法事関連があって金沢区まで行く。
墓参りして・・な行動も、
この暑さでは苦行。
早々にどこかへ飛び込んでゆっくりしたいと思うけど、
寺の近辺にある飲食店は多くなくて、鰻屋と蕎麦屋があるくらい。
勿論、こんな時期の鰻なんて食べる気がしないけど、
以前は恐い物見たさで入った事もあったっけ。
そして、よせば良いのにいつもより客が殺到していて、
料理も選べないような状況下で食べるのは楽しくなかったので、
それ以来、夏のお盆の時期に行くのは蕎麦屋「越後屋」と決めていた。
このページでは何度か書いてるけど、とにかくここの蕎麦は普通。
だけど、かなりクオリティは良く、上質な町の蕎麦屋といった感がある。
だから価格設定も乱暴じゃなく、
酒にしてもリーズナブルな物を上手く揃えているので、
出先で飲む人間としてはありがたいのだ。
夏はここ、と決めているのはにはもう一つ理由がある。
それは上質な「すだち蕎麦」が食べられるからだ。
「すだち蕎麦」は、東京の蕎麦屋が発祥らしいが、
そのインパクトある姿と、スダチの爽やかな香りと酸味が楽しめる事から
多くの蕎麦屋で用意される汁蕎麦。
勿論、冷やかけ汁なので蕎麦がクタッとする事は少なく、
蕎麦とスダチの果汁が溶け込んだ汁を飲むのも楽しい一品なのだ。
樽酒、としか書いてない日本酒をオーダーすると、
今回は升と徳利が出てきたけど、注ぐのが面倒だったのかな?
・・なんて思うのはアレだけど、
実際に徳利から注いでみたら見事にカッチリと升いっぱいな量だった。
表面張力でこぼれない位のキチキチな量なので、升に口を近づけて啜る感じで飲む。
あ〜〜
樽の香りが楽しいっす。
お通しの枝豆はちょっと痩せ気味(^_^;
ま、アテにはちゃんとこんなのも頼んだっす。
ま、アテにはちゃんとこんなのも頼んだっす。
鴨つくね串(なんと2本で500円)
でも、鴨・・・っぽさが弱いかも。
肉の味を楽しませるために、あえてタレをつけないスタイルだけど、
つくねはタレで食べたい・・・と心の中で呟いた。
「すだち蕎麦にはこちらをお使いください」と出してくれたのは黒七味。
原了郭の本物ってのが嬉しいかも。
卓上を見れば薬研堀の七味があったので、
つくねに振ってみると香りが良くて、辛さは控えめ。
そうなると黒七味の方も試したくなるのが、悪いクセ。
でも、黒七味は山椒&辛さって感じの個性が強くて、
どっちが好みかと聞かれたら悩みそうではあった。
でも、鴨・・・っぽさが弱いかも。
肉の味を楽しませるために、あえてタレをつけないスタイルだけど、
つくねはタレで食べたい・・・と心の中で呟いた。
「すだち蕎麦にはこちらをお使いください」と出してくれたのは黒七味。
原了郭の本物ってのが嬉しいかも。
卓上を見れば薬研堀の七味があったので、
つくねに振ってみると香りが良くて、辛さは控えめ。
そうなると黒七味の方も試したくなるのが、悪いクセ。
でも、黒七味は山椒&辛さって感じの個性が強くて、
どっちが好みかと聞かれたら悩みそうではあった。
この容器見て、この前祇園まで行った時に買ってくればよかった・・
と思ったけど、後悔先に立たず。
京都直営店限定の八角木筒を買ってくればよかった、と今更ながらに思ったりする。
「すだちはそのまま入れておくとエグミが出る事がございますので、
その場合はこちらにお移しください」
と、木杓子と受け皿も出す気遣いがあって、
いよいよ、久しぶりの「すだち蕎麦」が登場っす。
笑っちゃう位の見た目。
どんだけスダチ使ってる?って思う位に乗っている。
ちなみに蕎麦はこんな感じね。
二八だと思われる蕎麦は腰砕けにならず、
スダチの果汁が加わった汁は、少し酸味を感じつつ出汁の旨さも見せつつで
かつバランスが良くてどの味も突出しない仕上がりになっている。
関東の蕎麦汁は、出汁と醤油がどちらも勝たない様に仕上げるのが良い、
と老舗蕎麦屋で聞いた事があるが、自分としては出汁が勝ってる方が好きだ。
ただ、その出汁は美味くないと嫌なので、
そういったスタイルで美味しいと思わせてくれたのはあの「松葉」だったり
「横浜晋山」になるんだが、この「越後屋」の汁も悪くない。
と言うワケで、幸せな午後を過ごせたけど、
外に出たらあっという間に暑さに負けそうになる。
来週は久しぶりに知覧詣でをする予定なんだが、
暑さに耐えられるんだろうか不安になってきたね。
ごちそうさまでした。