2024年8月31日土曜日

台風の影響で空いてたゼイティンでランチ

トルコ料理って、昔は苦手だった。
 
不思議な匂いと、ヨーグルトの使い方。
豆を使ったペーストなんかの食感。
それらが食べ慣れない事もあって、好きになる要素を見つけられなかったのだ。
 
ただ、ドネルケバブに出会ってから食べられるようになり、
気づけばラムやマトンの料理に魅力を感じられるようになったけど、
スパイスや塩の強さなんかで、今ひとつ好物になれないでいた。
 
だがトルコとギリシャの個性を持つ料理店「ゼイティン」に出会ってから、
トルコ料理の魅力にはまってしまう。
料理技術の質が違うだけでなく、味付けも良い。
そして、トルコ料理のクオリティがかなり高かったからだ。
 
 
 
 
そんな「ゼイティン」だがオープンしてから随分の間、
何故こんなに美味いのに客が少ない?・・と、感じるほどマイナーだった。
 
独りで行くからカウンターで食べるのが決まりになり、
誰もいないから座る位置も自ずと決まる、といった状況だったが、
そのおかげでシェフと色々と話ができる時間ができた。
 
包丁の種類によって味が変わる、という話もシェフから聞いていたし、
トルコに帰る時には、「キョフテ用の大きい包丁を買って日本に戻る」と
話してくれていた。
 
その大きな包丁を2本持って戻ってきて空港で騒ぎになった話は以前に書いたけど、
確かにその包丁になってからキョフテの味が良くなったと感じるのは、事実。
調理って奥が深いのですな。
 
で、今日はダメ元で、そんな「ゼイティン」のランチを狙ってみた。
 
既に予約無しでは席が確保できなくなって久しいこの店で、
予約を取らないランチタイムは、最初の入店タイミングを逃すと入店が難しい。
 
普段の休日だと開店30分前でも行列ができているので、
今日もどうかな・・と行ってみたんだけど、予想に反して行列が無かった。
 
スタッフに「珍しいね?」って投げかけたら、
台風の影響で夜の予約もキャンセルが出ているのだとか。
 
ま、ラッキー!って事で、無事入店。
オーダーするランチのメインは勿論「キョフテ」だね。
 
 
 
 
いつも思うのは、ごく普通なサラダが妙に美味いって事。
 
ドレッシングの味付けが絶妙なのか、美味しさを演出する何かが入ってるかはわからない。
ただバルサミコ酢は感じるので、それは美味しさの秘密の一つ、なのかも知れない。
 
 


 
ランチスープは、定番の豆スープ。
フムスもそうだけど、ここの豆料理は全般的に舌触りが良くて楽しい。
 
そして、今日食べたかった「キョフテ」が登場した。
 
 
 
 
うん、やっぱ美味いわ(^_^)
何故こんなに?って思うくらい、説明できない美味さがある。
 
ここのはラムと牛の合挽に思えるんだけど、
その割合とか混ぜる物や、スパイスのバランスが良いのだろう。
後は、グリルで焼く事で適度に脂が落ちて軽く燻蒸される、ってのもあるのかな。
 
添えられたピラウと言うかバターライスと言うべきかわからない付け合わせは、
これがまた美味しくてかつ腹持ちが良いから、一皿で結構なボリュームに感じられる。
(ランチタイムは増量されてるようにも思う)
 
60才を過ぎてから特にそうなってきたけど、
強い刺激や塩辛い物、濃すぎる味には美味しさが見いだせなくなった。
そして、美味しさの条件の一つに「優しい味わい」という物が加わっている。
 
以前はそこまで塩辛さや濃さに過敏じゃなかったけど、
今は「料理の香り」や「食材の香り」、「出汁の旨味」や「塩の質」に加えて
「塩加減」の良さが大事になってしまったらしい。
 
「ゼイティン」の場合、コストはやや上がってきているけど、
とにかく優しくて美味しい味わいが今の自分の好みにストライク。
だからこうやって、台風来るかも・・な日でも足を向けてしまうのだろう。
 
とは言え、ちょっと食べ過ぎな感じ。
(ビールも飲んじゃったしね)
 
ごちそうさまでした。

2024年8月18日日曜日

越後屋で田舎蕎麦とか

墓参りへ、出かける。
そしてまたもや・・・越後屋である。
 
クソ暑いタイミングでは、
鰻は価格沸騰のため食べる気になれないのである。
 
 
 
 
今日もあるね、釣りアジ天!
 
あの美味さは別格なので、
また食べようかな・・とは思うけど、値段上がったかな?
 
