2024年4月28日日曜日

電光石火も広島で食べるべき?

映画「オッペンハイマー」を観た。
 
よく出来てる。
ちょっとサウンドエフェクトで圧をかけ過ぎでテンポが悪いパートもあったけど、
米国の闇を示唆する作り方に、なるほどと納得させられた。
 
アインシュタインとオッペンハイマーの関係やトルーマンの野心などが
上手く表現されていて、広島や長崎の悲惨な状況を描かない事で
問題の大きさを浮き彫りにしていたのが、演出の上手さだった。
 
発表された時、原爆の悲惨さが表現されていないとの情報が流れ、
アメリカで同日公開された映画「バービー」の画像を組み合わせた
バーベンハイマーというネットミームが流行った事もあって、
日本では公開しない決定がされたと言う。
※ワーナー・ブラザースは2023年8月1日にプレス向けに謝罪声明を出した。
 
さて、何故これをすぐに公開しなかったのか?
と思うのは私だけだろうか。
 
多分だけど、即座に公開しても利益が上がらないと配給会社は考え、
同時に社会的な動きに対応したくなかったのだろう。
 
だが映画を観れば、当時のアメリカ人(欧米人?)の差別意識や、
さりげなく散らばる恐ろしいデータから浮き彫りになる非人道的な行為、
そしてそれを国という看板を掲げて正当化する気持ち悪さは、十二分に伝わった。
 
事実、アカデミー賞7部門受賞した結果を持って配給し、
それなりに興業として成り立つだろうと皮算用をしたのだろうけど、
公開からほぼ一ヶ月経ったという事もあってか、見ている人は少なかった。
 
その気持ち悪さと恐さにドップリと浸かった事もあって、
なんだか体調が悪い・・と思ったら、然に非ず。
上映時間の関係で既に14時を過ぎているタイミングで、
腹が減って低血糖状態になりつつある状態なのだ。
 
なのでとにかく何か食べて、回復したい。
ブルク13と同じフロアには多くの飲食店があるから、
何か探すしかないわな。
  
以前に入った蕎麦屋は、入口やディスプレイは素敵だったけど、
蕎麦がそもそもダメダメだったのでパスし、牛カツの店も混んでてアウト。
 
となったら、やっぱココか?
 
 
 
 
広島の味をそのままに・・と謳う「電光石火」。
 
初めて食べたのは広島だったけど、何故かお好み焼きと一緒にホルモン系もあって、
お好み焼き屋がやる居酒屋っぽい感じの店だったが、
その居酒屋感がより強いのがこの「電光石火・横浜みなとみらい店」だ。
 
そんな店だから人気が高いんだけど、
ちょど会計をする人達が並んでいたのですんなりと入店できた。
 
 
 
 
まずはビールだよね。
 
アテは・・・
ま、塩昆布キャベツとか鉄板ポテサラとかはアリだけど、
そこまで食べる体調じゃないので、とにかくお好み焼きをオーダーする。
 
そう、店名と同じ「電光石火」
3D系と言われる高さがあるやつっす。
 
 
 
 
これが3D系。
でも、なんか前より盛り上がりが少ない?
 
広島のお好み焼きは、山盛りキャベツに圧力をかけて潰しつつ焼くスタイルなんだが、
「電光石火」はとにかくフワッとした食感が売りでノーマルの肉玉を頼んでも
3D系な仕上がりになるんだな。
 
ただね、ここのは
ソバがダメなんだよなぁ・・・
 
 
 
 
あ〜〜〜
ね〜〜〜
 
これで、広島で食べるソバの味わいがあったら
毎週でも通いたいところなんだけど。
 
広島で食べて美味しいと感じたお好み焼きは
どこもソバが美味かった。
 
端的に言えば、香りが良い。
そして歯ごたえも楽しい。
 
キャベツの仕上がりとかは店それぞれだけど、
皮と玉子の焼き方とソバの味&香りは、広島で食べるお好み焼きの命。
 
だから、広島焼きと銘打って商売するコッチの各店で食べると、
とにかくソバに香りが無くて、がっかりするのですわ。
 
広島で人気が出て、ミシュランにも掲載されたチェーンなのに、
何故ソバは、広島で食べるものと味わいが違うのだろうね。 
 
でもそれでも、こいつはたまに食べたくなるから、
自分的にはOKっす。
 
ただ、居酒屋っぽい感じの店は苦手ってのがねぇ・・・
 
ごちそうさまでした。

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