2025年8月26日火曜日

木の芽でカツ煮とか

「おい、蕎麦でも食いに行こうぜ」
 
「あぁ良いですね、行きましょう。
 どちらへ?」
 
「そりゃ、木の芽だよ。」
 
 
大将と物理的な距離が近かった頃、こんな風に誘われる事が多かったが、
行く店はだいたい決まっていて、その中の一つが蕎麦屋「木の芽」だった。
 
 


 
元町辺りを自由に遊び歩いたのは高校に入ってからの事だったけど、
「木の芽」はその頃から営業していて、一説では1968年創業となっている。
 
他によく行ったのは何を食べても辛い中華料理店「味臨軒」とか、
お好み焼きを出す「ころんぶす」、後は焼肉屋「東京山」あたり。
 
でも焼肉屋には、大将とは絶対に一緒に行かない。
 
と言うのも、彼は何故か焼肉屋に行っても肉を食べなかったからで、
周りで美味しそうに肉を焼かれていてもナムルとビールだけ・・なんて食事は、
精神的にヤバかった、から。
 
 
 
 
今日は、かかりつけ医で、持病の薬を処方してもらう日だった。
 
医院の所在地は石川町だから近辺で食事をする事が多く、
「木の芽」は食事処リストに当然の如く入っている店。
 
だけど2023年に訪れた時、明らかに劣化が認められたので、
それ以来訪れていなかった。
 
ただ、自分のポリシーに
「1回食べてダメだったとしても、もう1回は訪れて確認する」
ってのがあるので、時間を置いて来ようと思っていたのだ。

 
「すいません、札幌赤星とお新香、それとカツ煮をください」
 
「はい」
 
 
 
 
素っ気ない対応だけど常連と言うほど通ってはいなかったから、
特に気になる事も無い。
 
ただ、蕎麦を頼まないのは「これから飲むよ」って意思表示なので、
それに対して店がどう動くかは気になっていた。
 
 
 
 
最初に登場したアテはお新香。
塩が優しい浅漬で、七味を振って食べるのに丁度良い。
 
 


 
しばらくして登場したカツ煮。
 
あれ?
以前よりも大きい??
 
あ〜、違うわ。
小ぶりの豚カツが2枚あるんだ。
 
う〜ん、なんか思ってたのと違う感じ。
もしかして、ロースじゃなくてヒレ?・・な食感で、
脂少なめは嬉しいけど、甘味が少なくて醤油が勝つタイプの味付けは、
「こんなだったかなぁ・・・」と声が出そうになる感じだった。
 
まぁ、飲めって仕様ですな。
ビールを飲みきったので冷酒を頼んだら、こんなのが登場した。
 
 
 
 
コイツがわりと美味いのですな。
大手メーカーの酒も地酒ブームの後、どんどん進化してきたのかも。
 
 
「すいません、ざるを1枚」
 
「は〜い」
 
 
相変わらず淡々とした対応で、
孤食を楽しむ人間には踏み込まないスタイルなのか?なんて邪推したりするが、
大将と一緒の時はフレンドリーだったよなぁ・・と思い出したりもする。
 
 
 
 
お!
おぉ〜〜
 
以前の味わいが戻ってきてるかも。
元々がちょっと美味い町の蕎麦屋的な味わいだったけど、
ダメダメだった前回に比べたら、かなりの復活。
 
「また来よう」思わせるレベルになってくれたのは嬉しくて、
多くあるツマミ系の料理を片っ端から試したくなっている。
 
あ・・
思ったよりカツ煮のボリュームがあったので、
かなりの食べ過ぎ感が襲ってきた。
 
う〜む。
写真撮りつつ散歩しようかな。
 
・・なんて思って外へ出たら、夕方で気温が下がったとは言え
それでも結構な暑さにいきなり気力を削がれてしまった。
 
と言う事で帰ります。
 
ごちそうさまでした。

2025年8月23日土曜日

土曜だけど許厨房でランチ

こう暑いと室内でも熱中症になると言われてるけど、
正直言えば「ぼ〜っとして何も考えられない」状況に陥っている。
 
え?
それが熱中症??
 