と悩んでいて、隣のメニューに目が行く。
 
「田舎そば」って、ここ数年食べてないなぁ・・・
 
 
 
 
田舎蕎麦と言えば、挽きぐるみを使用した黒みがある蕎麦で、
太めな仕上がりのイメージがある。
 
挽きぐるみを使うから田舎?
太い麺だから田舎?
 
更科の対極にあると言われるけど、
太さと粉の違いに明確な規定なんてないようだ。
 
まぁ、蕎麦はどっぷり汁に浸けて、
喉越しより噛んで味わう食べ方が好きな人に向けた素朴な蕎麦が、
私にとっての田舎蕎麦だったりする。
 
そして、そのための太麺だと思うのだけど、
正直言うとちょっとその食感がピンとこないのだ。
 
ただ、明確な規定が無い田舎蕎麦=その蕎麦屋の考えが出ている蕎麦
だろうから、食べてみるのも一興か。
 
あ、田舎蕎麦も天せいろにできるのね〜
だったら、海老と季節野菜の天せいろにしようかね〜〜
 
 
 
 
最近、車を使わなくなってきたのは、
こうやって外食時に酒を楽しみたいから・・ってのが大きい。
 
蕎麦屋だったら、やっぱり酒が飲みたいのです。
少し残しておいて、蕎麦にかけ回して手繰るのも楽しいのです。
   
・・なんて言いつつも、升酒を楽しむのは
この店のアテが楽しいってのも大きい。
 
柴漁港が近い土地柄、この辺りの飲食店で出る魚料理はかなり美味しく、
鰻を食べに行く「隅田川」だって、地の魚を使った料理が豊富で、
近くに住んでたら間違いなく天麩羅とか刺身に惹かれるて通うだろう。
 
と言う事でアテに鰹のたたきをオーダーしたらちょっとしか無いとの事で
代わりにオススメのコチを刺身でもらう事にした。
 
 
 
 
マゴチかな?
想像以上に美味しくてビックリ。
 
ちょっとしか無かった鰹もオマケで出してくれたのが嬉しいね。
もう一つのオススメだったホウボウも頼みたくなったが、
コチは刺身で食べた事がほぼ無かったので興味に負けた・・・と。
 
そして天麩羅が登場!
 
 
 
 
ここの天麩羅は、蕎麦屋的な衣が固いタイプ。
カリッとした衣を天つゆや浸け汁に浸して食べるのは、
蕎麦屋でしか楽しめない天麩羅の味わい。
 
アテを天抜きにして飲んでから、
田舎蕎麦を手繰るってのもあったか〜と今更ながらに思いつく。
 
海老、美味いわ〜〜
蕎麦屋の海老天って、海老がでかくて好きなんです。
 
 
 
 
田舎蕎麦、登場!
 
ゴツイねぇ・・・
噛み応え、あるねぇ・・・
 
あ〜〜
汁にドップリ浸けて食べるには、丁度良いかも。
 
久々にやっちゃうか。
何なら、刻みネギも入れちゃって・・
 
美味いわ(^_^;
 
ただ、これはこれで楽しいけど、
今の自分としてはこの太さや噛み応えは好みから外れるかも。
 
汁の強さに負けないための太さだってわかるけど、
それにしても太いって思ってしまった。
 
次にここに来たら、普通の二八か変わり蕎麦にしよう。
 
それにしてもこのクオリティの蕎麦屋は、
今となっては貴重な存在なのだろう。
 
普通に美味い蕎麦と安価だけど楽しい酒があって、
アテが美味くて心地よい環境がある店って、
随分減ってしまったように感じてる。
 
代替わりして路線が変わったり、跡継ぎ不在で廃業したりで、
減ったのだと邪推するけど、安くて長っ尻もできる店は効率が悪い。
 
蕎麦屋のマナーの中に「長っ尻は域じゃ無い」ってのもあるけど、
そこは店の状況見つつの判断で、滞在時間に応じて金を落としつつ楽しむべき。
 
ダメオヤジが昼間から飲んだくれてても許されるような店は、
高齢社会な今こそ必要だと思うんだけど、不景気ですからねぇ・・・。
 
と言う事で、ユルユルと帰ります。
 
ごちそうさまでした。

2024年8月17日土曜日

LONESTAR SMOKE HOUSE

リアルなアメリカンBBQが食べられる店がオープン
・・・と言う情報を見つける。
  
7月にオープンしたばかりで、ネットには殆ど情報がない。
でもリアルなアメリカンBBQだったら食べたい。
そう思ったら行かずにはいられないから・・と出かけたら、
見事にお盆休みで失敗。(仕方なく餃子食った)
 
