踏んで出かけてみた。
 
あれ?
もう既にかなり席が埋まってる??
 
驚いたね、ホント。
確かにこれじゃ、夜に「席ありますか?」って電話しても
無理・・・と返されるワケだわな。
 
と驚きつつ、今日もやっぱりキョフテを選んでしまう。
 
国が近いと、単語が似てるってのは結構ある。
シルクロードによって伝わった料理なんかは特にそうなるのだろう。
 
所謂ハンバーグなミンチ肉を使った料理は、
トルコだとキョフテ、インドだとコフタ・・といった感じで、
各地に伝わる時に微妙に変化したのだろうと想像する。
 
面白いのはインドネシア語と日本語に共通する単語があって、
沖縄のチャンプルー(混ぜる)はインドネシア語だとチャンプル(混ぜる)、
長崎だとチャンポンになったり力士が食べる料理のちゃんこも語源は同じとなると、
どこから何がどう伝わったのかを想像するのはかなり面白い。
 
ついでに言えば、インドネシア語のご飯は「ナシ」日本語だと「めし」、
麺だったら「ミー」と「めん」になるのだから、大本は中国語なのかも知れないけど、
文法が違うのは何故なんだろうね。
 
 
 
 
ランチの「キョフテ」はこんな感じで登場!
 
あ〜
やっぱ美味いわ〜〜
 
牛とラムの合挽肉のハンバーグは、スパイシーな香りと上手くバランスされて
歯ごたえある固さがあっても歯切れが良い食感とともに、
自分の好みにどストライクな味わいなんですわ。
 
付け合わせはグリル野菜とピラウ(バターピラフ)で、
ピラウには「アルパシェヒリエ」と呼ばれるショートパスタが混ざっている。
 
最初に見た時、そば飯の様に見えて「これ何?」って質問してみたら、
米とショートパスタを一緒に炊くのが普通でロングライスの様なパスタだと
教えてもらったっけ。(イタリアだと「リゾーニ」と言うパスタらしい)
 
実際、ご飯にソース色になった短い麺が混じってる様に見えるんだよね。
 
ランチのセットは「豆のスープ」と「スモールサラダ」、そして選んだ料理
ってシンプルな構成だけど、適度に脂があるので少ないってイメージは無い。
 
豆料理は嫌いなんだけど、何故かここの豆料理は楽しく食べられるので、
夜だったら前菜に「フムス」(ひよこ豆のペースト)とか「エズメ」(野菜のペースト)
を頼んでラク(蒸留酒)を飲むのがパターンになってしまった。
 
何が違うんだろうね。
他のトルコ料理店やギリシャ料理店で食べる「フムス」とは別物で、
強いて言うなら滑らかさが違うってとこなんだけど、後を引く美味さなのですよ。
 
と言うか、ゼイティンの料理は全般的にそういう傾向があって、
美味さに繋がる何かがあるけど、それがわからない感じ。
 
そう言えばシェフが里帰りした時、
キョフテを作るための専用包丁を持ち帰ってきたんだけど、
その包丁が大きすぎたために空港でちょっとした騒ぎになったとか。
 
半月型の大きなもので、スーツケースにギリギリ入る位の長さがあるって言ってたので、
申告したとしても現物見たら、そりゃ「何じゃこりゃ?」ってなるかもね。
 
でもシェフに言わせると、その包丁でミンチにしないとこの味にならないのだとか。
つまり、そんな努力が色々あっての美味さなのだろうし、
その結果が予約が取りにくい店になったのなら、それは嬉しい事。
 
ただ、フラッと行けなくなったのはね・・・
 
あ、外で待ってる人が3組もいる。
と言う事で、さっさと席を空けますね。
 
ごちそうさまでした。

2023年6月20日火曜日

別れは突然に訪れるもの

元住吉へ行く予定があって、
それならついでに綱島に寄って「八十港」でランチをしようと考えていた。
 
リアル香港な味わいがあるのだから、東急を使うなら寄らない手はない。
だから、今日のランチは何か・・とSNSをチェックしたらなんと、
「6月25日15:30を持って営業終了」とあったのだ。
 