ま、そうかも知れないけど、
エアコンかけても暑いってマジやばい。
 
気分を変えるためにも外食でも、と思ったけど
よりによっての土曜日。
 
どうしたものかね・・とか思いつつ
毎度な中華街に行ってみたら、なんと許厨房がガラガラだった。
 
 
 
 
え〜っと、まだ12時半を回ったくらいの時間ですけど?
しかも許厨房は土曜もランチがあるコストパ良い店なのに何故??
 
まぁ、良いっす。
ありがたく昼飯にありつく事にしよう。
 
で、まずはビール。
これがないと始まらないっす。
 
 
 
 
アテにするのはやっぱり皿ワンタンしかないよね?
ビールに合わせるのが最高なんす(^_^)
 
 
 
 
なんだろうね、この美味しさ。
 
タレが美味しくて餡の味付けも絶妙なんだけど、
他の店で似た様な味に出会っても、なんか足りないって思うか味が強すぎって思うかで、
丁度良いって思わせてくれるのはここだけって感じている。
 
「パクチーは大丈夫?」っていつも聞かれるけど、
そのワリに量は少ないなって思うのもいつもの事。
 
これだけで終わりにしちゃっても良いんだけど、
今日は絶対食べたいものがあったから、追加注文した。
 
それはコレだ!
 
 
 
 
魯肉飯っす!
これがね、食べたかったんざんす。
 
台湾北部のスタンダードな仕上がりなので角煮は乗ってないバージョン故、
初めて食べた時はちょっと物足りなさを感じたけど、
ピビンパの様にしっかり混ぜて食べると実に楽しい事に気付いたら、病みつき。
 
あ〜〜
目玉焼きを崩して混ぜて食べるのって、
想像以上に美味いんだな。
 
ペペロンチーノに目玉焼き乗せて崩して混ぜて食べる
なんちゃってボヴェレッロの美味さにも似て、
目玉焼きの焦げた部分の美味さがヤバいって気付かされた。
 
許厨房のランチは好きだけど、こればっかり頼みそうで・・・(^_^;
 
と言う事で、帰ろう。
写真撮って歩く気温じゃないしね。
 
ごちそうさまでした。

2025年8月14日木曜日

ホァングンは手強い

餃子を食べに行こうと蓬莱閣へ向かった時、
その隣に新しいビルができていて、何やらベトナム料理店があるようだ。
 
と言うのも、1階はまだまだ工事中で、2階に向かう外階段の脇に
越南菜という文字がる立て看板があったからだ。
 
 
 
 
Hoàng Ngânって、なんて読むのかな・・
ホァン・・ガン?
ま、良いか、ベトナム料理は好きだから入ってみますかね。
 
え?
えぇぇぇ・・・
 
けっこう混んでるね。
って言うか、かなりの率でベトナム系な人がいる??
 
これ、料理は期待できそうだけど、
店員が2人しかいないから料理が出るのには時間がかかるかも。
 
 
 
 
え〜っとオーダーは・・・
今流行のタブレットですか。
 
あれ?
前の客のデータが残ってて、消せない?
(って言うか、ベトナム語の文字は読めませんな)
 
一応オーダーはできそうだから、
フォーとベトナムお好み焼き、そしてビールを・・
   
 
「すいません、なんか前の人のデータが残ってるみたいなんだけど」
 
「あぁ、わかりました。 大丈夫、オーダーはフォーとお好み焼きですね」
 
「あとビールね」
 
「OK」
 
 
通りかかったスタッフに話をして、
どうにかオーダーを通した。
 
それにしてもここまで暑いと、ビール飲んでもすぐ汗で出ちゃうんで
ち〜っとも酔いませんな。
 
 
 
 
え?
ちょっと待って・・・
スープの中に凄い量のフォーが入ってるよ??
 
