何やらいつも行列ができている店で、気になっていたけど行列を見るだけで満腹。
先日、オープン時刻に行っても行列ができていて、断念したばかり。
だけどその店が「麻辣湯」の専門店だと言う事を知っていたので、
その人気ぶりに納得だったし興味は盛り上がるばっかりだった。
なので今日は、閉店近い時刻を狙って行ってみる事にした。
うん?
なんか人が少なくないか??
今日は金曜の夜だぜ???
って思っちゃうのは、仕事をしていないからだろう。
仕事をしている人達が行う忘年会のタイミングで、
自分の記憶を辿っても、よくわからない居酒屋でビールを飲んでいた・・とか、
忘年会をやりそうに無い店を探して飲んだくれる、とかしていたはずだ。
だから、年に1〜2回な付き合いと諦めて、そんな飲み会に参加する人が多く、
結果的に中華街も空いてくるのだろうね。
元町・中華街駅から中華街の本通りを通り、善隣門を出たら左に曲がると、
このデカいディスプレイが見えるはずだ。
ラッキーな事に行列は無く、スルッと入店できたのだが、勝手が違った。
店員はキャッシャーにいるのだが、客が入ってきても挨拶もしない。
で・・・
どうしたものか悩んで、店内を見回すと日本語でオーダー方法が書いてあった。
ボウルとトングを専用保存庫から取り、食材カウンターで好きな物をボウルに取って、
それをキャッシャーに持って行けば、そこで重量に応じて金額が決まるらしい。
食材が1000円と超えると好きな麺80グラムがサービスになるらしいが、
重量を考えずに食べてみたい食材をボウルに取ってみた。
ただね、自分が入った後にどんどんと客が入ってきて、
ゆっくり食材カウンターで食材を選ぶのが難しかった。
烏賊とか牛スジ、羊肉や鴨血なんかも見えるんだけど、
その前に人が並んでるので取る事ができない。
結果、あまり食べた事が無さそうな食材を選ぶのも限られちゃったし、
食材の札はあっても品切れになっていたりして、想像以上に普通のラインナップになった。
選んだのは、レタス・モヤシ・刀削麺・目玉焼き・椎茸・すり身の団子各種・厚揚げ・・
な感じ。
で、キャッシャーに行ったら、余裕で1000円超えだったので麺を選べと言われた。
でもさぁ・・
刀削麺を結構入れちゃったんだよな。
その上80グラムとか麺が入ったら、明らかに食い過ぎ。
しかも、水餃子になるだろうと欲張っていれた餃子がまた、炭水化物を纏ってるしね。
と言う事で「ちょっとで良い」と伝えて会計すると1820円。
食材の重さは456グラムとなって、重量を気にしないとダメって思い知る。
麻辣湯だから・・と麻辣スープを選ぼうと思って、思いとどまる。
四川で生まれたこの店が出す麻辣湯は間違い無く麻辣が強いから、
スープの素性がわからないと考えた。
辛くないスープは?・・と見ると、
トマトスープと牛骨スープがあるじゃないか。
ここはまぁ、牛骨スープだよね。
「カードは使える?」
「ゲンキンカペイペイ」
「え?」
「ゲンキン・・カ・・・ペイペイ」
はいはい、現金ね。
アリペイのシステムなんて使うワケないじゃんね。
・・と心の中で毒づきながら、滅多に使わない現金を出した。
スタッフの日本語はかなり怪しいので、本土の人なのかも知れない。
それにしてもやっぱり人気店らしい。
楽に入れたのはたまたま私が入ったタイミングが良かっただけで、
店はどんどん混んでしまい、食材カウンターに辿り着け無い客多数。
キャッシャーと食材カウンターの距離が近すぎるので、
重さ量って麺足して、支払いという作業によってさらに行列が詰まってしまう。
そんな苦労の跡、選んだ食材は奥のキッチンで調理され、
出来上がったらレシートにある「食事番号」で呼ぶシステムだ。
番号を叫んでも客が反応しないと、食材エレベーターに入れて二階に送っている。
え? 二階??
なかなかできない間、グーグル先生に質問したら、
一階より広めな食堂が用意されている事がわかったが、
二階に行くには一端外に出て階段を上らないとダメらしい。
どうりで、オーダーしてすぐ外に出ちゃう人がいるワケだ(^_^;
「ニッジュウ・・・ハチバン!」
キャッシャーのスタッフが叫ぶ。
あ・・
私の物ができたらしい。
どれどれ、どんな量に仕上がったのかな?
ほ〜〜
こんな感じなのね。
牛骨スープは・・・
おい!、これって台湾のミルクスープじゃん。
それと結構ニンニクの摺り下ろしが入ってて、味が濃い。
美味いけど、ある意味普通と言うか想定内の味。
そしてコストから考えれば、結構コストパフォーマンスが悪いって思ったのも事実。
画面上側にある麺はがサービスで入った牛スジ麺で、
下側に見えるのが刀削麺だが、刀削麺はマトモで楽しい。
レタスと中華系スープとの相性が予測通りで美味いけど、
モヤシは入れた割りには少なく感じる。
目玉焼きじゃなくてウズラの玉子が欲しかったんだけど欠品だったが、
後でスタッフが業務用の缶詰を持ってきて、ウズラの玉子を欲しがる人に渡していた。
まぁ、良くも悪くも中国っぽくて、現地で食べてる気分を楽しめた。
ただ、客もかなりの割合で中国語圏の人が多くて、
店の中に中国語が飛び交う状況と狭さ、そして衛生的なのか?っていう疑問も生まれ、
次に麻辣湯で食べようと思う気持ちが萎えていく。
行列ができるのは、人気だけじゃなくてこの店舗の狭さもあるってわかったので、
気が向いてまた来たとしても、行列があったら入るのはやめよう。
(どんだけ待たされるかわからんし、狭い席で食べるのも苦痛なんだよね)
あ〜〜
どっかでビール飲みたくなってきた。
口の中にあるニンニクの存在感がそうさせるのかな。
ごちそうさまでした。
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