別れというものは何故か突然に訪れるもので、
昨日と今日のこの差はなんだ?って思った事は記憶の中で数知れず。
 
お気に入りの飲食店との別れもかなりあって、
コロナ禍でそれが急増したのは当然の帰着なのだが、
八十港に関しては何故?という思いの方が強かった。
 
とにかく、行ってあの雲呑麺をもう一度食べるしかない!
という気持ちを抱いたまま、綱島へ向かった。
 
 
 
 
なんか寂しい・・・
そうか、ノボリが無くなっているんだ。
 
今週末で終わりなら、今さらノボリも立てないか・・・
 
入店前に既にちょっと寂しさを感じながら入る。
ランチタイムを過ぎているから、店は閑散としていた。
 
 
 
 
先客は3名。
 
穏やかな空気が流れる午後は、
今週いっぱいで終了する気配すらない。
 
 
 
 
「水餃雲呑麺とイかとニラ入り玉子焼き、あと生ビールを」
 
「スイマセン、水餃子ナイデス」
 
「じゃぁ、雲呑麺で」
 
 
ランチメニューには水餃子があったので、ランチ組が食べ切ったようだ。
水餃子は試してみたかったけどしかたないね。
 
ここの料理は、麺類はかなり良いけど、
それ以外は物によって当たり外れがあるので、
多くを頼むのはやめておいた。
 
 
 
 
中はトロトロな感じの焼き上がり。
香りも良く、食欲が湧いてくる。
 
美味い・・・けど、ちょっと塩強いね。
ビール用としては良いね。
 
ただ、初めて来た時に感じた穏やかな味付けの店、というイメージでは無いね。
 
 
 
 
美味い!
これだよ、これ!!
 
やっぱこの雲呑麺は、マジにリアルな香港の雲呑麺。
 
これが食べられれば、後は何でもOKって思いつつ、
玉子焼きと雲呑麺の味わいが同じ店の物に思えない現実に、ちょっと考え込んだ。
 
スープを作る人と、オーダーに応じて調理する人が違う?
ひょっとしたら、メインの調理担当が居なくなってしまった??
 
 
 
 
「八十港」は、在日香港人達の集いの場になる事を望んで
2020年12月にオープンした。
 
オーナーは香港の広東料理店での調理経験が20年と長く、
ワーキングホリデーで2年間日本に滞在し日本文化に親しみ深い思い入れもあって、
香港より日本の自由な空気の中で、子供達に教育を受けさせたいと考えた、との事。
 
オーナーが来日したのが2019年、
2021年にビザを取得し在留資格を得てコロナ禍を乗りきって経営を続けてきたのに、
2023年の半ばで一端休業になるのは・・・
 
香港は、コロナ禍によって大幅に観光客を失った。
この6月には日本向けに無料航空券3万8000枚を配るとの報道もある。
 
だけど、コロナ禍前の香港で既に感じていたのは、観光産業の劣化だった。
 
特に飲食店の劣化は酷く、街中の粥麺専家の雲呑麺はダメダメで、
あの「麥文記麵家」の雲呑麺も横浜中華街の「南粤美食」が出す雲呑麺に負けていて
香港へ行く理由の一つが喪失したように感じていた。
 