これだから、初めての店って恐いんだ。
外国系レストランだと、その国も常識が生きてる事が多々あって、
日本人にとってはあり得ない状況に陥る事もあるんだよな。
(丼いっぱいフォーが入ってると思ってください)
 
これは、お好み焼きが食べきれるか心配になってきた。
 
ただ、味は良いよ。
生卵入りにしたから余計にマイルドだけど、
テーブル上にある調味料で辛さを調整するのに丁度良い感じ。
 
 
 
 
あ・・・
やっぱり・・・
 
ベトナムお好み焼きって言いながら、
周りの野菜とかライスペーパーとかの量が凄くて、
自分が知ってる物とは違いすぎる。
 
これ、ライスペーパーを使って手巻き寿司的に巻いて食べるって事だろう・・と
巻いて食べたら、これが楽しい!
 
ライスペーパーが結構固くて、海苔の様に巻くと言うよりも、
巻いた形を手でキープしながら食べるないと、ライスペーパーが広がって
まとめた食材がばらけてしまう感じだ。
でも、その固さがクリスピーな食感を与えてくれて、
しかもあまり見ない野菜(ハーブ?)とかが独特の香りを放って、
卓上の調味料とのマッチングも良くて、ビールに合うんだな。
 
乱暴に例えれば、固い皮の生春巻きって風情だけど、
生春巻きより食感的には好きかも知れない。
 
しかしこの一皿、食べ切る自信がどんどん失せていく量。
フォーは想像以上に軽い感じだったけど、ボディーブローの様に効いてきて、
夏じゃなかったら「包んでくれ」って言いたくなる感じ。
 
食べられなくなったなぁ・・
 
以前なら、「苦しい」とか言いつつも食べちゃえたので、
ランチに無謀な二つオーダーもできたんだけど、
これ、それぞれ一つで満腹になる量なので、残さざるを得ない感じ。
 
あ、でも、フォーは意外に入っていくな。
いや・・無理か(T_T)
 
・・と、ジワジワっと変な汗をかきつつ食べる午後、
飛び交う言語と冷えすぎ冷房が、香港の下町で食事している錯覚をくれて、
まったりとした気分に浸してくれましたとさ。
 
ごちそうさまでした。

2025年8月12日火曜日

TGIフライデーズでロコモコ

KAAT神奈川芸術劇場にあったムースヒルズ・バーガーが移転し、
その後にTGIフライデーズが入った。
 
元々はアメリカのカジュアルレストランチェーンだけど、
伊藤忠商事が提携して1980年代初頭に日本に進出。
 
1999年にあのワタミグループがフランチャイズ権を取得して、
現在は日本独自メニューも付加された・・とグーグル先生は教えてくれたけど、
確かにアメリカのレストランチェーンにライス系のランチなんてあるワケもない。
 
 
 
 
桜木町で仕事する時にはたまにランチで使ってたけど、
今のフライデーのランチってどうなったか気になったので、
行ってみたのだが・・・
 
 
 
 
あぁ、まぁ、そんなに大きく店内の改装はしてないのね。
イージーに貼り物でデコレーションしただけってパターンだけど、
県の建物だから色々制約があるのかも知れない。
 
で、気になるランチは・・・
 
グリルドチキン・レモンステーキ(ライス付)       1100円
スパイシータコライス                  1050円
バーベキューチキンタコス                 950円
スパイシーチキンフリッター(ランチ&シラチャーソース)  900円
ケイジャンフライドチキンサラダ(トルティア3枚付)    900円
トマトクリームベイクドチーズパスタ           1200円
フライデーズチーズバーガー               1350円
ロコモコ                        1050円
 
と8種あった。
 
以前にランチで利用してた時はバーガーとか食べてたけど、
タコライスとかジャンバラヤとかはあったっけか。
 
 
 