と言う事で、2回目の突撃。
店は中区役所前に位置していて、目立つ看板がドカンとある。
 
 

 
 「LONESTAR SMOKE HOUSE」
 
スモークBBQがここにあるぞ〜なアピールは、
リアルなアメリカンBBQを求める人達にはたまらないだろうね。
 
うん?
店に入る前からスモークな匂いが・・・
 
入ると「Meat Smoke Love」とネオン管があって、
階下からスモークが上がってくる感じが凄い。。
 
 
 
 
「馬車道タップルーム」で働いていた人が、
アメリカに渡ってBBQの本場テキサスで修業してオープンしたとの事。
 
グランドオープンが7月20日なので、
ネットでも情報が殆どなくて、たまたまヒットしたInstagramにあって、
気になっていたから・・・の来店。
 
 
 
 
以前ここは、メジャーリーグ選手がアメリカンダイナーを開いていた所
だと記憶しているけど、そのスペースをそのままに活用して、
広々としたスペースでBBQが楽しめるようだ。
 
今回は初回とあって、ちょっと贅沢にオーダーする。
 
「2ミートプレート」3600円
 ・ブリスケ・ポークリブ・ピクルス・コールスロー・ポテトサラダ
 
に加えて、オリジナルスモークソーセージ 850円を2本追加してみる。
 
ま、間違いなくオーバーカロリーなので、
晩飯は液体のみでの挑戦だけど、どんな量になるのだろう・・・
 
 
 
 
あ、まぁこれなら、いけるかな。
 
ブリスケとポークリブは予想通り小さめで、馬車道タップルームより大きく
「ミッドタウンBBQ」よりちょっと小さいか・・な感じ。
ただソーセージは想像より大きかった。
 
食べた事が無い付け合わせとして「コラードグリーン」があったので、
それもオーダーしちゃったけど、小さめに見えるカップがそれなりにデカい。
 
いや、「コラードグリーンって何ですか?」ってスタッフに質問したら、
「テキサスでは一般的な野菜でテキサスで良く食べられているスタイルで出してます」
・・・な返答だったので、興味に負けちゃったんですわ。
 
 
 
 
え〜っと・・・・
ほうれん草とキャベツの中間の様な食感&味。
 
だけどね・・・
すっげ〜塩辛いんだな、コレ。
 
と言う事で、BBQも食べてみる。
 
 
 
 
食べたかったブリスケ。
 
馬車道タップルームで食べた時にその食感と味に惹かれたが、
ブリスケとは牛の部位(肩バラ)でコンビーフ等に加工される事が多い肉。
 
テキサススタイルのBBQなので、デカいスモークハウスを使って
ピットマスターがじっくり時間をかけて焼き上げているのだろう。
 
ただね、思ったより固め。
 
スモーク時間が少ないのかこの店の流儀なのかわからないけど、
FLAT(脂肪少なめ)とPOINT(ジューシー&柔らかい)が
混在している感じなので、POINTだけ選びたい・・
とは言えないのかも。
 
で・・・
ポークリブも固めで、かつちょっと塩がキツい感じ。
(合わせるソースはビネガーソースにしろ、と言われた)
 
そしてソーセージも美味いけど、かなり塩辛かった。
 
テキサスってド田舎ってイーメージがあって、
夏暑く冬寒い上にハリケーンが発生しやすい州だったと思う。
 
この塩辛さってのは、そんな気候を反映しているのかなぁ・・・
なんて思いつつ、IPAをグビグビと飲んでバランスを取る。
 
肉を喰らった〜な気分にはなれたけど、美味さで言ったら
「ミッドタウンBBQ」の方が好きかも知れない。
 
いずれにしろ、まだまだオープンしたばかり。
 
客が増えて意見等も出てくれば、
店もテキサスBBQの味を生かしつつバランスさせる事もしてくるだろう。
 
次回はブリスケットサンドとプルドポークサンドの設定がある
平日ランチで行ってみようと思っている。
 
ごちそうさまでした。

2024年8月13日火曜日

餃老伯の餃子セットが安すぎる

行きたい店があって訪れた中区役所そば。
ところがその店、見事にお盆休みで途方に暮れる事となる。
 
殺人的な暑さの中、彷徨いて消耗すると目眩が酷くなる。
だから近くの「揚州商人」か・・・と覗いてみると
この炎天下に人が並んでいるじゃんか。
 
マジ?
死ぬよ??
 
