ってどっかのTV番組で言われそうだけど、調べたら出て来たのがご当地料理「太平燕」。
元々は中国:福建省の郷土料理で、華僑料理人が日本人向けにアレンジし、
熊本で独自の進化をしてしまった、熊本ONLYな料理なのだとか。
しかも、給食でも採用されるほどポピュラーな料理で、
最大の特徴は麺代わりに春雨が入っているということ。
麺代わりに春雨が入った・・ってどんな料理?って素朴に思って調べたら、かなり面白い。
鶏を使ったスープに野菜や肉、魚介類等を具にして、春雨を入れた麺料理っぽい物で、
揚げ玉子をトッピングするのが大事らしい。
ところでその「太平燕」、独自の進化をする前はどんなだった?
って思って調べたら、横浜中華街で出る本場の物に近い料理は
似ても似つかぬ料理だって事がわかってきた。
横浜中華街で「太平燕」を出している店は、殆ど無い。
自分としてもおぼろげだけど、凄く昔に上海系の店のランチにあった物を
食べた記憶があるが、春雨のイメージは無かった。
だが、調べてみるもんだよね。
コスパ最高の「葱油拌麺」を出す「上海麺館」が出していたのだ。
実はこの料理、福建料理ではお祝い料理として出されるもの。
鴨卵と扁肉燕(豚肉とサツマイモ粉で作る薄皮で雲呑に近い)で作った雲呑状の物を
スープで煮て出すスタイルなのだとか。
(上海麺館の物は、扁肉燕を使った雲呑スープになっていた)
熊本で揚げ玉子を乗せるのは鴨卵の代わりで、
春雨は扁肉燕の代わりなんだと言う事もわかったけど、
グーグル先生に教えてもらった熊本の太平燕ビジュアルはまったく別物。
と言う事で、熊本だけで食べられてきた「太平燕」を味わってみるしかないよね?
となって、クソ暑いけど汁麺だけど、食べる決心をして調べたら、
ここで食べろ・・な店は「紅蘭亭」だった。
この店、超がつく有名店でかつ、人気店。
11時半に行ったけど順番待ちと宣告された。
でも15分程度で入れそうとの事だったし、
冷房の効いた店内で座って待てるので、苦痛ではない。
それにしても、客がひっきりなしに来るね。
順番待ちと宣告を受けて諦める姿を多く、諦めの悪い客が順番待ちを選ぶけど、
ウェイティングスペースの椅子も満員になってしまって、
「後で来るわ〜」言い残して出ていく人も多く見た。
多分だけどこの街って、ちゃんとした中華料理を出す
そこそこクオリティが高い店が少ないじゃないのか?って思う。
自分は中華街に慣れてるので「他へ行けば良いじゃん?」って思えるけど、
この街では他は無いのかも知れないね。
まぁ、良いです。
とにかくここで「太平燕」を食べたいのだ。
揚げた半熟玉子を乗せるスタイルを作った店・・とも言われているしね。
15分程度待って2階へ案内されると、高級ファミレスの様な設えで、
それこそ満員な状況で多くの客がいたのだが、食べているのは定食が多い。
私の様に太平燕を単品で頼む人は観光客だけなのかな?
とか邪推しつつ、まずはビールを飲んでいた。
で、料理が来る間にメニューを見ていて気付いたのは、料理の幅が狭い事。
中華定食は「太平燕」と「酢排骨」(スーパイコー)とお漬物に副菜、ご飯で1480円だが、
他の定食を見ると主菜は「酢排骨」「鶏の唐揚げ」「海老チリ」「八宝菜」があるだけ。
ちなみに「酢排骨」って何だよって思ったら単なる酢豚だったし、
酢を黒酢にして作ったのは「香醋排骨」って名前がついていた。
排骨が酢豚って・・・て思ったけど、
長崎や九州の一部ではこの名前で呼ばれるらしく、
この「紅蘭亭」では自慢料理の一つなのだそうだ。
「太平燕」が登場!
なるほど、確かにこれは似ても似つかぬ「太平燕」だわ。
グーグル先生が見せてくれた画像通りだわ。
なんかちょっと、タンメンっぽい感じもあるけど・・・
うん、美味い!
優しい味だなぁ・・・
野菜の下を探ったら、思いっ切り春雨が登場。
しかも、かなり量があるじゃん?
これは確かに、ここで食べないとわからん料理だわな。
でも自分、これだったら春雨より麺の方が楽しいって思うね、やっぱり。
(麺入れたらチャンポンみたいだけどね)
ただ、揚げ玉子は美味しかったし、食感も楽しかった。
調べてみるとチェーンの「味千ラーメン」と「日高屋」のメニューにはあるらしいが、
横浜にはそもそも「味千ラーメン」が無いので、食べるなら「日高屋」か。
今度、「日高屋」で「太平燕」食べてみるってのも面白いけど、
個人的には「上海麺館」の本来の「太平燕」の方が好きなんだよね。
実は、あまりの暑さに「太平燕」頼まずに、
「冷やし中華」を頼みそうになっていた。
だけど、「それだったらこの店に来る意味無いじゃん」と
心の中で自分に突っ込んで・・の一杯、楽しゅうございました。
汗が退いたので、出かけよう。
ごちそうさまでした。





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