だから「八十港」の雲呑麺は、救世主だった。
店名の由来となる80年代香港のイメージ&味の再現は、
あの頃の香港の空気を伝える力を持っているのだ。
 
この雲呑麺がもう食べられないのは悲しい。
だが、様々な理由があっての閉店だろうから、そこは諦めるしかない。
 
南粤美食に並ぶのは嫌だけど、雲呑麺が食べたくなったら行くしかないのかなぁ・・・
 
とにかく残念です。
ごちそうさまでした。

2023年6月17日土曜日

鴻で肉団子とか

中華街にオフィスがあった頃、
ランチタイムは数名で出かけるだけの余裕があった。
 
ウィークデイはどの店もランチセットを出していて、
大概は4つ、多い所でも6つ位の料理が用意されていた。
 
数名でランチに出る時はそのセットを人数に応じて全部頼んで、
料理は円卓のセンターに置いて、皆でつつき合って食べるのがパターン。
 
つまり4〜6種の料理を分け合う食事になるので、
安価なランチも豪華に楽しめるというワケだ。
 
とは言え、そんなセットだと大体料理は似たり寄ったりで、
例えばA玉子のチリソース炒め・B青椒肉絲・C五目うまに・D家常豆腐
なんて形になりやすい。
 
まぁ、玉子、豆腐、野菜、肉をメインにした早く調理できる物になりやすく、
後は店の個性で豆腐系は麻婆豆腐になったり肉系だと肉団子になったり、
炒飯や炒麺、魯肉飯や餃子などその店の得意料理にデザートがつくパターンが多かった。
 
いずれにしろ、単品で頼むより遙かにリーズナブルなので誰も文句言わなかったし、
単品を楽しみたい時は、予め宣言すると単品が楽しい店へ行こうって話がまとまったっけ。
 
職場が変わって1人で食べるようになると、そんなランチは食べられなくなる。
結果、1人で行きやすく職場に近いところで食べるか、コンビニランチに落ち着くと。
 
それでもストレスフルな職場だったから、食だけが癒やしの時間になったけど、
今は食に癒やしは求めないので「あれ」が食べたいって思った時、
「あれ」を出す店へ行くようになってしまった。
 
そして今日浮かんだ「あれ」は・・・
肉団子だった。
 
 
 
 
鴻で肉団子を食べた事がなかったので、どんなヤツか食べてみたかったのだ。
 
あれ?
思ったよりも小さいね。
 
食感は柔らかくて、味付けも穏やか。
ある意味物足りないって思っちゃうのは、
その柔らかさと小ささ故・・なのかな。
 
横浜中華街の肉団子ってもっと野蛮なタイプが多く、
食感は表面ガリッと硬めな上に中のミンチはボロボロと粗くて、
味付けはもう濃すぎ〜な感じが多かった。
 
懐かしい味わいって意味じゃそっちの方が好みなんだけど、
絶対1人じゃ食べ飽きる系の料理なので、そういう意味でもこれで正解かも。
 
で・・このままじゃ終われないのでシメに炭水化物系を食べるんだが、
麺系にするか飯系にするかで悩んでみる。
 
どんどん食が細くなってきているので
極端な話、これだけで終了しても良いんだけど・・
無理!ですな。
 
 
 
 
という事でオーダーしたのは高菜炒飯!
 
穏やかっす。
軽いっす。
 
で、ペロッといちゃいました(^_^;
 
ま、オーバーカロリーだけど、
一日のカロリー量をコントロールすれば良いので、
夜はタンパク質&アルコールってパターンになるな。
 
あ・・・ボードにエビ玉とか白麻婆豆腐丼とか書いてあるじゃん?
エビ玉ってレギュラーメニューに無かったからなぁ・・・
 
さらに食べる?
いやいやいや、無理っす。
 
今日は頭が肉団子なってたから
それ以外に目がいかなったのが失敗だね。
 
でも、こういうのって食べたいって思った時に食べないと、
次には無かったりするんだよねぇ・・・(まだ悩む)
 
それにしても、腹いっぱいのくせに食べたいもので悩むって
どんだけ食い意地が張ってるんだろうね>自分。
 
ごちそうさまでした。

2023年6月13日火曜日

有閑マダム仕様でアルティザンを楽しむ

仕事に振り回されていた頃、
優雅に豪華なランチを食べる、と言うのは夢のまた夢だった。
 
スタッフ数が足り無い職場に就いてから、
外食する時間も無いまま、コンビニランチで空腹を満たす毎日。
 
サンドイッチ等を頬張りながら仕事しているところへ
容赦無く訪れる人達に「メシぐらいゆっくり食わせろ!」と心の中で
何度叫んだ事だろう。
 
リタイヤしたら、優雅なランチとかしよ〜って思ってたのに
今まで積み重なった疲労が出たりトラブルがあったりで
あまり外へ出ないうちに気温がガンガン上がり、出る事もジワジワと減っていた。
 