当然だけど待てないので中華街に向かうと、
見たことが無い店が目にとまる。
 
 
 
 
「ギョウザのおじさん」って直訳が看板に書いてあるのが微笑ましいが、
ランチメニューを見ても安そうだし、餃子&ビールってのも悪く無いじゃん?
 
と言う事で入ってみると、うなぎの寝床の様な構造で、
入口と奥にそれぞれ四人掛けテーブルが配置されていた。
 
あ・・・
オーダーはタブレットでやるのね。
最近増えたな、このパターン。
 
うん?
ちょっとちょっとちょっと・・・安いよ?
生中&ギョウザ5個で750円ってかなり安いよ??
 
マジか・・・
って、生中だけなら500円切ってるわ(^_^;
 
と言う事で、餃子&ビールセットをオーダーする。
 
 
 
 
え〜っと、セットメニューだとビールが小さいってありがちなんだけど、
ここってこのサイズ1本でやってるみたいだわ。
 
それにしてもこのサイズの生ビール(キリンだぜ)が
500円切ってるって、中華街辺りじゃかなり希有。
 
 
 
 
ま、餃子は普通だね。
鹿児島の黒牛&黒豚餃子と比べちゃいけないわな。
 
でも、ちゃんとした餃子(ちょっと餡が少ない)で、美味いのよ。
コストパフォーマンスが良すぎるって客としては嬉しいけど、大丈夫なんだろうか。
 
ま、軽いので、10種の餃子ってのも頼んでみるかな。
 
 
 
 
「え〜っと、これって全部違うの?」
 
「全部違うよ、野菜とか海鮮とか・・ね」
 
「最近できたお店ですよね?」
 
「前は綱島の駅前でやってたの。」
 
 
店番の女性と話してみたら、
ちょっと発音がおかしくて語彙が少ない感じだけど
ちゃんと会話ができた。
 
セロリが入ってたりキムチが入ってたりで面白いけど、
どれがどれだかわからない10種ってどうなんだろう。
しかも、単品じゃメニューに載ってないものばかり。
 
これ頼んでビールってのも悪く無かったね。
(てか、5個だと軽いと思ったけど15個は死ぬわ)
 
ただ、敢えてこの店に来るほどの価値は安さだけだし、
場所が半端な位置というのが悩ましい。
 
日本大通り駅から歩けば良いのだけど、
元町中華街駅から中華街へ出るのとどっちが楽?
って思ったら、選択肢が多い中華街へ出る方を選んでしまう。
 
でも、この安さ、破壊力が凄いよなぁ・・・・
 
ごちそうさまでした。

2024年8月10日土曜日

熊襲亭で酒寿司とか

以前に来た時、酒ずしを食べた。
何となく味の記憶が薄れているので、もう一回食べたいと思っていた。
 
で、当日でも食べられる(本来なれ寿司なので、事前予約が必要)店へ行ってみた。
 
あ・・・
ここ、前にも来てたわ(爆)
 
 
 
 
「熊襲亭」・正調さつま料理・酒ずし・黒豚しゃぶ
・・・とあるこの店は、薩摩料理専門店として昭和41年に創業した。
 
さつま料理としては、
骨付きの煮込みな「とんこつ」、四世紀の歴史があると言われる「酒ずし」、
四世紀の歴史があると言われる「酒ずし」、
「キビナゴの刺身」や「さつま揚げ」、甘味の殿様料理「鶏飯」や汁物の「さつま汁」
などが上げられる。
 
 
 
 
予約なしだったから通されたのはカウンターだったけど、
目の前にこんなに焼酎が並んでたら、やっぱり飲みたくなるじゃんね。
 
と言う事で、昼間から(いつもだけど?)焼酎の水割りを飲む事にする。
さすがに魔王は無いけど、宝山があるね。
 
富乃宝山は飲んだ事があるので、
飲んだ事が無い薩摩宝山をオーダーしたら、これが妙に美味いのだ。
 
となると料理はアテにもなるタイプにしたいのだが、
酒ずしはそれだけでお腹いっぱいになる量だと、遠回しに断られる。
 
なので昼限定の「おたのしみコース」(2530円)をオーダーした。
 
キビナゴの刺身/さつま揚げ/小鉢/とんこつ/季節ご飯と酒ずしの2種盛/
さつま汁/香の物_/デザート
・・・というセットだが、ポーション小さめであってもリーズナブル?
って思ってしまう。
 
 
 
 
そうそう、コレ!
 
