2021年2月28日日曜日

隅田川で鰻重「松」

金沢区には美味い鰻屋が揃っている・・というのが、以前からの通説だった。
 
金沢区方向へ車で出かけ、野島の「島寿司」で馬鹿でかいにぎり寿司を食うか
区役所方向へ向かって「鰻松」で鰻を食べるかってのが若い頃の決まりだった。
 
でもそれは抜群に美味いからって理由ではなく、
横浜の中心部で食べるよりもコスパが良かった・・って
若者らしい理由だった事を思い出す。
 
実際今も、金沢区役所の周りには
「鰻松」「隅田川」「ふくしま」「芦川」と人気店が4つある。
 
対して横浜の中心部には昔からの鰻屋があり、
一度閉店してから復活を果たした店もあり、
横浜駅近くのデパートには有名店が出店してたり、
あの「横浜野田岩」もあったりするから、
純粋に鰻を食べるんだったらわざわざ金沢区まで行く気にはなれそうにない。
 
だけど、金沢区の鰻屋には元々が漁港に近い土地柄もあって、
アテや地魚料理も楽しいってアドバンテージがある。
その上コスパが良いのだから、金沢区方向へ行くなら・・ねぇ(^_^;
 
しかも今は、年に2〜3回は金沢区に訪れる用事ができてしまったので、
そのタイミングで行くなら「鰻を食べよう」って流れになるのですね。

で、以前に通ってた「鰻松」とは折り合いが悪い事があって
気付いたら「隅田川」にばっかり行く事になってしまった、と。
 
 
 
 
ここで酒のアテとしてよく頼むのは「ぬた」
 
見るからに美味そうな魚介が色々入っている豪華版で、
これと酒だけでもOKって感じがあるんだが、鰻屋に来て鰻を喰わないって暴挙は
自分としてはできそうにない。
 
オーダーするのは「松」(一串半)。
以前は重ね(ご飯の中に蒲焼きを入れ、上にも蒲焼きが乗る)の「上」を頼んでたけど、
同じ鰻だとの説明があっても食べ比べると「松」の方が良いと感じる。
 
「上」はちょっとした贅沢感が味わえるけど
美味く感じる「松が」をオーダーするのが常、となったのは言うまでもない。
 
ちなみにある年の夏、土用ウィークに行った事があったけど
その時は客が殺到する事もあって「竹」(一串)のみの提供だった。
 
勿論スカスカな鰻って時期だから当然だけど、かなり物足りない感があって、
やっぱり鰻は土用の丑の日なんて頃は食べちゃいけないんだな・・と再確認したっけ。
 
 
 
鰻重「松」
 
こういうのが、食べたいんです。
 
身はふっくらとしてて、でもそれなりに歯ごたえもあって、
柔らかいばっかりの鰻を出す、ある老舗の鰻とは比べものにならない美味さがある。
 
山椒は新鮮な物が用意されているのか、
抜けて茶色く変色した山椒のつもりで振ると舌が痺れちゃうので、
半身はそのまま味わって、次の身を味わう時にちょっと振って香りを楽しむ。
 
鰻の価格はどんどん上昇しているとかで、
こういった鰻を出す店のものは、そうそう食べられない状況になりつつある。
 
家のそばにこんな店があったら、
鰻は3〜4ヶ月に1回程度食べるとして、日頃は刺身と酒とか
天ぷらと酒ってパターンで楽しんで常連になっていたい。
(松の1/3の程度の価格で天ぷら盛り合わせが食べられるようだ)
 
美味いねぇ・・・鰻重って。
この鰻の脂とタレが浸みたご飯だけ、というヤツ出してくれないかな。
 
そうしたら天ぷら盛り合わせとかとそのタレご飯を合わせたいって思うんだけど、
鰻屋が鰻売らなきゃダメだしね。
 
そう言えば河豚を出す和食店で、河豚雑炊だけだしてくれるとこあったなぁ・・・
河豚はもう一ヶ月もするとブームが過ぎて、仕入れ値が下がるので、
専門店の河豚チリとかが美味しくなる傾向がある。
 
ここ数年、河豚なんて食べてないからたまには食べに行きたいけど、
会食は自粛傾向なこの状況だと難しいよね。
 
ごちそうさまでした。

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