2024年6月2日日曜日

桃源邨で水蓮菜とか

「桃源邨」言えば、以前はちょっと珍しい料理を出す上海料理店であり、
同時にかなり美味しいというスタンスがあった。
 
だが、2019年に閉店。
看板と店舗をそのままに引き継いで、台湾料理店として再オープン?。
 
そして旧店舗はその狭さ故に立ち飲み店としてリニュアルし、
飲食店としては別に「桃源邨本店」をオープンしていた。
 
 
 
 
中華街、実は看板ごと居抜きな店って、結構あるのかも知れない。
 
老舗でも、料理長が替わったら別の店になるような例は多くあるので、
「特記」や「桃源邨」の様に屋号も一緒に引き受けるやり方は、
潔くて良いのかも。
 
で、その台湾系料理もかなり楽しいと聞いていたので、
店舗が今時の中華街っぽい装飾だったので様子を見ていた。
 
だが、気になる。
そして好きな台湾系料理だから、やっぱり一度食べてみようと思い立った。
 
 
「いらっしゃいませ〜
 こちらのテーブルへどうぞ。
 今日は水蓮菜と木の実炒めがオススメです。」
 
「スイレンサイ?」
 
「台湾の高級野菜で水草なんです。
 南部でしか採れない珍しいものなので、是非食べてみてください」
 
「木の実って?」
 
「木の実を醤油漬けにしたもの。
 この瓶詰めになってるのを使ってますが、
 これも珍しい食材です。」
 
「A菜を食べようと思ってたんだけど・・・
 中華街で水蓮菜は食べた事が無いから、そっちにしますわ」
 
 
 
 
「樹子」とあるけど「破布子」の別名で、
奄美群島以南で生息するムラサキ科の果実らしい。
 
で、醤油漬けにしたこれを醤油や塩代わりに使うのだとか。
A菜も炒め物のコレが使われていたけど、
台湾に行った時食べたような記憶が・・・・覚えてないわ(^_^;
 
 
 
「水蓮菜と木の実炒め」2000円
 
水蓮菜って、長さが3メートル位にまで育つのだとか。
空心菜よりもシャキシャキ感があって楽しいけど、
これが絶対食べたいって思えるほどの魅力は感じない。
 
 
 
 
これが、塩味に奥行きを与えてくれるのだと説明されても、
こうなっちゃうと柔らかい木の実でしかなく味も優しい塩味。
 
ただ、思ったより大きめな種が邪魔なので、
樹子を使ってますって意味合いが強いのかな。
 
 
「大腸麺線はいかがですか?」
 
「結構、量があるでしょ?」
 
「そうですね。」
 
「今日は皿ワンタンが食べたかったんですよ」
 
「今日は・・・まだあります。
 それにしますか?」
 
「えぇ、あとビールお代わりで」 
 
 
台湾系料理店の「許厨房」で食べた「皿ワンタン」が自分的にヒットだったので、
「桃源郷」も台湾系だからあると思っていたし、比べてみたい気持ちもあった。
 
ただレギュラーメニューには、
「水餃子」や「小籠包」があっても「雲呑」の記載は無い。
だから敢えて、オススメ料理の中に記載があっても声がけしたんだけど、
案の定厨房に確認してから返答だったので、量に限りがあるのだろう。
 
 
 
「皿ワンタン」1200円
 
あ・・・
結構ピリ辛系なソースだね。
日によって、味付けを変えるのかな。
 
でも・・
美味いわ(^_^)
 
そしてこれ、ビール進むわ〜〜〜
 
足りなかったら水餃子をオーダーするってのも良いけど、
水蓮菜が予定より高価格だったので、この2品で打ち止めにしておこう。
 
「桃源郷」の名前をもらっちゃってるからなのか、
「上海焼きそば」とかもメニューにあるので、
次回はちょっと捻りを入れたオーダーをしてみたくなった。
 
ごちそうさまでした。

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