キビナゴの刺身って美味いんだな、と思ったのは以前に鹿児島で食べた時だった。
体長は10センチ程度の小魚で足がはやいから、産地でしか食べられない。
 
だから食べたかったんだが、以前ほどの感激は無かったけど、
鹿児島にいる事を実感できる味わいで、焼酎飲みつつ味わうのはかなり楽しい。
 
 
 
 
さつま揚げ、好きだなぁ〜
焼酎お代わりしようかなぁ〜〜
 
だけど、一個だけってのは寂しい。
もうちょっと盛って欲しいけど価格設定的にはこれが限度か。
 
色々料理があるから、これは味見って事で良しとします。
 
 
 
 
「とんこつ」って、ここの名物料理らしい。
 
骨付き肉を煮た料理で、
ホロホロと崩れていく食感と味付けが、何かに似ている。
 
豚の角煮とか東坡肉とか・・・
あ、沖縄のラフテーに近いかも。
 
ただこの「とんこつ」、
かなり柔らかいので唯一無二な料理と言うべきかな。
 
そしてこれもまた、芋焼酎に合うんだなぁ・・・
と言う事で2杯目を飲んで良い調子になってきた。
 
自分、芋には耐性が無いんで少量でも酔うのです。
(水割り2杯が少量ってツッコミは受け付けない)
 
とヘロヘロしてたら・・・絶対に食べたかったあの「酒ずし」が登場した。
 
 
 
 
あぁ、こういう量なワケね。
前に単品で頼んだ時は、チラシなんかで使う器にいっぱいだったから、
味を楽しむ意味ではちょうど良いのかな。
 
 
 
 
あ〜〜
こんなに甘かったっけ?
 
でも、酒の香りもして楽しいわ〜〜
 
元々の「酒ずし」は、薩摩藩主に島津氏が花見の宴会で残った料理と酒を一緒に
桶に入れて放置したら、翌日発酵して良い香りの料理になった事が始まりらしい。
 
で、使う酒が地酒なのだが、鹿児島の地酒はほぼ味醂。
(灰汁を使ってアルカリ性にした灰持酒で濃厚な甘みがある)
 
そんな地酒がたっぷり振られていたら甘いのが当たり前なわけで、
この酒ずしも盛った後に地酒を振ったようなべちゃつく状態だったから、
正調さつま料理と謳う店ならではの仕上がりなのだとあらためて感じた。
 
でもホント、これ美味いわ!
2人前はあるって言われた単品でも、余裕で食べられちゃいそうだ。
 
具が美味しいし、しっとりとした寿司飯も甘くて美味い。
そして焼酎を飲めば・・・
 
寝るな(爆)
 
とにかく、今回食べたかった物が全部食べられたので、満足です。
 
ただ、さつま揚げは明らかに食べ足りないので、
天文館のさつま揚げ専門店で揚げたてをテイクアウトして、
宿でそれをアテに焼酎飲みながら過ごす事にしよう。
 
南海トラフ地震も気になるので宿に帰って情報収拾。
問題なければ、ゆったりと温泉に浸かって焼酎の酔いで眠るって事で、
買い物に出かけましょう。
 
ごちそうさまでした。

2024年8月9日金曜日

grill44.5のハンバーグ

今回の鹿児島で食べたかったモノの一つは、黒牛と黒豚。
黒豚は黒豚餃子で食べたから、今日は黒牛?・・な気分だけど、
初日に食べ損なったハンバーグが気になっている。
 
どうする?
鹿児島中央まで出て、あのハンバーグを食べるか??
それとも、どこかで魅力的なハンバーグを見つけて食べるか???
 
となるとこれは、グーグル先生に相談するしかないね。
 
あれ?
なんか焼肉屋がやってるってパターンが多いなぁ・・・
って言うか、ハンバーグって鹿児島じゃメジャーじゃないのかなぁ・・・
 
あ、なんか天文館に専門店を複数発見!
とりあえず天文館へ行って考えますかね。
 
 
 
 
って、なんか無限バーグってのがあるよ?
90グラムのハンバーグを何度でもおかわりできるって、わんこそば状態?(爆)
 
あぁ、2周年記念で今日と明日だけのイベントなのね。
質より量の人には良いのだろうけど、私は美味いハンバーグを食べたいだけ
なんでここはパスだね。
 
で・・・
見つけたのはこの店
 
 
  
「grill44.5」
 
老舗肉屋がやってるハンバーグ専門店で、
コストパフォーマンスが良いとあったのだ。
 
黒豚と黒牛の合挽を使ったハンバーグは
かなり気になってしまった。
 
 
 
 
運良く、客は1人だけしかいない。
落ち着いて食事ができるのはありがたい。
 
暑くて死にそうだったのでまずはビール、にしたけど、
目指すハンバーグはオリジナルに目玉焼きをトッピングしたエッグハンバーグ。
 
さすがは精肉店直営と言うべきか、
なんとスープとライスがついて税込1080円!
 
