2023年10月25日水曜日

シナモンガーデンでカレー

結構前の事だけど、関内は馬車道辺りに「キャンディストリート」と言う
スリランカ料理を出す店があった。
(多分2003年頃から。突然立ち飲み屋に営業変更しちゃったけど)
 
セイロンがスリランカに変わったのは1972年の事だが、
インドの南にある島国という認識くらいしかなかったので、
当時の自分はその地で食べられる物がどんなものなのかを知る由もなかった。
 
と言うか、当時はそもそも南インド料理を出す店も無くて、
伊勢佐木町の「モハン」が滅茶苦茶辛い美味いカレーを出す・・とか、
山下町のシタールが本格的で美味い、とかの知識しかなくて、
興味本位て行った記憶はあるけど、これがスリランカカレーだ!
って思い浮かぶカレーの記憶は殆ど無い。
 
キャンディストリートは何回か行ったけど、
スープ系のカレーをご飯で食べさせるイメージで、フィッシュカレーがあったかな?
って事くらいしか思い出せないのだ。
 
だが、米飯を主食とし魚介類を使う傾向がある南インド系料理は
日本人の味覚に合う事から人気が出て、横浜でも南インド料理専門店が営業を始める。
 
魚のカレーなんて興味が無かった自分も、南インド料理専門店の魚介類カレーの美味さにやられ
今はもう北インド料理の店に行く事が殆ど無いって状況になってしまった。
 
 
「関内にスリランカ料理を出す店があるのって、知ってる?」
 
「それってすっごい昔の話じゃない?」
 
「2014年に南林間にオープンした店が
 今年の2月に関内で営業を始めたんだってさ」
 
「へ〜」
 
「最近時間があるんだよね?
 行ってレポートして欲しいな。
 南インド料理系好きだったよね?
 スリランカカレーも似たようなもんでしょ」
 
「まあね」
 
 
そんな友人からの情報を得て向かったのは、
関内の尾上町交差点から海方向へ向かって2つ目の交差点を
横浜スタジアム方向へ右折してちょっと行ったところ。
 
 
 
 
入口に案内プレートがあったのですぐわかったけど、
いかにも飲み屋だった店舗を改装した感じがあって、
それらしくない入口に若干の不安を覚えた。
 
訪れたのは、サラリーマンが殺到するだろうランチタイムを避けての13時過ぎ。
それでも店内は、それなりにお客さんが入っていたから、既に人気店なのだろう。
 
 
 
 
メニューはカレープレートとビリヤニ、そしてカレー単品とシンプルな構成。
カレープレートはカレーを1〜3種で選ぶ事ができ、
1種だと豆カレープレート限定になっていた。
 
3種だと豆・チキン・日替わりとなり2種だとチキンか日替わりをチョイスする形。
ただ3種には鯖のコロッケがトッピングされて1500円なのでお得感が強い。
 
でもね、揚げ物まで食べたいとは思わないしチキンカレーってのもどうでも良いので、
2種(豆・日替わりカレー)のセット(1300円)を選んでみた。
 
ちなみにビリヤニ(1500円)はチキンのみの設定で
ローストチキンレッグとゆで玉子にチキンカレーまでついてくるらしい。
 
ビリヤニ自体にはすっごい興味があって迷ったけど、
まずはカレーを食べようって思って断念した。
でも、チキンじゃなかったらオーダーしてたかも、知れない。
 
 
 
 
という事で、まずはやっぱビールっしょ。
 
生ビールもあったけどアサヒっぽいので、
アジア最古の酒造メーカーとも言われるライオン・ブリュワリーのラガーをオーダー。
 
バランスが良い味わいで、香りが楽しい。
全体的に軽い傾向があるけどスーパードライに比べればはるかに優しい感じで、
カレーと一緒に楽しむのも悪く無いと思う。
 
 
 
カレープレート(2種/豆・ビーフ)
 
なるほど、様々なオカズが乗ってるからプレートなんだね。
南インド料理のミールスにも似た感じがあるので、適度に混ぜながら食べるって事かな。
 
あれ・・・
なんかどっかで見た感じがするセッティングだな。
 
これって・・・・
 
 
 
 
90度回したら「丸祇羅」のセッティングと同じ?
って感じになった。
 
この置き方の方が色々混ぜて食べるのが楽かも知れないけど、
写真撮った時に「丸祇羅」の真似って言われるのを避けたのかなぁ・・・
 
あ〜〜〜
優しいわ〜〜〜〜
 
ちょっとボディが弱い(素っ気ない)感があるけど、
カレーは日本人向けなのか辛くなくて、誰にでも楽しめそうな味付けになっているね。
 
パパダン(豆粉で作ったチップス)はパキパキと割ってふりかけて、
クリスピーな食感を楽しむんだけど、結構塩辛い。
 
あ、かなりピリ辛なオカズもあるぞ?
酸っぱくて食感が楽しいサラダ系のオカズもあるな。 
これはやっぱり、混ぜて食べた方が楽しいって事だよね?
 
なるほど!
これ、全部混ぜちゃった方が味のバランスが良いわ。
混ぜて食べると最初に感じた素っ気なさも補完されて、全然違う美味さがある。
 
タイカレーみたいにココナッツは強く無いし、
南インドカレーに比べて魚系のベースが強い気がするのは
モルディブフィッシュの旨みが乗っているからだろうか。
 
とにかくこのカレープレート、
極端に言うなら最初っから全部混ぜて食べる方が楽しい一皿になっている。
カレー単品で頼んだら、この魅力に気づけなかったかも知れないね。
 
次回は夜に来て、色々摘まんでみたい気もするけど、
このカレー2種のプレートがあったらそれで充分な気もするね。
 
と言う事で食べ過ぎです。
さて、この後はどうしよう・・ね。
たまには大桟橋とかに行ってみようかな。
 
ごちそうさまでした。

 
 


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