でもね、食べ物の恨みって凄いのですよ。
 
人間ドックに行った時にのみ訪れていたレストラン・アルティザンでは、
有閑マダム達が楽しく優雅に贅沢なランチタイムを楽しんでいる場面によく出会っていた。
 
あの様にゆっくり贅沢ランチしてぇ〜ってずっと思ってたのに、
オフにして検査なんで時間もタップリあるのに
何故か精神的に余裕が持てなくて、ビール&ランチで終了〜だったのだ。
 
今、時間だけはたっぷりあるじゃん?
 
優雅とはいかないまでも、贅沢に時間をかけたランチくらいは楽しめるよね?
って思えたので、久しぶりにアルティザンで「有閑マダム仕様ランチ」を楽しむ事にした。
 
 
 
 
レストラン・アルティザンは、骨太のフレンチを出してくれる好きな店。
ウィークデイだけワンプレートランチをやってて、
1980円でステックフリットが楽しめる。(150グラム)
 
そして550円プラスすれば、牛スネ肉の煮込みやステックアッシェもあるので、
今日は贅沢気分を味わうためにもステックアッシェを食べる事にした。
(ステックアッシェは挽肉のステーキで、要するにハンバーグ)
 
 
「いらっしゃいませ」
 
「久しぶりです。1人なんですけど席ありますか?」
 
「ございます。テーブルでよろしいですか?」
 
「もちろん!
 今日はステックアッシェが食べたくて〜」
 
「食前酒はどうされますか?」
 
「暑いからビールかなぁ・・・
 あ、ジョッキはノーマルで」
 
 
このアルティザン、「男のフレンチ」とかのコンセプトがあって
「男気ジョッキ」って設定がある。
 
Mサイズが普通のジョッキビールだとすると男気ジョッキはその倍?
って量があって、それを飲み干すとそれだけで腹いっぱいになりかねないのだ。
 
だけど、ほぼ年1な感じでランチに訪れる時は絶食明けな人間ドック後なので、
ビールを男気ジョッキで飲むのがパターン化。
だから「男気ジョッキで?」って聞かれる前に今日はMサイズでオーダーした。
 
 
 
 
来ました〜
ステックアッシェ!
 
これが食べたかったのですよ。
 
で、こんなランチに合わせるならやっぱりビールじゃんね。
(赤ワインでも良いけど、ランチだしね)
 
フランスの肉屋だとステックアッシェ用のパックが各種あるとかで、
脂の量とかで細かく分けられているらしい。
 
アルティザンのステックアッシェは粗挽きな食感が楽しく
中はレアな焼き上がりで、脂は少なめなセッティングが楽しいのですよ。
 
美味いよね〜
 
あ、マジ赤ワイングラスでいこうかなぁ・・・
 
 
「食後の飲み物は如何致しましょう?
 デザートは如何ですか?」
 
デザート・・・
考えてなかったけど、今日は有閑マダム仕様を楽しむ日だった。
じゃ、アレ、いきますか。
 
 
 
 
男気プリン!
 