いや〜〜
エビフライコンボ(1350円)にしようか悩んだけど、
純粋にハンバーグのみを楽しみたい、と思ってしまったのだ。
 
 
 
 
あ・・・
これは美味いかも。
 
なんか懐かしい味わいがある、
と思うのは黒豚と黒牛の合挽だから?
 
フワフワでもゴツゴツでもない穏やかな食感は、
硬くなりすぎないバランスを考えたからだろうと想像する。
 
勿論、オーダーを受けてから焼く(鉄板+オーブン)から
出てくるまでにちょっと時間がかかったけど、
ビールを飲み干し、上質なコンソメを楽しんで待てば気にならなかった。
 
首都圏より鹿児島は全般的に物価が低いと感じるけど、
このクオリティでこの価格設定はちょっとビックリ。
 
最初に行こうか悩んだ「西洋亭ひろはま」も
200グラムの合挽ハンバーグのセットが1200円だから、
そういう意味では鹿児島スタンダードな設定なのだろう。
 
ま、良い。
安価に美味しいハンバーグが食べられたので感謝です。
 
そうだ、せっかく天文館に居るんだから
本家のシロクマを食べに行かないと・・だね(爆)
 
ごちそうさまでした。

 


2024年8月8日木曜日

知覧詣での後は、かごっまふるさと屋台村で

クラブ員にとっては大切な知覧詣。
桜の時期にバイクで行くメンバーもいるけど、私としては終戦記念日に近い夏に行く。
 
 
 
 
と言うのも、年に1度は戦争を考える旅をしようと考えていて、
それが8月6日の広島だったり、9日の長崎だったりして、
何となく8月には慰霊・鎮魂の旅をするというクセがついたからだ。
 
だけど、知覧と鹿屋やに行くべく鹿児島に訪れたのは結構前こと。
なので今年は、知覧特攻平和会館へ行く、と決めていた。
 
 


 
ただただ、暑い。
容赦ない日差しの強さに、負けそうだ。
 
だけどやっぱり、来て良かった。
あらためて展示を見直し、祈りの時間を遺影と共に過ごす。
 
特攻隊員のお世話をした女学生のご子息の特別講演を聴く事ができたが、
家族だから聞けた出撃の様子は、一言では言い表せない感情を心に植え付けた。
 
 
 
 
時が止まったような空気を感じて食欲が失せ、
昼食もとらずに知覧を後にする事にする。
往きはローカル線(ディーゼルカーだった)とバスを使ったが、
帰りはバスのみで鹿児島中央駅まで向かうと決めた。
 
何故ならバスは時刻表通りに来ない(15分とか遅れる)と思い知らされたので、
時間通りに来るローカル線との連携は望めないと考える。
このクソ暑い中、無人駅で待つ気力・体力はもうどこにも無いからね。
 
ところが、たまたま当たったドライバーの性格なのかわからないけど、
運転がなかなか派手で、バスなのに峠道を攻めまくるのだ。
 
コーナー手前でしっかりシフトダウン&ブレーキングし、スパッとハンドルを切る。
運転手のすぐ後ろに座ったのに、身体が左右に動くほどの旋回速度で進む。
 
これ、後ろの方に座ったらヤバかったかな・・とちょっと呆れたが、
ひょっとしたらこれがスタンダードなのかも知れないし、
そんな走りでも時刻通りに運行できないって・・・・(^_^;
 
そんなワケで、暑くて怠くて寝ようと思ったのに、
街中に出るまではギンギンに目が冴えてしまい、
踏ん張って座っていたら、やっと腹が減ってきた。
 
駅に着いたら行こうと考えていたのは、
以前に来た時行った「かごっまふるさと屋台村」。
 
彼処なら明るくても飲めるし、色々な飲食店が揃っているので
リーズナブルに暴飲暴食ができるはずなのだ。
 
 
 
 
あれ、それっぽい場所には見当たらない。
 
うん?
何故に??
記憶違いで場所間違えた???
 
