「あぁ良いですね、行きましょう。
どちらへ?」
「そりゃ、木の芽だよ。」
大将と物理的な距離が近かった頃、こんな風に誘われる事が多かったが、
行く店はだいたい決まっていて、その中の一つが蕎麦屋「木の芽」だった。
元町辺りを自由に遊び歩いたのは高校に入ってからの事だったけど、
「木の芽」はその頃から営業していて、一説では1968年創業となっている。
他によく行ったのは何を食べても辛い中華料理店「味臨軒」とか、
お好み焼きを出す「ころんぶす」、後は焼肉屋「東京山」あたり。
でも焼肉屋には、大将とは絶対に一緒に行かない。
と言うのも、彼は何故か焼肉屋に行っても肉を食べなかったからで、
周りで美味しそうに肉を焼かれていてもナムルとビールだけ・・なんて食事は、
精神的にヤバかった、から。
今日は、かかりつけ医で、持病の薬を処方してもらう日だった。
医院の所在地は石川町だから近辺で食事をする事が多く、
「木の芽」は食事処リストに当然の如く入っている店。
だけど2023年に訪れた時、明らかに劣化が認められたので、
それ以来訪れていなかった。
ただ、自分のポリシーに
「1回食べてダメだったとしても、もう1回は訪れて確認する」
ってのがあるので、時間を置いて来ようと思っていたのだ。
「すいません、札幌赤星とお新香、それとカツ煮をください」
「はい」
しばらくして登場したカツ煮。
あれ?
以前よりも大きい??
あ〜、違うわ。
小ぶりの豚カツが2枚あるんだ。
う〜ん、なんか思ってたのと違う感じ。
もしかして、ロースじゃなくてヒレ?・・な食感で、
脂少なめは嬉しいけど、甘味が少なくて醤油が勝つタイプの味付けは、
「こんなだったかなぁ・・・」と声が出そうになる感じだった。
まぁ、飲めって仕様ですな。
ビールを飲みきったので冷酒を頼んだら、こんなのが登場した。
コイツがわりと美味いのですな。
大手メーカーの酒も地酒ブームの後、どんどん進化してきたのかも。
「すいません、ざるを1枚」
「は〜い」
相変わらず淡々とした対応で、
孤食を楽しむ人間には踏み込まないスタイルなのか?なんて邪推したりするが、
大将と一緒の時はフレンドリーだったよなぁ・・と思い出したりもする。
お!
おぉ〜〜
以前の味わいが戻ってきてるかも。
元々がちょっと美味い町の蕎麦屋的な味わいだったけど、
ダメダメだった前回に比べたら、かなりの復活。
「また来よう」思わせるレベルになってくれたのは嬉しくて、
多くあるツマミ系の料理を片っ端から試したくなっている。
あ・・
思ったよりカツ煮のボリュームがあったので、
かなりの食べ過ぎ感が襲ってきた。
う〜む。
写真撮りつつ散歩しようかな。
・・なんて思って外へ出たら、夕方で気温が下がったとは言え
それでも結構な暑さにいきなり気力を削がれてしまった。
と言う事で帰ります。
ごちそうさまでした。







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