某番組で高嶋ちさ子が紹介した事から注目されちゃって
一時期これをテイクアウトする客が増えたっていう話も聞いた事があるけど、
これを1人で全部いくのはかなり勇気がいるのですよ。(カロリー的にも)
 
で、このプリン、どこが男気かって言えば、
卵黄多めにしてガッチリ硬く濃厚に仕上げ、カラメルもこんな色になるまで焦がして
心地よい苦みを演出するなど、骨太な味わいがあるってところを
「男気」って表現に置き換えているのだと推察する。 
 
ドリンクは勿論エスプレッソ。
 
合わせるのは一番安いグラッパで、角砂糖をぶち込んでガシガシと潰して混ぜずに
飲み干し、そのカップの底に残った角砂糖&エスプレッソに
グラッパを注いで飲むんですな。(ちょっと、みっともない飲み方かも)
 
 
 
 
そんな飲み方をどこで覚えたのか思い出せないんだが、
調べてみたら「カフェ・コレット」という名があるグラッパ入りエスプレッソの
亜流な飲み方らしい。
 
エスプレッソの飲みさしにグラッパぶち込んで飲むって
いかにもダメオヤジがやりそうな飲み方だよねぇ(^_^;
 
と言う事で、有閑マダムなランチらしいゆったりとした時間を満喫するも
デザートとアルコールが料理代をオーバーすると言う「贅沢な時間」の対価は
それなりなんだなぁ・・とあらためて確認する事となりましたとさ。
 
ごちそうさまでした。

2023年6月7日水曜日

アクイラ・ウォランスでカルボネーゼ?

アクイラ・ウォランスのランチは、ちょっと面白い。
 
基本、サラダとパン、デザート、ドリンクなどがセットになっていて、
メインを決めてそれらをサラダバーから持ってくるスタイルとなっている。
 
1階に店があった頃は、クラブでの集会なども行った事があったけど、
今は2階に移ったのとホテルのレストランを兼ねているので、
朝や昼はホテルユーザーとバッティングする事が往々にしてある。
 
ただ、それでも行きたくなるのは、特にパスタ料理が自分の趣味に合うからで、
Facebookのタイムラインに週替わりのパスタが載っかると、
行きたくなる衝動が起きるのだ。
 
今週のシェフズランチはサーロインステーキ。
シャリアピンステーキの要領で摺り下ろしたタマネギ&ハブでマリネし、
 脂は全部トリミングして、パセリ・セージ・タマネギ・ニンニク・レモン果汁・黒胡椒・
塩を合わせてメートル・ドテル・バターを作って乗せる・・・とある。
 
USビーフのサーロインを脂身全部トリミングでステーキかぁ・・・
と思ったらもう、止まらなかった。
 
え?
カルボネーゼ??
 
パスタランチでは、カルボナーラとボロネーゼを合体させたパスタを出すって・・・・
 
それも食べたいじゃん?
絶対、食べたいじゃん!
 
と言う事で、朝飯抜いて、一食で本日終了の覚悟で、
食べに行きましたよ(爆)
 
 
 
「USビーフのサーロインステーキメートル・ドテル・バター乗せ」
 
思ったよりレモンが強くなくて、爽やかな味わいのバターになっていて、
脂身落としたサーロインはUSビーフっぽくあっさりな味わいにちょうど良い奥行きを
乗せてくれた感がある。
 
アクイラのステーキってA4使う事が多かったので脂を若干心配したけど、
これはもう、ウルフギャングのバターだらけなステーキに比べても軽くて楽しいわ。
 
そして気になってたカルボネーゼが登場した!
 
 
 
 
これは、カロリー凄そうだ(^_^;
 
ベーコン+ニンニクでベースを決めてミートソースと合わせ、
茹で上がったパスタを絡めたら卵黄とパルミジャーノを加えて火を止め
一気に混ぜ合わせる・・・らしい。
 
なるほど、思ったよりもカルボっぽさは無く、ボロネーゼらしさと言うより
肉の味がパルミジャーノとバランスされた気持ち良い味わいに昇華している。
 
美味いわ〜
 
と言う事で食い過ぎわかっててもサラダは食べて、
ビールがばがば飲んで・・な1日1食パターン。
幸せです。
 
ごちそうさまでした。

2023年6月6日火曜日

セルプ杜のWa Cafe 杜で冷やしきつねうどん

「セルプ杜のウドンは美味しい」という話をする友人がいた。
 
セルプ杜って何?
ウドンってそんなに差があるものか?
   