と言う事でグーグル先生に質問してみると、
そもそも10年程度の期間限定運用で、本来の目的が達成できたとの事。
そして、2020年末で営業終了となったようだ。
 
 
 
 
だが、コロナ禍があっても9年間で400万人が訪れた、という人気スポット。
(写真は2014年撮影)
 
復活を願う声が多くあったのだろう。
2022年7月に鹿児島中央ターミナルビル地下1階とライカ19ー20の1階に
合計7店舗を構えて復活したらしい。
 
一ヶ所に色々な店があるから面白いのだが、スペースの関係で分散した?
なんて思いつつ、7店舗しかないライカ19ー20の方へ行ってみた。
 
 
 
 
なるほど、こんな感じなのね。
外ならではの良さは無いけど、雨は気にしなくて良いのはありがたい。
 
 
 
 
ま、今宵は精進落としを兼ねての飲食と考えていたので、
美味い物と言うよりも酒がメイン。
 
で、このクソ暑い気候だったら、
まずは餃子&ビールかなぁ・・。
 
あ・・・
たこ焼き酒場ってのがあるわ。
それも惹かれるけど、やっぱ餃子だな。
 
で・・・ 
「天国カ地獄」という店が黒豚を使った餃子を出してるらしい。
 
そりゃ、行くでしょ。
そこしかないっしょ!
 
 
 
 
流石にまだ16時過ぎだから、客はほぼ居なかった。
 
 
「いらっしゃいませ〜
 せんべろでしたら、こちらのメニューになりま〜す」
 
「せんべろ?」
 
「18時まではせんべろタイムなんですよ〜
 お一人様1店舗1回限定で、3ドリンク1フードで1000円でやってます。
 ただし生ビールはお一人様1杯だけでお願いします〜」
 
 
ビール飲み倒しって思ってたけど、
鹿児島に来たんだったら芋焼酎も飲まんとね。
 
ただ、サワー系はどうでも良いのと、
ビールお代わりできない&たっぷり食べたいので、 せんべろは辞退して・・のビール!
 
 
 
 
あ〜〜〜
やっぱこれだ〜〜〜
 
黒豚餃子は8個バージョンをオーダー!
 
 
 
 
もう、コレしか無いっしょ。
どうして餃子&ビールって美味いんだろうね。
 
食べ出したら、妙に腹が空いている事に気づく。
昨日は、黒豚の脂身に負けて大して食べなかったから反動なんだろうか。
 
さて、次は焼酎だ。
 
あ・・・
魔王、発見!
飲むっしょ(^_^)
 
 
 
 
やっぱ、魔王は美味いわ。
ただ、滅多に飲めない酒ではあるんだな。
(この店では1杯800円だけどね)

と言う事でアテは、焼酎に合わせてさつま揚げを。
 
 
 
 
芋のアルコールには耐性が低いので、
気持ちよく回ってくるんだな。
 
それにしても本場の焼酎メニューは面白い。
銘柄だけじゃなく、使っている麹の種類と度数が書いてある。
ただ、魔王の使用麹が白麹になってるんだけど、黄麹じゃなかったっけ?
 
とか言いつつ、クラブ名にちなんで次は「鉄馬」を飲む。
 
この焼酎、ラベルにVツインエンジンがあしらわれているのが面白い。
なんでもメーカーの社長がバイク好きで、
バイクを降りてホッとした時に飲んで欲しい酒として企画したんだとか。
 
そりゃやっぱり、飲まずにはいられないわな。
使ってる樽がシェリー樽のようで、ちょっとウィスキー寄りな感もあるけど
既に結構良い調子になってきた。
 
揺れるな〜世界・・・
と思ったら、緊急地震速報のアラームが鳴り出す。
 
え〜〜〜
久々に嫌な音聞いたなぁ・・・
 
と脳天気でいたら、ユラユラ・・と言うより、ユサユサな揺れ。
だけど、体感で震度3な感じなんだが、どうしたんじゃ??
 
って思って速報を見ると、私がいる辺りは震度5弱の表示が出ている。
 
う〜む、酔っ払いにはよくわからん現象だ。
ただ、宮崎県はちょっとヤバそうな状況だね。
 
・・と、そこに水餃子が登場した。
(店側もアラームなんて気にしないで普通に営業してるし)
 
これ、水餃子にごまダレって面白そうなんで
ついついオーダーしちゃったヤツだったわ。
 
 
 
 
あ・・
面白いわ、コレ。
 
だけど、ちょっと地震が来ちゃって
素直に楽しめない気分になってきた。
なので、食べ終わったらホテルに戻ろう。
 
宮崎が最大震度6弱を記録しているのだから、
これから先の諸々の事に影響が出るのは間違いない。
ネットでの情報収集はしてるけど、TVの報道も見たいんだな。
 
と言う事で、飲み足りない分はコンビニで焼酎&ビールを買って
ホテルで報道番組見ながらゆっくり飲む事になりましたとさ。
 
ごちそうさまでした。

2024年8月7日水曜日

川久の黒豚豚カツ

今日のフライトは早い便だったので、家で朝食は食えなかった。
なので、空港で何か食べようと思っていたけど、あまり開いてる店が無い。
 
仕方無く出発ゲート内へ入って店を探したら、
フードコート的な場所があったので、入ってみたが惹かれる物が無い。
 
ウロウロしていても空腹は満たされないので
「石臼挽き蕎麦 あずみ野」という立ち食い的蕎麦屋で、こんな物を食べる事にした。
 
 