 
そう、フライデーのジャンバラヤってこんなヤツね。(2015年に食べてた)
でもこれは、ランチには無くてディナーメニューのもの。
 
脊柱管狭窄症の関係で昼夜ハイカロリーは我慢していたので、
昼からこんな見るからにハイカロリーな物は食べなかったんだわ(^_^;
 
言われてみれば確かに、ランチメニューにバーガーとタコスとパスタしかない!、
となったらランチを食べに来るビジネス系な人達には受けが悪いかも。
 
と言う事で、今はハイカロリーなランチを食べたら、
夜は液体のみ・・な感じで調整しているので、心置きなくしっかりと食べよう。
 
以前に食べたくても我慢してた「ロコモコ」。
フライデーが作ったらどんな感じなるのか気になっていたので、
ここはもう、しっかりと食べるつもりでオーダーしてみた。
 
 
 
 
お〜〜
なんかしっかりと存在感があるハンバーグだねぇ。
 
お?
このハンバーグ、結構しっかりしてて、
しかもグリルで焼かれてるから風味も豊かで、かなりの好み。
 
だけどね、全般的に塩が強いのよ〜。
TGIらしいっちゃぁそうだけど、ここまで塩辛いとなぁ・・・な気分なのよ〜。
 
グーグル先生に言わせると、アメリカの店だともっと味が濃いらしい。
ま、飲めって事なんだろうけど、この濃いめの味は御飯を倍にしたい位で、
ちょっと厳しいなぁ(T_T)
 
あ〜〜
このハンバーグだけで食べたい!
 
余計なソースかけないくて良いし、塩胡椒は自分でテーブルでやるから・・・
って言いたくなってグランドメニューを見てみると、無い。
 
ハンバーグってランチオンリーな物だったのね。
ハンバーガーパティと同じなのかなぁ・・・
 
なんて思いつつも食べていて、気がついた。
以前より絶対量が少なくなってるかも。
 
この物価高騰の折、この価格で出すには精一杯なのだろうけど、
若者達には厳しいかなぁ・・と思って横のテーブルを見たら、
山盛りのチキンステーキを食べてるお一人様女子発見。
 
そうか、すっげ〜量があるプレートもあるって事ね。
 
ごちそうさまでした。

2025年8月9日土曜日

こむらさき

熊本で食べておきたい物の中にある「熊本ラーメン」は、
「黒亭」の一杯で自分の好みとは違う物、という認識が生まれてしまった。
 
勿論、たった1杯のラーメンで判断したくないのと、
以前に新横浜ラーメン博物館で食べた「こむらさき」のラーメンを熊本で・・
という気持ちはあるので、今日は「こむらさき」に行こうと決めていた。
 
しかも上手い具合に、ホテルから徒歩ですぐ行ける場所に「こむらさき」があるのだ。
 
ただその店は本店では無く、あったら行きたかった本店は2017年に閉店していて、
今はホテルに近い上通中央店とラーメン博物館内の新横浜店があるのみなのだとか。
 
 
 
 
と言う事で、ホテルから徒歩で店に向かうのだが、
気温はそこまで高く無くても湿度が高くて、歩くのが嫌になってくる。
 
アーケードを抜けるとこんな雰囲気の横道もあって、
ついシャッターを切ってしまうが、早く店に着いて冷房の中に戻りたいので、
街撮りはすぐに諦めて店へ向かった。
 
 
 
 
元祖・・だそうです。
人気店のようです。
運良くすんなりと入店できたっす。
 
 
 
 
なんか「くまモンのICカード」ってのが席巻してて、
スイカやパスモみたいに使えるらしい。
 
スマートフォン用のアプリもあったので入れてみようかと思ったら、
2025年末でサービス終了との事。
 
スイカなんかの全国相互利用カードの更新をしないで、
クレジットカード対応にシフトしようって事なのだろうね。
(九州はそういう動きが加速している感がある)
 
 
 