〜なんて会話をしてて、
「何なら今度買ってきてやるよ・・・」という話に乗っかった。
 
で、食べたら確かに美味しかったのだから、俄然セルプ杜が気になってしまう。
 
グーグル先生によれば、
社会福祉法人ル・プリが運営する施設で中野地域ケアプラザ併設され、
生活介護・就労継続支援B型・短期入所等を行っている事がわかった。
 
ル・プリのHPには
「知的に障碍がある方たちが、それぞれの長所を活かしながら、
 食品製造・販売活動を通して、地域の中で豊かな生活を送ることを
 大切にしています。」
とある。
 
福祉系の仕事をしているやつに聞いてみると、
就労継続支援B型という事なので就労者は雇用契約ではなく工賃を受け取るスタイルでの
運営で、市内の施設の中では工賃はかなり高い部類に属するらしい。
 
パンやウドンが美味しいという事で人気も高く、
食べたウドンはなるほどと思わされたから、一度行ってみたいと思っていた。
 
 
 
 
鎌倉街道をひたすら鎌倉向けに走って、公田の手前の環状四号線に入って
ちょっと行った所。そんなうろ覚えな情報でもスマートフォンのアプリで無事到着できた。
 
かなり大きい建物ですな。
手前に誰でも入れるパン屋があるね。
地域との交流を行うためにも入りやすいって大事なポイントだろうね。
 
 
 
 
入ってみると、パン以外にウドンや豆富(豆腐)、出汁醤油など色々と売っていた。
ウドンは冷凍と生があって、買って帰ろうかと思ったら奥にイートインがあるとの事。
 
「ランチタイムはもう終わりだけど、時間もらえたらウドンを出します」って
言われたので食べる事にした。
 
 
 
 
何でも今日は、陶器市もやっているとの事で、
そこここに展示されているが、素朴な色合いにちょっと惹かれる。
 
でも店内は14時をちょと過ぎている事もあって、ガラガラだった。
 
 
 
 
このスペース「Wa Cafe 杜」という名で誰でも入れる形で営業しているとの事。
おすすめの「冷やしきつねうどん」をオーダー。
ウドンって言ったら、やっぱ「きつね」にいきたいのですよ(^_^;
 
 
 
 
お〜
なんだか懐かしい風景。
 
美味い!
やっぱセルプのウドンって、美味いよ。
 
元町の讃岐うどんより好きだなぁ・・・
 
まぁ、つけ汁はありがちな味わいだけど、
腰のあるウドンは素材の良さがわかる風味があって、楽しい。
 
と言う事で、ウドン買って帰る事にした(爆)
 
たまたま施設長がカフェにいらして、ちょっと話を聞かせて頂くと
美味しいモノを作って地域に繋がる事をコンセプトに地域の学校や公的施設などとも
繋がりを深めてきた、とか。
 
最近ではウドンの人気が高くて、小学校の給食用や消防署へ納入したりしているとの事。
 
美味いは正義ですよ。
ココファームのワインもそうだけど、良い物を作っていれば支持されるのですよ。
 
そう言えば、だし醤油も売ってたね。
鎌田醤油製低塩だし醤油って、
香川県産だからぶっかけに良いはず。
 
ググってみたら、
200年以上の歴史ある醤油屋でだし醤油は1965年から作ってるって?
 