 「ねぎそば」+「温泉卵」
 
う〜む
コスパ悪いぞ?
(蕎麦1040円・温泉卵150円)
 
小袋入りの七味が薬研堀ってのは笑ったけど、
空港内(出発ゲート内)って立地がこんな値段にさせるのかな。
 
一応石臼自家製粉の二八蕎麦らしいけど・・・
立ち食いな蕎麦には勿体ない気がしてしまうのが正直なところ。
 
ま、想像した通りの味でした。
 
 
 
 
フライトは問題なく、台風が来る前の空は雲が面白かったので、
それらを楽しみつつ鹿児島へ。
 
今回は、知覧詣と鹿児島の食が目的。
是非食べたいものはいくつかあるけど、出たとこ勝負でいくのが自分流。
 
 
 
 
なんか、鹿児島中央駅の周りって随分変わったね。
昔ながらな商店街もすっかり綺麗になっている。
 
 
 
 
着いたらまず食べようと検索していたのは、
豚カツの店かハンバーグの店。
 
「西洋亭ひろはま」の奇跡のハンバーグと称するハンバーグは気になっていたが、
入口の立て看板には300グラムとあるので、ちょっとビビる。
 
食感的は柔らかく飲める・・とまでレビューするユーザーが多いので、
もう一つ選んでいた豚カツ屋へ行ってみて、決める事にする。
 
目指す豚カツ屋は、14時を過ぎそうな時間だったが問題なく入れるとの事で、
ハンバーグは諦める事にした。
 
 
 
 
なんかね、賛否両論あるけど美味いって評判が高い店なんだとか。
時間が2時に近いって事もあって並んでいなかったけど、
入口には順番待ち用の整理券発行機があったりして、人気の一端がわかる。
 
 
「当店の豚カツは、断面がちょっと赤い状態で出しますが
 よろしいでしょうか?」
 
「大丈夫ですよ」
 
「カラシとマヨネーズが必要でしたら言って下さい」
 
「じゃ、カラシをお願いします」
 
 
え〜っと、嫌だって言ったらどうするのかな?
なんて意地悪は言わないけど、
赤い断面の豚カツは「とんかつ檍」の系列「とんかつ椛」で慣れてる。
 
ただ、昭和生まれな自分は、赤い豚肉に抵抗はあるんだけどね。
 
オーダーは「黒豚ロースカツ定食」。
カツは150グラムだが上の250グラムを食べる勇気が無かっただけ(^_^;
 
 
 
 
想像以上に大きい?
でもなんかちょっと、普通の豚カツと風情が違う。
 
あれ?
かなり衣が薄いよ??
 
 
 
 
肉の断面は普通だね。
 
では・・・と

あ、これは美味いわ!
結構クリスピーな薄い皮は、肉を味わえって意思を感じるけど、
多めの脂身もその存在がわからないほど自然なテイストで
脂が美味いって思ってよく見たら脂身だったって感じ。
 
面白いのはソースで、普通のソースに加えて醤油と柚があった。
ソースは普通だけど醤油?
 
・・と思ってかけてみると、笑った。
鹿児島ならでは甘い醤油がカツに合うんだわ(^_^;
 
柚みそは、柚の風味にコクが加わる感じで、これも楽しい。

とは言え、豚カツはソース&カラシで食べたくなるのは
すり込まれた習慣なのだろう。
で、そうやって食べるとソースの強さに美味さが弱くなる感じがして、
醤油で食べる方が多くなった。
 
甘い醤油を買って帰って、
自宅でやってみようかな・・と思ったりして(爆)
 
今回の鹿児島では、黒牛と黒豚を使った料理と酒寿司を食べる、
と決めていた。
 
その最初の食が川久の豚カツってのは、
想像以上に良いスタートだったと思う。
(羽田の朝飯がアレだったけど)
 
さて、今晩はどうしよう・・・
 
 
と、思ってたら、
想像以上に脂が強くて腹が減らない。
 
あれれ・・
と思ったけど、今回は3泊なのでまぁ良いか。
 
と言う事で、芋焼酎飲んで寝てしまおう。
 
ごちそうさまでした。

BUILD A BURGER

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