 
店内、ほぼ満席。
カウンターが空いてたので、そこへ無事着席。
 
メニューは・・・
 
特製チャーシューメン   1300円
チャーシューメン      900円
王様ラーメン        850円
コーンラーメン       750円
ラーメン          750円
淡鶏麺           790円
和風ラーメン        750円
ピザ風ラーメン       850円
納豆ラーメン        800円
味噌ラーメン        850円
 
え〜っと、ピザ風とか納豆とか王様とか、色々ありすぎ(^_^;
まぁ「黒亭」よりは安いかなって思いつつ、ここは王道のノーマルな「ラーメン」を。
 
 
 
 
あ〜〜
そうそう、この味だったよ。
 
ちゃんとスープにもボディがあって、
確かに横浜の家系なんかに比べたらあっさりだけど、
自分的には腑に落ちる味わいがあってホッとした。
 
新横浜ラーメン博物館がオープンした時取材に行って、
取材後に食べた「こむらさき」の味を思い出したね。
 
あの時は卓上に生ニンニクが置いてあって、
それを潰して入れたら、その後数時間、にんにく臭くてまいったっけ。
(どうやらその頃だけのサービスだったらしい)
 
新横浜ラーメン博物館の支店、たまには食べに行ってみるのも面白いかも。
 
 
 
 
ね〜
ラーメンのチャーシューって、これくらいが良いと思うよ。
(想像通りの普通の柔らかい煮豚で、厚みも常識的な物だった)
 
特徴とされるニンニクチップもこれくらいで良い。
これなら、他のラーメンも試したくなるわな。
(納豆ラーメンはパスだけど)
 
 
 
 
最終日なので、ラーメン完食したらチェックアウトして空港へ。
 
天候不順が気になってて早めに着いたのは良いのだけど、
エアの方は予測通りにディレイ。
 
熊本空港は、出発ロビー(見送り客は入れないエリア)に多くの飲食店が入ってて、
クラフトビールが飲めたり立ち食いだけど寿司屋があったり・・で、
ディレイでも早めの晩飯を食うのには困らなかった。
 
で・・・あか牛料理をちゃんと食べていなかった事を思い出した。
「あか牛食堂よかよか」って店があるじゃんね。
 
あか牛丼      2475円
上あか牛丼     3850円(極上ロース使用)
プレミアムあか牛丼 4950円(希少部位使用)
スーパーあか牛丼  4290円(肉2倍)
あか牛挽肉カレー  1980円
あか牛肉寿司    1760円
 
高いよ〜
上とかプレミアムを食べたいとこだけど、
空港のイートインスペースで食べるのにここまでコストだと悩む。
 
 
 
 
と言う事で、ノーマルの「あか牛丼」を。
 
あか牛を楽しみたいから、安いカレーを選ばずにこれをオーダーしたけど、
結構、肉の量があるんだねぇ。
 
欲張って肉2倍のスーパーとかオーダーしたら、
飽きたかも(^_^;
 
 
 
 
あ・・
 
これ、マジに美味い!
 
タレの味付けが絶妙なんだな。
温泉玉子を混ぜて味変させるとさらに楽しいね。
 
何故この店、出発客だけしか食べられない?
って突っ込みたくなるほどの味で、これが見送り客も入れるエリアにあったら
行列必至な人気になるように思ったりして。
 
と言う事で、何時に帰れるのやら。
18時くらいにはテイクオフできそうなメッセージが出てるけど・・・
 
ごちそうさまでした。

2025年8月8日金曜日

太平燕

せっかく熊本に行ったんだから、〜を食べていけ?
ってどっかのTV番組で言われそうだけど、調べたら出て来たのがご当地料理「太平燕」。
 
元々は中国:福建省の郷土料理で、華僑料理人が日本人向けにアレンジし、
熊本で独自の進化をしてしまった、熊本ONLYな料理なのだとか。
 
しかも、給食でも採用されるほどポピュラーな料理で、
最大の特徴は麺代わりに春雨が入っているということ。
 
麺代わりに春雨が入った・・ってどんな料理?って素朴に思って調べたら、かなり面白い。
 
鶏を使ったスープに野菜や肉、魚介類等を具にして、春雨を入れた麺料理っぽい物で、
揚げ玉子をトッピングするのが大事らしい。
 
ところでその「太平燕」、独自の進化をする前はどんなだった?
って思って調べたら、横浜中華街で出る本場の物に近い料理は
似ても似つかぬ料理だって事がわかってきた。
 
 
 