そりゃ・・・買わなきゃ損!だよね。
ついでに何か皿でも買っていこうかな・・・
 
えぇ、食欲が満ちると物欲が寝覚めるんですね。
 
ごちそうさまでした。

2023年6月5日月曜日

ジェイハンでケバブ三昧

今日は、色々とスケジュールを詰め込み過ぎた。
マイナンバーカードを受け取ったり、写真撮って回ったり・・でエネルギーを消耗。
 
そして卒業を祝ってくれる友人の誘いがあって、
夜はトルコ料理を食べる事になっていた。
 
 
「石川町に美味しいトルコ料理の店があるって情報があるんだけど、行かない?」
 
「トルコ料理だったら山下町のゼイチンの方がお勧めなんだけどな?」
 
「ジェイハンって言う店なんだけど、行ったことある?」
 
「ネットで名前は見たけど行ってないね」
 
「じゃぁ、味を確かめに行こうよ?」
 
「まぁ、飲めれば良いけどね」
 
 
仕事に行かなくなって自由ができたけど、相当に無理していたのか4月はボロボロで、
5月に入ってやっと体調が戻ってきたかと思えば、持病がちょっと悪化方向。
 
そんな事もあって卒業祝い会食が6月になっちゃったけど、
そう言えば誰かと飲みに行く・・なんて事は、仕事時代もめっきり減ってたっけ。
(コロナじゃ仕方無いしね)
 
 
 
 
「こんなとこに小洒落た店があったとは」
 
「君の事だから、とっくにチェックしてるかと思ったんだけどね」
 
「私としてはこの先のハンバーガー屋に惹かれて来たけど、スルーってたわ」
 
 
コロナが終わったワケじゃ無いけど仕事辞めてからずっとマスクしていないので、
自分の中ではコロナの事なんて忘れていた感じ。
 
だけど友人はマスクをしてて、ヤツの職場が集客施設だったな・・と思い出し、
自分も大変だった記憶が蘇る。
 
時間的な問題なのか、コロナ禍でついた習慣なのか他の客はいない。
20時過ぎってまだまだ人が居ても良いと思うんだけど、
道行く人も少ない感じがして、コロナ禍のヤバさも再確認。
 
 
 
 
前菜の盛り合わせは、フムスやエズメなどゼイチンでも楽しむ物が出た。
 
あ・・・
ここのフムス、ちょっと苦手だなぁ・・・
 
 
「豆、嫌いだったよね?」
 
「豆だけじゃなくて、南瓜もサツマイモの好きじゃない」
 
「味?」
 
「食感だね。基本、歯切れの悪いものや噛み切れないものが嫌い。
 あと食べるとネトッとへばりつくようなやつね」
 
「ゼイチンのフムスは美味しいって言ってたよね?」
 
「彼処のはここみたいに豆が自己主張してなくて、風味はあっても滑らかな食感なんだよ」
 
 
様々な味に対応できる舌に育ってはいても、嫌いな食感ってのはやっぱりある。
あまり食べたくないって思う物は何だろうって思って区別してみたら、
子供の頃、そればっかり食べさせられた物や食感が嫌いな物が浮かび上がった。
 
 
「シラスとか鶏肉とかは、子供の頃に死ぬほど食わされたので嫌いになったし、
 煮干しは頭もワタも取らないでそのまま出汁を取って、
 味噌汁のお椀1/3位の煮干しを強制的に食べさせられたので嫌いになったね」
 
「ウチは鰹出汁だったなぁ・・・」
   
「鰹出汁は鰹節削りが面倒って言って、殆ど取らなかったよ」
 
「じゃ、肉好きなのは、子供の頃食べて無かったから?」
 
「そうだと思うけど、安い焼肉系の料理でモツを出されて噛み切れなくて難儀し、
 それ以来モツを食べたいって思わなくなったわ」
 
「で、メインどうする?」
 
「ケバブだよね」
 
「シシケバブとかアダナケバブとかあるよ?
 イシケンデルケバブってのもあるな」
 
「キョフテって考えてたけど、どうせならケバブ2種の食べ比べやってみようか?
 アダナケバブならキョフテに近いと思うしね」
 
 
 
アダナケバブ
 
挽肉を金串に刺して焼いた料理でラム肉を使う事が多いが、
ミンチにスパイスや脂を加えて独特の風味を持たせている・・と聞いた事がある。
 
あれ?
なんかちょっと物足りない。
おまけに結構塩辛い味付けだな・・・
 
 
「これでスモール?」
 
「うん、スモールで頼んだよ」
 
「結構、量が有る感じ。」
 
「何だろうね、ちょっと重たく感じるし、かなり塩っぱいね」
 
 
ヤツも同じ感想を持ったようだ。
 
味付けが塩辛いのは、酒を飲めって事なんだろう。
と言う事でラクを頼んでガブガブと飲む。
 
 
「あ〜これってアレだよね?
 なんだっけ・・・この独特のクセ、ちょっと苦手」
 
「ペルノーとかウゾとかアブサンとか、全部この系統の味だね。
 一応ブドウで作った蒸留酒なんだけどアニスがこの味を支配してるよ」
 
「ビールにするわ、これは無理」
 
 
そう言えば、オーセンティックなバーで格好つけたヤツがカウンターに座って
「ウゾをストレートで」・・と頼んだシーンがあったっけ。
 
カウンターの他の客も私と同じ気持ちになったのだと思うけど、
静かだったカウンターが正に静寂と化して、全員で成り行きを見ていたら、
オーダーしたヤツは一口飲んで放置。
 
徐々にやっぱりなぁ・・という空気が醸されて、
その客が出ていったら皆で大笑いって事があったのを思い出した。
 
 
「よくそんな酒、飲めるね?」
 
「ラク? 美味しいよ??
 まぁ、慣れってのもあるだろうけど一通りリキュール系は飲んでみて、
 強い苦み系じゃなければ楽しめる事はわかったのさ」
 
「あ〜、胃薬みたいな酒、あったね」
 
「そうそう。ウンターベルクね。
 あとイエーガーマイスターって養命酒みたいな酒も好きじゃない。
 だけどシャルトリューズやカンパリは好きだし、アブサンも好きだな」
 
 
 
イシケンデルケバブ

自家製パンの上に、グリルした仔羊肉、トマトソースとたっぷりのヨーグルトが
かかっている・・と説明があったけど、案の定かなりのボリュームで食べきれない予感が
ヒシヒシとする。
 
 
あ・・・
トマトソースが酸味強すぎで、かなり塩辛いぞ?
肉も今ひとつ旨みが足り無い感じ・・・
 
 
「塩味のつけ方が、若者向けなのかな」
 
「飲み用って事なんだろうね」
 
「食べきれないから、お土産にしてもらおう。
 この辛さなら、パスタに乗せたらちょうど良いかも。」
 
 
今日はトルコの酒ラクをグビグビといってるけど、
水割り(1:1くらいかな)にすると白濁する不思議な酒で
元が45%なのでそれなりに楽しくなるヤバい酒でもある。
 
ただ、流通量が少ないから高額(700CC:4660円/アマゾン)で、
自分で買ってまで飲む酒じゃないので、トルコ料理系レストランであったら飲む
というスタンスでいる。
 
私としては慣れているゼイチンで飲むのがここのところのパターンだけど、
ゼイチンは夏に店内改装を予定しているので、飲みたくなったらここまで来るかも。
 
 
「体調はどう?」
 
「う〜ん、ちょっとヤバいかも。」
 
「そうか〜
 歳だしね、大事にしなくちゃね」
 
「鈍行列車の旅とかしたいから、そのためにも動ける時は動いてるよ」
 
「遠くへ旅行とかはしないの?」
 
「体力・財力、共に有りませんので・・・」
 
「それを言っちゃぁ・・・」
 
 
そう、それを言っちゃぁ終わりっす。
 
と言う事で8月にはちょっと北へ行く予定を入れてるけど、
身体を少しづつ鍛え・・・いや、復活させるよう努力しないといけないね。
 
それにしても、あっという間にリタイア生活に馴染んで、
自分ながらにぐーたらな性格だなって思う。
 
来年の今頃はどうしているのかな?
って思いつつ、楽しい時間を作ってくれた友人に感謝しつつ、
お土産は全部もらって(押しつけられて?)帰る夜道は
いつもより明るく見えましたとさ。
  
ごちそうさまでした。

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...