 
横浜中華街で「太平燕」を出している店は、殆ど無い。
 
自分としてもおぼろげだけど、凄く昔に上海系の店のランチにあった物を
食べた記憶があるが、春雨のイメージは無かった。
 
だが、調べてみるもんだよね。
コスパ最高の「葱油拌麺」を出す「上海麺館」が出していたのだ。
 
実はこの料理、福建料理ではお祝い料理として出されるもの。
鴨卵と扁肉燕(豚肉とサツマイモ粉で作る薄皮で雲呑に近い)で作った雲呑状の物を
スープで煮て出すスタイルなのだとか。
(上海麺館の物は、扁肉燕を使った雲呑スープになっていた)
 
熊本で揚げ玉子を乗せるのは鴨卵の代わりで、
春雨は扁肉燕の代わりなんだと言う事もわかったけど、
グーグル先生に教えてもらった熊本の太平燕ビジュアルはまったく別物。
 
と言う事で、熊本だけで食べられてきた「太平燕」を味わってみるしかないよね?
となって、クソ暑いけど汁麺だけど、食べる決心をして調べたら、
ここで食べろ・・な店は「紅蘭亭」だった。
 
 
 
 
この店、超がつく有名店でかつ、人気店。
11時半に行ったけど順番待ちと宣告された。
 
でも15分程度で入れそうとの事だったし、
冷房の効いた店内で座って待てるので、苦痛ではない。
 
それにしても、客がひっきりなしに来るね。
順番待ちと宣告を受けて諦める姿を多く、諦めの悪い客が順番待ちを選ぶけど、
ウェイティングスペースの椅子も満員になってしまって、
「後で来るわ〜」言い残して出ていく人も多く見た。
 
多分だけどこの街って、ちゃんとした中華料理を出す
そこそこクオリティが高い店が少ないじゃないのか?って思う。
 
自分は中華街に慣れてるので「他へ行けば良いじゃん?」って思えるけど、
この街では他は無いのかも知れないね。
 
まぁ、良いです。
とにかくここで「太平燕」を食べたいのだ。
 
揚げた半熟玉子を乗せるスタイルを作った店・・とも言われているしね。
 
 
 
 
15分程度待って2階へ案内されると、高級ファミレスの様な設えで、
それこそ満員な状況で多くの客がいたのだが、食べているのは定食が多い。
 
私の様に太平燕を単品で頼む人は観光客だけなのかな?
とか邪推しつつ、まずはビールを飲んでいた。
 
で、料理が来る間にメニューを見ていて気付いたのは、料理の幅が狭い事。
 
中華定食は「太平燕」と「酢排骨」(スーパイコー)とお漬物に副菜、ご飯で1480円だが、
他の定食を見ると主菜は「酢排骨」「鶏の唐揚げ」「海老チリ」「八宝菜」があるだけ。
 
ちなみに「酢排骨」って何だよって思ったら単なる酢豚だったし、
酢を黒酢にして作ったのは「香醋排骨」って名前がついていた。
 
排骨が酢豚って・・・て思ったけど、
長崎や九州の一部ではこの名前で呼ばれるらしく、
この「紅蘭亭」では自慢料理の一つなのだそうだ。
 
 
 
 
「太平燕」が登場!
 
なるほど、確かにこれは似ても似つかぬ「太平燕」だわ。
グーグル先生が見せてくれた画像通りだわ。
 
なんかちょっと、タンメンっぽい感じもあるけど・・・
 
 
 
 
うん、美味い!
優しい味だなぁ・・・
 
野菜の下を探ったら、思いっ切り春雨が登場。
しかも、かなり量があるじゃん?
 
これは確かに、ここで食べないとわからん料理だわな。
 
でも自分、これだったら春雨より麺の方が楽しいって思うね、やっぱり。
(麺入れたらチャンポンみたいだけどね)
 
ただ、揚げ玉子は美味しかったし、食感も楽しかった。
 
調べてみるとチェーンの「味千ラーメン」と「日高屋」のメニューにはあるらしいが、
横浜にはそもそも「味千ラーメン」が無いので、食べるなら「日高屋」か。
 
今度、「日高屋」で「太平燕」食べてみるってのも面白いけど、
個人的には「上海麺館」の本来の「太平燕」の方が好きなんだよね。
 
実は、あまりの暑さに「太平燕」頼まずに、
「冷やし中華」を頼みそうになっていた。
 
だけど、「それだったらこの店に来る意味無いじゃん」と
心の中で自分に突っ込んで・・の一杯、楽しゅうございました。
 
汗が退いたので、出かけよう。
 
ごちそうさまでした。

2025年8月7日木曜日

熊本だったら何を食べる?

毎年恒例の夏旅行。
年に1回は戦争の事を考える旅として始めたけど、
最近はそこまでの拘りは持っていないが、それでもテーマを持って出かけている。
 
 
 
 
天候不順で、最悪羽田に引き返すって脅されつつ乗った飛行機は、
時間をかけて雲の間をすり抜けて着陸してくれたけど、生憎の落雷警報発出中。
 
なので、機上でしばし待たされて、
昼飯なんかを空港で食べる事になっちゃったりしつつ、無事市内へ到着した。
 
 
 
 
今回のサブテーマは、焼酎&辛子蓮根。
あったら揚げたての辛子蓮根を食べたい。
 
要するに、その地にしかない料理を食べたいワケで、
オーセンティックなヤツと庶民的な両方向を楽しむのは毎度の事。
 
オーセンティックと言えば、その地の伝統的料理。
庶民的なヤツは、地元民が楽しむ飲み屋街とかで出るヤツ、となる。
 
で、本来は熊本城の本丸でしか食べられなかった料理、
それも江戸時代の肥後藩主らが楽しんだ献立を当時の料理書を基に、
現代の食文化と融合させて再現した特別な御膳を味わうのが第一の目的にしていて、
今は、その料理を提供している店で食べる事ができるとの事で予約していたのだ。
 
 
 
 
この入口を見た時、自分のカジュアル過ぎる出で立ちがどうなんだ?
って疑問は湧いたけど、対応できる準備も無いので気にしないで入る。
 
予約していた料理は御膳スタイルなので、一気にドカッと出てきてしまうようだ。
 
 

 
 
それぞれが熊本の伝統的料理で、辛子蓮根も一文字グルグルもちゃんと入ってた。
これに加えて馬肉のすき焼きとご飯セットが出て来るのだが、
これはもう飲めってヤツだよね。
 
 
 
 
今回のご飯は蛸飯。
秘伝の出汁で炊いてあるとの事だけど、しっかりと味があって凄く美味い。
 
横にいた客が馬刺しの握りを食べていて、ご飯セットを遠慮して自分もそれを・・
と言わなくて良かったとしみじみ思ったっけ。
 
 
 
 
実は、フライトスケジュールに合わせて予約した時刻は17時だったため、
ちょこちょこっと摘まみつつ飲んで、こんなご飯を食べちゃっても
まだまだ序の口の時間だった。
 
なのでここは、大阪の友人に紹介されたバーへ行こうと考えたのだが、
オープン19時にもまだなってない。
 
なので、プラプラと散策しながら暇を潰して・・・
19時ジャストで店に飛び込んだ。
 
 
 
 
この店、地下にあって、知らなかったら絶対入らないってタイプ。
紹介が無かったら、自ら入る事は無かったと思ったけど、
バーテンダーも一見の旅行者が開店同時に来るなんて、思ってもいなかったろう。
 
でも、モルトをゆっくりと飲みつつ、色々な話ができて、
特に地震の時の話は貴重なもので、時の経つのを忘れてしまった。
 
さて次は・・・と既に3杯飲んでいるのに不埒に考えている所へ、
常連さん2名が登場。
 
ま、キッカケだよね。
と言う事でこちらは退散して・・・ホテルを向かうか。
 
 
 
 
あ・・・、なんか既に腹減ってるじゃん?
 
となったら、〆はやっぱり熊本ラーメンかな。
 
熊本ラーメンはご当地ラーメンで、食べておきたい物の一つ。
だったらどこで食え?・・とグーグル先生に相談したら、
「黒亭」と「こむらさき」がヒットした。
 
「こむらさき」って新横浜ラーメン博物館ができた時、
プレスで行って食べたなぁ・・と思い出す。
 
ならば、行った事の無い「黒亭」でしょ。
 
 
 
 
バーから普通に通り過ぎちゃって、引き返して行った「黒亭」。
情報では行列ができる人気店なのだが、時間的な事もあって行列は無かったのだ。
 
立て看板には昔ながらの味とあるけど、どうなんだろう。
 
スープは豚頭骨のみを使って24時間炊いた豚骨スープで、
口当たりはあっさりだけどコクがある・・との事で、期待は膨れた。
 
ラーメン             920円
玉子入りラーメン        1150円
豚そぼろ入りラーメン      1250円
昔ながらのモモチャーシューメン 1300円
もやしラーメン         1020円
ちびたまラーメン         920円

なかなかの価格設定。
ラーメンが普通に1000円超えな時代なんだなぁ・・と。
 
フルサイズのラーメンを食べたらいくら何でも・・な感があるので、
玉子入りラーメンのハーフサイズとなる「ちびたまラーメン」をオーダーする。
 
 
 
 
「ちびたまラーメン」とのネーミングだけど、それなりの迫力。
ベーシックな「ラーメン」と同価格だから、当然なのだろうか。
 
どれどれ・・・
 
あっれ〜
店内に漂う豚骨の匂いから想像した濃厚さは無く、
あっさりとしたスープにちょっと驚く。
 
と言うか、自分的にはもっとコクがあると思い込んじゃってたから、
なんか肩透かしを食らった気分に。
で、そのコクの薄さをカバーするためか、かなり塩が強いのだ。
 
しかもそれだけじゃなくて、このチャーシュー(と言う名の煮豚?)がヤバい。
 
 
 
 
固い。
厚切りは嬉しいけど、固くて辛い。
(ま、歳だな)
 
所謂ラーメン用の煮豚にありがちな柔らかい食感とは違って、
その自己主張の強さに負けた気分になってしまった。
(肉質と厚みのバランスがねぇ・・・)
 
あっさりとしたスープが持ち味な熊本ラーメンだから、
匂いのワリにボディが弱いスープでも良いと思う。
ただ、自分には塩が強いと感じたのも事実。
 
本店だったらこうじゃないのかも知れないけど、
確認するほどの魅力はなかったな。
 
オススメの黄身をレンゲの上で溶いて、
麺をつけながら食べるのも、だから何?って味わいだったし。
 
うん、これはもう、「こむらさき」でも食べてみるしかないね。
それで、スープとかの傾向が同じだったら、それが熊本ラーメンの特徴なんだと
理解すれば良いのだよね?
 
と言うわけで、食べ過ぎの飲み過ぎは、ホテルに帰って寝ます。
 
ごちそうさまでした。

東光炒飯

「餡かけ炒飯」って、炒飯の魅力を否定する料理って思ってるけど、 それでもたまに食べたくなる物だったりする。   炒飯の魅力と言えば、素材と技術で奏でられるアンサンブル? パラパラとした仕上がりや脂の旨味と香り、そして一体感??   少なくとも自分にとっては、パラパラ系...